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2013年2月7日 第3回先進医療技術審査部会 議事録

医政局

○日時

平成25年2月7日(木) 16:30~17:30


○場所

中央合同庁舎第5号館 専用23会議室(19階)


○出席者

猿田座長、山口座長代理、一色構成員、伊藤構成員、金子構成員、
関原構成員、大門構成員、田島構成員、藤原構成員、山中構成員
(事務局)
医政局研究開発振興課長
医政局研究開発振興課 治験推進室長
医政局研究開発振興課 課長補佐
医政局研究開発振興課 先進医療専門官
保険局医療課 専門官

○議題

1.新規申請技術の評価結果について
2.協力医療機関の追加について
3.平成24年度の定期報告について
4.先進医療会議の審査結果について(報告事項)
5.その他

○議事

○猿田座長
 それでは、第3回先進医療技術審査部会を始めさせていただきます。委員の先生方におかれましては、本日はお忙しいところありがとうございました。本日の構成員の出欠状況ですが、佐藤構成員、柴田構成員、竹内構成員、直江構成員、三上構成員、山本構成員から欠席との連絡を頂いております。村田技術委員におかれましては、本日、審議の案件について事前に意見書を出していただいておりますので、あとでこれを読ませていただきます。
 早速ですが、配布資料その他に関して、事務局からお願いします。
○医政局研究開発振興課専門官
 配布資料について確認させていただきます。議事次第から始まって、座席表、開催要綱、構成員及び技術委員名簿と続きます。次に、新規申請技術の評価結果として、資料1-1から資料1-6があります。次に、協力医療機関の追加として資料2があります。次に、平成24年度の定期報告として資料3が続きます。さらに、先進医療会議の審議結果として資料4があります。次に、平成25年度先進医療技術審査部会日程調整表として資料5があります。最後に、参考資料を付けております。本日の資料は以上です。過不足等ありましたら事務局までお知らせいただきますようお願いいたします。
 利益相反に関して申し上げます。対象となる医薬品及び医療機器の企業等について、資料1-1に記載している医薬品・医療機器情報です。対象となる企業又は競合企業に関して事前に確認しておりますが、事前の届出以外に、もし何らかの利益相反がありましたら、この場で御報告をお願い申し上げます。いかがでしょうか。利益相反なしということで、確認させていただきました。
○猿田座長
 早速、議事に入りたいと思います。新規の申請技術の評価結果について、事務局から御説明をよろしくお願いたします。
○医政局研究開発振興課専門官
 資料1-1、通しページで13ページです。新規申請技術の評価結果としては、整理番号が004、先進医療名は「成人T細胞白血病・リンパ腫に対するインターフェロンα/ジドブジン併用療法」です。適応症は成人T細胞白血病・リンパ腫(ATL)のくすぶり型と慢性型が対象となっております。申請医療機関は、独立行政法人国立がん研究センター東病院です。審査担当構成員として、主担当が大門構成員、副担当として伊藤構成員、佐藤構成員、村田技術委員となっております。以上です。
○猿田座長
 よろしいでしょうか。004の案件です。よろしければ、まず審査担当の主担当であられる大門構成員からお願いします。
○大門構成員
 申請医療技術の名称は、専門官の方から御説明がありましたように「成人T細胞白血病・リンパ腫に対するインターフェロンα/ジドブジン併用療法」です。その併用療法が標準治療であるWatchful Waitingよりも無イベント生存期間において優越であるか否かを検証するランダム化比較試験です。このたび、御担当いただいた先生方は、実施体制の評価に関しては伊藤先生、同じく実施体制と申請技術の有用性の評価に関しては村田先生、倫理的な視点からの評価に関しては佐藤先生、試験実施計画書等の評価に関しては私となっております。
 結果としては、全評価項目に関して、いずれの担当者の先生方からも「適」という評価を頂いております。とくに、村田先生、佐藤先生からは、事前の意見書1-4、1-5で「適」と頂いております。ただし、試験実施計画書の記述に関して、明確にしていただいた方が望ましい事項が若干数ありましたので、総合評価としては「条件付き適」としております。
