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2017年3月15日 中央社会保険医療協議会 薬価専門部会 第128回議事録

○日時

平成29年3月15日(水)12:28〜12:41


○場所

厚生労働省講堂(低層棟2階)


○出席者

田辺国昭部会長 野口晴子部会長代理  印南一路委員 関ふ佐子委員
吉森俊和委員 幸野庄司委員 平川則男委員
中川俊男委員 松原謙二委員 遠藤秀樹委員 安部好弘委員
加茂谷佳明専門委員 吉村恭彰専門委員 上出厚志専門委員
<事務局>
鈴木保険局長 谷内審議官 濱谷審議官 迫井医療課長 眞鍋医療課企画官
矢田貝保険医療企画調査室長 中山薬剤管理官 小椋歯科医療管理官 他

○議題

○部会長の選出について
○薬価制度の抜本的改革について

○議事

○中山薬剤管理官

 本日の中医協総会において薬価専門部会に属する公益委員に変更がございましたので、新しい部会長が専任されるまでの間は私がかわって司会進行をさせていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。

(「異議なし」と声あり)

○中山薬剤管理官

 ありがとうございます。

 新しい部会長の選任までの議事進行については私のほうで務めさせていただきます。

 それでは、ただいまより第128回「中央社会保険医療協議会 薬価専門部会」を開催いたします。

 薬価専門部会に属する委員に異動がございましたので、御報告します。

 2月28日付で西村委員が退任され、その後任といたしまして3月1日付で関委員が発令されております。

 続きまして、本日の委員の出欠状況について報告します。本日は宮近委員が御欠席です。

 それでは、議事に入らせていただきます。

 本日は、まず、部会長の選出を行いますが、現在、薬価専門部会の委員である印南委員の任期が今月末までとなっており、その後任といたしまして中村委員に4月より就任いただく予定となっております。したがって、4月に改めて部会長の選出を行うこととし、それまでの間は田辺委員に部会長をお願いしたいと存じますが、よろしいでしょうか。

(「異議なし」と声あり)

○中山薬剤管理官

 どうもありがとうございました。

 それでは、4月までの間、田辺委員に薬価専門部会長をお願いいたします。

 それでは、今後の議事進行を田辺部会長にお願い申し上げます。よろしくお願いします。

○田辺部会長

 まず、部会長代理につきましては、社会保険医療協議会令第1条第9項の規定によりまして、部会長があらかじめ指名する者が部会長代理をすることとされております。引き続き野口委員に部会長代理をお願いすることとしたいと存じますが、いかがでしょうか。

(「異議なし」と声あり)

○田辺部会長

 ありがとうございます。

 それでは、部会長代理は引き続き野口委員にお願いいたします。

 それでは、「薬価制度の抜本改革について」の議事に入りたいと存じます。事務局より資料が提出されておりますので、説明をお願いします。

 薬剤管理官、お願いします。

○中山薬剤管理官

 それでは、説明いたします。薬−1をごらんください。今回は中間年の薬価調査・薬価改定を議題としたいと思います。これまでの議論につきましては、2月8日に開催された薬価専門部会におきまして中間年の薬価調査・薬価改定のうち、薬価調査のほうのあり方について議論を行ったところでございます。今回は薬価改定のあり方のほうについて議論を行うこととしたいと考えております。

 背景としましては、従来、薬価調査により市場実勢価格を把握し、それを薬価に適切に反映させるということで改定してきたところということで、特に改定の頻度に関しては、かつては1年に1回の改定が、部分、全面とありますが、連続して行われていた時期もあるということです。その後、昭和62年の中医協建議において、市場における価格の安定にある程度の期間を要することから、おおむね2年に1回程度の全面改正になることはやむを得ないとされまして、それ以来は消費税増税に伴う改定を除けば2年に1度の全面改定ということで推移してきているということでございます。

 こうした中、この後御紹介します、昨年末の薬価制度の抜本改革の基本方針の中でも、市場実勢価格を適時に薬価に反映して国民負担を抑制するといった観点で中間年の薬価調査・薬価改定について検討する必要があるという状況になっているということでございます。

 2ページ目に参りますけれども、今申し上げたように、基本方針としましては、薬価については全品目を対象に毎年薬価調査を行って、現在、2年に1回行われている薬価調査に加えて、その間の年においても調査を行った上で、価格乖離の大きな品目について薬価改定を行うという方針が決められているということであります。中医協においても、既収載医薬品の薬価改定についてもそのあり方についてどう考えるかといった点は提示されているという状況です。

 2月8日に開催された薬価専門部会の薬価調査においても、薬価調査のあり方についての意見が出ているということでございます。現行制度については改定頻度はおおむね2年に1回ということと、実勢価に基づく薬価改定ということで言えば、卸の医療機関・薬局に対する販売価格の加重平均値に消費税を加えて、さらに医薬品流通の安定のための調整幅2%を加えた額を新薬価とするというルールとなっているということでございます。

 3ページ目に行きまして、後発品の薬価改定ということで、これまでのルールということで言いますと、後発品については価格帯を3つに統一することになっております。最高価格の30%を下回る部分、最高価格の30%以上50%を下回る部分、50%以上という3区分を設けて、薬価を設定しているということでございます。

 こうした中で、今後の検討課題といたしましては、乖離の大きい品目についてどう考えていくかということが一つ、検討課題として挙げられるということであります。さらに、事前に薬価改定の対象となる具体的数値基準を示すこと、示さないことのメリット、デメリットというものについてどう考えるべきかという点も検討課題としてあるかと思います。

