2013年3月18日　第１４回レセプト情報等の提供に関する有識者会議議事録

○議題

○議事

○山本座長　それでは、大分おそろいになりましたし、定刻を過ぎておりますので、ただいまから、14回「レセプト情報等の提供に関する有識者会議」を開催いたします。
　委員の皆様には、年度末の御多忙の折お集まりいただき、御礼申し上げます。
　会議に先立ちまして、本日の委員の出欠状況、本日の会議の進め方について、事務局からお願いいたします。
○井内室長　それでは、出欠状況及び本日の進め方、事務局案ということで御説明させていただきます。
　まず、出席状況でございますが飯山委員、稲垣委員、猪口委員、印南委員、府川委員、笹野委員が本日御欠席、武藤委員が30分ほどおくれるということで、新保委員、連絡ないので、もうすぐ来られると思います。宮島委員が１時間ほどで中座ということで聞いております。よろしくお願いいたします。
　本日の進め方でございますが、まず１つ目のところで、申出の概要、審査の基本方針の御確認をいただきまして、少し御報告させていただきました後に、個別の審査ということで、個別の審査につきましては非公開という形で進めさせていただきたいと考えております。
　事務局からは以上でございます。
○山本座長　ありがとうございました。今、事務局から御提案のあった議事の進め方について、何か御意見ございますか。
　御異議ございませんか。
（「異議なし」と声あり）
○山本座長　それでは、そのように進めたいと思います。
○井内室長　それでは、早速でございますが、資料のほうの御説明をさせていただきたいと思います。
　資料１のほうでございます。第三者提供・第３回申出審査ということで、１枚めくっていただきまして、今回の審査方針ということで、まず（概要）のところで、本日審査いただく個別案件につきましては６件ということでお願いしたい。レセプト情報に対する申出が５件、特定健診情報に関するものが１件、サンプリングデータセット及び集計についてはゼロということでございます。
審査方針でございますが、これにつきましては、今まで、この有識者会議の中で御議論いただきましたとおり、前回、９月５日に審査していただいておりますが、そのやり方そのままということでの方針とさせていただきます。
　主なところを幾つか御説明させていただきますと、３ページからございます。「主な審査方針」、研究内容・抽出ということで、「個人の識別可能性を下げる」という原則に鑑み、「対象者が極めて限定される可能性がある」申出は慎重な審査を行う。次のところも同じでございます。「個人の識別可能性を下げる」ということ及び探索的な研究や慎重な審査を行うということで、各レコード、コードにつきまして、全てを求めるというものについては慎重な審査を行うということ。あと、「複数の研究」が１申出に盛り込まれている場合も、慎重に検討を行う。研究に際して抽出項目の指定、研究目的と抽出項目の関連について慎重に検討を行っていただく。集計結果作成、簡単な操作でできるものを対象とする。今回はなしということでございます。
　セキュリティにつきましても、「情報セキュリティマネジメントシステムの、申出者個々の研究環境に応じた合理的な対応」の実践を求めるということなので、それに基づきまして独自のセキュリティ規程が一部もしくは全て欠けている事例は不承諾。入退室の管理が不十分、利用者以外のアクセスが可能な場所でレセプト情報等が利用される場合も不承諾。研究者や所属施設、研究施設が複数にまたがる場合、セキュリティ対策実践の難易度が上がるということで、慎重な評価を行う。技術的対応が不十分な場合については、不承諾とするという方針でございます。
　その次の４ページのほうでございます。これが第１回、第２回でつけていただいた審査のところでのハードルとありますが、一番問題がないものについては無条件承諾、いわゆる承諾。あと、意見付承諾ということで、研究内容に対してのここで出ました御意見等をつけて意見付承諾、あと、セキュリティ環境や研究の形、データの提供について一定の条件を付すものを条件付承諾とする。あと、条件付承諾というよりも、もう少し検討していただいて、もう少し状況等をしっかり見るとした上で、もう一度研究内容とセキュリティについて申出者と事務局の間で十分な調整をつけるという前提のもとで、審査継続というカテゴリーもございます。
　ここで全く提供しないというものは不承諾という形で、現在、第２回特別抽出のところにおきまして、今の５段階で評価して、データの提供を行っているということですので、今回もこの第２回の特別抽出に沿いまして、このいずれかの形で有識者会議の中で御議論いただきたいと考えております。
　まず、資料１、審査方針、概要方針については以上でございます。
○山本座長　ありがとうございました。ただいまの御説明に関して御意見、御質問ございますか。
　よろしゅうございますか。
　それでは、後ほど行います個別審査についてもこの方針で基本的に審査を行うことにしたいと思います。
それでは、「その他」ですけれども、事務局から社会医療診療行為別調査でのNDBのデータ利用について、資料が準備されているようですので説明をお願いいたします。
○井内室長　引き続きまして、資料２のほうで御説明させていただきます。社会医療診療行為別調査でのNDBデータ利用ということでございます。
裏を見ていただきまして、一枚ものでございます。（概要）でございますが、厚生労働省大臣官房統計情報部による社会医療診療行為別調査、昨年よりレセプト情報・特定健診等情報データベースよりデータ提供を受け、実施を行っております。
　その際ですけれども、いわゆるガイドライン上で第７部、提供依頼申出に関する審査のところで、有識者会議の審査を省略することができる利用の条件のところの、各部局がその所掌する事務の範囲内で作成し、公表する統計資料の作成のために利用する場合については、いわゆる有識者会議での審査の省略ということでございます。現時点におきまして、いずれにいたしましても、このような形での報告はさせていただいているところであります。
平成24年度分につきまして、今回もレセプトデータを用いてこれを行いたい。昨年度も、有識者会議に御報告させていただいたと思いますが、引き続き今年度もということでお願いしたいということでございます。これはデータのもとがNDBになったというものでございます。
事務局からの報告は以上でございます。
○山本座長　どうもありがとうございました。
ただいまの御報告に関して、何か御意見、御質問ございますか。前回も行ったことですし、よろしゅうございますか。
それでは、了承ということにさせていただきます。
それでは、次の議題である申出書審査に移りたいと思いますが、これより先は非公開で議事を進行することといたします。
非公開とする時間、しばし休憩ということにさせていただきます。

（休　　憩）