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2014年11月12日 子育て支援員(仮称)研修制度に関する検討会 第4回 専門研修ワーキングチーム(地域保育)

雇用均等・児童家庭局保育課

○日時

平成26年11月12日(水)10:00〜12:00


○場所

厚生労働省 12階 専用第14会議室(中央合同庁舎第5号館)


○出席者

構成員

矢藤座長 丹野構成員代理
大方構成員 尾木構成員
佐藤構成員

オブザーバー

小林課長 (一般財団法人女性労働協会事業部業務第一課) 伊藤理事(代理) (全国小規模保育連絡協議会)
友澤理事長 (NPO法人ピッピ・親子サポートネット) 水嶋副理事長 (NPO法人家庭的保育全国連絡協議会)

事務局

朝川保育課長 馬場保育指導専門官
鈴木課長補佐 (職業家庭両立課) 田野課長補佐 (保育課)

○議題

(1) 子育て支援員専門研修(地域保育コース)のカリキュラムについて
(2) 居宅訪問型保育等に係る研修の取扱いについて
(3) 子育て支援員専門研修(地域保育コース)のフォローアップ研修・現任研修について
(4) その他

○議事

○田野課長補佐 
 それでは、ただ今から「子育て支援員研修制度に関する検討会第4回専門研修ワーキングチーム(地域保育)」を開催いたします。

 皆様方におかれましては、お忙しい中お集まりいただきまして、まことにありがとうございます。

 本日は、構成員4名、オブザーバー3名に御出席いただいております。

 また、伊藤構成員と駒崎オブザーバーにおかれましては、所用により御欠席でございますが、伊藤構成員の代理といたしまして船橋市健康福祉局子育て支援部保育課主幹の丹野誠様に御出席いただいております。

また、駒崎オブザーバーの代理といたしまして全国小規模保育連絡協議会理事の伊藤保子様に御出席をいただいております。よろしくお願いいたします。

 最初に、資料の確認をさせていただきます。

 本日御用意しました資料といたしましては、まず議事次第と、資料1〜4でございます。

また、参考資料といたしまして、親会で決めていただいております基本研修のカリキュラムを参考資料1ということで添付しております。

参考資料2として家庭的保育の研修のカリキュラム等につきまして、参考でつけております。

参考資料3につきましては、今日、後ほどフォローアップ研修、現任研修について御議論いただこうと思っておりますが、これは第2回の親会に提出されたフォローアップ研修・現任研修のイメージでございます。

参考資料4につきましては、友澤オブザーバーから御提出いただきました意見書を添付させていただいております。

資料につきましては、以上の計8点となってございます。

資料の欠落等ございましたら、事務局まで申しつけください。よろしいでしょうか。

 なお、傍聴される皆様方におかれましては、事前にお知らせしております傍聴時の注意事項の遵守をよろしくお願いいたします。

 それでは、議事に移りたいと思います。

矢藤座長、どうぞよろしくお願いいたします。


○矢藤座長 
 おはようございます。それでは、議事に入りたいと思います。

 日程的には本日が最終回となっておりますので、その点を踏まえてどうぞよろしくお願いいたします。

まず、議事(1)の「子育て支援員専門研修(地域保育コース)のカリキュラムについて」に関して、事務局より説明をお願いいたします。


○田野課長補佐 
 それでは、資料の説明をさせていただきます。

まず、資料1でございます。

前回、地域保育コースのカリキュラムについて大筋で合意をいただいたということがございますので、全体のイメージを整理してもう一度お出ししております。

資料1の1ページ目の【考え方】でございますが、各事業を通じて共通に実施する研修と、「3つの事業類型」と書きましたが、地域型保育と一時預かりとファミリー・サポート・センターという事業類型ごとに選択部分の研修をつくるということです。

2番目のポツです。地域型保育の部分につきましては、家庭的保育、小規模保育、事業所内保育については、「地域型保育」として統合するということ。

3つ目のポツで書いてございますのが、地域型保育の研修を受講した者は、一時預かり事業にも従事可能とする。ただ、この際には一時預かりの研修の受講を推奨するということで、考え方を整理しております。

今回、時間数を書き込んでおりまして、下のほうから見ていきますと、親会で議論いただきました基本研修が8時間。

地域保育コースの共通部分について、15時間〜15.5時間。

 地域型保育については、6時間〜6.5時間+2日以上。

一時預かりについても同じとなっております。

ファミリー・サポート・センターも6.5時間となっております。

下のほうの時間数を見ていただきますと、結局、基本研修8時間、専門研修21時間〜22時間+2日以上ということで、専門研修で見ますと、家庭的保育の基礎研修と同じ時間数になっています。

合わせますと、基本研修と専門研修で29時間〜30時間+2日以上ということで、家庭的保育の基礎研修よりは全体的に長くなっているのですけれども、もともと資格のない方についての研修ということもありますので、若干増えてはいますが、必要な研修を盛り込んだということです。

2ページ目、裏面が基本研修と専門研修の科目ということで、御議論いただきました科目を並べています。上のほうが基本研修で決まりました8科目です。

真ん中が共通部分ということで、専門研修の地域保育コースで、共通で学んでいただく部分。

一番下が選択ということで、それぞれ地域型保育、一時預かり事業、ファミリー・サポート・センターの研修。それぞれこういう形で受講していただくということがわかるような資料としております。

続きまして、資料2は、地域保育コースの科目についての資料でございます。

前回の資料から修正させていただいた部分について赤字で直しております。

1ページ目の1番は、事務局で追加をさせていただいております。第1回のときに研修の位置づけということで、新制度の中で研修が従事要件になっている事業と、そうでないのだけれども、質の向上のために受けていただく研修とがあるという御説明をしたのですが、明確に位置づけが書かれている部分がなくなってしまったので、ここにつけ加えています。

1つ目の○が、新制度におきまして家庭的保育の補助者及び小規模保育、事業所内保育、一時預かり事業に従事する保育士以外の従事者については、市町村が行う研修の受講が従事要件となっています。

従事要件となる研修につきまして、基本研修と専門研修の地域保育コースの研修を位置づけますということを書いています。

2番目の○です。ファミリー・サポート・センター事業については、本研修の受講は要件となっていませんが、質の確保・向上のために受講することが望ましい研修として位置づけをしますということを書いています。

 2番目がカリキュラムの考え方の部分で、3つ目の○を削除しておりますのは、親会で基本研修が固まるまでは全てのカリキュラムを盛り込んでいたのですけれども、前回、基本研修と重なっている部分について整理いただきましたので、ここの項目は落としています。

一番下の○です。見学実習については可能な限り実施することが望ましいということで、前回御意見をいただきましたので、その部分を書き込んでいます。

前回御意見をいただいたときには、もうちょっと丁寧に御説明いただいていまして、就職先が決まっている場合は見学実習をし、決まっていない場合はDVD等での対応ということが望ましいという意見をいただいたのですが、一律そういうやり方も難しいということで、このような書き方をしています。

次の2ページ目でございます。

2ページ目の項目の2というところを削っております。これは御議論いただいた結果なので、「方向性」というのは削除しています。

※印で加えていますのは、基本研修のほうと整理した部分について書き込んでいます。

「子ども虐待」については、基本研修の「子ども虐待と社会的養護」のほうで受講することとしますということを考え方の整理として書いています。

3つ目がカリキュラムの施行に当たっての論点といいますか、これも御議論いただいたので「論点」という文言は削除していまして、中身は経過措置について書いています。

ここで修正を加えていますのは、「小規模保育事業等」ということで、「等」と入れており、もともとその後ろの「保育従事者等」のところで、事業者内保育とか一時預かりについても経過措置について配慮が必要だという意味で「等」をつけていたのですが、「小規模保育事業等」としたほうがわかりやすいのではないかということで、こちらに「等」を入れています。

経過措置につきましては、ここではざっくりした書き方をしておりますが、施行までに丁寧に対応したいと思っております。

続きまして、3ページ目でございます。前回御議論いただきましたときに、科目の順番を整理するようにという御意見をいただきましたので、科目の順番を直しています。

赤字で「地域保育の基礎を理解するための科目」と書いておりますが、並べかえるに当たりまして、事項を追加してわかりやすくしています。

 2つ目の項目「乳幼児の発達と心理」のところの赤字を消していますのは、「保育者」の言いかえといいますか、「家庭的保育補助者、保育従事者、提供会員」というのが長いので、「保育者」ということで言いかえをしているのですが、その前に「乳幼児の生活と遊び」で先に「保育者」という言葉が出てきていますので、そちらに場所を変えたということです。

3つ目の「食事と栄養」のところは、その前の「生活と遊び」と「発達と心理」も「乳幼児の」と書いていますので、これについても「乳幼児の」という言葉を同じように加えています。