 まずは先生方からのコメントを頂戴して、その後、私からその修正事項の詳細とともに総評を述べさせていただきます。
○猿田座長
 まず、伊藤先生、お願いできますか。
○伊藤構成員
 資料1-3に書いてはいるのですが、疾患そのものは重篤ですし、治療法が他にないという意味では、こういった治療法を開発することに対して異論があるわけではありません。ただ、ここに使われているインターフェロンがこの治療法では経験がない、他のインターフェロンを用いた成績しかない状態です。インターフェロンは、どれでも一緒だというのであれば、例えば抗TNFα抗体であるレミケードが有効だったらエンブレムも有効だろうというのに近いぐらい、少し乱暴な話ではないか。とりわけC型肝炎の治療について、インターフェロンの効果はインターフェロンごとに相当違っていることは分かっていることですので、それがインターフェロンは全部同一であって、スミフェロンの提供をたまたま受けるからいいのではないかという話が書いてあるので、これでいいのかというのは疑問には思いました。一応、御回答は頂きましたが、インターフェロンとスミフェロンの安全性のことだけ言われて、有効性のことについて何も言及されていない点についてはどう判断したものかと思います。ただ、そうはいっても他に治療法がないのをスミフェロンの結果がでるまで先進医療の申請を待てということまで制限するかどうかについては、議論の余地があるだろうと思ってはおります。
 もう1点、中央モニタリングの体制の話ですが、JCOGは実績がある施設群が多いのだろうとはもちろん思います。ただ、JCOGのデータを見る限り、登録がゼロのJCOG施設は数多くあって、残念ながら国立病院機構病院も幾つも入っておりますが、JCOGの登録の施設がないような施設をいっぱい並べて、そこが先進医療として認めていいのかというのは多少気にはなるところです。過去に今回提案された治療法なり、JCOGの血液のスタディで登録がある施設に限定されたらどうかと書きましたら、「いや、大丈夫だ」という返事が返ってきて、これもどうしようかと思っております。止めるものではないと思いますが、研究者の良心にお任せしたいということを考えております。以上です。
○猿田座長
 確かに今、先生が言ったあとの問題は、この前、一度、事故のことがあったものですから、各施設の体制は注意してやっていかなければいけないということかと思うのです。先に進ませていただいて、今日は村田先生、佐藤先生がお休みですが、村田先生のコメントを事務局からお願いできますか。
○医政局研究開発振興課専門官
 事務局から、今日、欠席の佐藤構成員、村田技術委員の意見書について報告させていただきます。資料1-4、31ページ、佐藤雄一郎構成員からのコメントです。佐藤構成員は、4「同意に係る手続き、同意文書」、5「補償内容」について御検討いただいて、「全て『適』と判断いたします」とのお答えを頂いております。「説明同意文書は患者相談等の説明も含めて、適切です。副作用に対する金銭補償はないが、一定の効果が期待される反面での副作用であるので、許容されるものと判断いたしました」とのコメントを頂いております。
 引き続きまして、資料1-5、33ページ、村田技術委員からの意見です。村田委員は、1「実施責任医師等の体制」、2「実施医療機関の体制」、3「医療技術の有用性等」について御評価いただいて、「全て『適』と判断いたします」とのコメントを頂いております。「実施責任医師等の体制と実施医療機関の体制については、特に問題はありません。また、医療技術の有用性については、ランダム化比較試験がこれから行われるので現時点では不明ですが、この試験を行うことの意義は過去のデータから明らかと判断いたします」とのコメントを頂いております。以上です。
○猿田座長
 今御説明いただきましたが、佐藤構成員も村田技術委員からも、これでよろしいのだろうという御意見ですが、もう1回、大門先生、まとめてお話いただけますか。
○大門構成員
 実施計画書の記述に関して、私からもコメント等をさせていただいて、資料1-2の16ページに示されております。事前の確認・指摘事項へもおおむね適切に御回答いただいて、実施計画書も洗練されたものであると判断しております。ただし、その記述に関して、恐らく修正が望ましいであろうという点がありました。17ページの「実施条件欄」に記載してあるように、例えば指摘事項6への御回答を頂いたのですが、モニタリングが中央モニタリングで実施されることで善処されているわけですが、その実施体制の主語が少し計画書から読み取れませんでしたので、そこを明記していただけるほうがよいかと考えております。
