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2014年10月8日 中央社会保険医療協議会 診療報酬改定結果検証部会 第41回議事録

○日時

平成26年10月8日(水)9:57~10:16


○場所

全国都市会館(2階 大ホール)


○出席者

松原由美部会長 森田朗委員 田辺国昭委員 印南一路委員 野口晴子委員
<事務局>
唐澤保険局長 武田審議官 吉田審議官 宮嵜医療課長 佐々木医療課企画官
込山保険医療企画調査室長 中井薬剤管理官 田口歯科医療管理官 他

○議題

○平成26年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査(平成26年度調査)の調査票案について

○議事

○松原部会長

 それでは、時間前ですが、委員がそろっておりますので、ただいまより第41回「診療報酬改定結果検証部会」を開催いたします。

 まず委員の出欠状況について御報告します。本日は、西村委員が御欠席です。

 それでは、議事に入らせていただきます。

 本日は「○ 平成26年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査(平成26年度調査)の調査票案について」を議題といたします。

 まずは本調査票案の作成において、公益委員の皆様には、短い期間で、内容を御確認いただきましたことにつきまして、この場をかりて、厚く御礼申し上げます。

 それでは、事務局より資料が提出されておりますので、事務局より説明をお願いいたします。

○込山保険医療企画調査室長

 保険医療企画調査室長でございます。

 それでは、早速でございますが、資料について、御説明申し上げます。

 中医協検-1の資料でございます。

 本日お諮りいたします、調査票案につきましては、3つの調査についての内容でございます。

 1つは、機能強化型訪問看護ステーションの実態と訪問看護の実施状況調査に関するもの。

 2つ目は、適切な向精神薬使用の推進や精神疾患患者の地域移行と地域定着の推進等を含む精神医療の実施状況調査。

 3つ目が、後発医薬品の使用促進策の影響及び実施状況調査でございます。

 前回、同一建物に関する調査について御審議いただきましたので、今年度実施予定の6つの調査のうち、これで4つの調査票を御審議いただく形になります。

 それでは、早速でございますが、まず訪問看護に関する調査票をごらんいただきたいと思います。

 調査の概要でございます。

 資料の右下に通し番号を振ってございます。この通し番号、通しページで御説明申し上げます。

 2ページをお開きいただきたいと思います。御案内のとおり、訪問看護につきましては、26年改定におきまして、機能強化型訪問看護ステーションに対する評価であったり、また、褥瘡対策に関する明確化、評価等をきちんと行うといった対策の強化、精神疾患の患者さんについての地域移行促進に向けた訪問看護の取り組みなどについて、改定上の評価を行ったところでございます。そうした改定内容が、どういった影響をもたらしているかといった点につきまして、この調査票によって、調査したいと考えております。

 調査対象の事業者さんなどでございますが、2ページの下のほうをごらんいただきたいと思います。まず機能強化型訪問看護ステーションの事業所、精神科訪問看護を実施している事業所、さらにそれ以外の一般の訪問看護ステーションの事業所につきまして、ここに書いてあるとおり、悉皆ないし抽出でピックアップしたいと思っております。

 また、あわせて、それぞれの事業所において、訪問看護を利用されている利用者の方々、事業所ごとに機械的に無作為で4名の方を抽出させていただくことを予定しております。

 調査票といたしましては、こうした事業所さん向けの調査票と、事業所さんにお書きいただく利用者票、利用者の方の状況についての調査、3つ目が患者さん御自身にお書きいただく患者票という形になっております。

 まず最初4ページですが、事業所向けの調査票でございます。

 概略を大きく申し上げますと、1つは、それぞれの事業所さんの属性などを初めとした概要、2つ目といたしまして、事業所を利用されている利用者さんの状況、3つ目といたしまして、今後、訪問看護ステーションさんに期待される特定の役割などについての取り組み状況、4つ目といたしまして、現在の事業所さんの現況といったものを、大きくお尋ねすることになっております。

 若干内容を見ていただきたいと思いますが、4ページからですが、こちらは、今、申し上げた事業所の概要について、それぞれの属性をお尋ねするものでございます。

 5ページにかけまして、それぞれ加算の有無などを初めとして、お尋ねしているところでございます。

 5ページの一番下の2でございますが、こちらが利用者の方の数や訪問回数について、25年9月と26年9月の比較で、お答えいただくものでございます。

 6ページにかけまして、こうした利用者さんの具体的な分布等につきまして、年齢別であったり、介護度等につきまして、お尋ねしているところでございます。

 7ページにかけまして、こちらは、精神科訪問看護について、特にお尋ねする内容になっています。

 2の○7で、御利用の方の中で、精神疾患のある御利用者の方がどのくらいかという人数をお尋ねした上で、3で、精神科訪問看護の実施状況について、お尋ねしております。

 7ページの下の4でございますが、冒頭申し上げたとおり、褥瘡リスクの評価などにつきまして、強化しているところもあり、褥瘡リスク評価の実施状況について、お尋ねするものでございます。

