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2013年1月16日 第3回 先進医療会議議事録

○日時

平成25年1月16日(金)16:00〜18:00


○出席者

【構成員】
猿田座長 五十嵐構成員 柴田構成員 中川構成員
福井構成員 福田構成員 藤原構成員 山口構成員 田中(良)技術委員
【事務局】
医療課課長 医療課企画官 歯科医療管理官 薬剤管理官
医療課専門官 医政局先進医療専門官 医薬食品局医療機器審査管理室長他

○議題

1 新規技術の先進医療A又は先進医療Bへの振り分け(案)について(先−1)

2 先進医療の施設基準の見直しについて(先−2)

3 先進医療の実績報告について(先−3)

4 その他(先−4)

○議事

16時00分 開会

○猿田座長
 それでは、時間になりましたので、第3回「先進医療会議」を始めさせていただきます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 本日の構成員の出欠状況でございますけれども、北村座長代理、山本構成員が御欠席との連絡をいただいております。なお、欠席されます2名の方からは委任状を提出していただいておりますので、議事決定につきましては私に一任されるということでございます。
 福井先生いらっしゃいますけれども、時間が長引いたら途中で退席するかもしれないということでございます。
 技術委員として、今日は田中良明技術委員と辻技術委員に来ていただいております。辻先生はまだお見えになっておりませんけれども、お二方にお願いしております。どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、資料の確認を事務局からお願いいたします。
○事務局
 事務局でございます。お手元の配付資料を確認させていただきます。
 座席表と議事次第と名簿がございます。
 先−1がA4で1枚、別紙1−1がA4で1枚、別紙1−2がA4ホチキス止めのものがございます。
 先−2−1が1枚、先−2−2がホチキスどめのもの、先−2−3はA4横ですが、ホチキスどめのものがございます。先−2の参考としてA4で1枚のものがございます。
 先−3−1はA4で1枚、先−3−2はA4で1枚、先−3−2(参考資料1)、先−3−2(参考資料2)がA4で1枚ずつでございます。先−3の参考としてA4、1枚で1つ入ってございます。
 先−4がA4で1枚という構成になってございます。
 過不足等ございましたら事務局までお申しつけください。
○猿田座長
 どうもありがとうございました。
 資料はよろしいでしょうか。もしよろしければ議題にありますように、この順番でまず最初「新規技術の先進医療A又は先進医療Bへの振り分け(案)について」に入りたいと思います。それでは、事務局から御説明お願いできますか。
○事務局
 事務局でございます。
 先−1に基づきまして、12月受理分の先進医療の新規届出技術について、先進医療A又は先進医療Bへの振り分けについて御決定いただきたいと思います。
 技術としましてはA4横表をごらんいただきたいのですが、受理番号004番の成人T細胞白血病リンパ腫に対するインターフェロンα/ジドブジン併用療法という技術でございます。
 適応症等につきましては、御覧のとおりでございます。
 先進医療の内容につきましては、別紙1−1に簡単に概要をまとめたものをおつけしております。ATLの標準療法としてみなされつつあるインターフェロンαとジドブジンの併用療法を薬事法の適用拡大、保険適用を目指すというものでございます。
 こちらの技術でございますが、別紙1−2にございますように医薬品の効能効果の適応外のところへの使用というものを伴っております。こちらは人体の影響が極めて小さい検査等には該当しないと考えておりますので、事務局案としては先進医療Bに振り分けたいと考えております。
 以上でございます。御審議よろしくお願いいたします。
○猿田座長
 ありがとうございました。
 成人T細胞白血病リンパ腫に対するインターフェロンα/ジドブジンの併用療法でございますが、今、御説明ありましたように、この間からありますようにAにするかBにするかということでございますけれども、今、説明がありましたような形でやっていることもあって、これはBであろうということでございますが、委員の先生方どなたか御意見ございますでしょうか。これはよろしいですね。
 それでは、今、事務局から御説明いただいたように、この案件に関しましては004ですけれども、先進医療Bとして可決させていただくということで振り分けさせていただきます。どうもありがとうございました。
 続きまして、次は先進医療の施設基準の見直しでございます。これに関しましても事務局から御説明をよろしくお願いいたします。
