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2015年12月2日 第92回社会保障審議会医療保険部会議事録

○日時

平成27年12月2日(水)13:57〜14:52


○場所

TKPガーデンシティ永田町 バンケット1A


○議題

1.平成28年度診療報酬改定の基本方針(案)について
2.医療保険制度改革の施行について
3.治療用装具療養費検討専門委員会(仮称)の設置について

○議事

○遠藤部会長

 それでは、まだ時間には若干ございますけれども、委員の皆様、御予定されている方は御着席でございますので、これより第92回「医療保険部会」を開催したいと思います。

 委員の皆様におかれましては、御多忙の折、御参集いただきましてどうもありがとうございます。

 まず、本日の委員の出欠状況について申し上げます。

 本日は岡崎委員、川尻委員、樋口委員、福田委員、和田委員より御欠席の連絡をいただいております。

 続きまして、欠席委員のかわりに出席される方についてお諮りしたいと思います。

 福田委員の代理として山本参考人の出席につき、御承認いただければと思いますけれども、よろしゅうございますか。ありがとうございます。

 それでは、これから議事に入らせていただきます。本日は、まず平成28年度診療報酬改定の基本方針(案)について議論を行いまして、その後、医療保険制度改革の施行について、治療用装具療養費検討専門委員会(仮称)の設置についてを議題としたいと思います。

 それでは、まず「平成28年度診療報酬改定の基本方針(案)について」を議題といたします。本日は、これまでの議論を踏まえた基本方針のとりまとめ案を事務局に提出していただいております。

 本日の御議論の経緯にもよりますけれども、そろそろ予算編成が本格化する時期を迎えておりますので、本日、当部会としてのとりまとめができればと考えておりますので、御協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

 なお、この議題の参考資料として、これまでの医療保険部会における次回の診療報酬改定に関連する資料を、委員の皆様のお手元のファイルにまとめておりますので、適宜御参照いただければと思います。

 それでは、事務局から資料の説明をお願いしたいと思います。事務局、どうぞ。

○城課長

 医療介護連携政策課長でございます。資料について御説明いたします。

 まず、資料1をごらんください。「平成28年度診療報酬改定の基本方針(案)」といたしております。この資料につきましては、前回お示ししたものからの主な修正部分につきまして、赤字見え消しで修正をいたしております。前回の骨子から、文末等々につきまして、「体言止め」であったり、そういったものの整理をしております。文末が「である調」になった等々のことはございますが、それについては変更点として明記しておりません。内容的な修正部分について、修正しております。それにつきまして、主なポイントについて御説明いたします。

 まず、1.改定に当たっての基本認識の中で、超高齢社会における医療政策の基本方向の2つ目の丸でございます。これは当会で御意見いただきました「健康寿命の延伸の観点から予防・健康づくりの取組が重要」ということで、認識としてここに記載させていただいております。これがまず1つ目でございます。

 この項目につきましては、その後の2つ、特に大きな修正はございません。

 それから、2つ目の括弧の小見出しの「地域包括ケアシステムと効果的・効率的で質の高い医療提供体制の構築」というところでございます。前回、「効率的で質の高い」という表記にしておりましたが、ここは従来からセットで使っているということもございますし、単に効率ということのみでなく、効果的ということも重要であるということがありますので、全体にわたりまして「効率的で質の高い」もしくは「効率的」という表現のところに「効果的・効率的」という形で修正させていただいております。

 それから、その下の2つ目の丸のところでございます。「効果的・効率的で質の高い医療提供体制」としておりますが、これは後ろの基本的視点のほうで出てくるものと表現をそろえたものでございます。もともとこういった趣旨で我々も用意していたのですが、表記がそろっていなかったものを修正しております。

 1ページ目は以上でございます。

 それから、2ページ目をごらんください。

 2ページ目の中で修正の箇所につきましてでありますが、2.改定の基本的視点と具体的方向性の(1)のところでございます。

 基本的視点の1つ目の丸のところ。ここは前回御紹介いたしましたが、地域包括ケアを推進するということであれば、介護サービスにつなぐということではなく、医療と介護が連携・協働していくことが重要という御指摘がございましたので、ここは「介護サービスと連携・協働するなど」という形に修正いたしております。

 その下の「効果的」につきましては、先ほどの修正と同趣旨でございます。

 3ページ目をごらんください。

 これは、地域包括ケアの括りの中でありますが、上から3つ目のポツのところで、「患者が安心・納得して退院し、早期に住み慣れた地域で療養や生活を継続できるための取組を推進」と記載しております。これは、もともと(4)の適正化の項目のところにあった文章を少し変更したものでありますが、医療部会の御議論が主なものでございましたが、そこで、早期の退院支援というのは地域包括ケアが重要だということ。それから、患者の安心・安全という項目から見ても重要だということでございましたので、その(1)と、それから、後ほど出てきますが、(2)、(4)に再掲という形で掲載させていただいてございます。