 また、指摘事項3の御回答に関して、「実施計画書では、プロトコル治療の中止基準に該当しない限り、プロトコル治療は継続される」ということで、「プロトコル治療完了の定義はしない」と規定されております。しかしながら、先進医療制度内での評価のためにこの試験が実施されるわけですから、その実施期間は試験開始後から登録期間を経て、追跡期間終了時点までであると考えられます。このことを意識すると、個々の患者に対するプロトコル治療完了の時点は定まるはずですので、その点も実施計画書内で規定すべきであると考えております。
 以上の御評価を頂いた結果等を総括して、総合評価としては「条件付き適」として、特に17ページに私の実施条件を付けておりますが、伊藤先生にコメントいただいた点はどうさせていただきましょうか。
○猿田座長
 全体的に委員の先生方から、今御説明いただいたことに関して御意見があれば頂きたいのですが。その中でも、今、大門先生から御指摘があった指摘事項6、指摘事項3に対する検討、伊藤先生に御指摘いただいたインターフェロンですけれどもその辺りから、どなたか御意見はありませんか。一番気になるのは、プロトコルの治療完了を定義したところはやはり御検討いただくことがどうしても必要だろうと思うのですが、どうですか。これは一応、今の先進医療としてやっていくときに、保険外併用療養でやっているわけですから、そういったことも含めて考えていただくことが大切だろうと。そうすると、やはりその点は御指摘いただいて、検討していただくことが重要ではないかと思います。
○山口座長代理
 私は余り詳しくないのですが、伊藤先生の御指摘を聞いていると、大変問題があるように思うのですが、これは幾つか有効例があるということですよね。要するに、これをやる根拠というのは。そのときに使われたインターフェロンは、他の種類ではなくて、このインターフェロンだったということで、理解してよろしいのですか。
○伊藤構成員
 違うインターフェロンです。臨床研究で使われたインターフェロンと同じであればこんなことを書かないのですが、そうでないので、どうしようかと。同じインターフェロンであれば、同じように有効であろうから、レトロビルと一緒に使う分には問題ないだろうという意見だと思っているのです。それを認めると、今後同じような形が出てくるのではないか。パイロットの有効性が何もない段階で、先ほど言った例えばレミケードが有効だったので、その代わりにエンブレムで先進医療の実績はないけれども、先進医療に申請してくることが容認されるのだという話になるのだろうなと思うので、そこまで緩くするのかというのは多少気になるのです。
○山口座長代理
 それは相当気になると思います。過去のそういう有効例は、いろいろなものが使われているわけですか。普通だったら、その中でも特に多いものを選ぶとかすると思うのです。だとしたら、これを選んだ理由がよく理解できないのです。
○大門構成員
 これは他のインターフェロン製剤が提供されなかったためだと思います。
○山口座長代理
 提供されないというだけですか。
○大門構成員
 申請資料からはそれが主な理由のように受け取れました。
○伊藤構成員
 一番よく使われているインターフェロンの提供を依頼したのですが、提供されない。別のインターフォロンを国内で提供してくれる会社があったので、このインターフェロンを使ってやりますと。当然のこととして、実績がありませんので、至適投与量がこれでいいのかというのについても分からないまま決められていて、少し多いほうがいいだろうと600から始めて、300に切り替えるのですと書いてあります。これをそのままいっていいのかと。「そういう資料があれば出して」と言ったら、「過去にスミフェロン単独で投与をされたデータでは安全でした」という回答がきたので、判断のしようがないと思いますが、短期間にデータをというか、こういった質問を投げて御回答いただいているので、誤解があるのだろうなとは思います。
 病気の重篤性から考えて止めにくいので、こういう書き方をさせていただいております。ただ、問題認識はしており、全く手放しでOKですというわけではないということは承知していただきたいと思って言わせていただきました。
○猿田座長
 1つは提供してくれなかったということがちょっと問題なので、どうなのでしょう。
○伊藤構成員
