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2016年1月13日 平成27年度第2回献血推進調査会

医薬・生活衛生局血液対策課

○日時

平成28年1月13日(水)
14:00〜16:00


○場所

厚生労働省 専用第23会議室(6階)


○出席者

出席委員:(11名)敬称略、○委員長

○衞藤 隆 大平 勝美 柑本 美和 鈴木 邦彦 竹下 明裕
寺田 義和 長谷川 嘉春 村井 伸子 室井 一男 矢口 有乃
山本 シュウ

欠席委員:(3名)敬称略

田中 里沙 花井 十伍 横手 稜

日本赤十字社:

血液事業本部(2名)

事務局:

武井 貞治(血液対策課長) 他

○議題

1 献血推進2014の総括について(修正案)
2 平成28年度献血推進計画(案)について
3 その他


○議事

○武井血液対策課長 それでは、定刻より若干早いのですけれども、委員の皆様にお集まりいただいておりますので早速進めてまいりたいと思います。

 委員の先生におかれては、まだこちらに向かわれている鈴木先生もいらっしゃいますけれども、定足数に達している状況でございます。

 平成27年度第2回「血液事業部会献血推進調査会」を開催いたします。なお、本調査会は公開で行うこととしておりますが、カメラ撮りは議事に入るまでとなっておりますので、報道関係者の皆様におかれましては、御理解と御協力をお願いいたします。

 本日、御出席の委員の先生方におかれましては、お忙しい中、お集まりいただき、まことにありがとうございます。

 委員の出欠状況ですが、田中委員、花井委員、横手委員から欠席との御連絡をいただいております。現在、委員14名中11名の出席をいただいておりますので、定足数に達していますことを報告させていただきます。

また、本日は日本赤十字社血液事業本部より西田副本部長、瀧川献血推進課長にお越しいただいております。

 それでは、以後の進行につきましては、衞藤座長にお願いいたします。

○衞藤座長 皆さん、こんにちは。それでは、進行させていただきます。

 まず、事務局から審議参加に関する遵守事項についての御報告をお願いいたします。

○武井血液対策課長 本日、御出席いただいた委員の方々の本年度を含む過去3年度における関係企業からの寄附金、契約金などの受け取り状況を報告します。

 本日の検討事項に関して「薬事分科会審議参加規程」に基づいて、利益相反の確認を行いましたところ、室井委員が関連企業より一定額の寄附金、契約金等の受け取りの申告がなされたため、議題2に関しては意見を述べることはできますが、議決の際には参加いただかないこととさせていただきます。

 以上です。

○衞藤座長 それでは、議事に入ります。

 初めに事務局より資料の確認をお願いいたします。

○武井血液対策課長 本日の配付資料ですが、議事次第、座席表、委員名簿に続きまして、資料1−1「『献血推進2014』結果について(修正案)」。

 資料1−2「16歳〜18歳の献血者実績」。

 資料1−3「学校献血における初回献血者数とその後の動向」。

 資料1−4「40代・50代における献血者の動向」。

 資料1−5「移動施設における献血実績」。

 資料2−1「平成28年度の献血の推進に関する計画(案)」。

 資料2−2「平成28年度の献血の推進に関する計画(案)新旧対照表」。

 参考資料1「『献血推進2014』結果について(案)(平成27年度第1回献血推進調査会提出資料)」となっております。

 資料に不足等があれば、事務局にお申しつけください。

○衞藤座長 ありがとうございました。

 それでは、議題1に入ります。「献血推進2014の総括について(修正案)」です。

 事務局より御説明をお願いいたします。

○武井血液対策課長 まず、資料1についてですけれども「『献血推進2014』結果について(修正案)」について御説明いたします。

 献血推進2014は、血液の安定的確保のための献血活動の達成目標として、平成22年度から平成26年度までの5年間の中期目標として設定されたものです。大きく3つの目標を掲げております。

 2ポツにある表の項目に記載されているとおりですが、1点目につきましては、若年層の献血率についてです。

 2点目は、献血集団、企業献血についてです。

 3点目につきましては、複数回献血についてです。

 昨年10月に開催された献血推進調査会におきまして、評価結果案を提示させていただきましたが、委員の先生方より血液確保量の実態や献血者の動向等を踏まえて、評価をすべきとの御意見を頂戴しましたので、今回は関係資料を用意させていただきました。

 資料1−1について、説明いたします。

 前回の調査会のときには、提出した資料は参考資料1として本日も提出させていただいております。前回からの変更点は4点です。

 1点目、表面の数値部分につきまして、平成26年度複数回献血者数の人数箇所ですが、前回、出させていただいた人数の978,299人に誤りがございましたので、正しい人数の978,321人へ修正させていただきました。

 続いて、裏面となりますが、修正点の2点目と3点目は、「2.『献血推進2014』の結果」の○の2つ目「安定的な集団献血の確保について」の評価部分「なお」書き以降です。赤い下線部分「企業・団体献血」を「集団献血等」と修正しました。また「今後は」以降の文章につきましては「血液製剤の安定供給に配慮しつつ、集団献血等における若年層献血者の構成比率を向上させる取り組みが重要となる」と修正いたしました。これは後ほどの資料で紹介させていただきますが、集団献血等において、若年層献血者の比率が減少していることを踏まえ、将来的、安定的な献血基盤の確保という観点から、この構成比を向上させる取り組みが今後は重要になってくると考えております。

 4点目は「3.今後の取組み」についてです。「若年層献血者確保のための効果的な方策のさらなる検討を行うとともに」と追記させていただきました。これは国としても、今後の若年層献血者確保対策について、さらなる検討を行っていくという決意を込めております。

