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2015年7月8日 中央社会保険医療協議会 診療報酬改定結果検証部会 第46回議事録 

○日時

平成27年7月8日(水)10:00~10:16


○場所

厚生労働省講堂(低層棟2階)


○出席者

松原由美部会長 田辺国昭委員 西村万里子委員 印南一路委員 野口晴子委員 荒井耕委員
<事務局>
唐澤保険局長 武田審議官 吉田審議官 宮嵜医療課長 佐々木医療課企画官
込山保険医療調査企画室長 中井薬剤管理官 田口歯科医療管理官 他

○議題

○ 部会長の選出について

○ 平成26年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査(平成27年度調査)の調査票案について

○議事

○込山保険医療企画調査室長

 皆さん、おはようございます。

 検証部会の開催に先立ちまして、お諮り事がございます。

 先日6月24日の総会におきまして、新たに御就任された田辺会長より、当部会に属する委員の方々が指名されたところでございますが、部会の部会長につきましては、それぞれの部会において選挙することとされております。

 このため、新しい部会長が選任されるまでの間、僭越でございますが、私のほうで司会進行をさせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。

(「異議なし」と声あり)

○込山保険医療企画調査室長

 ありがとうございます。

 では、新しい部会長の選任までの議事進行につきましては、私のほうで務めさせていただきます。

 ただいまより第46回「診療報酬改定結果検証部会」を開催いたします。

 まず、当部会に属する委員に御異動がございましたので、御報告申し上げます。

 6月24日に開催された総会におきまして、委員の案を御了承いただき、委員の指名をさせていただいたところでございます。具体的には、配付しております委員名簿のとおり、森田委員が御退任され、新たに荒井委員が委員となられております。よろしくお願い申し上げます。

 続いて、委員の御出席状況について御報告申し上げます。本日は、全ての委員の方々が御出席でございます。

 それでは「部会長の選出について」を議題といたしたいと思います。

 社会保険医療協議会令第1条第6項の規定により、部会に部会長を置き、当該部会に属する公益を代表する委員のうちから、当該部会に属する委員が選挙することとされています。

 今回は、皆様方の御意見を伺った上で御賛同があれば決めていくという方法をとりたいと考えておりますが、よろしいでしょうか。

(「異議なし」と声あり)

○込山保険医療企画調査室長

 ありがとうございます。では、そのように進めさせていただきます。

 恐縮でございますが、委員の皆様方から御推薦等がございましたら頂戴したいと存じますが、いかがでございましょうか。

 印南先生、よろしくお願いいたします。

○印南委員

 部会長につきましては、引き続き松原委員にお願いしてはいかがかと思いますが、いかがでしょうか。

○込山保険医療企画調査室長

 ただいま、印南委員より松原委員を御推薦いただきましたが、松原委員に部会長をお願いするということでよろしゅうございますでしょうか。

(「異議なし」と声あり)

○込山保険医療企画調査室長

 どうもありがとうございました。

 それでは、松原委員に部会長をお願い申し上げます。

 恐縮でございますが、松原部会長より一言御挨拶を頂戴できればと存じます。

○松原部会長

 松原でございます。微力ながらも、少しでも医療現場に従事する方々、保険料を納めている方々、広く一般国民の方々に資する調査となりますよう、全力で取り組む所存でございますので、どうぞ御指導、御協力のほどよろしくお願いいたします。

○込山保険医療企画調査室長

 どうもありがとうございました。

 今後の議事を、松原部会長にお願い申し上げたいと思います。よろしくお願いいたします。

○松原部会長

 議事に入る前に、当部会の運営を円滑に進めるため、本日部会長代理を選任しておきたいと思います。

 部会長代理には、引き続き西村委員にお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。

(「異議なし」と声あり)

○松原部会長

 ありがとうございました。

 引き続き、西村委員に部会長代理をお願いしたいと思います。西村委員、よろしくお願いいたします。

 議事に入らせていただきます。

 本日は「平成26年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査(平成27年度調査)の調査票案について」を議題といたします。