 それから、その下の(2)の「効果的」も同趣旨でございます。

 4ページをごらんください。

 前回、ここでの御議論で、イに「ICTを活用した医療連携や医療に関するデータの収集の推進」と書いてございました。これは、本文では活用のことも書いておりましたが、見出しとして、「収集」だけではなく、きちんと利活用していくことが重要というお話もございましたので、「利活用の推進」という表題にさせていただきました。

 その上で、その下のポツのところでございますが、データの使い方、使い道という点でも、患者・医療関係者の視点ということがありましたので、「患者や医療関係者の視点に立って」という語句を挿入させていただいております。

 それから、その下のウであります。前回、少し御紹介しましたが、「疾病からの早期回復」と書いておりましたが、リハビリテーションの部分であることもあり、ちょっとそぐわないのではないかということがございました。その関係で「患者の早期の機能回復を推進」という形にいたしております。

 そして、ここにも先ほどの退院支援のフレーズを再掲いたしております。

 それから、(3)重点的な対応が求められる医療分野を充実する視点であります。

 ここの中で1つ目の基本的視点の1つ目の丸のところですが、「肺炎」を入れております。これも、前回、死因として肺炎の順位が伸びているということがございました。確かに、最近、脳卒中を越して肺炎が3位になっていたということもございますので、これも踏まえて「がんや心疾患、肺炎、脳卒中」としております。ここは、死亡の最大の原因ということの順位で記載いたしておるところであります。

 それから、5ページをごらんください。ここは、効率化・適正化を通じて制度の持続可能性を高める視点でございます。

 この中で、具体的方向性のイのところに先ほどの退院支援がございます。これは、もとの文章に加えて「療養や」というフレーズを入れておりますが、前回、「生活を継続できる」ということだったので、これは在宅療養、地域での療養生活も含むのかという御質問がございました。これについては含むと申し上げましたが、明記するという趣旨できちんと書かせていただいたということでございます。

 それから、ウは、「残薬や多剤・重複投薬を減らす」と前回お示ししておりました。医療部会のほうで、特に多剤については必要な多剤投薬はある。落としてはどうかという御議論があり、医療保険部会においては、多剤について、不適切なものは是正が必要だという御議論もありました。それを踏まえて「不適切な多剤投薬」を減らすという形で整理し、その過程で調整しておりまして、不適切な長期投薬もあるということもございましたので、文章そのものを整理いたしまして、「残薬や重複投薬、不適切な多剤投薬・長期投薬」を減らす取組という形の整理をさせていただきました。本文も同じでございます。

 それから、6ページをごらんください。3.将来を見据えた課題でございます。

ICTの活用につきまして、当部会でも医療連携・医薬連携等で使っていくべきものであるという御指摘もございまして、それも踏まえまして、さらに平成30年の医療・介護同時改定に向けて、これから地域包括ケアシステムを構築していくという大きな流れの中でも重要と位置づけまして、ここに記載いたしております。

 それから、3つ目に挿入した丸でございます。これは、前回、診療報酬体系の簡素化といった観点、わかりやすくしていくことが重要というお話があったこと。それから、教育等々の場面も含めて理解を求めていくことが重要ということがございましたので、その旨を記載するということで、「患者にとって安心・納得できる医療を提供していくためには、受けた医療や診療報酬制度を分かりやすくしていくための取組を継続していくことが求められる。また、それと同時に、国民全体の医療制度に対する理解を促していくことも重要であり、普及啓発も含め、国民に対する丁寧な説明が求められる」という文章を挿入いたしております。

 まず、資料1につきましては以上でございます。

 それから、参考資料でございます。参考資料1について、前回も御紹介いたしましたが、修正いたしております。「平成28年度診療報酬改定の基本方針(案)に関する参考資料」としておりますが、これの2ページ目をごらんください。

 これは、近年の医療費の伸び率の要因分解の表でございます。ここで診療報酬改定の影響というのがマル2にあります。ここは、もともと前回お示ししたものにつきましては、一番最後、平成26年度については0.10、プラスの改定があったということで記載しておりました。これは、結果的にそういう形ではあるのですが、要因分解するに当たりまして、診療報酬改定がプラスであったということではなく、ここは消費税対応がプラス1.36%、改定そのものについては全体として1.26のマイナスであったということをきちんと明記すべきであるという御意見をいただきました。

 確かに報道等でもそういったところで少し誤解を招くようなことになっていたという、当日の御議論もございまして、それを踏まえて、このような形で整理させていただきました。ですので、マル2にもともとあったものを、マル2とマル5に分解したということでございます。

 そして、トータルの改定率につきましては、注4に記載いたしております。

 それから、前回との比較でございます。これはそんなに大きな修正ではございませんが、14ページをごらんください。

 これは医療部会で少し御指摘があったので、記載しました。「終末期医療に関する調査」の対象者、調査対象はどのような集団であったかというのがございましたので、注にわかるように記載しました。全国の20歳以上の男女5,000人を層化二段階無作為抽出法で抽出したものということでございましたので、記載しております。