 次の4ページ目でございます。

4ページ目の「小児保健2」のところは赤字で記していないのですけれども、考え方としまして、「子どもに多い症例とその対応」というのは、アレルギーとか感染症の基本的なことを学んでいただくような内容になっているのですけれども、厚生労働省としては、「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」や「保育所における感染症対策ガイドライン」を普及していきたいということがあります。その科目の中で説明をしていただきたいという意味ではなくて、ホームページに載っておりますので、そういったものを配布していただくとか、あるいはそういうものがあるということを周知していただきたいということをこの内容の中にできれば加えたいと思っています。

 その下の「心肺蘇生法」のところでございます。ここで赤字で加えていますのが、前回御意見いただいた中で、人数が多いと見学だけの科目になってしまうこともあるので、実技ということで心肺蘇生法を位置づけていますので、参加した方が実技にきちんと参加できるようにという意味で書いています。参加人数等の配慮が必要ということです。

前回御意見いただいたときに、実際にはどういうプログラムでやってもらいたいのかということまで伝えないと、その講習会を実施したときに消防の関係の方とかに伝わらないというようなお話もありましたので、ここには書き込めなかったのですけれども、ガイドラインなどでそういうことも注意して書きたいと思っています。

2番目の事項では「地域保育の実際を理解するための科目」としています。

その下の「保育環境の整備」というところに「地域保育」としておりますのは、これは地域保育コースの内容ですので、「地域保育の環境整備」と直しております。

同じところの「目的」ですが、見え消ししておりますのが、もともと括弧書きで「家庭的保育」の部分を書き込んだのですけれども、「家庭的保育」という文言を使わずに内容がわかるようにということで、ちょっと工夫をして書いている部分です。「乳幼児の保育を行うために作られた場所でないところを保育の場として利用する上での工夫や配慮を学ぶ」としています。要は、保育者の方の居宅で実施する場合についての工夫とか配慮を学ぶということを書いています。

続きまして、5ページ目でございます。

5ページ目の一番上の「職業倫理と配慮事項」というところですけれども、科目名につきましては、これは家庭的保育の基礎研修では、もともと「家庭的保育者の」ということで書いている科目なのですが、改めて見たときに「保育者の」と入れたほうがわかりやすいのかなということで、入れさせていただいております。

2番目の項目、前回重複について整理いただいた「子ども虐待」のところを削除しております。

ここを削除した際に、その上の「職業倫理と配慮事項」の「目的」の一番下に赤字で加えているのですけれども、地域保育コースで実際働いていただく小規模保育や家庭的保育というのは、低年齢児のお子さんを保育する場ということで、お子さんの着がえをしていただいたりする際に、虐待の兆候とかを発見しやすい場だということもありますので、そういったことも意識して研修を学んでいただきたいという意味で、事項自体は落としたのですが、「目的」の部分に「児童虐待が疑われた場合の保育者としての対応について理解する」というのを加えさせていただいています。

一番下で、元は「気になる行動をする子ども」ということで、前回資料を作成したのですけれども、もうちょっと何か言いかえができないかということで工夫をさせていただいて、「特に配慮を要する子どもへの対応」という科目名にさせていただいています。

「目的」の○の2番目に「気になる子どもへの対応における保育者の役割を学ぶ」というところに入っているのですが、特に配慮を要するお子さんということで、発達の遅れが疑われる場合には専門機関との連携ということも意識していただきたいということと、その際には保護者の方の思い、障害への受けとめということもありますので、そういった保護者の方の思いを踏まえた上できちんと対応していただくことが必要と。2つのことをここに注ということで加えています。

次の6ページ目のところは事項を立てたときにちょっと整理して、「3.研修を進める上で必要な科目」ということで、「グループ討議」を入れています。

4番が「自治体の制度や地域の保育事情等を理解するための科目」ということで、実施自治体の制度についての科目を入れています。

時間数については、「子ども虐待」の60分が削られていますので、もとは16時間だったのが「15時間〜15.5時間」となっています。

次の7ページ目の一番下のところは、「地域型保育の設備運営」と前回書いたのですが、一時預かりで「一時預かり事業の運営」という科目名にしていますので、「設備」という文言は落とさせていただいています。

「内容」のところも「設備運営基準」と書いていますが、「遵守」ということで、つけ加えさせていただいています。

8ページ目でございます。8ページ目の見学オリエンテーションのところは、もとは「見学実習で自ら学びたい内容をあらかじめ考える」と書いたのですが、これは「目的」のところで書くべき内容でしたので、ここを改めまして、「見学実習の目的」と「見学実習のポイントと配慮事項」と書きかえています。

前回、見学実習自体をDVDと講義・演習にかえることも可能としましたので、その場合にはオリエンテーションのところは省略になりますということを※で書いています。

見学実習のところは、先ほども申し上げましたように、「可能な限り見学実習をすることが望ましい」ということを前段に書き加えています。

「見学実習」の「目的」の○の3つ目ですが、前回このまま書いてしまったのですが、おむつ交換とか食事の介助とかは、実習にかえて演習をやる場合に行える内容だと思いますので、見学実習を「講義・演習」にかえる場合にはこういったこともやってくださいということで書いています。

次の9ページ目が一時預かり事業の部分で、「一時預かり事業の概要」の「目的」のところで「保育所保育」と書いていますのを「継続的な保育」ということで言い直しをしています。

その次が「一時預かり事業の保育内容」の部分でございます。ここにつきましては、一時預かり事業の保育内容が特徴的な部分も含めてもうちょっとわかりやすいようにということで、書き直しています。

「内容」のところで「初めて会う子どもとの関係づくり」、2つ目の○が「一人ひとりの発達に応じた遊びの援助」、3つ目の○が「一人ひとりの発達に応じた生活の援助」、4つ目の○が「子どもの心身の負担への配慮」ということを内容としています。

 それに対応する「目的」でございますが、1つ目の○が「初めて会う子どもとの信頼関係を形成する具体的なかかわりを学ぶ」、2つ目の○が「一時預かりは子どもの家庭生活の延長にあるため、一人ひとりの状態に対応し、子どもが安心して過ごせるようにすることを学ぶ」、3つ目の○が「子どもの不安を安心に変える具体的なかかわり方を学ぶ」という目的に書き直しています。

次の10ページ目は、地域型保育と同じように「見学オリエンテーション」と「見学実習」のところを修正しています。

一番上「一時預かり事業における保護者の対応」の「目的」のところが、前回、「その場合の」という曖昧な書き方をしてしまったのですが、「一時預かり事業における」と直しています。

 次のページ、ファミリー・サポート・センターのところは特に修正がございません。

12ページ以降は前回お出しした資料で、科目のところで直った部分をあわせて修正をしています。

4回と期間が短い中で、しかも、カリキュラムも項目のみをお示しした中で御議論いただいたということで、やりとりの中で若干そごがあったことについて、この場をおかりしておわびをいたします。

また、最後に確認いただきまして、親会に報告をするということにしております。ですので、親会で意見があって何か修正が入ったり、あるいは通知を出す段階で何か修正が入ったりということもあるかとは思います。

 説明のほうは以上でございます。


○矢藤座長
 ありがとうございました。

 今、御説明があったように、前回大筋について御了解いただいた地域保育コースのカリキュラム案ですけれども、これについて事前に御確認いただいて、事務局で若干の修正を加えていただいていますが、依然として文言等について気になる部分等がもしありましたら、御意見を下さい。

まず、構成員の皆様から御発言いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。尾木構成員。


○尾木構成員
 尾木でございます。

 気づいたところを申し上げたいのですが、資料2の1ページです。一番下の見学実習はDVDの視聴等と講義などによる実施も可能とするというところはもちろんいいと思うのですけれども、後のシラバスのところにもこれが何回も出てくるのですが、この会議で話し合いましたように、受け入れ側への配慮という点もあると思いますので、これからすぐに就労することが決まっている人と決まっていない人、例えばその割合とかそういったことに応じて、ある程度働くのが決まっている人はなるべく受けていただいたほうがいいのですけれども、そうでない方は、まずはDVDでというような、そこの選別ができるように書かないと、真面目な自治体さんは、「望ましい」と書いているほうを何としてもやらなければというふうにやってしまうと、今度受け入れ側のほうが大変になるということがあると思うので、そこら辺の書きぶりが難しいかなとちょっと思いました。

5ページです。職業倫理のところですが、職業倫理というのは職業によって違うわけですから、「保育者の」と入っていないと誰の職業倫理なのかわからないので、やはり必要だと思うのですが、「内容」の中にも「保育者の職業倫理」というふうに入れていただいたほうがいいかなと思っています。

「保育者」というまとめた呼び方については、以前、大方先生から御意見があったと思うので、どのようにお考えか、後でお聞かせいただければと思っています。

9ページの「一時預かり事業の保育内容」についてです。ここについては友澤オブザーバーのほうから御意見が出ていますので、それをお聞きした上で、意見を述べたいと思っています。

以上です。


○矢藤座長
 ありがとうございます。

 構成員の方からそのほかいかがでしょうか。大方構成員、お願いします。


○大方構成員
 大方です。よろしくお願いいたします。

 随分とすっきりとわかりやすく、とても複雑な研修計画だと思うのですが、それぞれの特徴が少し見えるような形、共通する部分と専門に分かれる部分が見えるようになってきたのではないかなと思って見させていただきました。