 8ページにかけまして、他の特別な専門知識のある看護師さんとの共同での訪問看護といったものの御利用状況があるかどうかといったことについても、お尋ねしております。

 さらに5、6になりますが、ターミナル・みとりの実態であったり、また、土日、夜間、緊急の対応についての実施状況をお尋ねしております。

 9ページの7でございますが、こちらは、機能強化型の訪問看護ステーションに特に求められる役割でございますけれども、他の訪問看護ステーションや地域との連携状況について、現状をお尋ねしているものでございます。

10ページでございますけれども、8といたしまして、各事業所さんの収支の状況、または事業運営上の課題について、お尋ねをしている内容でございます。

 ここまでが、事業者さんに対し、事業者さんの状況についてお尋ねするものでございます。

11ページからは、御利用になられている利用者さんの状況を事業所に御記入いただくものでございます。

 それぞれ個別の利用者さんの現在の状況、疾病状況や訪問看護の内容などにつきまして、個々にお尋ねするものでございます。こちらが11ページから12ページにかけてでございます。

 変わりまして、13ページからでございますが、こちらは、患者さん御自身にお尋ねする患者票でございます。

 訪問看護の利用開始時期であったり、現在の利用の頻度、状況など、また、14ページにおきましては、現在の訪問看護利用上の満足度なども含めた、利用者さんの感じをお尋ねしているものでございます。

15ページでございますが、訪問看護のみならず、その他の介護サービスであったり、医療サービス等についての御利用状況について、お尋ねしております。

 駆け足で恐縮でございますが、以上、申し上げたのが、訪問看護に関する調査票でございます。

 続きまして、17ページからが、精神医療に関する調査でございます。こちらも26年の改定におきましては、例えば急性期病棟での医師の配置加算であったり、また、地域医療に向けた多職種チームの評価であったり、こうしたものは、在院日数の短縮をにらんでの内容になっておりました。さらには向精神薬の適切な処方に向けた評価といったものが、今回の改定に盛り込まれたところでございます。そうした取り組み、改定内容が、どういった影響をもたらしているかといったことを、中心に調べたいと思っております。

 対象機関でございますけれども、17ページの下から18ページにかけてございますが、例えば精神科救急入院料等々の特定入院料を算定されている医療機関と、さらに精神病棟入院基本料の届出を行っている病院、それぞれについて、お調べさせていただきたいと思っております。さらに患者さんに対しても、それぞれの病棟から無作為で抽出していただきまして、それぞれ患者票という形で、お調べしたいと思っております。

 具体的な調査票でございますけれども、1つが、今、申し上げた、医療機関さん向けの施設票でございます。共通となる施設票と、それぞれの病棟ごとに個別にお尋ねをする、各病棟向けの施設票、それに加えまして、患者さんの状況をお尋ねする患者票、こういう構成になっております。

19ページからが、共通する施設票でございます。精神医療に関する調査に関しましては、調査時点を1031日とさせていただいております。先ほどの訪問看護や、後ほど御説明申し上げる後発医薬品につきましては、9月時点の調査となっておりますが、こちらは10月時点の調査をお願いします。精神医療に関しましては、多剤投与に関する減算措置を10月1日から施行させていただいておりますので、その影響を見るために、この点だけ10月にずれさせていただいているところでございます。

19ページの内容ですが、1におきまして、各施設の概要について、それぞれお尋ねをしております。

20ページにかけて、病床の状況も含めた、そういった状況をお尋ねしています。

21ページからが、精神科の診療体制についてのお尋ねです。医師の方や、また、その他のスタッフの方々の配置状況などのお尋ねでございます。2510月と2610月の比較で、こちらもお尋ねをしております。

22ページでございますけれども、こちらは、診療報酬上、いろいろ施設基準がございますが、これらの施設基準に関して、どういったものをお届けいただいているかといったことを、ここに記入していただくこととしております。

 こうした診療報酬上の施設基準、加算等の中で、特に着目して調査をしたいというものを幾つか掲げさせていただいております。それが23ページから24ページにかけてでございます。

 1つが、精神科リエゾンチーム加算に関するもの、こちらを届出されていない場合には、届出されない理由について、お尋ねしております。

 また、精神科救急入院料等の救急・急性に着目した特定入院料につきまして、それをお取りになっている医療機関さんにおいて、お取りになっている中でも、どういった要件が最も厳しいと考えられているかといったことについても、お尋ねしております。

