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2012年10月3日 第11回薬害を学び再発を防止するための教育に関する検討会議事録

○日時

平成24年10月3日(水) 15時00分〜17時00分


○場所

厚生労働省専用第21会議室(17階国会議事堂側)
東京都千代田区霞が関1−2−2 中央合同庁舎5号館


○議題

1 薬害に関する資料の実態調査等(平成25年度概算要求)について(報告)
2 学校教育における医薬品・薬害の取扱いについて(報告)
3 薬害教育教材に関するアンケート調査結果について(報告)
4 薬害教育教材の活用について
5 その他

○議事

○衛藤座長 定刻になりましたので、第11回「薬害を学び再発を防止するための教育に関する検討会」を開催いたします。皆様にはお忙しい中、御出席いただき誠にありがとうございます。本日は大杉構成員が欠席となっております。また、倉田構成員は20分ほど遅れると聞いております。
 本日はまず、「薬害に関する資料収集・公開等の仕組み」に関連する平成25年度概算要求について報告を受けるとともに、薬害教育教材について、今年度分を配布した際に全国の中学校に対して行いましたアンケート結果を踏まえながら、今後の教材の活用の方法等についての議論を進めてまいります。
 まず、議事に入ります前に、9月に事務局の人事異動があったとのことですので、事務局から御紹介をお願いいたします。
○医薬品副作用被害対策室長補佐 それでは、事務局の人事異動について御紹介いたします。まず、榮畑医薬食品局長でございます。
○榮畑医薬食品局長 9月10日付けで医薬食品局長を拝命いたしました榮畑でございます。今回は第11回だということで、委員の皆さん方の御意見を頂戴しながら、医薬食品行政を一歩ずつでも前進させて行きたいと思っております。これから、いろいろ御面倒をかけますが、よろしくお願いいたします。
○医薬品副作用被害対策室長補佐 松岡総務課長でございます。
○松岡総務課長 松岡でございます。よろしくお願いいたします。
○医薬品副作用被害対策室長補佐 一人空席になっておりますが、総務課長補佐が用務で遅れてまいりますので、またその際御挨拶させていただきます。局長、審議官は本日、別の用務のために、大変失礼ですが途中退席をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○衛藤座長 続きまして、本日は薬害教育教材の議題がありますので、文部科学省の方にも御参加いただいております。事務局から御紹介をお願いいたします。
○医薬品副作用被害対策室長補佐 文部科学省より、初等中等教育局教育課程課の黒沼課長補佐です。
○黒沼課長補佐 よろしくお願いします。
○医薬品副作用対策室長補佐 スポーツ・青少年局学校健康教育課の竹下係長でございます。
○竹下係長 よろしくお願いします。
○衛藤座長 それでは、資料の確認を事務局から御説明をお願いいたします。
○医薬品副作用被害対策室長補佐 すみません、申し遅れましたが、私も事務局の異動ということで、医薬品副作用被害対策室長補佐として8月に着任しました乃村と申します。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、資料の御説明をさせていただきます。まず、1枚目が議事次第で、本日の議事は大きく4点ございます。資料は1〜4までと参考資料となっております。2枚目以降、座席表と名簿がございまして、資料1が「平成25年度医薬関係予算概算要求の概要」でございます。資料2が文部科学省からの御報告いただく資料でございます。資料3として「薬害教育教材に関するアンケート調査結果の概要」でございます。資料4として「薬害教育教材の活用方法等について(案)」でございます。参考資料として「薬害に関する資料収集・公開等の仕組みが持つべき機能について」というものでございます。それから、委員の先生方のお手元には机上配布資料として、「薬害って何だろう」という、今日後ほど御議論いただく薬害教育教材と、厚生労働省のホームページにも掲載しているワークシートも配付させていただいております。それから、いちばん後ろには、財団法人いしずえからいただきました、薬害教育教材に関する意見書を付けさせていただいております。これで資料一式でございますが、特に足りない資料等ありますでしょうか。