 現在、C型肝炎で最もよく使われているインターフェロンが提供された外国論文では使われていて、そのインターフェロンが提供してくれなかったので、国内で提供していただける、スミフェロンで計画が作られたと思ってはおります。それはそれで実行可能性の点からはやむを得ないとは思います。ただ、インターフェロンだからいいのですという議論ではないのではないかというのは思ってはおります。
○山口座長代理
 ベストではないにしても、次の試験につながるということであれば、やはり重要な研究ですから、私は一応進めていただいていいと思います。その辺りは、もう少しきちんと説明していただかないとまずいのではないかと、ちょっと感じました。
○猿田座長
 ですから、一応これを使うにしても、もう少しその辺りのところをはっきりさせなければと思います。指摘事項のところで、先ほどありましたことをもう1回、ここで委員会として問題になったということで、私もそう思うのです。提供されなかったということで、当然この施設とすればそれを使いたかったと思うのです。この病気は深刻な病気ですから、そういうことでこれで認めてはどうでしょう。委員の先生方、他にどなたか御意見はありますでしょうか。
○金子構成員
 どうしても先進医療にしなくてはいけない理由がよく分からないのです。先進医療であるからこそ、このインターフェロンが供給されるということなのでしょうか。普通は、研究費を使った臨床研究の結果をもってここに申請してくるというのが今までの流れだと思うのですが、それがちょっとよく分からないところなのです。特にこれは患者の負担がない形でされる形になっていますよね。ですから、なおさら分かりにくいので、明確にしていただきたいと思います。
○医政局研究開発振興課専門官
 お答えになっているか分かりませんが、がん東から申請いただいていますが、これは早期・探索的臨床試験拠点になりますので、多少の前例がなくても実施できる可能性はあるというのを、局長通知では運営上は規定しておりますので、先進性についての議論について、私は答えを持っていませんが、実施については可能であるということは申し上げたいと思います。
○猿田座長
 今お話があったとおりで、早期・探索的臨床試験拠点とこれからの臨床研究中核病院のメリットが何だろうかと考えたときに、こういったことが1つメリットとしはというようにうたわれているのです。
○伊藤構成員
 そうしたら対象施設のがん東だけでやればいいのであって、例えば民間の病院まで広げると書かれていることに違和感があるのですが、それも含めて可能なのでしょうか。
○医政局研究開発振興課専門官
 一応、実施に関しては、申請医療機関が早期・探索的臨床試験拠点であれば、数例の実績を問わずに開始することが可能であるというように、運用通知では明記してあります。伊藤先生から御質問の、他の施設が実施体制は大丈夫なのかということに関しては、その他の救急体制であるとか、専門性などを我々事務局として確認しておりますので、問題ないかと思います。今回もがん東からお答えいただいていますが、この試験を始めるに当たってトレーニングを実施しているというコメントを頂いておりますので、その辺りも実施体制については問題ないのではないかと考えております。
○伊藤構成員
 早期・探索的臨床試験拠点の話からいうと、ICH-GCPというか、要するに施設のモニタリングまで含めて担保するという話だと理解していたのですが、これは中央モニタリングなので、プロトコル上ICH-GCPに準拠していないのです。それでもいいのですね。
○医政局研究開発振興課専門官
 その辺りについては、最初はがん東で始めていただいて、数例の実績を積んで、起こり得る有害事象を確認して広げていくというのが現実的ではないかとは思います。
○伊藤構成員
 でも、担当の施設として、最初からがん東だけではないですよね。長崎大学などの早期・探索的臨床試験拠点ではない施設が申請として、最初の申請要件に出てきていますよね。それでもいいのですか。
○猿田座長
 それを読むと、確かに長崎大学は該当しないのかもしれません。
○伊藤構成員
 そうですよね。それは枠組み上少し違うような気がするのですけれども。
○医政局研究開発振興課専門官
 一度事務局で引き取らせていただいて、その辺りを明確にするようにして、大門先生と協議させていただいて、申請機関に尋ねてみるというようにさせていただいてもよろしいでしょうか。
○猿田座長