文言の問題なのですけれども、今、気づいたところですが、4ページの大きな2の「地域保育の環境整備」の「目的」の2つ目のところです。書き方の問題なのですが、「乳幼児の保育を行うために作られた場所でないところを保育の場として利用する上での工夫や配慮」というのは、言葉上、まどろっこしい感じが若干したので、ここは別に「乳幼児」をつけなくても、「保育を行うために作られた場所ではないところを保育の場として利用する上での工夫や配慮」とか、もう少しすっきりしたほうがいいかなという感じがしました。細かいことは事務局にお任せをしたいと思いました。

 9ページのところで、これも別にどちらでもいいといえばどちらでもいいのですけれども、「一時預かり事業の保育内容」の「内容」の2つ目の○が「一人ひとりの発達に応じた遊びの援助」、その次が「生活の援助」になっているので、一般的に私たち保育では「生活と遊び」という言い方をするので、反対、ひっくり返して「生活」のほうが先で、「遊び」が後のほうが。特に一時預かりは生活のほうが中心になるので、そちらを優先順位にしてあるほうが、並びだけの問題とはいえ、よろしいのではないかなと思いました。

 それから、先ほど尾木先生から御質問というか、私に言っていたのですけれども、「保育者の職業倫理」というときに、ここは保育者という捉え方が、幼稚園も含めて「保育者」と言う場合もあり、有資格者としての「保育者」と言う場合も当然あり、就学前の子どもに携わる人を「保育者」と言う場合もありますが、今回は資格がない状態で「子育て支援員」という形になるので、「保育者の職業倫理」ということでないと。「職業倫理」と言うと、一般職業みたいに各自治体が思ってしまうと、少し研修内容が変わってしまうので、「保育者の」をつけたほうがいいなと思っていたのです。

「子育て支援員の職業倫理」と言ってしまっていいのか、大きな意味で「保育者」というのが一般論で、子どもに携わる人という意味で「保育者」でいいかなと思っているのです。その辺のところは、変えてくれという意味ではなくて、もしかしたらその辺の捉え方や、資格がないのに「保育者」と言ってしまっていいのかというような話が後から出る可能性もあるかなというのは、今、尾木先生の質問を受けて逆に思ったようなところはございました。


○矢藤座長
 ありがとうございます。

 そのほか構成員の方からよろしいでしょうか。では、丹野構成員代理からお願いします。


○丹野構成員代理
 ちょっと見たときに思ったのですが、1枚目の資料ですと2ページ目で、資料2のほうの6ページ目の「グループ討議」なのですが、「グループ討議」と書いてあると、この順番で来ると、ここまでに学んだことについてみんなでグループ討議する時間だよという印象を受けるのですけれども、中身のほうを見ると、目的はグループ討議の手法を学ぶのかなという感じもするので、そうすると、これは名前を「グループ討議の手法」とかに変えるとか、そういったことをしたほうがいいのかなと。

 順番が、研修の先頭に書いてあるのもちょっと格好よくはないのですけれども、本来だと最初に学ばなければいけないところになってしまうのかなという印象をちょっと受けたものですから、その点がちょっと気になった。

あと、資料2の5ページ目なのですが、「気になる行動をする子どもへの対応」というところを直していただいたのですけれども、「内容」のほうの最初の「気になる行動」というのが、「気をかけるべき行動」とか、「気にすべき行動」とかなのかなと。学ぶ人の側から見ると、多分こういうことを気にしてくださいよということを研修で学んでくるのかなという気もしたものですから、その点もちょっと表現の配慮があってもいいような気もいたしました。

以上です。


○矢藤座長
 ありがとうございました。

 では、佐藤構成員、お願いします。


○佐藤構成員
 佐藤です。

今、丹野代理からもありましたが、5ページ、「特に配慮を要する子ども」というふうに科目名が変更になっているのに、「内容」のほうが「気になる行動をする子ども」のままなので、そのあたりは最終的に表現方法のほうを見直していただきたいということ。

職業倫理については、子育て支援員の研修なので、「子育て支援員の職業倫理」というふうになるのが通常の資格であると思うのですが、「職業倫理」が、地域保育コースの専門研修のほうに入っています。本来「子育て支援員の職業倫理」ということであれば、基本研修のほうに入っているべきだと思うのですが、そうではない、そちらには「職業倫理」が入っていないということは、子育て支援員といっても、それぞれの分野によって今回全く違ってくるということで、あえて入れていないのかなと思います。そうすると、「地域保育に携わる者の」とか、そんな意味での保育者ということなのかなと思いますので、その部分はそういうことですよということをある程度踏まえていただくことが必要かなと思います。

以上です。


○矢藤座長
 ありがとうございます。

 尾木構成員。


○尾木構成員
 今いただいた御意見の中で、私も「職業倫理」については、「子育て支援員」ではなくて、「保育に携わる者の」ということだと思うので、この科目の一番最初に「ここで言う保育者とは」という説明があれば何とか大丈夫かなと思いました。

 あと、「気になる行動」のほうまで言葉を変えるというのは難しい。子どもに対して「気になる」と言ってレッテルを張るようなことは避けたほうがいいのだと思うのですけれども、「行動」というのは、これが全部キーになっているので、ちょっと難しいという感想です。

 もう一つ、「グループ討議」についてなのですが、御指摘のとおり、内容が家庭的保育事業の基礎研修を最初につくったものをそのまま引っ張ってきているので、手法の説明になっているのですけれども、実際には研修をある程度受けた段階で、この研修を受けてどういうことを学んでいるかとか、どういうことが不安なのか、心配なのかということを振り返ったり、話し合う科目なので、最初のところでグループ討議の進め方というか、こういうところを配慮しながらみんなで進めましょうという説明は若干あるのですが、80分くらいはずっとグループ討議をしますので、「目的」のところを修正する必要があるかと思います。


○矢藤座長
 ありがとうございました。

 今日出てきた意見について一つずつ確定していかないといけないものですから、そのことを踏まえて御議論いただきたいと思います。

 では、オブザーバーの方から御意見を伺った上で、今のもろもろの点について確認していきたいと思います。オブザーバーのほうから何か。

友澤オブザーバーから資料が出ていますので、先にお願いできますか。


○友澤オブザーバー
 友澤です。

 意見書に書かせていただいたことをお話しする前に1点だけ、専門研修の地域保育コースの全てのところにかかることかと思いますが、「実施自治体の制度について」というのが6ページ目に出てきますけれども、「自治体の制度や地域の保育事情等を理解するための科目」というのが任意になっているのですが、これが任意のままでいいのか。制度全体、どういう保育の種類があってというようなことを学ぶことは必要かなと思うので、これが任意のままでいいのかどうか、構成員の皆様の見解も伺えたらと思います。ということが1つあります。

 それから、私のほうで出させていただいたのは、一時預かり事業の専門研修のプログラムについてです。丁寧に一時預かりの特性に配慮した内容を御提案いただいているのですけれども、特に一時預かり事業の保育内容のところですが、ここで特徴的なことを配慮してこういう内容になっていると思うのですが、これはもちろん大事なことなのですが、単独でこの研修を行うとすれば、もともとの地域保育の研修のほうに盛り込まれているような保育内容、1日の流れとか、一時保育というのは異年齢保育なので、その特徴ということに関してもそういう要素はやはりあったほうがいいのかなと思います。私のほうで、わかりにくい表なのですが出させていただいております。今回、書いていただいた内容に関しては、「一時預かりの特徴と配慮事項」ということになり、そして、「一時預かりの保育内容と1日の流れ」とか、「一時預かりにおける異年齢保育」等が必要かと思います。また、一時預かりといっても、1日の流れをもって、例えば午前中はお散歩に行く、公園を使うということもありますので、「地域の社会資源の活用」とか、あるいはもちろん一時預かりにおいても「保育の体制」というのは大事なことです。現場の視点で言うと、そういうものが見えたほうがカリキュラムとしてわかりやすいと思ったものですから、このように書かせていただきましたので、少し御検討いただければと思います。

 まずはこの点でお願いします。


○矢藤座長
 ありがとうございます。

 では、伊藤オブザーバー代理。


○伊藤オブザーバー代理
 研修の並びの順序なのですが、「特に配慮を要する子ども」の項が、職業倫理とか虐待が抜けていきますので、ぽっとここに子どものことだけが残ったという状態になっていて、学ぶ側としたら、乳幼児の発達とかを学んだ流れの中にここが入っていくというのが。特別な、見つけるために配慮する項目ではなくて、子どもをよく見て、保育者がそこにケアしようとするための項目だという本来の目的が生かされるのではないかなという感じを持ちましたので、御検討いただければと思います。


