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2016年2月23日 第3回医療のイノベーションを担うベンチャー企業の振興に関する懇談会 議事概要

医政局 経済課 研究開発振興課

○日時

平成28年2月23日(火)18:00~20:00


○場所

航空会館7階 大ホール


○出席者

   大滝義博、鍵本忠尚、口石幸治、塩村仁、中冨一郎、西村由美子、本蔵俊彦、本荘修二、森敬太(敬称略)

○議題

・構成員からのプレゼンテーション
・質疑応答

○議事

・構成員からのプレゼンテーション、塩崎恭久厚生労働大臣(途中出退席)からのから座長の指名及び懇談会の進め方についての提案を受けた後、意見交換を行った。主な意見は以下のとおり。

- 議論のエンドポイントとしては、ベンチャー発の製品数にするのは高いハードルだが、一番わかりやすい。

- 少し難しい目標を設定し、ベンチャーの振興によってどのように成し遂げる可能性があるのかを、人材面・制度面などの領域に分けて議論を進めるのが効率的。

- 医療の質を上げる目的は、医療費を抑制できること。日本だけの市場では成長に限界があるので、新薬を日本で出したらそのまま海外にも進出できるようなサポート体制を作ってはどうか。

- 創薬ベンチャーだけであれば、承認品目数やDNAシーケンスから生まれるサービス等計測可能な目標設定ができるが、この懇談会は医療系ベンチャーなので、もっと幅広い形にしたい。ただし、大きくし過ぎてしまうと具体的な話にならないという問題もある。

- 「新薬の承認を将来どれくらいまでにする」というウェットなゴールと、「ITの活用等で医療費を抑制するためにベンチャーの力をどのように活用するか」というドライなゴールの両方を議論してはどうか。

- 今、日本のベンチャー企業がどのような状況にあるのかという足元を固める作業をしてから、数値目標を出して議論すべきではないか。

- 国民のバイオベンチャーへの期待としては、まず、新しい医薬品・医療機器等を早く出して欲しいということがあり、さらに雇用の確保や法人税の納付といった期待があるのではないか。

- わかりやすさという観点から目標を立てることは必要だが、数値については拙速に出すのは良くない。ある程度大きな目標を立てた上で、現状との間のミッシングリンクをどう埋めるかという議論を積み上げていき、最終的に両者をクリアにまとめて提言していくというアプローチが良い。

- 医療イノベーションを支援するためには、まとまった額の資金が必要だが、民間だけでは集められないので、公的資金が必要。

- 日本でベンチャー企業を成長させるためには、企業からベンチャーへの人材・資金流出に対する税制改革が必要。


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