 事務局より資料が提出されておりますので、説明をお願いします。

○込山保険医療企画調査室長

 保険医療企画調査室長でございます。改めまして、よろしくお願い申し上げます。

 本日につきましては、平成26年度改定の結果検証に係る特別調査、平成27年度調査の調査票についてお諮りしたいと存じます。

 御案内のとおり、平成27年度調査につきましては、7項目の調査がございました。そのうち5項目については先日調査票の御了承をいただいたところでございます。

 本日は、胃瘻に関する実施状況調査と後発医薬品の使用促進に関する実施状況調査、この2点の調査票についてお諮りする次第でございます。

 資料は中医協の検-1でございます。若干大部になっておりますが、右下に通しページの番号が振ってございますので、そちらをごらんいただきたいと思います。

 まず最初に、胃瘻に関する調査でございます。

 2ページ、調査目的にございますように、平成26年度診療報酬改定におきまして、胃瘻造設術実施数の減少、また造設前の嚥下機能評価の実施、さらには造設後の連携施設への情報提供の推進を図ることにつきまして、評価が行われたところでございます。

 また、あわせて十分な嚥下機能訓練を行い、高い割合で経口摂取が可能な状態に回復させることができた医療機関についての評価の見直しが行われたところでございます。

 そうした改定を踏まえまして、現状、胃瘻の造設等、また、その他嚥下機能の検査等の実施状況について把握をするというものでございます。

 調査の狙いにつきましては、この枠の中に書いてあるとおりでございます。

 調査対象等でございます。調査対象といたしましては、胃瘻造設術を行っている保険医療機関、さらにはそのうち経口摂取回復促進加算等を算定している保険医療機関をあわせて1,000施設程度を対象とする予定でございます。

 3ページの調査スケジュールでございますが、本日お諮りし、さらに総会で御了承いただいた場合には、早速7月から調査に入りたいと考えております。

 4ページからが、調査票の内容でございます。

 その他の調査にもございますように、それぞれお答えいただく医療機関の施設の概要等について冒頭にいろいろお聞きしております。

 胃瘻の造設に関するお尋ねについては、5ページからになります。

 胃瘻の造設に関する届け出・算定状況についてのお伺いでございます。御案内のとおり、平成26年の改定におきましては、胃瘻の造設術の点数評価に加えまして、胃瘻造設時に嚥下機能評価を行った場合にその加算が行われるということが新設されました。

 あわせて、要件といたしまして、胃瘻造設を年間50件以上行う医療機関につきましては、例えば経口摂取回復率が35%以上でなければならないとか、また、術前に全例について嚥下機能検査を実施しなければならないといった要件が課せられました。その要件を満たさない場合には、これらの加算等の届け出ができず、また、点数も80%にとどめるという内容の改定でございました。

 そういった状況を踏まえまして、平成26年度における胃瘻造設等の状況がどうなったかということをお伺いするものでございます。平成25年度の件数、平成26年度の件数をお尋ねする。あわせて、今、申し上げましたように、50件以上の施設につきましては、経口摂取回復率の要件等が課せられましたので、その回復率の状況について、それぞれの施設にお尋ねします。

 5ページの下の○2、これまた先ほど申し上げた胃瘻造設時の嚥下機能評価加算につきまして、100%の加算をとるためには、この届け出が必要になるわけですけれども、その届け出をしているかしていないかということをお尋ねしています。

 届け出をしていない施設につきましては、50件未満の施設に対しましては、こちらに掲げられてございます状況や要件について、何か理由があるのかということをお尋ねしております。

 6ページ、50件以上の施設につきましては、さらに要件が加わっておりまして、先ほど申し上げたような術前に全例に嚥下機能検査をしなければならないとか、2にございますような経口摂取回復率35%以上でなければならない等々の要件がございますので、その要件も含めて届け出ができない場合の理由をお尋ねしております。

 3の「経口摂取回復率の計算に必要なデータを収集することが困難であるから」という選択肢も御用意していますが、こちらは経口摂取回復率の算定のためには、例えば退院後の患者さん等々もフォローアップしなければならないといったこともございますので、そういった問題があるかどうかということもあわせて聞いているものでございます。

 7ページから、こちらはリハビリの摂食機能療法に経口摂取回復促進加算が新設されました。こちらにつきましても、その届け出状況と、先ほどの嚥下機能評価加算と同じように届け出をしていない場合には、その届け出に至らない理由として、要件との関係でどうかということをお尋ねしているものでございます。

 8ページから、今、申し上げた診療報酬の算定状況につきまして、改めて平成27年4月の1カ月間に胃瘻造設を行った患者さんについてそれぞれお尋ねをしております。

 加えて(2)で、1カ月間に逆に胃瘻を閉鎖されたり、抜去された患者さんの数についてもお尋ねしています。

 そういった患者さんがいらっしゃる場合にはということで(3)、そうした閉鎖、抜去を行った患者さんの閉鎖、抜去を行った理由についてお尋ねしております。嚥下摂食機能が回復し、経口摂取が行えるような状態になったかどうか、逆に安全に経口摂取が行える状態とは言いがたいけれども、患者さんなり御家族の希望によりQOLを重視したということなどを選択肢としております。