○矢藤座長
 小林オブザーバー、お願いします。


○小林オブザーバー
 私は、先ほど話に出ていた「保育者」について意見をさせていただこうと思うのですけれども、ファミサポのほうでも「提供会員」がそこまで専門性を持って「保育者」と言えるのかというのはずっと疑問に思っていたところで、「保育者」とまでは言えないのではないかということで、ファミサポの専門研修では「保育者(提供会員)」と書かせていただいています。子育て支援員の研修を受けるに当たっては、そういったあたりについての用語の統一が必要かなと思っていました。今回、3ページに「【共通】においては」ということで書いていただいたので、それをもって「保育者」、つまり、子育て支援員として地域保育に携わる者、というようなことが言えるのかなと思いました。


○矢藤座長
 ありがとうございます。

 そのほかいかがですか。水嶋オブザーバー、お願いします。


○水嶋オブザーバー
NPO法人家庭的保育全国連絡協議会の水嶋です。

 先ほどの「特に配慮を要する子ども」という表現はとてもいいなと思いました。

 「内容」が「気になる」というところ、これは難しいから、もうちょっと考えたほうがいいのではないかなというふうに受け止めました。

 先ほどの研修の順番なのですけれども、「保育者の職業倫理」というところで、「保育者」というのは、「保育者」に限定するのがどうなのかなという疑問はあります。

 私は家庭的保育をしているのですが、家庭的保育独自の保育指針というのがないので、保育所保育指針をもとにしています。平成20年の変更のときに、地域の中での保育所の重要性がかなり書かれて、改定されたのですけれども、この地域型というのは、家庭的保育も溶け込もうと思えば地域の中にどんどん溶け込めるのですね。保育所とつなぐこともできるし、公園などでいっしょに遊んだり、お話を聞いたり、子育てについての話もできるので、職業倫理を最初に持ってきてもいいのかなと思いました。

研修の順番は、このままだとすると、「特に配慮を要する子ども」と急にまた子どもに戻っているという感じを受けました。

 友澤オブザーバーがおっしゃった一時保育なのですが、家庭的保育も異年齢児なのです。ちょっと一時保育に似通っているのですが、継続の保育と一時保育の違いは、昨日と今日は全然違うのです。それが一時保育の大きな特徴かなと思うのです。

生活にしても遊びにしても、「一人ひとり」という言葉はいいと思うのですが、一時保育というのは担当者、保育者というのかな、先ほどの「保育者」はちょっと難しいのですが、そこがつながらないとなかなか保育ができないと思います。そういう独自性が入っていないのではという感じを受けました。

以上です。


○矢藤座長
 ありがとうございます。

 一つずつ確認していきたいと思います。

まず、「保育者」という呼び方ですけれども、これは小林オブザーバーもまとめてくださったように、ここで「保育者」と言うのはこういう人たちのことですということをしっかり説明することで御了解いただいたらいいと思うのです。

先回も申し上げましたが、専門家としての保育士が行うことがベストだと考えるのですが、それにかえて子育て支援員を置くということで、基本的には「保育者」というくくりの中で子どもたちを見ると。ただ、事業ごとにさまざまな形態がありますから、そのことをきちんと説明することで御理解いただくという形でいかがでしょうか。

(「はい」と声あり)

○矢藤座長
 では、この呼び方はそれですると。

 一時預かりに関してですが、私の理解では、この大枠に基づいてガイドラインを用意するということになっているかと思うのです。例えば詳細な内容について、それぞれの科目の中でもっと詳しくということがあり得ると思うのですが、今、友澤オブザーバーからいただいた資料等ももとにして、ガイドラインにしっかりその旨を反映して、趣旨が誤解なくきちんと自治体等に、あるいは実施者に伝わるような形を厚労省のほうで担保していただくということで御理解いただくことは可能でしょうか。

 尾木構成員。


○尾木構成員
 尾木でございます。

 一時預かり事業の保育内容のところなのですけれども、友澤オブザーバーの御意見等もお聞きして、まずは特徴と配慮事項ということは概要のところでも出てくるのですが、それを保育するに当たっての配慮事項ということで1つ置くのはいいかなと思います。

先ほど水嶋オブザーバーも言っていただいたのですが、一日一日が違うということ。だから、一日の流れが決まっている中に毎日違う子が来るのではなくて、来る子来る子によってその一日一日は違うのだということがはっきり示されるべきだと思っているのです。

ですので、継続的な保育との一番大きな違いは、継続的な保育だと、だんだん子どもたちがなれてくることを期待して、今日は違っていてもいい、今日はできなくてもいい、今日は泣いてもいいということなのだけれども、一時預かりのほうは、今日来た子は二度と来ないかもしれない中で、なるべく失敗をなくすというようなやり方と、それから子どもたちがそこに10人いたとしても、10人をまとめ上げて保育をするのではなくて、一人一人がおうちで過ごしているのと同じように過ごしていくということをまず尊重した上でやる保育なのだというところの違いを明確に最初にきちんと説明することが必要だと思っています。

あともう一つ、一日一日も違うのですが、一時預かりを行っている場所によっても、おなじみさんが多数来ているところと、ひろば等でやっていると、本当に初めての子がちょこっとだけ来るような場所もありますので、さまざまなパターンがあるということも概要のほうで説明できるかもしれないのですが、そういうことも踏まえると、一様ではないというようなことが伝わればいいのかなと思いました。

以上です。


○矢藤座長
 ありがとうございます。

 大方構成員。


○大方構成員
 尾木先生が言ってくださったことでもあるのですけれども、全体にそうですが、ここの冊子に余り細かいことを書くと、全国でこれを見られるときに、かなり地域格差もありますし、それぞれのイメージも違う部分が特にこの研修にはあると思いますので、それだけに汎用性があるような形にするということが必要で、異年齢児保育と言っても、一般の保育所でも異年齢児保育をやっているので、そのイメージと思っても困るので、特徴があるということは共通理解しなければいけないのですが、今つくってくださった事務局案でよろしいのではないかなと思っています。

むしろこれを講義される方がそこを踏まえて話をしていただくと。実際の研修のときのほうが大事で、この枠組みはできるだけ汎用性のあるものにしておかないと、かえって誤解を生むのではないかと思いました。


○矢藤座長
 小林オブザーバー。


○小林オブザーバー
 一時預かりの1日の流れということに関して、初めの専門研修の提案では、地域保育に準じて、ファミサポも同じように「1日の流れ」という言葉が入っていました。ですが、ファミサポでも1日ずっと預かるというのはかなりレアなケースです。ファミサポは、そのときそのときの依頼を受けて行う、一時預かりの中の一つだと思うのです。ということで、「1日の流れ」というのを修正させていただきまして、単に「援助活動の流れ」とさせていただきました。

 ただ、それを確認しようと思って今、11ページを見たら、「会員活動の流れ」というふうに書いていたので、すみません、ファミサポの中でちょっと訂正していただきたいのです。2番目の白い枠「ファミリー・サポート・センターの援助内容」の中の○の2つ目のところが「会員活動」となっていますけれども、「援助活動」ということで。ほかの説明は全て「援助活動」ということになっています。

 このように、かなり大きく捉えて、それぞれの実態に合わせてどのようにもなるようにさせていただいています。


○矢藤座長
 今の小林オブザーバーの御修正の件については、そういうふうに修正するということでよろしいですね。

(「はい」と声あり)

○矢藤座長
 では、友澤オブザーバー、お願いします。


○友澤オブザーバー
 ありがとうございます。

今、お話を伺っていて、一時預かりといってもいろんなイメージとか、いろんな場所での一時預かりで、確かに多様性があって、私どもの横浜市の場合は、18カ所ある乳幼児一時預かり事業のところでは定員15人で、週2〜3日の割と定期的にいらっしゃるお子さんが3分の2ぐらいいるような保育の場所が大勢のお子さんたちを受けているということで、そこは皆さん、かなりスキルを積みながらやっているので、そういう人たちがこれからこの研修を受けるとなると、一定程度1日の流れとか保育内容というのも安定的に提供するような場所を持ちつつ、日々の中でいろんなお子さんを受けていく、そういうイメージを私は持っていますので、そういう意味で、先ほどのような提案をさせていただいたので、そういう場所もあるということを配慮いただきたいということ。

それから、待機児童対策として今、どんどん保育所をつくったりということはありますけれども、ピークを過ぎた後は、子どもたちが減っていく中で、働き方というのも、今、働いている、あるいは出産後働きたい女性というのは、毎日働きたいわけでなくて、週2〜3日お仕事をしたい方が実はたくさんいらして、そういう方たちを一時預かりのところで受けていくというのも現在ありますが、そういう人たちの受け皿を一時預かりとしてやっていくことも視野に入れてプログラムを考えていったらいいのかなと思うものですから、そういうことがガイドラインの中で示されれば、実際に実施されるときに配慮されるのかなとは思います。


○矢藤座長
 ありがとうございます。

 そうしましたら、一時預かりについては、今、参考資料で御提案いただいたものに関して、その御趣旨をガイドライン等できちんと反映して、大方構成員もおっしゃったように、実際の講義等の中できちんと必要な内容が担保されるように明確に示していくということでよろしいでしょうか。そういったことで確認しておきたいと思います。