○事務局
 先−2−1をごらんいただきたいと思います。「先進医療技術の施設基準の見直しについて」ですが「1.経緯等」を御覧ください。
 1つ目の○のところです。先進医療Aの施設基準でございますが、これはルーチンで2年に1回の診療報酬改定のたびごとに、必要があれば見直しを行うこととしてございます。
 前回、平成24年度の診療報酬改定時におきましては、そのころはまだ第2項先進医療というものだったのですけれども、このときは施設基準の見直しについては、先進医療制度の見直しが控えているという理由で、見直しが終わってから施設基準を見直すことになっておりました。これは別紙で先−2(参考)という紙がついてございますが、昨年になりますけれども、平成24年3月の先進医療専門家会議で、見直しについては一本化の後に行うことを取り決めていたところでございます。
 先−2−1の1.に戻りますけれども、3つ目の○のところですが、御存じのとおり24年10月1日より先進医療専門家会議と高度医療評価会議を一本化しておりまして、従前の第2項先進医療と第3項先進医療を、先進医療A及び先進医療Bということで再編したところでございます。
 今回の施設基準の見直しの概要でございますが、こちらは現時点で先進医療Aとして実施されている各医療技術につきまして、改定のときに後日となっていた施設基準の見直しをしたいということでございます。
 施設基準の見直し案につきましては、前回改定時に保険適用の可否を先進医療専門家会議の構成員の先生方に御審議をいただいた際に、そちらの審議のプロセスの一環として施設基準の見直しについて御検討いただいておりまして、今回の対象技術は54技術ございますけれども、このうち4技術については施設基準の見直し案をいただいておりましたので、先−2−2のとおりに取りまとめております。
 ほかにも一覧として先−2−3ということでA4横、やや字が小さくて恐縮なのですが、今、先進医療Aとして実施している医療技術、こちらのBに振り分けられたもので、暫定で先進医療Aとして実施されているものを含みますけれども、こちらの施設基準の一覧というものをつけてございます。特に先−2−2でお示ししている4技術につきまして、施設基準の見直し案を出させていただいておりますので、一連として施設基準の見直しということで御審議をいただいて、決定をいただきたいと思います。
 新たな施設基準の適用時期については2月1日からを予定しております。
個々の見直し案については座長にお返ししますので、御説明をよろしくお願いいたします。
○猿田座長
 どうもありがとうございました。
 今、御説明がありましたように、以前の先進医療の委員の方々は御存じのとおり、昨年の初めに保険へもっていくかどうか、3人の委員の方に1つの技術について検討して頂きました。そのときにかなりの技術に関して検討していただいたのですけれども、残りの4技術について見直しが必要であるということで、今日は田中先生においでいただいて、特にこれからお手元にありますような要件に関しまして議論していただくということです。それでは、田中先生から御説明をいただけますでしょうか。
○田中良明技術委員
 田中でございます。きょうは技術委員としてこの会議に参加させていただいております。
 それで、今、議長の先生からお話のありました陽子線治療と重粒子線治療の施設基準の見直し案について、先−2−2にまとめてございますので説明させていただきます。
 陽子線治療も重粒子線治療も少しずつ普及というか、症例数も増えてきたのですが、それの実施する医師に関する基準の中で、これまでは当該療養について2年以上の経験を有することということで、陽子線も重粒子線もそういうふうになっておりました。
 最近の放射線治療というのは、コンピュータを駆使した治療計画が進みまして、変更後の案にも書いてございますが、4門以上の照射とか運動照射、原体照射、強度変調放射線治療(IMRT)など、より複雑で高精度な治療計画が非常に大事になってきたのであります。
 陽子線治療も重粒子線治療も、どちらも三次元的に非常に病巣に合致した線量配分をすることができるという特徴がありまして、この技術はそれに相当するであろうということで、括弧書きに書いてあるような放射線治療技術の経験があれば陽子線、重粒子線治療の経験に合致するのではないかということで、変更後の案では医師に係わる基準ですが〔3〕当該療養について2年以上の経験を有すること、もしくは当該療養について1年以上の経験を有す。例えば陽子線の場合は陽子線ですけれども、それを有し、加えて放射線治療(4門以上の照射、運動照射、原体照射または強度変調放射線治療(IMRT)による体外照射に限る。)による療養について1年以上の経験を有することとしてはいかがかと案文を出させていただきます。