 資料1−1については以上となります。

 資料1−2について説明いたします。「16歳〜18歳の献血者実績」です。前回の調査会時において、16歳〜18歳の全体数が見えてこないという御意見があったことから、今回、提出させていただきました。

 1ページ目ですが、16歳〜18歳の献血者実績です。平成26年度の400mL献血者数は平成22年度に比べ、いずれも増加しており、400mL献血の推進が図られてきた結果であると考えます。一方で、200mL献血者数は平成24年度から平成25年度にかけては増加しているところもありましたが、平成25年度〜平成26年度にかけてはどの層も減少しております。

 2ページですが、こちらは16歳〜18歳の初回の献血者の実績を棒グラフで示したものです。

 資料1−3ですが、学校献血で初めて献血をした方とその後の動向をグラフで示したものです。高校、大学、専門学校等において実施した献血で、平成2711月末日時点のものとなります。赤の折れ線グラフが各年度における学校献血での初回献血者数です。棒グラフについては赤の折れ線グラフで示した人数のうち、その後、何年以降に2回目の献血を行っていただいたのか、そうした人数分となっています。赤の折れ線グラフと棒グラフの頭との差が学校献血時に2回目をお願いしていただけていない方となります。

 学校献血の場で初めて献血を経験した方のうち、約4分の1の方が1年以内に再び献血にお越しいただいております。また、4割以上の方が5年以内に2回目の献血に御協力いただいております。オレンジ色の部分で2年以内までの底上げができればと考えております。

 資料1−4は40代と50代の方の献血の動向です。平成24年度〜平成26年度の各年度において、献血回数が2回目となった方を抽出しました。このデータによれば、40代、50代で初めて献血をされた方のうち、1年以内に2回目の献血を行っていただいた方は約3割いらっしゃいます。5年以内とすれば、約6割の方が2回目の献血を行っていただいております。

 また、10年以上前、20代または30代のうちに献血を初めて経験し、その後、再び献血に来ていただいた方も4分の1以上いらっしゃいました。働き盛り、子育て世代である30代を過ぎ、少し余裕が出てきた方が献血に足を運んでくださっているのではないかと考えます。資料右下にございますが、この世代での初回献血者が減少傾向であることを踏まえましても、10代、20代のうちに一度献血を経験していただくことが将来の献血基盤を確保するためにも重要な取り組みと考えます。そのグラフ下の献血数もあるかと思います。

 資料1−5は「移動施設における献血実績」です。移動施設献血の定義については、1ページ目下部に表記させていただきましたが、移動採血者による採血とショッピングモール等で行う出張採血となります。1ページ目は棒グラフの青い部分が固定施設、赤い部分が移動施設献血における血液確保量をあらわしており、黒い折れ線グラフは赤血球製剤の供給本数を示しています。近年は血液確保量も減少傾向であるものの、製剤の適正使用の推進等により供給本数は減少してきていることもあり、血液の安定供給及び適正在庫が保たれております。

 2ページ目ですが、移動施設献血における年代構成比を示したグラフです。棒グラフが献血者数、折れ線グラフが献血者数に対するそれぞれの年代の構成比をあらわしております。30代の方の占める割合が年々減少傾向となってきております。

 3ページ目ですが、10代〜30代、それぞれの移動施設献血における1稼働当たりの人数を折れ線グラフで示しております。平成21年度と比べて、30代の方の1稼働当たりの人数が約3人減少しております。

 資料の説明は以上となります。

○衞藤座長 ありがとうございました。

 それでは、ただいまの御説明につきまして、委員の先生方からの御意見あるいは御質問等がございましたら、どうぞ御自由にお願いいたします。いかがでしょうか。

 前回、いろいろ御意見をいただいたものに対しての修正ということでございますが、鈴木委員、どうぞ。

○鈴木委員 資料1−4の40代、50代における初回献血者数が毎年右肩下がりで下がっています。若い人だったら数が少ないためかと思うのですが、まだ数が多い世代なのにも拘わらずだと思うのですが、これが減ってきているのはどういう理由なのかを教えていただけますか。

○瀧川献血推進課長 それでは、お答えいたします。

 今、先生の御指摘の棒グラフでございますけれども、このグラフは40代、50代の初回者献血ということで、弊社といたしましては特に30代以下について現在初回献血を推進しており、40代、50代については、複数回献血にシフトをしていきたいという考えを持っているところでございます。

○衞藤座長 よろしいでしょうか。

○鈴木委員 力を入れていないというか、別のほうに力を入れているということですね。

○衞藤座長 大平委員、どうぞ。

○大平委員 資料1−1で、集団献血に御協力いただいている企業、団体というのが5万社を超えて、かなり達成としてはいい方向に向かっているのですけれども、ここで企業と団体と含まれているのですが、企業のほうはどのぐらいの割合なのか、また、団体というのはどういうところが多いのか、もし教えていただけたらと思うのです。

○瀧川献血推進課長 それでは、お答えいたします。

 企業の割合というのは、今のところは手持ちがないものですから正確な数字のお答えはできませんけれども、団体とは例えばライオンズクラブさん等に主催していただいたり、また、宗教団体の皆さんの主催ですとか、いわゆる献血支援団体が主催となって行う献血です。ときには街頭もございますし、団体の会合の中で行う献血もございます。手持ちにはございませんけれども、集団献血の中の企業と団体の割合というのはほぼ8割は企業で、残り2割ぐらいが団体献血と考えるところでございます。