○衛藤座長 ありがとうございました。
 それでは、本日の議題に入ります。前回までの検討会におきまして、「薬害に関する資料の収集・公開等の仕組み」について御議論いただいたところですが、これに関し、先月7日に財務省に提出した平成25年度概算要求について、事務局から御報告いただき、その後、質疑応答を行いたいと思います。では、御説明をお願いいたします。
○医薬品副作用被害対策室長補佐 それでは、資料の説明をいたします。資料1の「平成25年度医薬関係予算概算要求の概要」ということで、これはいわゆる医薬食品局の予算PR版でございます。この資料の6ページの3の「医薬品・医療機器・再生医療製品の安全対策の推進」の二つ目の項目になりますが、前回まで、薬害に関する資料の収集や公開等の仕組みについて御議論いただいておりましたが、まずは実現可能なものから取り組んでいくということで、今回新規の概算要求として財務省に提出しているものです。これは、被害者団体等が保有している資料の調査や整理を行うもので、こうした資料については、以前検討会でも御報告をしたことがありますが、資料の所在状況等に関するアンケート調査というのを行ったことがあります。今回は、もう少し具体的に、どこにどのような資料があるのかということを調査して、目録を作成することを考えております。予算が個別に分からないような形にはなっていますが、今後財務省との調整次第ということになりますが、大体1,200万程度で今のところ考えております。この実態調査との具体的な進め方については、予算が固まり次第、薬被連等とも御相談しながら進めたいと思っております。以上でございます。
○衛藤座長 それでは、ただいまの資料1の御説明に関しまして、御意見や御質問がございましたら、お願いいたします。
○花井構成員 薬害の資料収集を具体的にやっていこうということで、予算要求されたということは、非常に一歩進んだと理解してもいいかと思いますが、前回のアンケートで各団体の方に調査を行ったわけですが、そういったアンケートが送付できるところは割合見えているということで、私どもが一番懸念していますのは、散逸してしまっている部分がどうなっているのかということについては、まだ私どもは完全に把握できていない部分がありますので、そういった方面の調査もやっていただけるといいかと思います。特にそういったものに関しましては紛失してしまう恐れがありますので、時間的余裕もそちらのほうがないので、優先順位を的確に付けて、もし事業化するのであればやっていただけたらと思います。以上です。
○衛藤座長 ほかにございますか。それでは、また御意見がございましたら、後ほど聞かせていただくことにいたしまして、議題のほうは次に移ることにしてよろしいでしょうか。
○医薬品副作用被害対策室長 一言だけ、今いただきました御意見も踏まえながら、私どもとしては、団体が把握しておられない資料がどうやったら調査できるかというのは承知していない部分がございますので、皆様の御指導もいただきながら検討してまいりたいと思っております。
○衛藤座長 よろしくお願いします。それでは、この件に関しましては、よろしいでしょうか。
                 (異議なし)
○衛藤座長 では、先に進みたいと思います。
 資料2の学校教育における「医薬品」・「薬害」の取扱いについてということで御報告をいただきますが、先ほど申し上げましたとおり、本日は薬害教育教材について御議論いただく予定でおります。それに先立ちまして、文部科学省より、学校教育において医薬品や薬害がどのように取り扱われているかということについて、直近の状況をまず御報告いただきたいと思います。それでは、文部科学省からの御説明をお願いいたします。
○文部科学省初等中等教育局教育課程課長補佐 資料2の前半部分を使いまして御説明させていただきます。お手元の資料2に学習指導要領等における「医薬品」・「薬害」の取扱いという資料があるかと思います。学習指導要領を御案内の方がいらっしゃるかもしれませんが、学校で何を教えるか、授業の組立はそれぞれ学校ごとにカリキュラムを組むわけですが、義務教育やその周辺の教育について、全国の一定水準の教育を確保する必要があるということで、国で一定の基準を定めております。各学校は、学習指導要領に沿ってカリキュラムを編成しなければならない。そういうことになっているものです。ですので、学習指導要領で、このように取り扱わなければいけないとなったものは、各学校で必ずその中身が取り扱われる。そういったものです。