 重粒子線治療も全く内容は陽子線と同じでございます。
 以上でございます。
○猿田座長
 どうもありがとうございました。
 今、御説明いただきましたけれども、もう一度、参考資料の先−3−2を見ていただくと、どのくらい実施されているかということ。1年間の実施件数が陽子線の場合は1,628件、重粒子線に関しては1,053件とかなりの例数がやられているものでございます。そこで少しでも簡略にできればということで施設基準を今、田中先生が御説明いただいたような形で1年以上の経験ということと、ここに書いたような条件ということでございますが、どなたか御意見ございますでしょうか。
 陽子線は施設が少し増えつつありますね。重粒子線もある程度ございますけれども、委員の先生方よろしいでしょうか。特に御意見ないようでしたら、お認めいただくことにさせていただきます。田中先生ありがとうございました。
 それでは、まだ辻先生お見えになっておりませんので、次に腹腔鏡下のスリーブ状胃切除術ということで、これは本来は笹子先生がおいでいただくということだったのですけれども、どうしてもいらっしゃれないということで意見書を提出いただいておりますので、事務局からよろしくお願いいたします。
○事務局
 それでは、事務局から笹子技術委員からの意見書及び施設基準の変更案について御説明をいたします。
 笹子技術委員からいただいた意見書が先−2−2の3ページにございますので、ごらんいただければと思います。「告示番号51:腹腔鏡下スリーブ状胃切除術の施設基準の見直しに関する意見書」でございまして、○が3つございます。
 1つ目でございますが、腹腔鏡下スリーブ状胃切除術は先進医療として承認されたときと比較して普及してきており、安全性が確認されてきております。
 また、短期間に症例を集め、腹腔鏡下スリーブ状胃切除術の技術を習得している事例が多く見受けられます。
 以上から、主として実施する医師について経験年数1年、経験手術数10症例を現行の基準につけ加えることを提案いたしますという意見書をいただいております。
 2ページをごらんいただきたいと思いますけれども、こちら腹腔鏡下スリーブ状胃切除術の施設基準の抜粋でございますが、変更前につきましては腹腔鏡下スリーブ状胃切除術を2年以上の経験を有することと、こちらの腹腔鏡下スリーブ状胃切除術を当該療養を主として実施する医師又は補助を行う医師として7例以上の症例を実施しており、そのうち当該療養を主として実施する医師として2例以上という条件でございました。
 変更後は、こちらに当該療養を主として実施する医師または補助を行う医師として10症例というものと、1年の経験を加えるということでございますので、左側の変更後の「若しくは」という字が真ん中あたりにございますけれども、この「若しくは」以降の部分を追加するということでございます。
 当該療養について1年以上の経験を有し、当該療養を主として実施する医師または補助を行う医師として10例以上の症例を実施しており、そのうち当該療養を主として実施する医師として2例以上の症例を実施していること。このような条件をつけ加えるという変更の提案をいただいております。
 御説明については以上でございます。
○猿田座長
 どうもありがとうございました。
 恐れ入りますが、山口先生、御意見ございますか。
○山口構成員
 ややこしいので、もう少しシンプルにできないかなというのが感想です。
 この技術は比較的安全にできているので、笹子先生のおっしゃるとおりかと思います。
○猿田座長
 これで大丈夫だろうということで、ありがとうございます。
○山口構成員
 文面はどうにかならないのかなと。読むほうが大変ではないかと思います。
○猿田座長
 ほかに委員の先生方、どなたか御意見ございますでしょうか。笹子先生、山口先生が大丈夫だということですが、もし特に御意見なければこれもお認めいただくということでよろしいですか。安全性の問題が書いていますが、安全性は笹子先生も大丈夫そうだということでございますので、それでは、これもお認めいただくということでよろしくお願いいたします。
 まだ辻先生がお見えになっていませんので、家族性アルツハイマー病の遺伝子診断に関しまして、もし先生が後ほどいらっしゃれば、そこでかけさせていただくということにさせていただきたいと思います。この2つに関しては今、お認めいただいたということでよろしいですね。
(「異議なし」と声あり)
○猿田座長
 ありがとうございます。
 それでは、辻先生いらっしゃる前に少し飛ばさせていただきまして、次の先進医療の実績報告に入らせていただきます。事務局から御説明お願いいたします。
○事務局
 事務局でございます。先−3−1を御覧いただければと思います。
 こちらは実績報告でございますけれども、こちらは必ず年に1回、実績を報告するというふうに決められているものでございます。