 順番のことが幾つか出ましたが、これについて御意見を。尾木構成員。


○尾木構成員
 今の順番は、共通と専門を分けて並べているので、これは正式な順番ではないと思っているのですね。やはり「概要」が一番最初にあって、それから学んでいく順番はあると思うので、今は整理をするためにこうやっているので、これが最終ではないというふうに思います。


○矢藤座長
 私もこの件に関しては、科目の構成として並べていることと、例えば自治体で実施するときにそのとおりの順番になるかというのは別の問題でもありますし、講師の日程の都合とかいろんなこともあったりするわけですから、些末なことで恐縮ですが、ただ、1つの科目の体系として見えるような形に整理し直すということを必要に応じて構成員に確認しながら、座長預かりということで御了解をいただいてよろしいですか。

(「はい」と声あり)

○矢藤座長 順番と、細かな文言の出し入れの部分に関してもお任せいただきたいと思います。

ただし、「気になる」ということについては幾つか御意見があって、私も気になりますので確認しておきたいのですが、「気になる」というのを変えたらどうかと先回申し上げたと思うのですが、タイトルとしてそれが出てくる。ただ、内容として、例えば保育の養成課程、幼児教育等でもそうですが、「気になる子ども」ということで、大体こういった範囲の子どものことを指すということがおおむね了解されていて、一般的な了解とは別として、要するに、講義する側としては「気になる」ということでとどめておけば、実はどういうことを伝えなければいけないかということがわかりやすいのです。

ですから、そういった実際的な事情に鑑みて、タイトルとしては変える。ただし、中身については、講義する人がその中身を具体的にイメージしやすいように残すということで御了解をいただいたらいかがかと思いますが、いかがでしょうか。では、大方構成員。


○大方構成員
 タイトルは「特に配慮を要する」のほうがいいなと思っているのですけれども、中身に関しては、「気になる子ども」という言い方は、最近は割と一般的に共通理解されているかなと思いますので、それは別に偏見とかそういう意味ではなくて、むしろどうケアしていくかということだと思いますので、よろしいかと思います。


○矢藤座長
 念のため申し添えておきますと、「気になる子ども」という呼び方については依然として議論のあることはあるのですね。ただ、現時点で暫定的に了解できるものとして、ガイドライン等でその内容を誤解のないような形で示すということで御了解いただければと思います。よろしいでしょうか。

(「はい」と声あり)

○矢藤座長
 それから、グループ討議の話もございましたが、これについては実際グループ討議のやり方と、それまでの事項を踏まえて勉強していくということで了解していいかと思いますが、よろしいでしょうか。

(「はい」と声あり)

○矢藤座長
 丹野構成員代理、よろしいでしょうか。


○丹野構成員代理
 はい。


○矢藤座長
 そういうことでお願いします。

 自治体の制度について任意になっているということに関してはいかがでしょうか。尾木構成員。


○尾木構成員
 親会のほうでというか、基本研修のところで「子ども家庭福祉」の中に、その地域にはどういう保育資源とか、子育て支援員になったときにどういう働く場があるのかというところは必ず盛り込もうという話がありまして、そこで多少は出てくるということがまずあります。それでもなおここに必要かどうかという議論かと思います。


○矢藤座長
 いかがでしょうか。各自治体によって、保育の提供の計画を立てるわけですね。その中でさまざまなあり方があって、うちの自治体では基本的にこうしていますといったようなことは当然何らかの情報として知っておいたほうがいいことであるかとは思います。ただし、それを内容として厳密に必ずやることとしてやって、「概要」のところである程度出て、それとほとんど変わらないといったようなことがある場合に、必ずやるべきかとか、ただ、市独自でこういうものがかなりあるといった場合にはやっていただかないといけないようなことだと思うのです。ですから、幅があってもいいものかと思うのですね。

 そういうことで、この御提案どおり、任意のこととして、必要があればそれをしっかり伝えていただくということも踏まえて、各自治体、実施者で計画を立てていただくということでよろしいかと思いますが、いかがでしょうか。

(「はい」と声あり)

○矢藤座長
 ありがとうございます。

 それから、尾木構成員から最初に御意見があった見学実習の受け入れに関することですが、DVDでも可というのと、実際に行ったほうがいいという場合と、実際に既に従事している人か、そうでないかといったような仕分けをどこまでするかということに関して、いかがですか。では、大方構成員。


○大方構成員
 これは最初のときに私が発言したということもあるのですけれども、「可能な限り」という言葉は原則残しておくほうが望ましいかなと。しなくていいという意味ではなくて、したほうがいいのだけれども、本当に働く意思があるかどうかもわからない中、それから受け入れ側の問題と、誰が手配をしていくのかと。いきなり電話をしてお願いしますと言って、果たして受け入れてもらえるのかとか、いろんな問題があってこういう御提案をしたのですが、「可能な限り」ということは入れておくほうが原則論としては望ましいかと。

あとは、どちらかといえば自治体のあり方、本当にやろうと思われる方は、自治体の方が手配をできるような実習システムを組んでおいてもらわないといけない。それがないと、ばらばらに電話をされても現場はお困りになると思いますから。具体的なことを書くことが可能ならば、その辺の配慮が必要であるということを自治体に、または研修をするところに申し伝えていただけたらいいのかなと思っていますし、実習に行こうと思う方はやみくもにいきなり電話をしてはだめなのだよということもどこかで伝えておかないといけないかもしれない。どちらかといえば自治体が主体となっていただけたらありがたいのではないかと思いました。


○矢藤座長
 よろしいでしょうか。尾木構成員。


○尾木構成員
 基本的には自治体がまず調整するというところが多いと思うのですけれども、小規模保育の中では、ここが可能ですよというリストがあって、そこに直接交渉してくださいみたいになっているところもあるので、事前にそこまでは準備ができていると思うのです。自分で調べて行く先を見つけてくださいということはまずあり得ないと思うのです。その点もどういうふうにするかというところをガイドラインにもう少し書き込んだほうがいいのかもしれません。

実習する本人については、見学実習オリエンテーションがありますので、これからどういうふうに手続してくださいという説明はそこでできます。


○矢藤座長
 では、御提案どおりの形でよろしいですね。その上で、既に従事している人と従事していない人がといったような仕分けは、現実にはなかなか難しいのではないか。ただ、そういう観点で各自治体等でしっかり必要な方に提供されるようにということも踏まえて、できる限りということ、質を担保できるような形をなるべく目指すということで理解しておきたいと思います。

 一応、私のメモの中ではこれで大丈夫なはずですが、もし何か思い出されたら改めて。

 もし何か出てきたときには、構成員の皆さんに必要に応じて確認していただきながら、最終的には座長の責任で事務局と調整させていただくということで御了解ください。

それでは、子育て支援員専門研修の地域保育コース案については、今いただいた修正を反映した上で、専門研修ワーキングチームでの案として親会に報告したいと思います。どうもありがとうございました。

 では、続きまして、議事の(2)「居宅訪問型保育等に係る研修の取扱いについて」、事務局から説明をお願いします。


○田野課長補佐
 資料3をごらんください。

 前回お出ししました資料から御意見等を踏まえまして修正した部分が赤字で書いております。

1ページ目「居宅訪問型保育とは」というところの2つ目の○の[1]から[5]のところを修正していますのは、もう少しわかりやすいように書き直しているということで、御了解いただけたらと思います。

 続きまして、3ページ目は、地域保育コースで文言の修正等をしておりますものをこちらも合わせて修正をしています。

 5ページ目の一番上の「居宅訪問型保育の保育内容」の「目的」のところでございます。赤字で書いていますのは、前回御意見いただいた部分で、ひとり親の夜間の対応というのも居宅訪問型保育の対象になっているのですけれども、そこの部分がちょっと見えてこないような内容になっていますという御意見をいただきましたので、「居宅訪問型保育の保育内容」の「目的」のところで書き込んでいます。3つ目の○の赤字のところに「夜間に行われる訪問型保育における配慮事項を理解する」ということを目的として入れています。

同じ5ページ目の2つ目の項目、「居宅訪問型保育の運営」の「目的」のところは、前回、左側の「内容」のところと違う書き方をしてしまったので、ここは文言の修正をしているだけです。

6ページ目の「居宅訪問型保育における保護者への対応」の「目的」のところにも追加をしています。ここについては、夜間等での対応のときに、中には利用される方がひとり親の方で、保育者の方が女性の場合に、保護者の方が異性であったり、あるいはその御家族の方がいらっしゃる場合もあると思いますので、そういった家族とのかかわりにおきます配慮について学ぶというところは、夜間の対応を意識して書いています。

 前回から修正していますのは以上でございます。

この居宅訪問型保育の研修につきましては、子育て支援員の研修とは別ということでありますので、親会への報告事項ではないのですけれども、こちらの専門研修ワーキングチームのほうで御議論いただきまして、事務局のほうで整理をさせていただくということで考えております。