○衞藤座長 どうぞ。

○大平委員 そうした中で、もしわかったら企業献血における献血者の年齢分布があるといいと思うのです。若い世代の方たち、特に30代という雇用されている方たちの献血に対しての姿勢というところをうかがえたり、また、企業へどういうインセンティブをいろいろ対策として考える場合にも、そういう年齢分布があったほうが少し参考になるかと思いましたので、きょうは間に合わないと思うのですが、わかる範囲で結構ですけれども、教えていただきたい。そういう企業での若い人の献血率というのをどのぐらい確保していったら、今後、継続的に集団献血としてもつながっていくのかというところがあるので、次回でも調べていただけたらと思います。

○瀧川献血推進課長 御指摘については、私どもで資料として今後作成していきたいと思っています。また、冒頭のご質問部分ですが、現在、企業献血に行きますと、先生御指摘のように40代から50代の方々が中心になっているということは、データとして示されているところでございますが、今後は、私どもも企業献血を行う際の事前の献血説明会、さらに、企業献血の担当の方々がいらっしゃいます。その方々の研修会等も含めて、なぜ、これから若年層の献血が必要であるかと説明会を実際にやっているセンターもございますので、今後は、積極的に説明会及び事業所担当者の皆様方の研修会等を全国に展開していきたいと考え、30代以降の献血率向上の方策として考えているところでございます。

○衞藤座長 室井委員、どうぞ。

○室井委員 資料1−5で、日赤にお聞きしたいことがあるのですけれども「赤血球製剤供給本数」が平成21年から急増して、平成23年度にピークになって、その後に漸減しているのですけれども、この2年間の急速な増加というのは何か理由があるのでしょうか。

○西田副本部長 日赤の西田でございます。

 ここにつきましては、まず、一つは血液事業本部が推進してきた製造集約と考えております。これに伴って、広域的な需給管理に取り組み、これまで十分に需要が満たされていなかった地域に対しての血液供給が安定的にできるようになったことでございます。もう一つは、医療機関側としてDPC導入の推進がありました。これらにより使用量に影響しているのではないかと考えております。

○室井委員 わかりました。

 多分、供給というのは今後の献血の数にも関係して非常に重要だと思うのです。血小板とか凍結血漿も現在は漸減傾向と考えてよろしいのですか。

○西田副本部長 来年度の採血、供給計画を策定する過程の中で過去を振り返りながら、需要を予測したところで、各製剤とも、ほぼ同等か漸減すると予測いたしました。

○衞藤座長 寺田委員、どうぞ、お願いします。

○寺田委員 先ほどの「赤血球製剤供給本数」というのがございます。これは平成23年度、2011年ということは東日本大震災といったものの関係がここに大きく出ているものだと私は勝手に解釈したのですが、供給本数として、その辺はいかがなのですか。

○西田副本部長 確かに大震災の影響はございましたが、これにより、輸血用血液製剤の供給増はありませんでした。むしろ、確保体制においては採血基盤に影響を受け、被災地の採血が十分にいかず、全国でのバックアップという体制をとりました。

○寺田委員 わかりました。

○衞藤座長 竹下委員、どうぞ。

○竹下委員 先ほど、室井委員におっしゃっていただいた供給の本数の減少ですけれども、実際に、RBCR-CPCなどというのは消費量が減っているように思うのですけれども、特に大きな病院の使用量は減っていて、それは術式の変化等が大きいように思います。私の施設でも、一時は1カ月900単位ほどあったのですけれども、現在は、500単位に減少しています。当初の赤血球の使用量、献血の使用量の、目標量というものを見直すということが一つ、予想以上に落ちているとは思うのですけれども、この辺を赤十字社ではどうお考えですか。

○西田副本部長 献血推進の2020を策定する段階でも、2027年度に85万人の献血者不足ということからこれを算定しておりますが、需要予測というのは重要なポイントになっております。その需要予測は高齢化によって需要量が増加するなどの前提条件ですが、実際は、ここのところの数年を見てみると、先生がおっしゃるような医療技術の変更、もしくは医療行政の変更、我々の実施体制の変更という外的要因と、一方、内的な問題として、治療方針の変更などが影響していると考えられます。需要予測には、例えば、ナショナルデータベースや、診療報酬データから使用疾患もしくは使用量などから分析できないか検討を行っているところです。

 これからのことが、献血推進の目標値を立てる上でも重要なことだと我々も認識しておりますので、引き続き先生方の御意見を頂戴しながら、精度の高い需要予測体制を構築したいと考えております。

○衞藤座長 よろしいでしょうか。

 そのほかにいかがでしょうか、柑本委員、どうぞ。

○柑本委員 資料1−1の「『献血推進2014』結果について(修正案)」のところについてお伺いしたいのですけれども「20代は5年間を通じて減少し、歯止めが効いていない状況にある」とあるのですが、20代と一くくりにしてしまっても中には学生もいれば、もう既に企業で働いていらっしゃる方もいると思うのですけれども、教育機関で採血できた分とそうではない部分というものの割合は出されていらっしゃるのでしょうか。

○瀧川献血推進課長 今、年代別、職種別という区別での集計は今のところ行っていない状況でございます。ただ、先生御指摘のように大学生、専門学校生のデータというのは出でおりますので、大学生、専門学校生と10代と20代のまたがっている年代であり、先ほどお示しをしました高校時代に1年以内、2年以内に献血を経験すると、専門学校、大学献血時につながってくるというところはデータとして見えているところでございます。