 今、伊藤先生がおっしゃったように、これは「条件付きで適」としておいて、その辺りのことをしっかりとクリアにしていただくということではないでしょうか。もう1つ、私が非常に心配なのは、今言ったいろいろな施設、ゼロの施設もあったり、そこのところは前に他の事例での事故のこともありますから、しっかりそこのところをもう一度回答いただくということだと思うのです。ただし、重篤な病気に対しては少しでも早く進められればと思います。どうですか。
○山口座長代理
 私は先ほど申し上げたとおりです。残念なのは、提供してくれないメーカーに何とか圧力を掛けられないものかということだけです。
○一色構成員
 今までの議論を伺っていますと、もしかしたら有効性が見られないかもしれないインターフェロンを使う可能性があるということですね。そうすると、こういうスタディは、中間解析をして評価することが重要と思うのですが、いかがでしょうか。
○大門構成員
 その点も含めて、施設の担当者に御確認させていただこうと思います。
○猿田座長
 ちょうど大門先生からの質問3でそれを言っていますので。
○関原構成員
 私もちょっと素人っぽい質問なのですが、同意書の中に、この療法の効果が確認できた場合には、新たな標準治療となりますと断定されているわけですが、この効果だけで標準治療と断定できるものなのですか。それに続いて、インターフェロン等を作っている会社が保険診療として使えるように、申請を行う可能性がありますと記されています。標準治療になれば別に保険医療でなくても、先進医療としてやればいいわけで、今の段階で保険医療まで言及する意図がはっきりしないというのが12ページです。
 もう1つは基本的な疑問なのですが、今回インターフェロンというのは一種の抗がん剤治療としてやるわけです。患者には抗癌剤治療の効果は普通は生存期間が延びます、あるいは増悪期間が短くなりますと説明されます。ここの説明は「高悪性度化するまでの期間が延びます」ということだけが書いてあるのです。その延びる結果、高悪性度化したあとの強い抗がん剤治療を始めるのが遅行して、トータルとして延命効果になるために試みるわけですよね。目的が低悪性度の期間だけを延ばすのですという表現になっていますが延びる結果、延命効果が期待できる。延命のところが余り変わらないような書きぶりになっているのが気になったということです。以上です。
○猿田座長
 大門先生、何かありますか。
○大門構成員
 同意・説明文書については申請施設へご確認させていただこうと思います。先ほど御指摘いただいた中間解析の件ですが、プロトコルに記載されておりましたので、この点は問題ないと考えます。また、これは伊藤先生も迷われている部分があるように、希少疾患で、実際、他の積極的な治療法も存在しないような状況ですので、モニタリングの問題やその他のご指摘いただいた点に御回答いただいた上で基本的には実施の方向もあってもいいように考えております。
○猿田座長
 確かに非常に重要な治療ですから、早く進めるということですね。ですから、今幾つか出された疑問点、同意書の問題も、そこを1回、条件付きで戻しますから、しっかり回答していただくということでどうでしょうか。特にポイントになるのは、先ほどのインターフェロンの問題と中間解析のことです。それから、同意書の問題をもう少し細かく書いていただく。あとは施設に対してもう1回確認をしっかりすると。この4つをしっかりやっていただいたらどうかと思うのですが、どうですか。よろしいですか。もしよければ、そういう形で、戻すときにそこのところをしっかり回答していただくということで、よろしくお願いいたします。他に委員の先生方でどなたか、御意見はありますでしょうか。何かあればどうぞ。特になければ、この004に関してはこれで終わりとさせていただきます。
○保険局医療課専門官
 事務局から、伊藤構成員の御指摘について、確認をしたい点が1点あります。今回スミフェロンについては国内での使用実績がないということで、3局長通知に記載があるとすると、今回の資料では78ページになります。もともと先進医療として実施するためには、法令又は指針を遵守している施設で数例以上実績があって、それがきちんと吟味されていることが必要であるけれども、早期・探索臨床試験拠点や臨床研究中核病院については、実績を省略することは可能ですが、それ以外の施設が入っていることについてもきちんと検討してほしいという御趣旨で、宿題として頂いているという確認なのですが、よろしいですよね。そういう御趣旨ですよね。