 お手元に中学校と高等学校のものを用意しています。中学校の学習指導要領と、その下に中学校の学習指導要領の解説があります。実際に各学校が法令として従わなければいけないのは上半分の学習指導要領です。学習指導要領自体は法令ですので、多少抽象的な文言を使っておりますのでわかりにくいということもあり、文部科学省が、こういう意味ですよ、と解説したものが下の学習指導要領の解説になっております。両方を併せて実際にカリキュラムを組まれたり、教科書を編さんされたりする。そのような仕組みです。中身を御説明させていただきますと、お手元には社会と保健体育の科目を用意させていただいております。
 社会科では、国民生活と政府の役割というところで、消費者保護を扱うことにしています。消費者の保護は何を扱うのかというと、下のほうにいきまして、解説で詳しい中身が書いてあるわけです。下線を引いてあるところですが、消費者の利益の擁護、増進に関して、様々な主体がいろいろな役割になっているわけですが、その役割を書いております。下線の3行目に、具体的な事例を通して理解させるとともに、企業は消費者の安全などに関しての責務を負っているということを、この中で取り扱っていくということを明示しております。
 保健体育ですが、この中の保健分野では、こちらは医薬品の使用について教えることにしています。正しく使用することとなっておりますが、どのようなことかというのが下の解説にあります。医薬品には主作用と副作用があるということを理解できるようにするということと、使用回数、使用時間、使用量などの使用方法を、正しく使用する必要があるということを教えることにしています。薬害は明記されていないわけですが、消費者の安全の確保というところで、実際には薬害について取り扱われている場合があるということです。
裏面にいきまして、今度は高等学校です。高等学校は、同じように社会科ですが、高等学校では社会科は公民という教科の名前に変わっております。公民の中で欄が二つあります。「現代社会」と「政治・経済」とありますが、高等学校の仕組みはどちらかの科目を必ず履修するという形になっております。現代社会あるいは政治・経済どちらかを必ず取るということです。
 現代社会を例に説明すると、現代社会の箱のいちばん下の部分です。「個人や企業の経済活動における役割と責任」について、公害防止、環境保全、消費者に関する問題などについて触れるということにしております。これはどういうものかというと、下の解説で、消費者に関する問題については、一番下に、例えば製品事故、薬害問題などを扱い、行政・企業の責任に触れるということで、このようにさせていただいています。「薬害問題などを扱い」というのは、今回の改定、平成21年に改定したわけですが、ここで初めて書き込まれたものです。前回の改定以降、関係団体の皆様方から学校のカリキュラムにきちんと位置付けるようにと御要請をいただいており、それを踏まえて今回の改定で初めて明記をしたものです。
 保健についても、医薬品の有効性や安全性が審査されていることや、正しい使用が有効であるということを書いてあります。その下に解説があります。最後のほうに副作用のことについて触れています。副作用については予期できるもの、予期することが困難なものがあることにも触れることにしております。
 このような学習指導要領、解説の記述を踏まえ、次のページに教科書の記載状況を簡単にまとめています。教科書会社は学習指導要領と解説を参考にしながら必要な要素をすべて盛り込んでいく形で編さんがされるわけですが、現在出版されているもの、あるいは来年度使用されるものということで、どれだけ記載があるかを調べてみましたところ、中学校は公民で7点発行されているもののうち5点が取り扱われている。保健体育は4点中2点です。高等学校のほうにいきますと、こちらは明記されていることもあり、来年度使用されるものは12分の12。政治・経済はまだ1点しか発行されていませんが、1分の1ということです。保健体育についてもすべて取り扱われている状況になっております。教科書に書き込まれていることですので、当然すべての生徒にこれがわたっている。そういう状況になっているということです。簡単ですが、状況は以上です。