 1つ目の○をごらんいただければと思いますが、先進医療A及び先進医療Bとして実施されている技術の定期報告につきましては、毎年1回必ず行うことになっておりまして、年間実施件数が著しく少ない技術等については、必要があれば事務局はその要因等を確認し、実施医療機関に実施体制やプロトコルの見直し等の提案を行うこととされております。
 今回、事務局が取りまとめましたのは平成24年度報告となっておりますが、これは通称でございまして、期間としましては平成23年7月1日から平成24年6月30日までの実績を別紙3−2にまとめているものでございます。
 もともと先進医療Aの報告内容については本会議において確認することとなっておりますので、実績報告を先生方に御確認いただくことにしたいと思います。
 先進医療Bの報告内容につきましては、後日、先進医療技術審査部会において確認をして、結果を本会議へ報告することにさせていただきたいと思います。
 別紙の先−3−2に詳しい実績を載せているのですが、その前に御参考として先−3−1に先進医療Aのうち今回の実績報告がゼロ件である技術ということで、12個こちらに掲載させていただいております。
 簡単に先−3−2を御説明させていただきたいのですけれども、先ほど申し上げましたように実績の報告期間は平成23年7月1日から平成24年6月30日でございます。こちら?〜?の数字につきまして、右側のところの列がございますが、第2項先進医療と書いてありますが、現在は先進医療Aとなっております技術について合計したものを載せております。その横に先進医療Bとして合計したものを載せておりまして、その右に総計を載せているという形になっております。
 裏返して2ページを御覧いただければと思いますけれども、こちらは過去5年間の実績となっておりまして、先ほど一番右のところにございました総計の数がこの5年間でどのように変遷をしているのかというところを表示しております。一番下の太い線で囲ってあるところが、今回実績報告でさせていただいた平成24年6月30日時点で実施されていた先進医療の実績でございます。
 続きまして先−3−2(参考資料1)というものがございますが、こちらは各技術ごとに費用や実施件数等をまとめたものでございます。先−3−2(参考資料1)が第2項、先進医療Aでございまして、先−3−2(参考資料2)が第3項先進医療でございます。
 以上、簡単ではございますが、こちら実績報告となっておりますので、事務局の説明を終わります。
○猿田座長
 どうもありがとうございました。
 今、実施状況をお話いただきましたけれども、今の御報告についてどなたか御意見ございますでしょうか。できるだけこういった先進医療が普及することが私どもの願いでございますが、まあまあというところかと思います。先進医療Bに関しましてはいろんな条件がついているということで、なかなかまだ進み具合が悪いところかと思います。これに関しても特に御意見ございませんでしょうか。
 特に先−3−2は事務局で非常に細かくいろんな点をまとめていただいておりますけれども、後でまた見ていただければと思います。全体的に見て特に御意見がなければ一応こういう状況だということでおわかりいただければと思います。よろしいでしょうか。
○中川構成員
 今の先−3−2の2ページですが、年を追って91から123と技術が増えてきているのですね。患者数も21年は多い。何かこれは傾向があるのですか。保険診療分と先進医療の総額の関係は年によって比率が大分違うけれども、何か傾向はありますか。
○事務局
 お答えになっているかわからないのですが、こちらは例えば患者数でありますとか総金額が、偶数年のほうが奇数年よりも小さいという傾向にありますけれども、こちらは恐らく診療報酬改定で先進医療から保険導入をされたり、先進医療から削除されたものがこの年はございますので、そちらの影響が多少あらわれてくることは推測としてはございます。
○猿田座長
 今お話がありましたように、先進医療Aの場合は2年ごとで保険に関して検討するということがございます。そのときに余り実施されていない技術に関しては問い合わせをして、場合によってはやれなければやめるということもあったり、そんなことも関係しているのではないかということですが、どうですか。
○中川構成員
 結構です。
○猿田座長
 ありがとうございます。
 ほかにどなたかございますでしょうか。もう少し普及するといいのですけれども、なかなか。細かい数が出ていましたが、眼科の例はかなり普及しているのですね。
 もしよろしければ、こういう状況だということを知っていただきまして、その次でございますが、ここにやはり挙げていただいておりますのが年間実施件数がゼロ件の技術です。これは事務局から確認と御説明お願いできますか。何かありますか。
○事務局