○猿田座長
 とにかく安全性をしっかり担保してやっていただくことが、一番重要な点ですから。もし他に御意見がなければ、番号004については「条件付き適」ということにさせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。ありがとうございました。そういう形にさせていただきます。
 続きまして、協力機関の追加について、事務局から御説明をお願いいたします。議題2です。
○医政局研究開発振興専門官
 資料2、37ページです。協力医療機関の追加について、大臣告示番号020、先進医療名は「パクリタキセル静脈内投与(1週間に1回投与するものに限る)及びカルボプラチン腹腔内投与(3週間に1回投与するものに限る)の併用療法」です。申請医療機関は、埼玉医科大学国際医療センターです。今回、追加を予定している医療機関は、御覧の3病院となっております。静岡県立静岡がんセンター、信州大学医学部附属病院、鳥取大学医学部附属病院です。41施設で現在走っておりますが、3施設の追加の申請がきております。
 2点目は大臣告示番号033、先進医療名は「術後のホルモン療法及びS-1内服投与の併用療法」です。申請医療機関は、京都大学医学部附属病院です。現在129施設で試験を実施しておりますが、4施設の追加申請を承っております。東北大学病院、静岡県立静岡がんセンター、大阪大学医学部附属病院、医療法人啓明会相原病院です。事務局において、倫理審査委員会の構成、医療機関の実施体制等を事前に確認しております。特に御意見がなければ、追加の手続を進めさせていただきたいと思います。以上です。
○猿田座長
 今御説明がありましたように、020に関しては3つの施設、静岡県立静岡がんセンター、信州大学、鳥取大学ということです。033に関しては4つの施設、東北大学、静岡県立静岡がんセンター、大阪大学医学部附属病院と相原病院ということですが、この点に関してどなたか御意見はありますでしょうか。いずれの施設に関しても、厚生労働省で一応確認していただいているということですので、特に委員の皆様方から御意見がなければ、これはお認めいただくということでよろしいですか。ありがとうございました。それでは、お認めいただいたということにさせていただきます。
 続きまして、議題3に入ります。平成24年度の定期報告に関して、これも事務局からよろしくお願いします。
○医政局研究開発振興専門官
 資料3、39ページです。「平成24年度の定期報告について」です。先進医療A及び先進医療Bとして実施されている技術の定期報告については、毎年1回行うこととしており、年間実施件数、1件当たりの医療費に加えて、年間実施件数が著しく少ない技術等については、必要があれば事務局はその要因等を確認して、実施医療機関に実施体制やプロトコルの見直しの提案等を含めた指摘を行うこととしています。これが先-3(参考)、資料48ページに記されております。事務局が取りまとめた平成24年度の定期報告は、平成23年7月1日から平成24年6月30日までの実績報告になりますが、先-3-2、46ページから47ページに記しております。このうち先進医療Aについては44ページから45ページにありますが、先日の平成25年1月16日の第3回先進医療会議において報告させていただいたところです。
 各案件ですが、46ページ、47ページです。平成24年6月30日時点における第3項先進医療技術、いわゆる先進医療Bに係る費用、実施件数について、案件ごとにまとめたものです。一番右のコラムが年間実施件数、平成23年7月1日から平成24年6月30日までの実施件数を示しております。総合計、先進医療総額というコラムが必要であった金額になります。この中で、整理番号4番、5番、15番、19番、30番、40番の実施件数がハイフン(-)となっております。これは0件を表すことになります。40番の案件は、6月1日にスタートして6月30日で締めておりますが、30日までの締めということで30日しかたっていなくて、0件ということも御理解いただいた上でお読みいただきたいと思います。
 39ページに戻って、「先進医療Bのうち、1年間の実施件数が0件である技術」。先ほど申し上げた告示番号4番、5番、15番、19番、30番、40番について、今後の対応案として、事務局では医療機関に対して1年間の実施件数が0件である理由、締切りが終わったあとの7月から12月末までの実績及び今後の方針について確認させていただいて、結果を次回に報告させていただきます。