 その他につきましては、前回お示ししたものと同じでございます。

 それから、参考資料2と参考資料3に、前回の医療保険部会、医療部会の御議論をまとめたものを御紹介しておりますので、適宜御参照いただければと思います。

 私からの説明は以上でございます。

○遠藤部会長

 ありがとうございます。当部会と医療部会でのこれまでの御議論を踏まえて、資料に修正が加えられたということの御報告です。

 以上の御報告につきまして、御意見等あればお願いしたいと思います。いかがでございましょうか。

 白川委員、どうぞ。

○白川委員

 御説明いただきました修正につきましては、おおむね異論がないところでございますけれども、1点だけ質問させていただきたいのです。5ページ目の適正化項目のウのところです。「不適切な多剤投薬」はいいのですが、「不適切な長期投薬」と多分読むのだと思いますけれども、寡聞にして「不適切な長期投薬」が医療保険部会で、あるいは中医協で議論されたということを私は全く承知していませんが、どういうことでここに「不適切な長期投薬」というのが突然出てきたのか。

 もう一つは、中医協で具体的な改定議論をやっていただくわけですけれども、中医協で何をしようというおつもりなのか。順番から言うと、先に方針を決めて、それから何をやるかを考えるというのが当たり前のやり方かと思いますけれども、この辺、医療課長の御見解も伺いたい。

○遠藤部会長

 それでは、ただいまの2つの御質問ですので、よろしくお願いします。

○城課長

 私からは、検討経緯についての御説明をさせていただきます。

 前回、医療保険部会でも特に御議論ございませんでしたが、これは医療部会におきまして御議論がございました。残薬についてということの中での話ではございますが、長期処方の是正といった記載をすべきであるという御議論があって、その中で、長期処方が残薬の一つの要素として、確かにあるかもしれないという御指摘が中医協であったこともあり、御議論されているところだと認識しています。そういった意味で、残薬のところでも包含されているのではないかということで、そのときは御議論しておりまして、議事録上もそのようになっているかと思います。

 その後も、ここは必要ではないかという調整を続けておりました。処方かどうかというのはともかくとして、不適切な長期投薬といったものの是正ということであれば、これは確かにあるかもしれないということがありまして、そこも含めて、このような記載にさせていただいたというのが経緯でございます。前回、その分の御紹介をすべきところ、私のほうで失念しておりました。そこは、お詫びを申し上げます。

 私からは以上でございます。

○遠藤部会長

 医療課長、お願いします。

○宮嵜医療課長

 医療課長でございます。

 中医協のほうの御議論というか、考え方については、これからも中医協で御議論を深めていただくという方向で、今、城課長が申し上げたように、いろいろな観点からの御意見をいただいております。もともと長期投薬ができるようにというのは、患者さんのことも、それから大きな病院の勤務医の負担軽減とか、いろいろな要素でそういうものを認めてきた経緯もありますけれども、ここでも御議論いただいている不適切な長期投薬ということで、全然管理されていなくて、結果的に残薬の問題とか、いろいろ生じているという話もありました。

 もちろん、しっかり処方していただくことで管理していただくというのは大前提ですけれども、そのほかにかかりつけ医とかかかりつけ薬剤師さんが管理するとか、あるいは中医協のテーマでは、結果はわからないですけれども、分割調剤の話とか、いろいろな議論が出ていますので、これを踏まえて、そういう議論を中医協のほうで深めていくということになろうかと考えております。

○遠藤部会長

 ありがとうございました。

 白川委員、どうぞ。

○白川委員

 医療課長の答弁は、今の段階ではそういうことだと承知いたしますけれども、確かに中医協でも2号側の一部の先生は、長期処方には反対というお立場ですが、逆に1号側は、長期処方は患者の利便性とか、特に症状が安定している方については、むしろ歓迎すべきで、リフィル処方はともかく、分割調剤をやったらどうかという意見も出ている。少なくともその議論の中で不適切な長期投薬という話が出た記憶が全くなくて、なぜこれが突然出てくるのか。不適切というのはどういうことを指して不適切とおっしゃっているのか。あるいは、そういうデータがあるのか、その辺が全くわからない状態です。

 多分、事務局としては、調整の過程で医療部会との関係でこれを入れざるを得なかったという城課長の御説明ではありましたけれども、私としては非常に唐突感を否めませんし、これが方針に入っていいのかまことにもって疑問であると申し上げたいと思います。

○遠藤部会長

 ありがとうございます。

 関連ですか。武久委員、どうぞ。

○武久委員

 誰が何を言ったからこうなったとか、そういうことではなしに、私は診療を行っておりますと、患者さん側は3カ月、できるだけ長期の投与をお願いしますと言います。次、3カ月目に来たときにちゃんと飲み終わっている方もいますけれども、残念ながら残薬が非常に、これとこれが何錠余っているという状態は結構ありまして、そういう患者さんには、3カ月間、一遍に出すのは無理かなということで2カ月にしたりしております。現場としては、それが不適切かどうかわかりませんが、患者さんによっては認知症もあったりするので、そういう場合に不適切というのであれば、私はこれでもいいかなと思います。