 今後、ご指摘の分析等も行っていきたいと思っておりますし、現在、国の「献血推進2020」の中期目標として10代、20代、30代の目標値が出ております。私どもはその目標値を各都道府県のセンターがどのような推進方策を行っているかというところをきちっと追って、2月になりますけれども、ブロックセンターを中心に我々がヒアリングを行って、今後、どのような形で高校生を中心とした10代や、学生と社会人の20代のくくりについて、10代、20代、30代の目標値をどのように上げていくかということを、今後、ヒアリングを通して進捗管理をしていきたいと思っているところでございます。

○柑本委員 ありがとうございます。

○衞藤座長 よろしいでしょうか。

 そのほかにいかがですか。大平委員、どうぞ。

○大平委員 今、ブロックごとのヒアリングということでお話があったのですけれども、私個人だけかもしれないのですが、ブロックのいろいろな地域によって特徴があると思うのです。ですから、そういう取り組みの特徴というのは、実際にブロックを担当している方から本当はお聞きできるような機会を設けていただけたらと思います。東日本と西日本とでまた違うような取り組みというのもいろいろ伺っていますので、そういうことも含めて、もう少し献血のいろいろな普及のあり方として、私たちも参考にしたいところはいっぱいあると思います。十分本社のほうできちっとヒアリングされてまとまっているというところはあると思うのですが、例えば個人的に少し時間をとっていただいて、こういう調査会のところでお伺いできるような機会を設けていただけるとありがたいと思うのですけれども、これは事務局とも相談していただきながら、日赤のほうでも骨を折っていただけたらありがたいと思うのですけれども、いかがでしょうか。

○瀧川献血推進課長 先生、御要望等には、血液対策課さんとも協議をしながらと思っているところでございます。出席を求めることは、私どもについては問題がないと認識しております。

○衞藤座長 課長、お願いします。

○武井血液対策課長 事務局としましても、今、御提言いただきましたと思いますので、本件は前向きに検討させていただきたいと思います。ありがとうございました。

○衞藤座長 ありがとうございました。

 どうぞ。

○瀧川献血推進課長 先生、一つだけつけ加えさせていただきますけれども、ブロックのヒアリングを行いますけれども、それは各地域センターから全国同じ様式で吸い上げまして、それをブロックでまとめてという形を今回はとらせていただこうと思っておりますので、ブロックセンターだけの考え方ではなくて、地域センターの考えも吸い上げた中で、ヒアリングを行うという形を今回はとらせていただこうと思っています。

○大平委員 ブロックに所属しているセンターから吸い上げて、ブロック担当の方がそういうお話をされるという認識でいいのですか。

○瀧川献血推進課長 結構でございます。

 ただ、ブロックセンターが例えば10代で弱い地域センターがあるということであれば、ブロックセンターからヒアリングの場に呼んで、ともにヒアリングを行っていくという形をとろうと思っております。

○衞藤座長 よろしいでしょうか。

 室井委員、どうぞ。

○室井委員 今回の献血推進では3つのポイントがあって、1つは若年者の献血をふやすということだと思うのですけれども、皆さんは資料1−2を見て感じたと思うのですけれども、皆さんが言わないので私が発言しますが、200mL400mLを分けたときの初回献血の各年度の変化というのが出ておるのです。400mLは余り変わっていない数値なのでありますが、例えば400mLを提供できない16歳男性、16歳女性、17歳女性の初回の献血は平成22年と比べると減少しています。これは日赤としては、400mL献血を推進するために200mL献血に来られる方もとれないということの反映として、これが減っていると見てよろしいのですか。

○瀧川献血推進課長 先生の御指摘の点は重々承知をしております。医療機関からの受注というところを考えますと、現在、赤血球製剤の受注は約96%が400mL献血由来であり、例えば200mL献血で採血を全て受入するとした場合に、その血液を期限内に供給できるかどうかという問題も一方でははらんでいるところでございます。しかしながら、先ほどの繰り返しになりますが、特に10代においてはそういう観点ではなくて、ここで経験をしていただくということを今までも各先生の御意見からも頂戴しておりますので、その辺も含めて、今後、高校献血を始め、学校献血のあり方等を今一度ヒアリングを通して、認識をともにしていきたいと思っているところでございます。

○衞藤座長 よろしいでしょうか。

○室井委員 なかなか根幹にかかわる問題で解決策が難しいと思うのですけれども、これはいい案を出さないといつも同じ議論をしていて前に進まないような気がするのです。ですから、ドラスチックなことを変えないといつもこの問題が根幹にあって、若年者の献血をより一層増加しないということをいつも私は考えています。

○衞藤座長 寺田委員、どうぞ。

○寺田委員 1−1の頭の「経緯」で「少子高齢化社会化が進む中」ということが根本的な問題になっているはずです。若年層の献血を何とかふやさないといけない。その中で、先ほど室井委員からドラスチックな方法というお話を承りましたので、これは私なりにできれば提案してみたいと思うのですが、献血をするということ自体が社会貢献活動であるという捉え方を大学等で、大学生であれば400mL献血というものに関して、高校生よりは抵抗感が少なくなってくると思うのです。