 また、先進医療Bのうち、かなり時間が経過してしまった案件、すなわち平成19年度以前からある技術についてですが、それは告示番号1番、3番、4番、5番、6番、7番、8番、9番、10番、12番、13番、14番、15番となります。このうち、告示番号7番は、前回の医療技術審査部会で新しい先進医療実施計画等を審査し、10番については終了したので告示から削除されています。12番は保険収載されたために告示から削除。15番は先進医療実施計画の変更を平成24年6月に認めております。といった進捗はありますが、その他についても現在医療機関に対して、今後の方針について確認を行ってまいり、結果を取りまとめ次第この会で報告申し上げたいと思います。以上です。
○猿田座長
 今、定期報告について御説明いただきましたが、特に先進医療Bに相当するものの実施状況、それから結構やられていないものもあるものですから、ここを見ていただいて、ここに対して委員の先生方から御意見を頂ければということです。
○藤原構成員
 資料3で先-3-2、参考資料2で先進医療Bに係る費用と書いてあるもののですが、まとめのときに、告示番号もいいのですが、できればUMINのCTRナンバーとか、他にも薬剤師研修センターとか、臨床試験登録は最近、倫理指針で求められているところなの、臨床試験登録番号を併記していただくとトラックしやすいです。告示番号で書くと、昔の高度医療評価のホームページにいっても、すごく探すのが大変なのです。進捗の進捗は大丈夫かとさっと確認したい場合には、UMINのページにいくと、目標症例数とか、いつ始まりましたとか書いてあるので、分かりやすいので、それをお願いしたいと思います。
○医政局研究開発振興専門官
 了解いたしました。
○猿田座長
 ちょっと大変かと思いますが、確かにそうしていただけるといいと思います。結構古いものもあるので。何とかしなければいけない。他に御意見はありませんか。最後の告示番号40は、先ほどお話されましたように6月の1か月間ということで、その後の進展ということですから、また6か月のところで見ていただくということです。その上の4、5、15、19、30に関しては、0件であるということです。全体としてどうでしょうか。委員の先生方、何か御意見はありますか。事務局としては、やはり進みが遅いですか。どうですか、長くたってしまって。
○医政局研究開発振興専門官
 いえ、必ずしもそうではないと思います。例えば30番、重症の膵島移植のような案件は、なかなかエントリーがございませんので、一概に進捗が遅いとは言いきれないのかと理解しています。
○猿田座長
 もう1つは、広報の点もありますか。こういう技術は今こうだということを、もう少しいろいろな施設にアピールして、患者に分かっていただくことが大切かもしれませんね。
○医政局研究開発振興課長
 あと事務局としてはどうしたらいいかと思うのは、39ページの下の2「先進医療Bのうち、平成19年度以前からある技術」について、もう少しきちんとフォローアップをやっていく必要があるのではないかと思っております。今回、次のページの対応の所に書いてあるとおり、各医療機関から今後の方針等も聞いた上で、また報告させていただいて、どうすればいいかは少し御議論いただきたいと思っております。
○猿田座長
 昔も施設に対していろいろなことを聞くと、担当者がいなくなってしまったこともあったりして、実施施設に対しての連絡をしっかり取っていただくことが重要かと思います。ちょっと大変かと思いますが、よろしくお願いします。せっかくこういう方法があって、進めることが大切ですから、よろしくお願いします。他に委員の先生方、どなたか御意見はありますか。
○金子構成員
 こういう一覧表にどこまで盛り込むかですが、実施施設の数も分かるようにしていただけたほうがいいのかと思うのです。例えば45ページ、こういった表に年間実施件数は分かりますが、1施設だけに偏っているのかとか、そういったことが分かるとなお良いかと思うのです。
○医政局研究開発振興専門官
 施設数とUMIN等について、一目で分かるようなリスト作成に心掛けたいと思います。ありがとうございます。
○猿田座長
 他に御意見がなければ、次に進んでよろしいでしょうか。
 続きまして「先進医療会議の審査結果について」、事務局から御説明をお願いいたします。
○医政局研究開発振興専門官