○遠藤部会長

 松原委員、どうぞ。

○松原委員

 医療部会で議論されて、こういう形が入ったのだとお聞きしたのですけれども、私も、これは不適切な長期処方。投薬という意味ではなくて、むしろ処方のほうがいけないと思っています。というのは、中医協でこの前出た残薬のデータを見ますと、7日までは確かに多うございます。これは、風邪薬が効かなかったり、あるいは抗生物質を変えたりします。ところが、7日のデータを除きますと、明らかに長期のほうが残薬がふえております。

 また、今、武久先生がお話いただきましたように、お年寄りの方に余り長い期間出しますと、忘れてしまったり、飲み忘れたり、大変なことが起きます。また、実際の例として、血中濃度が上がり過ぎてトラブったり、あるいは血圧が高いまま放置されていたり、糖尿病が3カ月も来ない間に大変悪化していたり、そういうことが実際に臨床を行っていてございますので、こういった長期の投薬、長期の処方は間違いである。かかりつけ医にきちんと1カ月に1回診てもらっていれば、そんなことはないのに、血圧が上がり過ぎて倒れてしまったというのは多々ございます。

 また、勤務医の先生のエネルギーを外来ではなく病棟のほうに少し回すというのは、むしろ今回導入しました大病院における特定療養費、選定療養費のやり方によって改善しますので、その方法がなかったので、これまで勤務医の先生方は3カ月とか4カ月出しておられたわけですから、そこを改善し、適切な形の長期処方でなかった点がございますから、不適切な長期処方、そして不適切な長期投薬については、おやめいただきたいということを言っているわけでございます。

 また、分割調剤におきましても、同じような形で、医師の目が通らない、処方を変更することなく、そのまま投薬することにおいては全く同じことが起きますので、絶対に反対であります

 そういったことを含めまして、こういった不適切な残薬、不適切な長期処方・長期投薬は改善すべきであって、私どもはいつも思っているのですが、残薬というのは本来は処方すべき医師が通すべきものであって、これを薬剤師さんが余っていると聞いただけで、勝手に変える、あるいは包括的に指示をもらって勝手に変えるということについては、大反対であります。細かく診ていかないといけません。特にお年を召した方においては、それが大事だと思っております。

 以上であります。

○遠藤部会長

 ありがとうございます。

 森委員、お願いします。

○森委員

 ありがとうございます。

 私どもの立場から言いますと、不適切な長期投薬、長期に薬を渡すという視点だと思います。高齢社会になってきまして、数多くの薬を飲んでいる患者さんがいます。そういう中で、一包化して、残薬がないように、きちんと間違いなく飲めるようにしていますが、長期に出された薬を、例えば60日、90日、薬によっても違いますけれども、一包化することによって品質の点で問題になることがあります。そういうケースは、不適切な長期投薬ではないかと思います。

 一方、今、松原先生からありましたけれども、残薬が出たときの問題点は、もちろん医療費の無駄ということもそうですけれども、患者さんが指示どおり飲んでいないことによっての健康への影響があります。私どもが勝手に残薬調整するわけではなくて、医師と連携をとって、疑義照会をして、残薬調整をしています。医師と連携をとりながらやっていきたいと思っております。

 以上です。

○遠藤部会長

 白川委員、どうぞ。

○白川委員

 長期処方がいいか悪いかを議論する場ではないと思っておりますので、それは中医協で御議論いただければいいと思います。武久先生、松原先生あるいは森先生がおっしゃった長期投薬によって残薬が発生する危険性が高まるという御意見に、別に反対しているわけではございませんが、残薬問題は、何も長期投薬だけの問題ではなくて、患者さんへの指導の問題とか、松原先生がおっしゃったとおり、いろいろな問題があると承知しております。

 もう一つ、不適切な長期処方と松原先生、おっしゃいましたけれども、ということは、医者の処方に不適切なものがあると言っているように聞こえます。ですから、何回も申し上げているとおり、ここで長期処方とは何だ、長期投薬とは何だという議論をしてもしようがないと思うのですけれども、長期投薬というテーマ、あるいは不適切な長期投薬については、今まで中医協でも全く議論されていなかったし、この場でも議論されていなかったのに、なぜ突然出てくるのか素朴な疑問でございまして、いかがなものかということを申し上げている。

○遠藤部会長

 ありがとうございます。

 では、どうぞ。

○松原委員

 そう言ってくださればありがたいです。医療部会では、かなりこのことを議論しています。そして、残薬がなぜできるかというのは、長期に処方しているから、途中で変更したために薬を山のようにお年寄りが抱えてしまう。それが主体でございます。そういったことをなくするために、こういったことをしたい。

 もう一つは、長期に投薬する、あるいは長期に処方するということは、今、お話がありましたように、患者さんの健康の管理において大きな問題があるだろう。また、これを行っているのはなぜかといえば、先ほど申しましたように、病診連携が十分にできていないからであって、こちらで直すのは違うと。本来であれば、病診連携は病診連携のやり方として、初診・再診においてかかりつけ医のほうにそれを戻していただくことによって、きめ細かく診ていくことが国民の健康にとって大事だということを何度も申し上げているところでございます。御理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。