 そこで、例えば何も献血だけではないのですが、社会貢献活動をしたというものを、一つの学業の成果と同じように、学生に対するポイントで評価をするということを当然大学でも行って、企業に対しても就職等の際に学業成績のほかに、今は運動部出身とか応援指導部の出身の学生というのは非常に企業の評価が高いのです。そういった意味のものが現実にあるわけですから、献血等で社会に複数回献血しているという貢献度の高い学生に関して、企業はそれを採用の際にポイントに加味するというシステムを社会全体でつくっていかないと、とかく、少子高齢化というのは現前と目の前にある問題でございますので、そういったものをやっていかないと間に合わなくなる危険性が将来的にあるのではないか。需要と供給の問題で供給が結構落ちているという問題があるにしても、根本的な流れがあるのではないかと思いますので、その辺を抜本的な考え方の一つとして、それだけではなくていろいろな皆様のお知恵をそういった方面へ向けてみるということはいかがかと思いまして、提案させていただきました。

○衞藤座長 ありがとうございました。

 そのほかに御意見ございますか。竹下委員、どうぞ。

○竹下委員 資料1−2のところにもう一回戻りますけれども、先ほど、200mL献血がエントリーとしての役割を果たすというお話があって、200mL献血は実際面として需要がないからだんだん供給も減っている。この200mL献血が400mL献血へのかけ橋になったという数は日赤のほうで把握をされていますでしょうか。例えば資料1−2の400mL献血のほうを見ますと初回の数は減っているのですけれども、トータルで見ると増えているということがあり、トータルで見ると中には200mLを経験してから400mLにアップしたのか、あるいは400mL400mLなのか、そのデータが出てくれば御参考になるのではないかと思うのです。

○瀧川血液推進課長 今、先生に御提案いただいた部分を把握するためには献血者一人一人を追っていかなければいけないところがございまして、そのデータベースをつくるまでにはかなりのお時間をいただく可能性が出てまいります。例えばサンプリングを決めた中で可能かは、チャレンジできるものと思いますので、御検討させていただいて、御報告できればと考えております。貴重な御意見、ありがとうございました。

○竹下委員 200mL献血をこのままの形で残すのか、将来どうしていくのかという意味合いでも、パーシャルなデータでも役立つデータではないかと思いますので、よろしくお願いします。

○衞藤座長 ありがとうございました。

 そのほかにございますか。どうぞ、長谷川委員。

○長谷川委員 全国衛生部長会の長谷川と申します。

 先ほど、献血の若年者の方へのインセンティブとして、就職のときに有利になるようなポイントか何かをつけたらどうかという御提案なのですけれども、大変よい御提案だとは思うのですが、その程度でしたら大丈夫だとは思うのですけれども、余り推進のインセンティブが高くなり過ぎると、そのインセンティブを求めて本来不適格な方が、それを隠して献血するというところまで行ってしまいますと、血液の安全性にかかわってくる問題ですので、そこら辺はよく考えてからやったほうがいいのではないかと思っております。

 以上です。

○衞藤座長 ありがとうございました。

 いかがでしょうか、山本委員、どうぞ。

○山本委員 私もずっとそれがあったのですけれども、寺田先輩はこのままだと本当に足らなくなったら心配だな、それぐらいしないといけないのではないかという御意見だと思うので、本当に切迫したらそういうことも考えないといけないと私も思うのです。ただ、やり方としては、私の中ではそれが一番最後のプライオリティーというか、ラジオをやって全国のリスナーから実際のメールをもらって、そして、全国を行脚して、6年プロジェクトリーダーでやっている肌感覚の話ですけれども、要は、ここで何回も私が言い続けている教育の現場で、献血の先輩たちがつくってきた献血の文化とは何かというものが、教育の場だろうが家でもどこでもいいのですけれども、子供たちに伝われば、必ず今の数字よりはね上がると感じています。

 例えば、私も手伝いました学献(GAKUKEN)というのを1年やりました。それは学校献血ということで学校に出向いてそういう話をするのですけれども、余りにも数が少ないのと予算でできる範囲のことはやったのですが、焼け石に水とは言いませんけれども、もっともっとこれがふえたらいいというのを感じたり、あと、この間、初めての試みだったのですが、東京に修学旅行に来ている学生に、献血のLove in Actionとコラボレーションしたいという熱い先生があらわれて、東京のいろいろなところを見て回って、最後の夜にふらふらになっている高校生が一同集められて、そこで私らは講演会あるいはそういう啓発活動の話をしたのです。そして、アンケートを全員からもらったものすごく反応がいいのです。要は、献血とは何かということを知らない子供たちがほとんどなのです。そんなにすばらしい文化だったのだとか、針は怖いけれども今度はやってみようとか、人のためになりたい気持ちは確実に若い子たちにたくさんあるというのを、私は東日本大震災でもずっと活動していたので、とても肌感覚で感じているところです。

 なので、ポイント制というのは一番最後にとっておいて、その前に何か本当に子供たちに届く案が先生方からも何か提案いただけたら、私としてはそちらを優先したいという気持ちがあります。ただ、急がなければいけない、悠長なことは言っていられないという寺田先輩の気持ちもわかるのですけれども、そういう気持ちでいます。

○衞藤座長 どうぞ、寺田委員。

○寺田委員 私は社会貢献活動と申し上げました。これは環境問題もそうですし、要するに子供たちが大人になって、当然、社会の一員になって社会で活動するわけです。そのためには、社会貢献というものは献血も一つのパートである。だから、献血に来た方だけにポイントを出すのだという意味ではないのです。要するに、ほかの活動でも社会に対して、それだけ一生懸命社会をよくしようという活動をしている人たちに、当然、学生が企業に入るときにも、そういった意味の加点ポイントをひとつ与えたらどうか。その中の一つに献血も含めたらどうかという形なのです。

だから、ポイント、ポイントという点が目的ではなくて、要するに、社会に出て、社会に貢献できるような人間を社会全体で育てていく。そのためには学業だけではなくて、そういった意味での評価を与える環境が必要ではないかという形と同時に、献血もそういう形にしていけば初回の献血、リピートも円滑にできていくのではないか。