説明のほうは以上でございます。


○矢藤座長
 ありがとうございました。

 それでは、事務局からの説明を受けて意見交換とさせていただきます。

 まずは構成員の皆様から御発言いただきたいと思います。いかがでしょうか。大方構成員。


○大方構成員
 原案どおりでよろしいかと思います。


○矢藤座長
 ありがとうございます。

 どうぞ。


○尾木構成員
 私も基本的にこの案でいいのではないかと思っています。ただ、居宅訪問型保育というのはどういうときに使えるかというのがまだ曖昧としているところもあるので、それから研修内容もそうですし、研修カリキュラムのガイドラインではなくて、居宅訪問型保育のガイドラインであるとか、あるいは保育指針みたいなものも一緒につくっていただけるとありがたいなと思います。


○矢藤座長
 居宅訪問型保育における、要するに、研修のガイドというよりも実施上のガイドになるようなもの、そういったものもあわせて検討していただくということについての御意見ということで。

 事務局のほうから何かコメント、よろしいですか。


○田野課長補佐
 今後の宿題ということでお願いします。


○矢藤座長
 そのほかオブザーバーの皆さん、何かございますか。

 特にございませんようでしたら、居宅訪問型保育の研修カリキュラム案については、先ほど事務局からも説明がありましたとおり、親会に報告する事項ではありませんので、今いただいた御意見を踏まえて事務局で整理していただいて、新制度の施行に向けた準備を進めていただきたいと思います。

ありがとうございました。

では、続きまして、議事(3)「子育て支援員専門研修(地域保育コース)のフォローアップ研修・現任研修について」、事務局から御説明をお願いいたします。


○田野課長補佐
 資料4をごらんください。これまで3回御議論いただいた中で、何度かフォローアップ研修と現任研修についても、子育て支援員の地域保育コースの研修を受けた方について必要という御意見をいただいていました。これまで資料をお出しできていなかったのですが、今回お出ししましたのは、最終的に親会のほうにこちらで検討いただいたカリキュラムを報告する際に、フォローアップ研修・現任研修についての考え方も一緒に提出するようにということを親会の事務局から求められたということがございまして、一番最後に資料をお出しして恐縮なのですけれども、少し御検討といいますか、御意見をいただきたいと思っております。

その中で、考え方というふうに申し上げましたのは、個別の事業についてそれぞれ具体的なカリキュラムを示すということでなくて、どういうところに留意してやっていく必要があるかということを親会のほうに報告したいと考えています。

資料で御説明いたします。

1ページ目の一番最初に「基本的な考え方」ということで書いています。地域保育コースを受けた方について、「事業に従事した後も継続的に市町村等において、フォローアップ研修・現任研修を実施することが重要」というような言い方をしております。とりわけ地域保育コースの対象になっていますのが低年齢児を対象とするということから、子どもの事故防止や安全等に関する研修を継続的に行っていただくというのが必要ですということを書いています。

その次が、この地域保育コースにつきましては、研修が従事要件となっている事業となっていない事業がありますので、それぞれで書き分けています。

その中でも家庭的保育につきましては、現行、通知の中でフォローアップ研修と現任研修について言及をしていますので、家庭的保育だけ別の書き方をしています。

1番目が家庭的保育事業の補助者に対する研修ということで書いています。「家庭的保育事業は、実施事業者が個人の場合もあり、当該事業所内のみでフォローアップ研修等を行うことが難しいことから、市町村等が研修を実施することが望ましい」と書いています。

 これはこちらのワーキングで御意見をいただいた部分ですけれども、「その際には、家庭的保育者と家庭的保育補助者が同じ研修を受講できるよう配慮することが必要」という言い方をしています。

 3つ目のポツが、これは現行のことを書いていまして、現在、家庭的保育事業のこの通知におきまして示されているフォローアップ研修、現任研修をもとに実施することが望ましいというふうに書いています。

 2つ目が小規模保育、事業所内保育、一時預かり事業の従事者に対するフォローアップ研修等についてです。

 1つ目のポツが小規模保育、事業所内保育及び一時預かり事業につきましては、事業所の規模が小さい場合もあるため、事業所の中でも研修をやられると思うのですけれども、各事業所ごとに行われるフォローアップ研修等だけでなく、市町村等においても研修を実施することが望ましいということを書いています。

 2つ目のポツが小規模保育、事業所内保育、一時預かり事業については、事業種別ごとに実施される研修だけではなくて、認可保育所の保育士を対象としている研修も広く実施されていますので、そういったものに参加できるように市町村等が配慮することが望ましいということを書いています。

 その次が従事要件となっていないファミリー・サポート・センターについて書いています。ファミリー・サポート・センターについては、ここに書いてあります通知の中で既にフォローアップ研修等の実施により、活動の質の維持、向上に努めるよう市町村に求めているということがありますので、引き続き本通知に基づいて実施されることが望ましいと書いています。

全体的に「望ましい」というふうに書いていますのは、そもそも今回子育て支援員の研修を新たに立ち上げて、市町村で実施していただくということがありますので、まずはそちらを優先して、取り組んでいただくということが重要なので、いきなりこういうフォローアップ研修も現任研修もみんなやると言うと、自治体もかなり負担が大きいということもありますので、ただ、フォローアップ研修・現任研修も、子育て支援員の研修が終わったらおしまいということでなくて、継続的にやっていただくのが大事だというのは先生方のおっしゃるとおりだと思いますので、そういう意味で、「望ましい」という言い方をしています。

2ページ目が、親会に報告するときどんな形式で出すかというのはまだ決まっていないのですが、もうちょっと今の内容を整理して書いています。

イメージということで、1つ目が、同じことを書いていますけれども、補助者については、家庭的保育について、この通知で示されている研修をもとに市町村等で実施することが望ましいというふうに書いています。

 2つ目の小規模保育、事業所内保育、一時預かり事業につきましては、フォローアップ研修・現任研修を家庭的保育と同様に実施することが望ましく、事業種別ごとだけでなくて、認可保育所の保育士を対象とするような研修に参加できるように配慮することが望ましいというふうに書いています。

 ファミリー・サポート・センターについては同じように書いています。

 ※印ということで、子どもの事故とか安全だけを特出しするのがいいのかというのはあるのですが、こういった研修を継続的に行うことが必要というふうに書いています。

 参考ということで、現在、家庭的保育では通知上、こういった形でフォローアップ研修・現任研修が示されています。

 フォローアップ研修は、「目的・内容」の下のほうを見ていただくと「例」と書いてあるのですが、固定的なものというよりも、「内容」ということで書いていますとおり、「家庭的保育者からの相談・質問を中心とした研修」というのがフォローアップ研修になっています。これは補助者の方の研修というよりも、家庭的保育の経験2年未満の方に対する研修ということで、家庭的保育の保育者の方も含めた研修ということになっています。

右側の現任研修のところですが、ここで科目名は示されているのですけれども、ただ、中身を見ますと、例えば4番目の子どもの健康管理とか、栄養管理とか、安全と環境とかいうことで、ざっくりした内容で書かれていて、そのときに合った内容で研修をやっていただけるようになっていると思います。

下のところに赤字で書いていますのは、通知上は書いていない部分かなと思いますけれども、先ほど言いましたように、保育者と補助者の方が同じ研修を受講できるように配慮するということと、こちらは通知にも書いていますが、地域の実情に応じて受講者が受講しやすいように、研修及び時間を工夫しながら、現任研修は年1回実施してくださいということを通知上は言っていまして、これはかなりの時間数になるのですけれども、これを1週間でまとめてとか、そういうイメージではなくて、飛び飛びでやるというようなイメージで通知上は書いています。

 資料は以上でございます。


○矢藤座長
 ありがとうございました。

 それでは、事務局からの説明を受けて意見交換とさせていただきます。まずは構成員の皆様からお願いいたします。尾木構成員。


○尾木構成員
 尾木です。

 研修が従事要件となっている事業として、家庭的保育者と補助者が同じ研修を受講できるように配慮ということは書いてくださっているのですが、小規模保育や事業所内保育、一時預かり事業についても保育従事者だけが研修を受けるのではなくて、3事業の有資格者の保育者に対する研修がないわけですね。だから、保育者がこういった事業に特化した研修を受ける機会を設ける必要性は非常に高いと思いますので、現任研修のところにも有資格の保育者と保育従事者が一緒に研修を受けられるということは必ず盛り込んでいただきたいと思います。

 裏面、2ページのほうですが、子どもの事故防止や安全ということは大事なことなのですけれども、これだけではなくて、質の向上ということで、実際に保育に当たってから気づくことや困ることがたくさんあると思いますので、書いたらいけないということではないのですが、これだけではないのだけどという思いは残ります。

 「参考」の「目的・内容」の一番下のところです。これは参考ですからいいのですけれども、枠の下に「経験年数1年未満の者に対しては」と書いてあるのですが、これは「2年未満」の間違いではないでしょうか。