○遠藤部会長

 ありがとうございます。

 この件については、このぐらいでよろしゅうございますか。はい。

 では、その他の点で御意見、承ればと思いますが、いかがでしょう。

 それでは、新谷委員、お願いいたします。

○新谷委員 ありがとうございます。

 前回、御要望申し上げた点について、特に4ページのICTの利活用について、患者の視点からという文言、あるいは利活用についてもタイトルに入れていただくということで反映いただきまして、ありがとうございました。

 前回、私どもから懸念を申し上げた点のうち今回修正をいただいていない点は6ページの最後の丸のところでございます。一番最後の行の「保険外併用療養の活用等について広く議論が求められる」という書きぶりについて、患者の立場から見れば、経済力の格差で医療へのアクセスが阻害される、格差が拡大するのではないかという懸念を申し上げて、「広く議論が求められる」という前に「患者の懸念も踏まえて」といった文言の追加をお願いしたところでございます。しかし、一方で、医療部会の方では異なる意見も出されたと聞いておりますし、そういったものも反映されて、現状どおり修正なしということに落ち着いているのかなと思います。

 ただ、今般、改正されました患者申出療養の創設をめぐっては、国会や中医協の場で、患者団体などから保険収載にきちんとつながるのかどうかといった懸念でありますとか、安全性についてはどのように担保するのか、あるいは高額な費用を誰でも負担できるのかといった論議があったということも聞いておりますので、こうした慎重な意見があったということも念頭に置いて、「広く論議する」ということでありますけれども、こういったこともテイクノートしていただいて、事務局として慎重な検討をお願いしたいということを重ねて申し上げておきたいと思います。

 以上であります。

○遠藤部会長

 ありがとうございます。これにつきましては、あくまでも実際に進めていく上で慎重にしてほしいという御要望ということでよろしいですか。文章の修文までは、今、御要望されているわけではないと。

○新谷委員

 はい。

○遠藤部会長

 了解いたしました。

 ほかにございますか。それでは、横尾委員、どうぞ。

○横尾委員

 前回、予防のこともぜひ検討してほしいという意見等を申し上げましたところ、1ページからそういったことについても包含していただいて、心から感謝したいと思います。なかなか多様な意見を整理いただいて、修文してほしいということではございませんけれども、感謝したいと思っています。

 ただ、1つ、気づきとして感じたことですけれども、3ページにありますが、「質の高い在宅医療・訪問看護の確保」というところが、今回は2行の記述になっているところであります。たまたま先般、在宅看護をされている看護師さん、あるいは現場の方等と詳しくお話をする機会があったのですけれども、今後の高齢・長寿社会を考えていくと、こういったことが本当に重要になるなと思います。

 このことは、参考資料1の9ページにあります「改革の趣旨」のところでも、例えば「一人暮らしや老夫婦だけになっても、安心して暮らすことができる」介護のこと等についても触れておられますし、また10ページには、高齢者の増加が地域差として、特に首都圏は非常に今後増えていくことが記されています。

 また、終末期においては、自宅で仮に療養するとしてもいろいろな課題があることが14ページ等にも書かれているわけでございまして、今後は、医療、そして介護が密に連携した地域包括ケア体制、ならびに人が生まれて天寿を全うするまでの、一生を通じての医療をどう確保するかということを、ぜひ部会並びに関係のところでも今後検討いただくような機会がますます重要になってくると、改めて今回は認識させていただきました。

 後期高齢者医療を担っている広域連合としても、こういったことを念頭に置きながら、今後、現場では一生懸命努力してまいります。ぜひ今後とも関係のところ、特に厚生労働省で、そういったところまで慮った検討等のリードを期待しておきたいと思っています。

 以上です。

○遠藤部会長

 どうもありがとうございました。

 ほかにはいかがでしょうか。よろしゅうございますか。ありがとうございました。

 そういたしましたらば、御意見は大体承りました。修文を明確にしてほしいという御要望は、必ずしもなかったと思いますけれども、御意見は全て議事録にしっかり載せられておるわけでございます。

 長期投薬についての修文が必要かどうかということも含めて、これはもしよろしければ、私と事務局の間で相談させていただいて、御一任させていただければと思いますけれども、よろしゅうございますか。

(「異議なし」と声あり)

○遠藤部会長

 ありがとうございました。そのように対応させていただきます。

 また、医療部会においても、基本方針(案)の議論を行う予定があると聞いておりますので、医療部会との調整ということもまた必要ではあるわけですけれども、これらの調整も含めまして、最終的な基本方針の文案につきましては、私、部会長に一任いただくということでよろしゅうございますか。

(「異議なし」と声あり)

○遠藤部会長

 それでは、そのようにさせていただきます。どうもありがとうございました。

 次に、「医療保険制度改革の施行について」を議題といたします。

 本日は、精神病床に入院する患者の入院時食事療養費に関する資料を事務局に準備していただいておりますので、それに基づき御議論いただきたいと思います。

 では、事務局から資料の説明をお願いしたいと思います。

○宮本課長

 保険課長でございます。

 資料2をごらんください。

 「精神病床に入院する患者の入院時食事療養費について」ということで、1ページおめくりいただきまして、2ページ目でございますけれども、先般の法改正で、入院時の食事療養費につきましては、現行の260円を平成28年度に360円、平成30年度に460円にする改正というものをお認めいただいたところでございます。その際、低所得者については引き上げを行わない。あと、難病、小児慢性疾病患者については負担額を据え置くことにしていただいたところでございますけれども、今般は、精神病床に長期に入院している方について、食事療養費の引き上げの据え置きの経過措置を御提案したいということでございます。