 もう一つは、先ほど室井先生もおっしゃった200mLというものの需要が非常に少ない。そうなると、せっかく高校生が一生懸命献血してきた血液がむだになるケースも中には出てくるかもしれない。そういったものが出ないようにするには16歳からの献血ではなくて、例えば大学へ入ってから、二十歳になってからの献血、21歳からの献血で400mLをきちっととっていく方向もあるのではないかという合算で考えたことでございます。

○衞藤座長 ありがとうございました。

 献血推進に向かってさまざまな御意見をいただいたかと思います。ドラスチックなこととか、大学生のこととか肌感覚で感じていらっしゃることを出していただきましたけれども、それは、今後に向けてもそういったものに基づいて対策を考えていくという観点での御意見だと思いますけれども、時間の関係もございますので、献血推進2014ということに関しては、一応、修正案が出されましたので、この内容で決定させていただくということでよろしいでしょうか。

(「はい」と声あり)

○衞藤座長 それでは、賛成いただいたと判断いたしまして、当該中期計画の結果を踏まえて、厚労省と日本赤十字社によって、より必要な献血推進に取り組むべきことをお願いしたいと思います。

それでは、この議題の討論はこれにて終了いたします。事務局、よろしいでしょうか。

○武井血液対策課長 ありがとうございました。

 それでは、きょうは貴重な御意見をいただきましたので、皆さんからいただいた貴重な意見というのは全て議事録に残ります。議事録は公開されますので、今後の議論に対する大きな礎になると考えておりますので、今日いただいた御意見をベースにして、今後に結びつけていきたいと考えております。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

○衞藤座長 あと課長、血液事業部会での報告等の文言の修正があった場合ということに関して、何かございますでしょうか。

○武井血液対策課長 この後、本件は血液事業部会に報告をされますので、そちらから何か御意見をいただいた場合には、こちらの調査会のほうにきちっとフィードバックして、皆様にもまたお伝えしたいと考えているところでございます。

○衞藤座長 ありがとうございました。

 それでは、議題2のほうに移りたいと思います。「平成28年度献血推進計画(案)について」です。事務局より説明をお願いいたします。

○武井血液対策課長 それでは、議題2になりますので、資料2−1、2−2をごらんください。これは国が策定する「平成28年度の献血の推進に関する計画(案)」となっておりまして、いわゆる献血推進計画のたたき台になります。資料2−1は今回の案の修正点を反映したものとなっておりまして、資料2−2は平成27年度計画との新旧対照表となっています。説明は資料2−2の新旧対照表に沿って説明をします。左の枠が平成28年度の計画(案)。右の枠が平成27年度計画となっております。

 まず、1ページ冒頭の「第1節 平成28年度に献血により確保すべき血液の目標量」についてですが、数値は現在血液必要量の最終確認中でありますので、今後、確定値を記載することになります。現在は空欄となっています。

 2ページ中段の部分、資料2−1で言いますと4ページ、2つ目のポツのところになります。「ウ 企業等における献血の推進対策」として、採血事業者は企業等、等は団体を指しておりますけれども、こうした団体に対して「献血セミナー等を実施し、正しい知識の普及啓発を図る」を追記しました。企業等の代表者を含め、献血の意義や知識の普及を図ることにより企業全体を通じて、社会貢献活動としての献血のさらなる推進を促せればと考えております。現在、企業向けセミナーを実施している血液センターもありますが、全国統一的な取り組み事項として意識づけるため、明記させていただきました。

 3ページ中段の部分、資料2−1で言いますと5ページ中段の「1 献血の推進に際し、考慮すべき事項」の➀でございますが、文章最後の部分の「栄養士」のところに「等」を追加いたしました。栄養士と限定せず、看護師や保健師など健康相談を受け持つ人材を広く確保できればと考えております。

さらに、同じページの➁の1つ目のポツですが、ここについては文脈の整理を行いました。利便性に配慮しつつ、安全で安心かつ効率的に採血を行うこと。そのための具体的な取り組みがどういったものなのかを整理させていただきました。

 6ページですが、➅の2つ目のポツも文章の整理の意味合いが濃い部分ですけれども、1つ目で400ミリリットルを基本的に推進するとしているところ、2つ目のポツにつきましてはその逆説としまして「しかしながら」を用いまして、200ミリリットル献血についてはというところをつなげております。セミナーを「行う」で文章が切れてしまっているため「しかしながら」を後半の200ミリリットル献血部分にもつながるよう文章を修正した形としました。

 説明は以上です。

○衞藤座長 ありがとうございました。

 それでは、ただいまの説明につきまして、委員の先生方からの御意見、御質問があればお願いいたします。いかがでしょうか。

 竹下委員、お願いいたします。

○竹下委員 「栄養士等」と書いているのですが、この「等」というものは何をターゲットにしているのか。例えば私が1万5,000人のアンケート調査をやらせてもらった中には、もし、貧血として結果が出てきた場合、どこに相談していいかわからないという方が相当数ありまして、相談窓口を例えばウエブサイト等でももっと見やすいところに掲示する等も策だと思うのですけれども、その辺の御意見をちょっと伺いたい。