 先−3−1にお戻りいただいて、こちら12件、実施件数がゼロ件となっております。ちなみに先−3(参考)がございますけれども、こちらは10月24日に新しい先進医療の体制での実施についてお諮りしたときの抜粋でございますが、定期報告ということで方法のところでございますけれども、ポツが4つございますうち3つ目でございますが、年間実施件数が著しく少ない技術等については、必要があれば事務局はその要因等を確認し、実施医療機関に実施体制やプロトコルの見直し等の提案等を含めた指摘を行うとなってございますので、こちらのゼロ件となっている12個の技術につきましては、事務局のほうから実施医療機関に確認をさせていただいて、またこちらの会議に概要を御報告させていただきたいと考えておりますので、こちらは事務局でやらせていただきます。
○猿田座長
 ありがとうございました。
 今、御説明いただきましたけれども、見ていただきますと若い番号のものはかなり古いものなのです。前もよく問い合わせますと、それをやっている人がいなくなってしまったとか、そういうこともありますので、今、お話がありましたように(1)〜(12)は、60番は割と新しい技術ですけれども、ともかく問い合わせていただいて、意味がないものであれば削除するという形ですね。
 よろしいでしょうか。御意見なければそういう形でこれも進めさせていただきます。ありがとうございました。
 辻先生まだお見えになっていませんので、それでは、その他ということで平成24年9月30日以前に第3項として申請された新規技術について資料が提出されておりますから、事務局から御説明をお願いいたします。
○事務局
 事務局でございます。先−4でございますが、こちらは参考資料ということで現状の確認でございます。
 平成24年9月30日以前に第3項先進医療として申請された新規技術の一覧でございます。平成24年9月30日以前に申請をいただいたものにつきましては、旧制度の運用ということで第3項先進医療として運用することになっておりますが、現状6個の技術が審議に残っておりますので、現状を確認させていただきたいと思っております。
 裏の2ページ目の参考資料、横になっている図をごらんいただきたいのですけれども、こちら?に3つ技術がございまして、こちらは9月30日以前に既に高度医療評価会議で「適」または「条件付き適」となっておりまして、準備ができ次第、先進医療会議にかかるとなっている技術でございます。こちら申請医療機関等で処理の準備等をしているということでございますが、切除不能胆道がんを対象としたこちらの治療から3つ、遠位弓部の経カテーテル的ステントグラフト内挿術というところまで3技術ございますけれども、こちらの3技術は高度医療評価会議で「適」または「条件付き適」となっていますが、先進医療会議にまだかかっていないものでございます。
 下に?とございますが、こちらは高度医療評価会議に一度はかかっているものの、継続審議となったものということで、こちらも3技術ございますので、こちらについては先進医療を技術審査部会のほうでもう一度審議をして「適」又は「条件付き適」となった場合に先進医療会議にかかってくるという手はずになってございます。
 こちらは現時点で6技術残っているという現状でございまして、表に戻っていただきたいのですが、6つの新規技術については科学的評価が終わった際に、先進医療A又は先進医療Bに振り分けを行うことになっておりますけれども、聞くところによると、こちら6技術については基本的には薬事未承認または適用外の医薬品医療材料を使うと聞いておりますので、先進医療Bとなることが予想されているという技術でございます。
 現状の御報告ですので、以上でございます。
○猿田座長
 どうもありがとうございました。
 この点に関しては技術部会でも先生方、担当していただいているところがありますね。そういう形で条件つきという形で通っているものとか、そういうものがあるので、返事がきしだいということでよろしいですね。
 そうしたら、今、御説明いただいたような形でもう少し経過を見て、特に?に関してはBとしての審議が続くだろうということでございますが、もしよろしければこの形でお認めいただくということでよいですね。
 大体きょうは議題が少なくてこれだけなのですが、先ほど申し上げた22番です。家族性アルツハイマー病の遺伝子診断ということで、これは辻先生からは一応御意見いただいていますことと、事務局でもほかに当たっていただいて、これでいいかということも検討していただいたということでございますので、事務局から御説明いただけますでしょうか。
○事務局
 先−2−2の資料でございますが、告知番号22:家族性アルツハイマー病の遺伝子診断でございます。こちらは施設基準の変更について辻技術委員から御提案をいただいております。