 1ページおめくりいただきまして、3ページをごらんください。

 上段は、今般の法改正の条文でございまして、食材料費に調理費を加えたということでございます。

 後段は、法案を審議いただいた際の参議院厚生労働委員会における附帯決議でございまして、入院時食事療養費については、今後も引き続き、低所得者、難病患者、小児慢性特定疾病患者はもちろん、長期にわたり入院を余儀なくされている療養患者等への配慮を十分に行うこととされているところでございます。

 それで、4ページでございます。

 これが精神病床に入院している患者さんのうちの、1年以上の方ということでございまして、青い線が精神病床でございますが、療養病床などに比べましても、まだ長期の入院の方が非常に多いという形で、しかもU字カーブになっておりまして、10年以上入院されている方が22.7%という形で、非常に多いという状況になっております。

 1ページおめくりいただきまして、5ページです。今の精神の病床につきましては、1年未満での退院というのがかなり強くいろいろな形で指導されておりまして、1年未満で退院される方が8割以上になってきているわけですけれども、まだ本当に長期に入院されている方が残っておられるということで、平均在院日数は281日と、減ってはきておりますが、依然として長いという状況になってございます。

 それから、6ページでございます。これは精神病院からの家庭復帰率でございますが、1年未満であると、家庭に復帰されている率が72.1%となっておりますけれども、入院期間が長くなるにつれて家庭復帰率というのが下がってきてしまうという状況になってございます。

 それから、7ページは、1年以上入院している方と1年未満の方ということで棒グラフにしておりますけれども、1年以上入院している方というのは相当年齢が高くなっているという状況でございます。

 また、8ページでございますけれども、1年以上入院している患者の方が退院後にどういう収入源が想定されるかということで、障害年金、生活保護ということで、本人に余り多くの所得がない方が多いという状況になっております。

 9ページでございます。医療保険制度におきましては低所得者の区分を世帯の単位で見ております。世帯というのは経済的一体性があるということで、医療保険では、世帯単位で負担能力をはかっているということでございます。その中で、精神病床に長期入院されている方の中においても、14%ぐらいは一般所得に当たる方がおられるという状況になっております。

 問題になりますのは、この一般所得というのを他の疾病の場合と同じように考えていいかどうかということでございます。精神障害、長期の入院の方は、実際にはそのほとんど統合失調症ということになると思うわけですけれども、そうした中では、家族との関係があまりよくない、希薄な関係になる方が多いということが精神疾患自体の特性となっておりますので、世帯の単位で見た一般所得というものを他の疾病と同じように評価するのは難しく、違いがあるのではないか。形式的に一般所得に該当するとしても、精神疾患であれば家族との関係が他の疾患の場合とは違いますので、そこを配慮する必要があるのではないかということを踏まえての御提案したいと思っております。

 確かに、精神疾患の長期の入院というものは今後是正していかなければいけないもので、平成25年には精神保健福祉法の改正が行われ、それに基づき26年からは、「良質かつ適切な精神障害者に対する医療の提供を確保するための指針」もできておりまして、長期入院を是正していこうということで、いろいろな施策を実施しようとしております。また、入院している患者さんの権利擁護ということにも配慮がされております。

 しかし現時点では、既に1年以上入院している方については、まだ十分に施策が進んでいないということで、形式的に一般所得に当たるとしても、精神疾患の特質からいって、負担能力という面において、配慮すべき点があるのではないかというのが今回の提案でございます。

 具体的には、資料の13ページでございますけれども、上の2つの丸は現行の仕組みを記載したものですが、3番目の丸で、精神病床に入院する患者さんの特質を書いています。すなわち入院の期間が相当長期にわたっている、本人に所得がないということですが、世帯として見た場合に一般所得に該当する方がおられるということでございます。

 しかしながら、この一般所得というのは、先ほど申し上げたように、形式的にそれに当たるとしても、精神障害以外の疾病の患者さんの一般所得とは、負担能力ということで見た場合に配慮すべき点があるのではないかということで、最後の丸でございますが、平成28年4月1日において、既に1年を超えて精神病床に入院している患者さんの負担額については、一般所得に該当する場合であっても、今回の引き上げを行わず、据え置くということにしてはどうかという提案でございます。

 ただし、まだ入院期間が1年間に満たないような方、それからまさにこれから入院されるような方というのは、今後の施策の方向性が長期入院をなくし、家族との関係が希薄にならないよう、あるいは権利が擁護されるような方向性でございますので、一般的にはそういう方々については普通どおりご負担をいただく。ただ、施行の時点で既に1年を超えて入院して、残念ながらまだ施策の効果がとどいておらず長期入院になっているという状態の方については、今回の負担を据え置くという提案をいたしたいと思います。