○衛藤座長 ありがとうございました。事務局から補足があればお願いします。
○医薬品副作用被害対策室長補佐 引き続き4ページからです。「子どもと社会の架け橋となるポータルサイト」ということで、文部科学省のほうで今年の夏にオープンしたものです。小・中・高等学校と、地域・社会や産業界の架け橋として、いろいろな大学や会社が学校に対して何か説明をしたいとか何か教材を配りたいといったときに、そういったマッチングを行うためのサイトということで、大学とか会社が登録をして、それを見た学校が適宜連絡をしたり、教材を活用したりというサイトがオープンしたということです。薬害教育教材について、いろいろなところで活用していただく機会を増やすということで、文部科学省から御連絡をいただき、こちらのほうとしてもぜひ掲載させていただくということになりました。実際に掲載しているものが7ページになるのですが、8月の頭にポータルサイトを開設したということで、9月にはこのようなものを掲載させていただいております。当方の薬害教育教材をこのように掲載しておりますというページです。実際には、教材をダウンロードしていただける形になっております。事務局からの補足説明は以上です。
○衛藤座長 ありがとうございました。ただいまの御説明について御質問や御意見がありましたらお願いいたします。
○栗原構成員 ポータルサイトに関してです。支援内容について、「図書・教材等の提供」とありますが、図書といいますとどういうことでしょうか。
○医薬品副作用被害対策室長補佐 7ページの「支援の提案」の内容のところですか。
○栗原構成員 はい。
○医薬品副作用被害対策室長補佐 項目を選択できるようになっておりまして、例えば説明を行うとか、ほかの項目を詳しく承知していないのですが、そういった項目の中で一番当てはまるのが図書・教材等の無償提供だったということです。
○栗原構成員 分かりました。
○衛藤座長 選択肢が限られたものになっているということです。
○医薬品副作用被害対策室長補佐 ですので、必ずしも何か図書が提供されるというわけではありません。
○衛藤座長 ほかに御意見はないですか。お帰りになりましたら、是非ポータルサイトをご覧になっていただければと思います。たくさん並んでいる中の2ページ目ぐらいにあるので、最初からすぐ目に入らないかもしれませんけれども。
○医薬品副作用被害対策室長補佐 どんどん掲載されたら日付順に後ろにいくような形になっております。先日確認したところ、直近では4ページ目になっておりました。
○衛藤座長 探してください。またご覧いただきたいと思います。
 次の議題に行かせていただきます。3番目の「薬害教育教材に関するアンケート調査結果について」です。平成24年度版の教材を本年3月に全国の中学校に配布した際に、併せてアンケートを同封し、その結果を事務局において集計していただいたものです。事務局から資料の説明をお願いいたします。
○医薬品副作用被害対策室長補佐 資料3です。以前の検討会でも、このようなアンケート調査を行うということを御報告していたところですが、教材のより有効な活用方法等の検討につなげるため、教育現場における使用状況、問題点について把握する目的でこのようなアンケート調査を行っております。
 今回、教材を配布するのが2年度目だったということで、このタイミングで使用状況等について調査をしたところです。調査対象は全国の中学校。教材の配布先と同じで、全国1万1,000か所程度です。調査内容は、使用状況、教材のわかりやすさ、教材を授業で使用するに当たっての問題点や改善が必要な点について、自由記述も含めて御回答いただいております。
 調査方法は、今年度の教材を発送するときにアンケートはがきを同封して、中学校から返送していただいております。3月23日に教材を配布しておりまして、そのときに一緒にアンケート調査はがきを送付しております。4月13日までに返送をお願いしたということで、あまり期限がなかったこともあり、回収率は20%ですが、ある程度の結果、いろいろな現場の声を聞くことができたと考えております。
