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2015年12月10日 第3回国際保健に関する懇談会 議事要旨

大臣官房国際課

○日時

平成27年12月10日(水)15:00~17:00


○場所

中央合同庁舎5号館 省議室


○出席者

塩崎恭久 厚生労働大臣、構成員(大西健丞、尾身茂、近藤克則、
渋谷健司、田瀬和夫、中谷比呂樹、林玲子、平林国彦、
柳沢香枝(五十音順・敬称略))、事務局(厚生労働省)、
オブザーバー(内閣官房、財務省、外務省)

○議題

・ワーキンググループ(WG)中間報告(グローバル・ヘルス・ガバナンス(GHG)、国際保健政策人材養成)等。

○議事

・塩崎大臣から、大臣以下厚生労働省職員が国際保健により一層注力していくべきであると考えていること、また、本懇談会における提言は我が国の国際保健政策において、大変重要で意義があると述べられた。

・渋谷構成員から、GHGに関するWGの第2回中間報告が行われた。GHGの課題を、3つの役割(平時の保健システム強化、有事に対処する仕組み構築、研究開発・公共財提供を推進する仕組み構築)と3つの機能(関係者調整、説明責任、持続可能な投資)から成る3×3表を用いて分析し、計25個の課題を同定し(第1回中間報告で報告済み)、さらに、G7が優先的に取り組むべきGHG課題として優先順位付けし、上位5課題を選出したことが報告された。また、5つの優先課題に対する解決策として、G7が取り組むべき15のアクションプランが提言された。

・中谷構成員から、国際保健政策人材養成に関するWGの中間報告書のドラフト紹介が行われた。現在までのWGにおいて、国際保健政策人材を継続的に輩出するにあたり障壁となる課題・問題点が明らかとなり、これらが紹介されるとともに、具体的解決策と到達すべき目標案が提示された。

・そのほか、以下の意見等が挙がった。

1.  ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)はGHGにおいて大変重要であるが、各国・地域レベルで活用しやすい政策作りを意識することが必要。

2.  GHG 課題表で、医療に特化した部分が目立つが、GHGにおいてはむしろ保健システムの強化や保健プロモーションなど保健全体が重要。

3.  健康に影響を及ぼす保健以外セクターとの連携の仕組みは、優先順位としてもっと高いのではないか。また、これはUHCの考え方の中にそもそも含まれているものではないか。例えば水の衛生はGHGにおいて大変重要であり、インパクトも大きい。衛生環境の整備は日本が世界に発信すべき分野。

4.  国際保健で活躍する場として、公的組織だけではなく、非営利組織・営利組織もカウントしてよいのではないか。

5.  我が国は、体系的に人材を育て、戦略的に国際保健に送り込む仕組みが必要。

6.  国際保健政策人材の育成には、厚生労働省自体が内部の仕組み改革に取り組む必要がある。

・事務局とオブザーバーから、関連事項について、各々説明があった。

・次回開催は平成28218日(木)の予定。


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