○瀧川献血推進課長 今、先生御指摘の点でございますけれども「等」という部分については、現在、管理栄養士による健康相談という形とになっておりまして、食生活の改善中心の指導にとどまっていたことなのですけれども、先生からお話のあった病的なヘモグロビン値の低い方については、今までも血液センターのほうではその対象者に関しては、医療機関の御紹介等もしているところもございます。そういう意味でも今後は幅広く、私どもの従事しております看護師及び医師が、栄養相談という形を踏まえ知識等をさ更に取得するため、2月に控えておりますけれども、全国の採血課長会議の中で管理栄養士を講師に招いて教育もしていく。また、さらにブロックセンターについても同じような取り組みをしていって、そこでフォローできるような形や、病的な部分の方々も含めて、今後、リエントリーできるフォローもそこでやっていくということになりますと栄養士限定ではなくて、看護師または医師も含め、定期的に栄養士さんにも御相談できるような機会を幅広く展開していきたいというところでございます。

○竹下委員 ありがとうございました。

○衞藤座長 ありがとうございました。

 そのほかにいかがですか、室井委員、どうぞ。

○室井委員 6ページ目の「➅ 200ミリリットル全血採血の在り方について」のところの文言なのですけれども、もともとの文言も含めてなのですが、丸ポツの2つ目の「しかしながら」と書いてあるところの文章の真ん中ら辺で「周知啓発の取組を積極的に行うとともに」というところの周知啓発の目的が入っていないのに、何を周知啓発なのかがはっきりしないのです。つまり、200ミリリットル採血を示唆するのか、400ミリリットル献血なのかということが言葉ではっきりしないので、私は、個人的には例えば献血の周知啓発をする取り組みとかをすると献血という言葉が入ってきて、多分、全体を含むのではないかということが理解されるかと思っているのですけれども、どうですか。

 「周知啓発」の前に言葉が入っていないと、何をということがはっきりしない文章なのではないかと前からそう思っていたのですけれども、そこに申しますと「献血の周知啓発をする取組を」とすると献血を周知啓発して、その中で200ミリリットルも混合であるということがわかるのでいいのではないかと思って、今、質問したわけですが、いかがでしょうか。

○衞藤座長 これは、事務局からお答えいただけますか。

○武井血液対策課長 御指摘、ありがとうございました。

 この流れの中では、200ミリリットルの献血を推進するということですので、室井先生が御指摘のように、献血を周知啓発する取り組みを積極的に行うという御提案を反映させられればと思いますが、ほかの委員、いかがでしょうか。

○室井委員 200ミリリットルも400ミリリットルも含めて、献血という言葉が入ってくるのがふさわしいと思ったものですから。

○衞藤座長 それでは「献血を周知啓発する取組」という言い方にしてはどうかという御提案が出ていますけれども、御異論のある方はいらっしゃいますか。

 それでは、この会議としてはそういった修正をするという提案をするということでよろしいでしょうか。

(「はい」と声あり)

○衞藤座長 それでは、事務局のほうで引き取っていただければと思います。そのほかにいかがでしょうか。

 長谷川委員、お願いします。

○長谷川委員 場所は今のところと同じなのですけれども、その前の行で「献血セミナー」という言葉があって括弧でくくってあるのですが、2ページの赤で追加の2行の「採血事業者は、企業等に対して、献血セミナー等」というのは括弧がついていないのですけれども、これは特別な意味があるかどうかわかったら教えてください。

○衞藤座長 表記の仕方の統一という観点ですけれども、お願いいたします。

○武井血液対策課長 ここは特別に使い分けているところではございませんので、先生が御指摘のように同じ表記に変更させていただきます。

○衞藤座長 ありがどうございました。そのほかにございますか。

 そのほかで特に御意見がもしないようでしたら、先ほど御承認をいただきました一点、周知啓発に関する文言の修正のみで献血推進計画を修正するということで、そのほかはこのままということでよろしいでしょうか。

(「はい」と声あり)

○衞藤座長 それでは、最終的な文言等の確認は私座長のほうに一任させていただいてよろしいでしょうか。

(「はい」と声あり)

○衞藤座長 ありがとうございます。

 それでは、事務局において修正したものを献血事業部会に上程していただくということにしていただきたいと思います。

 議題2については、以上で終わりにいたしまして「その他」として、何か事務局からございますでしょうか。

○武井血液対策課長 それでは、事務局のほうから連絡事項を申し上げます。

 まず、先般、御協力をいただきました平成28年二十歳の献血キャンペーンの標語が決定しました。応募総数は約550点でございまして、その中から「二十歳が救う命のリレー」に決定いたしました。委員の皆様におかれましてはお忙しい中、審査をしていただきましてありがとうございました。決定した標語を入れたポスターは既に1月から始まっておりますキャンペーンで使用しております。

 最後に、今年度の調査会は本日をもちまして終了の予定です。献血推進対策について、御指導、御鞭撻を賜り、厚くお礼を申し上げます。来年度についても引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 以上となります。

○衞藤座長 ありがとうございました。

 それでは、そのほかで委員の皆様から何か御発言、山本委員、どうぞ。

○山本委員 Love in Actionプロジェクトリーダーも兼ねている私が、赤十字の人を横にして突然の発言になると思うのですけれども、二十歳の献血はもうそろそろ考えたほうがいいと思うのです。選挙権も18歳からということになるし、アンケートの中でも献血というのは二十歳からではないのか?という誤解もずっとあります。例えば全部やめるという意味ではなくて、二十歳の献血というブランドでそのまま続けるなら続けるでいいと思うのですけれども、あれだけのCMを出稿するなら、17歳男子から400がとれるということをあわせて周知したいし、16歳から実際はできるということも周知したいし、200ミリリットルということとか400ミリリットルと今は議題に挙がっていますけれども、二十歳の献血が余りにクローズアップされ過ぎて、あのままでどうかという疑問はあります。それについて皆さん、どうお考えか。