 さらに、後発品の価格帯についてということですが、中間年の薬価改定につきましては、価格乖離の大きい品目とそうでない品目があるということで、先ほどの後発品の価格帯の中でも、価格帯の中で乖離幅が大きい場合と小さい場合があるということで、その辺について、価格帯というものをどう考えていくべきかという点は検討課題として挙げておかなければいけない点なので、そこについても挙げさせていただいているということであります。

 なお、今回は中間年の価格帯の部分、中間年の薬価改定を行ったときの価格帯の部分についてということで検討課題として挙げさせていただいておりまして、後発医薬品全般の薬価のあり方については別途、検討をさせていただく予定としております。

 参考資料がございますが、時間も限られておりますので、御参考としていただければと思います。

 以上です。

○田辺部会長

 ありがとうございました。

 それでは、ただいまの説明に関して御質問等がございましたらお願いいたします。

 平川委員、お願いいたします。

○平川委員

 質問が一点ございます。今さらながらの質問になってしまうのですが、1ページの2の背景の3つ目の丸です。昭和62年の建議で市場における価格の安定にある程度の期間を要することから2年に1回になりましたと記載されております。市場における価格の安定にある程度の期間を要するという意味合いと、現在、毎年改定をやるという方向になっていますので、それはそれで押さえておく必要があるのですけれども、市場実勢価格そのものにどのような影響があるのかということなどについて、もしも分析等、あるいは当時どういう議論があったのかということがあれば、教えていただきたいと思います。

○田辺部会長

薬剤管理官、お願いいたします。

○中山薬剤管理官

 当時の議論としてどのようなものがあったかということの詳細については今、情報を持ち合わせておりません。もう一点は、1年に1回にした場合に市場価格がどうなるかという分析ということでよろしいでしょうか。そういう趣旨でよろしいでしょうか。

(平川委員、首肯)

○中山薬剤管理官

 そこについても実際のところ、2年に1回で市場が安定するという状況と、1年に1回した場合にどうなるのかという分析は、現時点ではないという状況かと思います。

○平川委員

 根本的な議論になってしまって申しわけないのですが、市場実勢価格を適時に薬価に反映するということになっているのですけれども、その市場実勢価格が適切なのかというところの議論がどうしても不足していたのではないかと思っています。支払い側としましては、当然、市場実勢価格の把握は必要と考えますが、毎年調査をすることで市場実勢価格そのものに影響が出るかどうかについて、何らかの形で今後分析していく必要があるかと思います。3ページの検討課題の中に乖離の大きい品目とありますけれども、その乖離が大きい、小さいという、そういう根本的な問題につながるかなと思いますので、問題点があるのではないかということで、意見として言わせていただきます。

○田辺部会長

 安部委員、お願いいたします。

○安部委員

 乖離の大きな品目を対象にするということで、具体的なところはまだ何も出ていないわけでありますけれども、何も出ていないので現場の中では大変大きな影響があるのではないかという不安は大変大きいと感じております。特に、小規模でバイイングパワーが小さく、価格交渉をしないようなところでは、そもそも自分のところはそれほど大きな乖離がないのに、結果として薬価が大きく下がってしまう、そんなことになると薬局経営が傾いてしまうというような不安もございますし、今、国の方針として進めている後発医薬品の使用促進に水を差すようなことがないように、これからきちんと議論していく必要があると感じています。

○田辺部会長

ありがとうございました。

 ほかに、いかがでしょうか。

 吉森委員、お願いいたします。

○吉森委員

 3ページの今後の検討課題についての意見です。中間年の薬価調査の結果、薬価改定の対象となる品目については、やはり製薬企業の予見性の確保ということやルールの公平性、そういう観点から言えば、具体的数値基準を示すということはちょっと別にしても、一定の考え方があったほうが望ましいのではないかと思います。逆に、一定の考え方、基準的なものを設けない場合には、個別の品目について年によって改定の差が出るというようなことなどの弊害が生じるのだろうと懸念する次第です。また、後発の価格帯についても、これも公平性の観点という意味では、一部の後発品が乖離して薬価改定となった場合には、やはりそれを含めた価格帯の価格、3価格なら3価格帯で価格の見直しをしていくのが妥当ではないかと考えます。

○田辺部会長

ありがとうございました。

 ほかに、いかがでしょうか。

 加茂谷専門委員、お願いいたします。

○加茂谷

専門委員

 吉森委員から、企業の予見性というお話がありました。具体的数値基準の示し方にもよりますが、例えば、一定率という示し方をされますと、市場における納入価交渉で、それが何か一定のメルクマールといいますか、そういうものにもなりかねないので、具体的に示すことについては注意が必要と、私自身は認識しております。今後の議論だと思いますが、この点については慎重に御検討をお願いしたいと思っているところであります。

○田辺部会長

 ありがとうございました。

ほかに、いかがでしょうか。

 よろしいでしょうか。では、本日いただきました御指摘を踏まえまして、本件につきましては引き続き議論を行っていきたいと存じます。

 本日予定された議題は以上でございます。次回の日程については追って事務局より御連絡いたしますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、本日の薬価専門部会はこれにて閉会といたします。御協力、どうもありがとうございました。


(了)
<照会先>

保険局医療課企画法令第1係

代表: 03−5253−1111(内線)3288

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