 資料4、49ページです。これは「先進医療会議の審査結果について」です。整理番号46番、自己培養口腔粘膜を用いた培養上皮細胞シートの移植術という技術です。11月に先進医療会議に提出し、保険との併用の観点から「適」として承認されております。また、中医協においても、その旨が報告されております。51ページから資料5の手前、58ページまでがその案件の資料となっております。以上です。
○猿田座長
 今の御説明にどなたか御意見はありますか。これは報告事項ということです。特に御意見がなければ、これもそういう形で御理解いただく、お認めいただくことにさせていただきます。
 議題5、その他ということで、事務局からよろしくお願いします。
○医政局研究開発振興専門官
 先進医療技術審査部会の定期開催についてお知らせがあります。資料5の59ページです。「平成25年度先進医療技術審査部会日程調整表」を近日中に各構成員の先生方にメールにて送信させていただきます。御都合のつかない日時に×を記載して、返信していただければと思います。できる限り全ての構成員の先生が出席できる曜日、時間帯を選択して、定期的に開催できるよう調整したいと考えております。以上です。
○猿田座長
 今まで先生方がお忙しいので、会議の日程がかなりバラバラだったかと思います。もう少し何とか一定の日程でやっていければということもあります。これは技術部会のほうですが、先進医療会議も同じような形で連携させて、少しでも先生方が出やすいように、そういう形でやっていってみたらどうだろうかということです。今お話がありましたように59ページで一応、先生方の予定を可能な限りで書き入れて出していただければということです。できるだけ皆さんの多く出られるところを選ぶようにさせていただきたいと思います。これに関して、何か御意見はありますか。先生方はお忙しいので、いろいろな意見があると思うのです。試みとしてこういう形でやらせていただければというのが事務局からの希望でもあります。これもそのように進めさせていただくということで、よろしくお願いいたします。
 その他、事務局から御説明はありますか。
○医政局研究開発振興専門官
 私から2点よろしいでしょうか。前回の会議で直江先生から、書類が非常に多いので、電子化の試みはできないものかという御提案を頂きました。次回辺りに、これがデモ機になりますが、これと紙の資料を両方併用しながら、一度電子化の試みをさせていただきたいと思います。戸惑うかもしれませんが、まずやってみて、御意見を頂戴して、実現可能性について御検討いただければと思います。それが1点目です。
 2点目は、次回の開催日程ですが、2月26日(火)17時です。いつも16時半なのですが、30分遅くなります。場所は、本日と同じ中央合同庁舎第5号館専用23会議室を予定しております。また、本日の議事録については、作成次第、先生方に御確認をお願いし、その後公開させていただきます。
○猿田座長
 ちょっと伺いたいのですが、今実際、厚生労働省の会議では、どのぐらい電子化が進んでいるのでしょうか。
○医政局研究開発振興課長
 余り進んでいないと思います。
○猿田座長
 いろいろな会議に出ていても、山ほど書類が届くだけです。
○山口座長代理
 ちょっと余談になりますが、がん研でも一部の会議がそれを使い始めたのですが、良い反面、どんどん資料は整理されないまま出てきて、見ているほうはどうなっているか分からなくなって、かえって混乱している場合もあるので、上手に使ったらいいのではないかと思いました。でも、試していただいたほうがいいと思います。
○医政局研究開発振興専門官
 現実を見て、是非その辺りも御指摘していただければと思います。
○山口座長代理
 意外に疲れるものです。
○猿田座長
 他にどなたか御意見はありませんでしょうか。効率的にできればということでの試みかと思いますが、やってみて皆さんの御意見を聞きながら進めていけばと思います。もう1つ、次の会は2月26日(火)17時からということです。今日は随分時間が早いのですが、特に委員の先生方から御意見がなければ、これで第3回先進医療技術会議を終わりたいと思います。御協力どうもありがとうございました。


(了)

照会先
厚生労働省医政局研究開発振興課
TEL 03-5253-1111
先進医療係 新美 内線2589

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