 また、4の選択肢としましては、胃瘻のトラブルがあって、抜去、閉鎖を行ったという選択肢を御用意しております。

 また、○2において、胃瘻の閉鎖等をした患者さんにつきまして、その後の栄養摂取方法としてどういった状態にあるのかということをお尋ねしております。

 ○3において、1カ月以内に生じた問題があるかどうかといったこともお尋ねをしております。

 9ページから、こちらは診療報酬上の要件とは関係なく、現状の医療機関さんにおけるそれぞれの取り組み状況についてお尋ねをしております。

 大きな項目といたしまして、口腔状態の評価、嚥下機能検査、摂食機能療法の実施体制などについて、その状況をお尋ねしているものでございます。

10ページから、5の退院時の情報提供でございます。

 胃瘻を造設された患者さんが退院するときに、その退院先に対して、その後の経口摂取への見込みなども含めて情報提供を行っているかというお尋ねです。

 それぞれ口腔状態に関する情報、嚥下摂食機能に関する情報といったものを退院先、転院先にお伝えしているかどうかといった内容でございます。

11ページの6、平成26年度診療報酬改定による効果・影響について、それぞれ主観的なお尋ねでございますが、設問を用意してお尋ねしています。

 また、7に関しましては、改定に関するお困り事、御意見等について選択肢という形でお尋ねしております。

 さらに12ページ以降、恐縮ですが、個々の患者さんの状態についてお尋ねしております。

13ページに横表を御用意しておりますが、それぞれの列ごとに患者さんの状態等々について御記入いただくこととしています。平成27年4月に胃瘻造設を行った患者さん全員の状態について、それぞれについてのお尋ねという形になってございます。

15ページからが、2点目の後発医薬品の使用促進策に関するお尋ねでございます。

 後発品の使用促進策に関する状況調査につきましては、平成26年度も調査を実施しております。基本的には、平成26年度の調査票をそのまま活用させていただいております。調査対象も同様でございまして、15ページの下にございますように、保険薬局、診療所、病院、病院に勤務されている外来を担当する医師1施設につき2名、さらには患者さんに対する調査ということを実施させていただく予定でございます。

 若干の変更といたしまして、まず保険薬局票でございます。平成26年度調査の調査票と若干変更している点でございますが、21ページ、後発医薬品を積極的に調剤するかしないかというお尋ねがあるのですが、その一連の中で(5)後発医薬品を積極的に調剤していない医薬品の種類や剤形をお尋ねしております。平成26年度調査ですと、11の抗アレルギー剤まででございましたけれども、その後、調査検討委員会等での御議論もあり、12以降の薬剤についても追加させていただいております。

 さらに細かくなって恐縮でございますけれども、29ページ、こちらは診療所さん宛ての調査でございます。

29ページの○3-2、ここに新しい質問項目を加えております。これまでは、後発医薬品を積極的に処方しない理由というもののみお尋ねしておりました。これが28ページの○3-1でございますが、それに加えて、逆に積極的に処方する理由というのも聞いたほうがいいのではないかという調査検討委員会の御意見にもございましたので、これも加えさせていただいております。

 また、○5-3でございますが、先発医薬品の銘柄指定をする場合、それはなぜなのかというお尋ねの中で、選択肢として2の「適応症の違いがあるから」という点も追加させていただいているところでございます。

 今の点につきましては、その他の病院票や医師票にも同様に盛り込ませていただいているところでございます。

 以上でございまして、基本的には平成26年度調査と同様の内容で実施したいと思っています。長くなって恐縮でしたが、説明は以上でございます。

○松原部会長

 どうもありがとうございました。

 ただいまの事務局からの説明につきまして、御意見等ありましたら、お願いします。

 御意見等ないようでしたら、御審議いただいた案について、当部会で同意を得られたものとして、私から総会に報告することとしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 本日の議論はこのあたりにしたいと思います。なお、次回の日程につきましては、追って事務局より連絡いたしますので、よろしくお願いいたします。

 本日はこれにて閉会いたします。どうもありがとうございました。

 


(了)
<照会先>

厚生労働省保険局医療課企画法令第1係

代表: 03-5253-1111(内線)3288

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