○田野課長補佐
 そうです。


○尾木構成員
 以上です。


○矢藤座長
 ありがとうございました。

 構成員の方、そのほかいかがでしょうか。大方構成員。


○大方構成員
 ありがとうございます。

 研修の必要性ということを言ってきたので、「望ましい」という形でも位置づけていただけるならありがたいなと思って聞いていました。ただ、市町村の担当課の方は現在の研修体制を組むだけでもとても大変で、今度また何が始まるのだろうという不安感というのは既に聞いておりますところもありまして、ここにまたフォローアップというと、何が何だかわからないという大混乱が起こるということも予測できるのですね。だから、その辺のところは現在の保育者の方に対する研修と今度の部分と段階を追ってやらないと意味が通じなくなってしまう。結局、泥縄式になってしまうと意味がないので、そこは言った責任はあるものの、「望ましい」という形で緩やかに移行することも一方では実務上必要かなと思いました。

 裏の「現任研修イメージ(案)」の「参考」のところですが、科目名のところが「家庭的保育者」と言っているのだけれども、これはあくまで参考なのでしょうが、管理、管理、管理ということで、「管理」という言葉がとても多くて、管理者が受けるのではなく、一家庭的保育者がお受けになる場合に、あまり「管理」とつけてしまうと家庭的ではなくなり、縛るようなイメージにもなりかねないので、内容上はそういうことが当然必要なのだけれども、科目名としてはどうかなという感じが若干しました。

実際に家庭的保育の中では「保育」と言うけれども、子どもの生活や遊びということが軸になっているはずなのですけれども、その言葉がここにはなくて、どちらかといえば周りの枠組み、保育者側、大人目線で書かれている科目で、子どもの立場に立って何をしてくれるのという部分が若干この中には見えにくいので、これは参考なのでしょうけれども、またその辺も御配慮いただけたらと思いました。


○矢藤座長
 ありがとうございます。

 そのほかいかがでしょうか。丹野構成員代理、お願いします。


○丹野構成員代理
 丹野です。

 今、お話しいただきました市町村の者として言わせていただきますと、市町村でこれを実施しようとすると、それほど多くの回数は開催できないだろう。一方で、子育て支援員の方というのは御家庭があったり、いろいろありますから、そこにピンポイントで予定を合わせて来られますかというと、なかなかそれが難しいということも出てくると思うのです。

それと、単独の市町村でやった場合、どれだけ人が来るか。今、多くの事業があるところはいいのですが、それほど多くないところは、制度が定着するまでの間、それほど需要がないかもしれないということもありますので、そういう意味では、「市町村等」と言っていただいているのですけれども、ある程度広域的な物の見方というものを入れていただかないと厳しいのかなというのが正直な気持ちとしてございます。

そういった意味では、例えば都道府県さんとか、あるいは民間事業者の方が実施するところなどにお願いしていくような部分が出てくるかなと思いますので、そういった点についても御配意いただければなと思っております。

以上です。


○矢藤座長
 ありがとうございます。

 そのほかいかがでしょうか。では、佐藤構成員。


○佐藤構成員
 このフォローアップ研修や現任研修の考え方は、皆さんの意見にもあったように、これから子育て支援員の研修を開始して根づかせていくに当たってはこの考え方でいいと思うのですが、子育て支援員研修が始まることによって今までと一番違ってくるのは、それまでは各分野で行われていた研修は、必ず従事するということが前提にあって、従事前の研修として行われていたということです。しかしこれからは従事するかどうかわからないという人たちが出てくる。とりあえず子育て支援員というものの資格を取りたいということで研修を受ける人が出てきます。当面はそれで大丈夫だと思うのですが、これが例えば5年とか数年たってくると、研修を受けた後、相当年ブランクのある人が従事をするといった段階で、子育て支援員の研修を例えば5年前に受けた人がすぐに従事できない可能性が将来的にはあると思いますので、フォローアップ研修や従事前研修というものが必要になってくると思いますので、この研修自体も、短期的、中期的には実態とそういったものを見ながらまた考え直していくということが十分必要になると思いますが、まずはスタートのところでの考え方としてはこちらの考え方でいいのかなと思います。後々、いろいろと検討しなければいけないことが出てくるかなと感じております。


○矢藤座長
 ありがとうございます。

 私としても、今、出された御意見を踏まえた形で、何らかの形で組み込むような形が望ましいと思うのですね。例えばブランクがあった方はどうするかといったようなこと。ここで何年と決めるわけではないにしても、そういったことを視野に入れて、こういった研修を機能させていくということの観点が必要かと思いますので、今、挙げられた御意見を全て何らかの形で反映していきたいと思います。

フォローアップ研修、現任研修に関して、オブザーバーの皆さんから何かございますでしょうか。よろしいでしょうか。

ありがとうございました。

では、地域保育コースのフォローアップ研修、現任研修について、今いただいた御意見を事務局で整理した上で、これを私のほうで最終的な確認をして親会に報告するという形をとらせていただきたいと思っておりますが、いかがでしょうか。

(「はい」と声あり)

○矢藤座長
 では、そのようにお願いいたします。ありがとうございます。

 このほか、全体を通じて何か言い残されたこと等ございましたら、お願いいたします。これは構成員、オブザーバーを問わず。尾木構成員、お願いします。


○尾木構成員
 先ほど居宅訪問型保育のガイドラインについて意見を述べさせていただきましたが、家庭的保育事業についても設備運営基準が決まったということで、現行のガイドラインのままではなくて、ある程度修正も必要となると思いますし、最低基準が決まったとはいえ、例えばガイドラインにしか書かれていないことがある。例えば「家庭的保育支援員」というのは基準のほうには出てきませんので、基準を皆さんが読むというのはとても大変なことなので、それをわかりやすいガイドラインにして、改訂はしていただけるのかどうかということをお聞きしたい。

 それから、地域型保育全体のガイドラインとするのか、それぞれの事業別のガイドラインにするのかということもあると思うのですが、幼保連携型認定こども園も教育・保育要領ができたのに、地域型保育はそういうのがなしで、保育所保育指針に準じて行うということだけでいいのかというような御意見を受けることもありますので、そういったこともこれから御検討いただけるのかどうか、ちょっとお聞きしたいと思います。


○矢藤座長
 事務局のほうからいかがでしょうか。


○田野課長補佐
 1つは、家庭的保育のガイドラインにつきましては今、通知のほうでお示ししている部分だと思います。おっしゃるとおり、ガイドラインにしか書いていない部分もございますので、あの通知自体は、引き続きという言い方がいいのかわかりませんけれども、書かなければいけないことはそのまま残すということにしていますので、そこの部分については確かに見直しが必要だなと思っております。

 地域型保育全体のガイドラインという部分につきましては、今、お答えが用意できていなくて申しわけございません。


○馬場保育指導専門官
 保育所保育指針につきましては平成20年に改定いたしまして、また、幼保連携型認定こども園の教育・保育要領が本年4月30日に告示されたという現状でございまして、指針の改定は現在未定でございますし、保育所のほうは、新制度になりましても保育所保育指針をそのまま使うということになっておりますので、現在のところ特段何かつくるという予定はございません。


○矢藤座長
 大方構成員。


○大方構成員
 いろいろ専門性が高まってくるということはとても大事なことだと思うのですけれども、保育というものは基本的に保育所保育指針を軸にしてやっていくという考え方を持っていないと、だんだんわけがわからなくなるというか、分散されていくということのほうが怖いなと思っているのですね。ですから、幹になるもの、指針があるということが軸。そこからいろんな多様性があってもいいし、地域性というのがあってもいいと思うのです。そこら辺はむしろ逆の発想なのですけれども。


○矢藤座長
 ありがとうございます。

 そのほかいかがでしょうか。では、友澤オブザーバー、お願いします。


○友澤オブザーバー
 意見書のほうにも書かせていただいたのですけれども、先ほどからもちょっとお話が出ているのですが、今回この新制度スタートに当たっての子育て支援員制度ということで、子どもの育ちを社会全体で支えるために裾野を広げるという意味もあり、それから今、保育士不足ということもあって、いずれ保育士になっていただくような、学校で学んだスキルではないけれども、子育てをしながら子育て支援というところに意欲を持った方たちが参入してくる窓口にもなっていく制度なので、それが実際にこれからスタートして、この研修制度でどのぐらい広がっていくのかとか、何か課題はないのか、あるいは研修の内容そのもので見直すことは必要ないのかということがある時期に点検されて、よりよいものに柔軟に見直しをされていくということもあわせて確認されればいいなと思いましたので、その点を書かせていただきました。


○矢藤座長
 ありがとうございます。

 水嶋オブザーバー、お願いします。


○水嶋オブザーバー
 先ほど丹野構成員代理がおっしゃっていたように、立派な研修が整っても、受けやすいようにする工夫とか、例えば隣の市でやっているという情報がうまく伝わるような方法をとっていただきたいということをお願いしたいです。

 家庭的保育は地域の中で子育て中のお母さんの身近な存在としてお話を聞いたり、困っている子育て中のお母さんがいたらほかの支援センターなどの機関につないでいったり、そういうこともできるのです。新制度は子育て家庭を国を挙げてみんなで守っていこう、支援していこうということなので、そういう意識を高めていってほしいということをとても強く願っています。