 審議をよろしくお願いいたします。

○遠藤部会長

 ありがとうございました。

 ただいまのような御提案でありますけれども、御質問、御意見等あれば承りたいと思います。

 白川委員、どうぞ。

○白川委員

 確認だけさせていただきたいのですけれども、13ページに見直しの案が出されておりまして、一番最後のところが経過措置(案)となっておりますけれども、「経過措置として、据え置く」という表現になっておりまして、これは何年かたったら経過措置は廃止しますという意味ですか。それとも、今の保険課長のお話ですと、難病とか小児のように、この引き上げを適用しない、据え置くというふうにも聞こえるのですけれども、その辺を少し明快にしていただけますでしょうか。

○遠藤部会長

 そうですね。そこのところをもう少し詳しくお願いします。

○宮本課長

 来年の4月1日の時点で、既に1年を超えて精神病床に入院している患者さんの負担額については、据え置くということでございまして、今後新たに1年を超える方について、全て負担を据え置くという趣旨ではなくて、その施行の時点で既に1年を超えていた方についてだけ、今回、負担を据え置くという形にしたいと思っております。その方が退院をされるということがあって、再度入院されるといった場合には、規定どおりに負担をいただくことにしたいと思っておりますが、その方がずっと引き続き入院されている場合については、負担は据え置くということにしたいということでございます。

○遠藤部会長

 白川委員、どうぞ。

○白川委員

 わかりました。そうしますと、この「経過措置として」というのをとったほうがすっきりするかと思うのですけれども、いかがですか。私は、この案は妥当だと思っておるのですけれども、むしろ文章から言うと、負担額は据え置くとしたほうがすっきりするような気がいたしますが。

○遠藤部会長

 保険局長、どうぞ。

○唐澤局長

 私も精神保健課におりましたので、非常に難しい状況の方がいらっしゃるということはよくわかっております。ただ、本来の制度がありまして、今回の措置は特例として設定いたしますので、既に長期入院している方についての経過措置ということで、一定期間経過したら、その適用の状況がどうかということを検証して、また御検討いただくということはさせていただきたいと思います。実績がいつごろ出てくるかということもございますけれども、基本的には経過措置として実施状況を検証して、そしてまたこの場で御検討いただきたいという考え方でございます。

○遠藤部会長

 そういう意味を含めてということだったわけですね。非常によくわかりました。適切な御質問だと思います。ありがとうございます。

 ほかにございますか。それでは、渡邊委員、お願いいたします。

○渡邊委員

 今ほど精神病床に入院している方々の対応について、また実態も含めて説明がありましたが、私ども市町村の現場を預る立場でいろいろと考えた場合、データにもあるように長期に及ぶ精神病者は非常に多く、なおかつ、入院治療を受けたくても受けられず、在宅で引きこもりのような感じでいる患者さんも多く見られます。

 そうした中で、このたびの食事療養費の値上げについて、これは現下の情勢ですからやむを得ざるものがありますが、市町村の実態としては、長期に及んでいる患者の実態に鑑み、療養費の自己負担額が月2万4,000円から6,000円以上かかる方々も相当多くあり、私の町もそうですけれども、家族の方々にとっては非常に経済的な負担が大きいので、市町村それぞれの事情もあるでしょうけれども、あえて単独で助成措置を講じ、家族の負担軽減をやっております。ですから、そういう意味では、このたび対処案として経過措置が示されましたが、新たに盛り込むことについては大変ありがたいことであると思います。

 ただし、今、白川委員から、経過措置という文言は要らないのではないかという話がありましたが、来年4月以降、新たに長期入院の患者さんが発生し、制度的に療養費を求めることになった場合、我々市町村の現場で精神疾患を患う皆さんに対する単独の助成や福祉施策としての措置がどうしても求められる実態があるということだけは承知しておいていただきたいと思います。

 以上でございます。

○遠藤部会長

 ありがとうございました。重要な御指摘をいただきました。

 それでは、松原委員、お願いいたします。

○松原委員 

 7ページ目を見ていただけますでしょうか。入院患者さんの年齢構成でございますが、典型的な55から64の1年以上がどんと高い。これを見ますと、この年において発症するように見えますが、実際に統合失調症等の発症は15歳から30歳前後が多うございます。そして、今から20年前に画期的な薬が何種類も出ました。それまでの薬で若いときに治療している方は、病気がそのままくすぶりながら暮らしていた状態がございます。そのような方々が55歳から85歳までいらっしゃるわけで、現在の若者たちは、残念なことに一定の割合、100人に数人の割合で、必ずどの民族も同じように統合失調症が出てまいります。

 しかし、画期的な薬が幾つか出たために、若い人たちは短期入院して、入院せずに暮らせるという状態に入っています。つまり、ずっと未来永劫、この負担があるとは我々は考えません。むしろ画期的な薬が出ていけば、お年を召している方たちは社会復帰が難しゅうございますけれども、これをそのままずっと負担するわけではありませんので、そのことから考えますと、こういった対応は適切であると思います。