○衞藤座長 時代環境の変化に伴って、また、献血キャンペーンにそれなりのお金がかかっている効果ということも考えて、このままでよいのか、そろそろ見直したらどうかという観点の御意見だと思いますけれども、いかがですか。少しきょうは時間が残っておりますので、もし、御意見をいただければと思います。

 村井委員は、高校生をごらんになる立場からいかがですか。

○村井委員 学校で高校生の献血を推進しておりますので、例えば高校生になったら献血できるのだということを大々的にキャンペーンをしていただければ、高校生になったら献血をやろうという思いが浸透していくのではないか。とてもいい意見だと思います。ありがとうございます。

○衞藤座長 そのほかにいかがですか。

 お願いいたします。

○柑本委員 私も大学教員の立場としては、18歳で入学式を迎える学生さんたちに二十歳の献血というよりは、その前の段階から、18歳からもうできるというか、積極的にこういうふうに国が進めているのだよと言えたほうがやりやすいという気はいたしますので、私も賛成です。

○衞藤座長 大平委員、いかがですか。

○大平委員 ちょっと古い感覚なのかもしれませんけれども、一つは、二十歳というのはまだ今のところ日本では区切りかと思うのです。残してもいいのではないかということと、例えば高校生からできるとか、大学生というところは教育現場との兼ね合いというのもあると思うのです。ただ、献血はそういう年齢からできますということはきちっと広報したほうがいいと思うのです。

 どういう方法でやっていくのかというのはまた考えていただくこともあると思うのですけれども、今、日本の社会の中では親御さんの意見というのがかなり主流を占めているところで、そこの折り合いというのはどういうふうにつけていくのかというのが、教育現場では悩むところだと思うので、そこを配慮しながらもそういう高校生献血の問題とか、若年層での献血を高めていただくというキャンペーンというのは、どういうふうにしていくかということは重要だと思っています。

○衞藤座長 ありがとうございました。

 これは、何か結論を得るということではないと思いますので、キャンペーンのあり方とか、そこで展開をしていくことがどういう内容なのかということに関しては、今後の施策の立案の中で参考にしていただければと思いますし、また、次年度の調査会でまた議論する機会がありましたら、また討論を続けていきたいと思っております。

 何かほかにございますか。山本委員、よろしいですか。

○山本委員 はい。

○衞藤座長 どうぞ。

○大平委員 ここの高校生献血とか若年層の献血の推進というところで、特に未成年というか選挙権はあるけれども、二十歳以前の人たちが問題というのがずっと議論されてきたわけですが、ただ、それと並行する中でどんどん若年層の献血者というのが減ってきているというところは、先ほどの寺田委員の危機的な状況というのが目前に迫っているというところがあるので、何かもう少し改善する方向をどういうふうにしたらいいのかというのは集中的に議論したほうがいいのかと思います。このままですと、今、支えてくださっている40代、50代の人たちがもうすぐに高齢化というところに差しかかっていく中で、献血への参加というのが難しくなってくる年代が出てくるとなると一挙に下がっていくというところで、将来的にはいろいろな血液の供給のあり方というのが、多分IPS細胞みたいな形でいろいろ賄われてくる。代替用の製剤というものに置きかわっていくかもしれません。

 しかし、きちっと海外のいろいろな社会情勢というものを見ても、リスク管理としては献血というのが日赤で行っていくところの大変重要な位置にあると思いますので、何かあったときの場合に、それが賄えなくなると生命にかなり深刻な打撃を与えるというところはきちっと考えながら、献血のいろいろな取り組みというのは進めたほうがいいのではないかと思います。特に今回グラフで見せていただいたように、20歳代以前の方たちの減り方というのが少し深刻かなというのと、そういう方たちが将来どういうふうに支えていっていただけるような形を、例えば教育の問題というのも含めて必要なのではないかと思います。

○衞藤座長 ありがとうございました。貴重な御意見だと思います。

 ほかに御発言はございますか。どうぞ、柑本委員。

○柑本委員 今の大平委員の御発言に関連してなのですけれども、若年層の献血人数が減っているというのはその年代の子供たちの全体数が減っているので、難しいところもあるかとは思うのですが、年代別の人口比の割合で、どのぐらいの方たちが献血しているのかというところまでも調べることはできるのでしょうか。

○瀧川献血推進課長 その分については、いわゆる献血率、総人口の年代の中の延べの献血者数を考え、いつもそうですけれども、そこに視点と置きながら実は推進しているということではございます。

○柑本委員 もし、それがわかっていらっしゃるのだったら、次回の会議のときにでも、それを見せていただけるとありがたいと思います。

○瀧川献血推進課長 それは若年層という枠の中ですか。

○柑本委員 もし、できれば若年層ではなくて、本当は多分全ての年代についてわかるのが一番いいのかと思いますけれども、とりあえずは若年層だけでもいいので見せていただけるとありがたいです。

○瀧川献血推進課長 承りました。

○衞藤座長 バックグラウンドとなる人口集団における実際に献血をしてくれた人の割合というものがもう少しわかるとよいということで、また次回以降に反映していだたければと思います。そのほかにございますでしょうか。

 それでは、大分時間を余らせておりますけれども、本日の議題は全て終了いたしましたので、これで会議として終了いたします。

本日は、皆様、御多忙のところを御足労いただきましてありがとうございました。また、活発な御討論をありがとうございました。

 これで終了いたします。どうもありがとうございました。


(了)

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