○矢藤座長
 ありがとうございます。

 大方構成員。


○大方構成員
 今おっしゃったこともそうなのですが、せっかく厚生労働省でやっていることならば、医療関係とか相談所とか、そういうところにもこういった制度ができたということと、つながりやすくしておくというような。だから、保育所でなくて、家庭的保育の方がそういうところに相談に行ってもちゃんとつながっていけるような体制ということで、逆に専門機関のほうにも言っておいていただかないと、せっかくこちらで研修をやっても、つながりませんということではいけないので、各市町村から市町村にある関係機関に周知していただくということもあわせてお願いできたらなと思います。

 ずっと気になっているのですけれども、立派な研修がどんどんできてきて、国全体で受けていくのはいいのだけれども、主役は子どもなので、子ども自身の目線に立つという部分が決して外れないように。結果的に子どもが人として育つために大人、社会がサポートするということなので、枠組み、安全、清潔、衛生というのはとても大事なことなのだけれども、子どもの育ちを保障するということ、子どもがそこにいる時間をどう楽しく過ごせるかと。そして、これは乳児でやっていますけれども、将来、子どもが中学生、高校生、大人社会に行ったときにどういう影響を未来に及ぼしていくのかということがどこかで抜けないようにしないと。禍根を残さないようにということは非常に危惧している部分があります。

そういう面で、子どもの人権を守るという当たり前のことなのですけれども、その辺のところを意識しないといけないなと。子ども目線を忘れないようにということは思いました。どこかに書いてくれという意味ではないのですけれども。


○矢藤座長
 私からも念のためなのですが、子育て支援員のような研修を受けて認定を受ける人たちがいる。保育に従事する人がふえる。その経験を踏まえて保育資格に上げていくといったような発想については、ぜひ慎重に考えないといけないことだと思っています。

 保育者の専門性が子どもの育ちに強い影響があるということはわかっている中で、数が必要なので、ある程度専門性を下げるみたいな発想ではなくて、高い専門性を確保しながら、足りない部分に関して何らかの体制をとっていくといったような発想で、保育者の専門性が平均的に下がるような制度設計、やり方に関しては十分注意しながら取り組んでいかなければいけないというのは、今の議論を通じて少し思いました。

 すみません。座長が先に言ってしまいました。

 皆さん、いかがですか。友澤オブザーバー。


○友澤オブザーバー
 今の資格の問題にちょっと絡むので、ここの会の趣旨とは違うかもしれませんが、意見書のほうで書かせていただきました。保育士資格の取得に関しては、きちんと学び、資格を取っていくということがもちろん担保されるべきだと思うのですが、今回、幼稚園教諭の資格者が保育士資格を取るときの特例措置が示されていますけれども、そこの実務経験という部分で、認可外の事業は一定程度認められているのですが、その中で一時預かり事業だけは経験年数がカウントされないということになっております。例えば自治体、横浜市では先ほど申し上げたような定員15人で安定して事業運営をしている一時預かり施設もありまして、そういうところの経験年数というのが今のところはカウントされないことになっていますので、そういうことに関して今後対象になるようなことも検討が必要ではないかと思いまして書かせていただきました。自治体の実態というのもちょっと把握していただいた上で、国としても見ていっていただけたらというふうに思いました。

以上です。


○矢藤座長
 事務局から何かありますか。


○田野課長補佐
 今の資格取得の特例の部分について少しだけ御説明いたしますと、これは幼保認定型の認定こども園について、保育士資格と幼稚園教諭、両方の資格と免許を持った保育教諭の確保が必要だということで、施行後5年間の特例ということで、幼稚園教諭免許状を持っている方の保育士資格取得の特例、保育士資格を持っている方の幼稚園教諭免許状を取得する場合の特例ということで認められている部分の話だと思います。

 このときに、単に資格・免許を持っているということだけでなくて、3年以上、かつ4,320時間以上の実務経験が必要となっており、この実務経験の対象となる施設について、一時預かりの事業を実施する施設が入っていないということだと思います。基本的に幼保連携型の認定こども園で働く方ということが前提にあるものですから、経験年数として保育所、幼稚園、認定こども園での勤務経験というのを基本的に算入するということにしています。

 ただ、認可外保育施設についても、認可外保育施設の指導監督基準を満たしているところであって、かつ一定規模の集団によって継続的に保育を行うことを主たる目的とする施設ということで整理をしております。ですので、一時預かりだけをやっていらっしゃるところは、ここで言うところの「一定規模の集団により継続的に保育」というところに当たらないということで、対象の除外にしているという経緯がございます。

確かに保育士不足というところで資格取得の特例を活用いただいて、幼稚園教諭の方に保育士資格を取っていただいて、保育所で活躍いただくというようなことももちろん念頭にはあるのですが、もともとこういった幼保連携型の認定こども園の特例というところから始まっているということと、保育士資格取得の特例と幼稚園教諭免許状取得の特例を同じような並びで整理しているということもありますので、御意見は承りますが、調整がなかなか難しい部分かなというのが、今、伺った感想でございます。


○矢藤座長
 ありがとうございました。

そのほか何かございますでしょうか。

それでは、事務局から御連絡があれば、お願いいたします。


○田野課長補佐
 皆様、本日までまことにありがとうございました。

 本検討会ワーキングチームで御議論いただきました地域保育コースのカリキュラム案と、先ほど御議論いただきました地域保育コースのフォローアップ研修、現任研修の考え方につきましては、事務局で整理した上で、座長とも御相談させていただきながら、親会に報告をさせていただきます。

また、居宅訪問型保育のカリキュラム案につきましても、事務局で整理いたしまして、先ほど座長からおっしゃっていただきましたように、制度の施行に向けてしっかりと準備をしてまいりたいと思っております。

また、今後も個別にいろいろ御相談をさせていただくこともあると思いますので、引き続きよろしくお願いしたいと思っております。

以上でございます。


○矢藤座長
 ありがとうございました。

 では、本日でカリキュラムについて一定の取りまとめができましたので、専門研修ワーキングチームの終了ということになりますが、終了に際しまして朝川保育課長より御挨拶をいただければと思います。


○朝川保育課長
 恐れ入ります。矢藤座長を初め、構成員の皆様、オブザーバーの皆様、精力的な、しかも短期間で御議論いただきましてありがとうございます。大変感謝申し上げます。

今年の9月から4回にわたって御議論いただきまして、子育て支援員専門研修の地域保育コースのカリキュラム案をおおむねおまとめいただくことができました。皆様方の御尽力に改めて御礼申し上げます。

新制度において地域型保育は非常に重要なポイントの一角を占めておるわけでございます。その中で子育て支援員の研修について一から御議論いただいて、非常に有意義なワーキングだったと感じております。

今回おまとめいただきましたカリキュラムの案につきましては親会のほうに報告させていただきます。子育て支援員の研修は今後多くの方に受けていただくことが重要だと思っておりますので、そうすることによって、子育て支援のサービスが国民にとって身近なものとして利用できるようになっていくということだと思っておりますので、国としても、先ほども御意見がありましたけれども、受講者の方が受けやすくなるように、あるいは市町村が中心に実施していただきますので、実施がしやすいような環境も含めて、施行に向けて準備を進めていきたいと思っております。

本日でこの専門研修のワーキングチームは終わりということになります。構成員の皆様方には引き続き御指導を賜りますようお願いいたしまして、お礼の言葉とさせていただきます。

本日はどうもありがとうございました。


○矢藤座長
 それでは、最後になりましたが、私からも一言御挨拶ということで承っていますので、御挨拶をさせていただきます。

 ここで短時間とはいえ大変生産的な議論だったと思います。ただ、自治体や事業者の方に関しては、その結果だけがばんと出てくるわけですね。ですから、事業の趣旨とかここに至った経緯とかについてつぶさに御理解いただくのは難しいかと思いますので、制度がよりよく機能するために、厚生労働省に対して、今もお話がありましたけれども、自治体への迅速かつ丁寧な御説明をお願いしたいと思います。大方構成員も言われたように、自治体から結構問い合わせというか、お尋ねがありますものですから。皆さん、不安を持って、でも、しっかり準備しようと思ってお待ちになっているので、そういったことをお願いしたいと思います。

 もう一点、たしかイギリスの研究だったと思いますが、より専門的な訓練を受けた保育者に保育を受けた子どもがよりよく発達するといったような研究があるわけで、つまり、本来何歳児さんであっても、どんな形態であっても、より専門的な資格を持った保育者が従事することが理想であるわけですが、保育の提供体制の現状に鑑みて、保育を必要とする子どもに確実に保育を提供するための工夫としてこういった形を当面考えているというところかと思います。

 そういった中で、子どもの最善の利益を損なうことがないように、この研修の実施についての点検や評価、この制度自体、一定期間を経ての改善の検討等も含めてぜひお願いしたいと思っています。

皆様にはお忙しい中、とても有意義な御議論をいただき、本当にありがとうございました。それでは、本日のワーキングチームはこれにて閉会といたします。御出席の皆様、どうもありがとうございました。


(了)

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