 ただ、認知症の方で精神病院に入っておられる方もございます。これにつきましては、今からふえてくると思いますので、そういったことは別にして、先ほど説明がありました統合失調症の方、大変つらい状態で暮らしている方もございますし、入院されていることが、その方にとって楽な場合がございますので、そういった費用については政策的に考えていくのが適切だと思っております。

○遠藤部会長

 ありがとうございました。

 ほかにいかがでしょうか。新谷委員、どうぞ。

○新谷委員

 ありがとうございます。

 事務局から13ページに提起いただきました内容については、私どもも妥当なものとして受けとめております。

 ただ、御説明では余り触れておられませんでしたが、資料の10ページ、11ページ、あるいは12ページもそうですけれども、病院における未収金の課題の資料が入っているわけでございます。未収金の問題というのは病院経営にとっても大変な問題だということは理解しておりますが、一般病床でも起きている問題でございますので、未収金は精神病院だけの問題ではないと理解しております。

 今回提起いただいた背景は、あくまでも患者の所得状況等々の経済状況に配慮して判断されたと、私どもも理解しておりますので、この未収金の資料というのは背景資料としていかがなものかなという感じがしているところでございます。

 同時に、今後、精神疾患を有する患者さんが地域で暮らしていける、地域移行につながるよう、患者の方々を地域で支え、就労を中心とした自立につなげていく流れをとめることなく取り組みを推進していただくことを要望として申し上げておきたいと思います。

 以上です。

○遠藤部会長

 ありがとうございます。未収金の問題は新谷委員がおっしゃるとおりでございまして、あくまでも参考資料という位置づけだと思います。

 ほかにございますか。よろしゅうございますか。

 いろいろと重要な御指摘を頂戴いたしました。ありがとうございます。基本的には、事務局提案については御賛同いただけたと理解させていただきます。よろしゅうございますか。

(「異議なし」と声あり)

○遠藤部会長

 ありがとうございます。

 それでは、最後の議題に移りたいと思います。「治療用装具療養費検討専門委員会(仮称)の設置について」を議題とします。

 事務局から資料が出ておりますので、御説明をお願いしたいと思います。

○三浦室長

 保険局医療課保険医療企画調査室長でございます。

 お手元の資料3を御用意賜ればと思います。先ほど部会長より御紹介がありました「治療用装具療養費検討専門委員会(仮称)の設置について」というものであります。

 御案内のとおり、健保法等におきましては、原則、療養の給付という形で、保険医療機関等を通じた現物給付化された給付が行われておりますが、例外といたしまして療養費という形で被保険者の方に給付するという類型がございます。

 資料の下の方をご覧いただきたいのですが、柔道整復ですとかあん摩マッサージ指圧、はり・きゅうなどが療養費の類型としてあるのですけれども、もう一つ、治療用装具と申しまして、補装具的なものですけれども、治療の際に用いるものでありますが、こちらについても現在、療養費という形で支給しております。

 下に書いてございますが、こちらの医療保険部会の下に柔道整復あるいはあん摩マッサージ、はり・きゅうに関しましては、それぞれ療養費に関する検討の場というものが既に設けられているところでございますけれども、参考のところ、枠囲いしてございますが、治療用装具についてはそのような場がないということで、この場の設置についてお諮り申し上げておるというのが、この資料の趣旨でございます。

 上の方をご覧いただきたいのですけれども、設置の趣旨といたしましては、中・長期的な視点に立ちまして、支給基準の見直し等、その在り方の検討を行うということでございます。

 2.専門委員の構成をご覧いただきたいのですが、座長・有識者のほか、保険者等の意見を反映する者、あるいは治療用装具製作者の意見を反映する者などにお願いしたいと考えてございます。

 なお、この専門委員会の設置に関しましては、1ページおめくりいただきまして参照条文をつけさせていただいております。

 社会保障審議会令、あるいは社会保障審議会の運営規則の規定、特に運営規則第8条には、委員会の設置に関しまして「部会長は、必要があると認めるときは、それぞれ分科会又は部会に諮って委員会を設置することができる」といった形になっておりますので、本日、このような形で御相談申し上げている、このような次第であります。

 御審議のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。以上です。

○遠藤部会長

 ありがとうございます。

 これまで2つの専門委員会があったわけでありますけれども、機器やサービスの特性に応じて、それなりの専門的な審査が必要だろうということで、治療用装具療養費検討専門委員会(仮称)を設置したいというのが事務局の提案でございます。

 御質問等ございますでしょうか。よろしゅうございますか。

 それでは、先ほど事務局から御説明があったような形の委員構成も含めまして、御承認いただいたという形にさせていただきたいと思います。どうもありがとうございます。

 事務局におかれましては、このような形で進めていくようにお願いしたいと思います。

 それでは、本日事務局が用意した資料は以上でございますけれども、何か皆さんのほうからございますか。よろしゅうございますか。

 それでは、師走のお忙しいときでございますので、1時間分ボーナスが出たということで、御自由にお使いいただければと思います。ありがとうございました。

 それでは、本日はこれまでにさせていただきたいと思います。次回の開催日につきましては追って事務局より連絡するようにお願いしたいと思います。

 本日は御多忙の折、御参集いただきまして、どうもありがとうございました。


(了)

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