 事務局のほうで趣旨等を確認しておりますので、そちらの現状を申し上げて御承認いただければと思います。
 主として実施する医師に係る基準ということで、従前は変更前のところにあるように、神経内科の専門医または臨床遺伝専門医が実施をされてございますが、アルツハイマー病について、家族性であっても精神科の専門医が担当するケースが非常に増えているということで、こちらを実施責任医師の要件に加えてはどうかという御提案でございます。
 辻先生と連絡をとり、精神科領域の技術委員である国立精神・神経医療研究センター名誉総長の樋口輝彦委員にも確認をいただいていて、そのような方向でいいのではないかという御連絡をいただいております。こちらでお認めいただければと思います。よろしくお願いいたします。
○猿田座長
 ありがとうございました。
 今、御説明いただいたとおりで、辻先生、樋口先生にも確認をとっていただいて、精神科専門医を入れるということで社団法人日本精神神経学会が認定したものをいうということでございますので、これも問題ございませんですね。何かございますか。
○山口構成員
 先−3−2の資料を見ると、家族性アルツハイマー病の遺伝子診断は年間2例しか行われていないですね。これは恐らく要件を変えることで精神科の専門医の方も診られるということで、大勢のドクターがやれる。この意味はすごく今、増えてきているとおっしゃいましたけれども、そういうものに対応する目的ということで理解してよろしいのでしょうか。あるいはこんなに少ないのだったら要らないのではないかと今、感じたのです。
○事務局
 今回、辻技術委員からこのような提案があった背景は、山口構成員がおっしゃっている前者の趣旨だと聞いているのですけれども、それとは別に、こちらの技術の臨床的な有用性ですとか社会的妥当性などを勘案して、先進医療として継続するのか、削除するのか、保険に入れるのか等の御検討を、次回改定のときに先生方にはしていただければと考えております。
○猿田座長
 一応この形で少し広げる形みたいになるかもしれませんけれども、やってみてこれでだめだったら今、先生がおっしゃったようにだめということにしてはと思います。ただし、病気自体はかなり増えてきています。
○山口構成員
 多分これをすればもう少し拾い上げられて、検査が増えるという期待でよろしいですね。わかりました。ありがとうございました。
○猿田座長
 この点に関して何かありますか。藤原先生、どうぞ。
○藤原構成員
 ほかの要件は知らないのですけれども、今回の精神科専門医だけ社団法人日本精神神経学会が認定したものと限定するのは、何か誤解を防ぐためか何かですか。
○事務局
 申し訳ございません。こちらなのですが、実は厚生労働省の大臣告示には1から順番に技術が載っているのですけれども、一番最初に出てきた専門医については社団法人何とか学会が認定したものをいうというフレーズがつくことになっておりまして、22番までの間に神経内科専門医と臨床遺伝専門医の定義が既に出ている。こちらのまま告示に載せていただくという霞が関文学的なところで恐縮なのですが、精神科専門医は22番で初めて出てきますので、こういうふうな注がつくということで見にくくて申しわけございません。
○猿田座長
 御理解いただけましたか。
 ほかに御意見ございますでしょうか。
○中川構成員
 申しわけないですけれども、先ほどのものに戻っていいですか。
○猿田座長
 結構です。
○中川構成員
 先ほどの先−3−2ですが、これを見ると保険導入または廃止されるというところで、先進医療が保険導入されると医療費の総金額が医療費財源を食うのではないかと思う人がいます。私は新しい技術が保険導入されると古い技術と置きかわることがあると思うのです。その差額として新しい技術が保険導入されたときにどのぐらい増えているのか。私は誤差の範囲でないかと思うのですが、どうもこのことが今、経済財政諮問会議も復活し、いろんなものがまた試みられようとしていますけれども、私はほとんど変わらないのではないかと思っているのです。この点の検討をしているか、多分していないと思うのですけれども、ぜひやってほしいなと。
 医療課長、これはこの場での議論ではないと思いますが、ぜひ重要なことなので検討いただけませんか。
○猿田座長
 医療課長、御意見ございますか。なかなかこれは難しい問題です。
○医療課長
 今の御指摘はまさにごもっともなのですけれども、実際に新たな技術が入ってくる場合は先進医療の枠組みの場合と、技術評価分科会のほうでの経路で入ってくるものがあったり、あるいは既存の技術であっても改定に伴って点数が上がったり下がったりというものがかなり複雑に絡んでおりますので、ある程度検討してみることはできるかと思うのですが、どの程度正確にというか、その辺については相当難しいのではないかと考えております。
○猿田座長