 さらに一番下でございますが、児童・思春期精神科入院医療管理料についても、同様の質問をさせていただいております。

24ページでございますが、26年度改定におきまして、新設された認知症患者リハビリテーション料でございますが、こちらをお届けいただいている施設におきまして、現在、どういった配置状況になっているかといったこと、また、逆にこちらを届出されていない施設におきまして、今後の御意向などについて、お尋ねしております。

24ページの下でございますが、話が変わりまして、現在のそれぞれの精神医療における診療内容、精神療法の状況などについて、個々にお尋ねしております。

25ページの○8でございますけれども、こちらは、外来の患者さんについてのお尋ねでございます。特に多剤処方の減算措置もございましたので、そちらの点数を算定されている患者さんのニーズについても、お尋ねしております。

26ページでございます。こちらは、先ほどの訪問看護におきましても、お尋ね申し上げた点なんですが、精神疾患を持つ患者さんの地域移行と地域定着に向けた取り組みについてのお尋ねでございます。とりわけ精神科訪問看護の取り組みが重要になりますので、その実施状況につきまして、医療機関さんに対してもお尋ねするものでございます。内容につきましては、先ほど見ていただきました、訪問看護に関する調査とほぼ同様でございます。

27ページですが、こちらも26年改定で新設されました、精神科重症患者早期集中支援管理料でございますけれども、こちらの届出状況であったり、届出されている場合には、現在の体制であったり、そういったものをお尋ねしております。また、届け出がない施設におきましては、ハードルとなるものは一体どういうものなのかといったことも、お尋ねしております。

28ページにつきましては、その他、精神医療を実施する上で、また、地域移行におきましての課題を自由筆記でお願いしております。

29ページ以降は、先ほど申し上げたとおり、それぞれの病棟ごとに、個々にお尋ねする施設票でございます。ただし、内容は基本的にほぼ同じようなものになっております。

 1つは、病棟に入院されている患者さんの状況を、2510月と2610月の状況でお書きいただくもの。

30ページでございますけれども、病棟でのスタッフの体制といったものをお尋ねしております。

31ページでございますが、個々の病棟におきまして、26年改定におきまして、新たに新設されたようなもの、ここで言いますと、精神保健福祉士配置加算がございますが、これについては、個別に該当する病棟についてお尋ねをしております。

32ページ以降は、先ほど申し上げたとおり、個々の病棟にお尋ねする施設票ですが、今、申し上げたとおり、同様の内容を踏まえております。これがそれぞれ続いてまいります。

42ページでございますけれども、こちらは、個々の患者さんに関するお尋ねでございます。入院患者さんに関する状況、入院中の患者さんについてピックアップしていただきまして、無作為抽出の上、これらについて、御記入をお願いするものでございます。

45ページにつきましては、外来の患者さんについて、同様の状況の調査でございます。

 以上が精神医療に関する調査に関する調査票でございます。

50ページからでございますが、こちらは、後発医薬品の使用促進に関する調査でございます。

 調査をお願いします、対象施設でございますが、51ページにございますように、保険薬局さん、医療側である一般診療所、病院、さらには病院にお勤めの医師の方、患者さん御自身に対する調査、こういった構成になっております。

 後発医薬品の使用促進に関しましては、一般名処方など、診療報酬での取り組みをいろいろ進めているところでございますが、現在、後発医薬品の使用促進がどういった状況にあるのかといったことを、把握させていただくものでございます。

 それぞれ施設票におきましては、施設の概要、属性であったり、また、保険薬局さんであれば、受付をされた処方箋の内容、後発医薬品への備蓄を初めとする対応状況などについて、お尋ねしております。

 また、医療機関サイドに対しましては、それぞれの施設の概況、処方に対するお考えや取り組み状況などについて、また、患者票につきまして、患者さんのジェネリック医薬品に対する御認識などについて、お尋ねをしているものでございます。

 内容を割愛させていただいて恐縮でございますが、調査内容は、おおむね以上のとおりでございます。よろしくお願いいたします。

○松原部会長

 どうもありがとうございました。

 これについて、御意見等がありましたら、どうぞ。

 御意見等がないようでしたら、本日御審議いただいた案で、私から総会に報告することとしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、本日の議論は、この辺りにしたいと思います。

 なお、次回の日程につきましては、追って事務局より連絡いたしますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、本日はこれにて閉会いたします。どうもありがとうございました。


(了)
<照会先>

厚生労働省保険局医療課企画法令第1係

代表: 03-5253-1111(内線)3288

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