 実際に中川先生がおっしゃったことは問題になっているのです。
○中川構成員
 ほかのルートはもちろんあります。ただ、これが目立つのです。目立つので実際以上に心配する医療界の人間がいるのです。そんな心配をしないで堂々とやってくださいと私は言っているのですが、どうも誤解があるようで、特に財政当局筋はこれを強調したがるのです。ぜひそんなことはないと医療課から言っていただければいいなと、強い希望でございます。
○猿田座長
 山口先生、どうぞ。
○山口構成員
 中川先生の御質問はそのとおりだと思うのですけれども、これは結構新しくていいものが出て、医療費がふえる部分もあることは否めないと思うのですが、逆さまに例えば大腸ESDなんかは、あれが保険導入されたことで結局手術が減ってきて、医療費としては下がるという局面が物すごく大きいので、確かにそこを強調されたほうがこういうものの意味もより明らかになるので、それは大賛成です。
○猿田座長
 ありがとうございました。
 これから先、これを見ていくときにいろんな形で検討しながらやっていただくことは非常に重要なことかと思いますので、ほかに全体的にでも結構でございますが、どなたか御意見ございますか。
○福井構成員
 その点についての意見です。医療経済的に考える場合、費用効果分析では、従来の治療方法と新しい治療方法の効果の差をとって、マージナルベネフィットを見ない限りは本当の意味の分析はできません。できることならデータを集めて、そういう分析を多くの治療法について行うといいと思います。
○福田構成員
 私も福井先生に大賛成で、確かに中川先生御指摘のとおり、これによって増える部分と、置きかえられて減る部分とを推計するというのが重要だと思いますが、さらに重要なのは費用が増えるか減るかだけではなくて、臨床的な価値、効果を含めて費用対効果で見ていくという点だと思います。
○猿田座長
 ありがとうございます。
 中川先生、どうぞ。
○中川構成員
 個別の疾患の治療、個別の医療技術について、従来の技術と新しく先進医療から導入された技術のコストを比較するとか、費用対効果という議論は私は危険だと思います。そういうことの積み上げで医療費全体としてどのぐらい影響するのかということだと思うのです。
 ですから医療側、診療する側がそれを非常に神経質にやることがむしろマイナスだ。例えば医療費の自然増というのは厚労省も財務省も認めているわけですから、その中には医療技術の進歩というものも重要な部分として位置づけられているわけですから、それを余りに神経質に議論することは私は必ずしも得策ではないなと思っています。
○猿田座長
 ありがとうございました。貴重な御意見でございました。
 ほかにどなたか御意見ありますでしょうか。これは先に向けたときに非常に重要な問題でございますので、またこれから特に保険の検討もしていかなければいけないことになりますので、ぜひ議論していただきたい。今のことは事務局のほうでもよく御考慮いただいて、よろしくお願い申し上げます。
 ほかに特に御意見がなければ。どうぞ。
○医療課企画官
 事務手続上の確認でございます。先−2−2の先進医療Aの施設基準の見直し案の家族性アルツハイマー病の遺伝子診断の基準見直しの議論の途中で議題が移ってしまったので、手続上、この見直し案でよいという承認手続が議事進行上済んでおりません。座長、申しわけございません、手続上のプロセスをお願いいたします。
○猿田座長
 承知いたしました。
 今、私のほうで確認をとりませんでしたので、告示番号22:家族性アルツハイマー病の遺伝子診断ということで、きょう辻先生お見えになりませんでしたけれども、事務局から御説明いただいたとおりでお認めいただいたということでよろしいでしょうか。
(「異議なし」と声あり)
○猿田座長
 ありがとうございました。
 ほかにございますでしょうか。事務局から追加ありますか。
○事務局
 事務手続上のことで恐縮ですけれども、先進医療を見直した際に運用をなるべく効率化するということで検討していたところなのですが、今後、先生方に御相談をした上で、なるべく開催の曜日等を固定して開催する。月の第何何曜日というふうになるべく固定して開催できるように検討しておりますので、また別途御連絡を差し上げて調整したいと思います。
○猿田座長
 私のほうからもお願いをしたのは、先生方は非常にお忙しいですから、いかに有効に進めていくかということで、その点も御配慮いただきたいと思います。
 もし特に御意見なければ、第3回「先進医療会議」をこれで終わらせていただきます。どうも御協力ありがとうございました。



16時45分 閉会

【照会先】
厚生労働省保険局医療課医療係
代表 03−5253−1111(内線3276)


(了)

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