 概要としてまとめているのが2ページです。大きく三つの項目について聞いております。最初の使用状況について、一番多くなっているのは配布のみしたということで、大体70%近くの学校で配布のみされている。授業で御使用いただいているのは20%程度の学校ということです。教科については、先ほどの学習指導要領に関する説明にあったとおり、社会科か保健体育科が関連する科目になってまいります。保健体育科で48%、社会科で38.9%という結果でした。使用時期については、大体2学期に御使用いただいているということでした。
 問2が全体的なわかりやすさということです。いろいろな声をいただいているものの、全体としては7割弱の先生方から全体的にわかりやすいというお答えをいただいております。わかりにくいと思った理由について自由記述でいろいろ書いていただいております。次のページ以降で詳しく書いておりますので、そちらで御説明しようと思います。
 問3について、問題となった点や改善が必要な点ということで、こちらも自由記述で御回答をいただいております。
3ページが、問2のわかりにくいと思った部分や、その理由ということで、項目と具体的なこんな記述がありましたということをいくつか例を入れさせていただいております。聞き慣れない語句や専門用語が多いとか、そういった声も聞かれたところです。全国の中学校を含んでおりますので、特別支援学校ではわかりにくいといった声も聞かれております。いくつかある中で、教科書の範囲外なのでどの教科で使用したらよいか難しいといった、教科書との関連についての声も聞かれております。具体的な御意見については、お目通しいただくとして、6ページをおめくりください。
 問3についての自由記述の項目です。教材を授業で使用する場合に問題となる点や改善が必要な点についてお答えいただいております。時間に余裕がないというのが一番目にありますが、忙しい教育現場において、そういった事情もあるかと思います。送付に問題がある、送られてきた時期が悪いとか部数が不足しているといったような御意見をいただいております。授業の位置づけが難しいということで、先ほどのどの科目で教えたらいいのかわからないといったようなこともあるかと思いますが、総じて先生方の薬害の教材をどういう科目でどういうふうに使用したらいいのかわからないといったような御意見が、ある程度含まれているものと考えております。8ページ以降でも、教科書との関連性に問題があるといったものとか、またワークシートを活用したらいいのではないかといったような御意見も寄せられております。アンケートの結果概要は以上です。
○衛藤座長 ありがとうございました。ただいまのアンケートの調査結果は次の議題とも関連してきますので、調査結果に関する御意見等がもしおありの場合には、次の議題での御議論の際にまとめてお願いしたいと思います。
 4番目の「薬害教育教材の活用」について、事務局から資料の説明をお願いいたします。
○医薬品副作用被害対策室長補佐 資料4について説明させていただきます。来年度の教材の発送に向けて、今説明申し上げたアンケート結果を踏まえて改善できることから取り組んでいく方針で、今後の活用方法について案として取りまとめたものです。教師の御意見を踏まえ、現場でより有効に活用していただけるようにすることが重要と考えておりますので、改善方法についてということで、このように案という形で1枚でまとめております。
 (1)は発送時期等の見直しということで、先ほどアンケート結果の中でも説明したように、現場で活用するにあたって問題となった点として、送付に問題があった、送られてきた時期が悪いとか部数が不足しているという問題があったところです。こういった事項については、すぐに改善できる点であると考えております。こういった点からまずは取り組んでいきたいと思っております。平成23年度分は5月に、今年度分については3月末に発送しています。3月末に発送したということで、例えば年度が変わるような慌ただしい時期に送られてきても困るという声も聞かれております。異動とか引き継ぎの関係で、時期についてはもう少し早めにしてほしいといった声が聞かれておりますので、来年度配布分については、年間指導計画の作成時期等を踏まえて、なるべく早期に、来年2月目処で送付したいと考えております。
 こういったことで、なるべく早期に送付したいということもありまして、そうなると印刷の手続等の関係もありまして、来年度の教材については、年内ぐらいには内容を固めたいと思っております。合わせて部数の不足といった御意見も聞かれ、今年度は年度の変わる前に送っておりますので、年度が明けた後に生徒の数が変わったりするケースも多々あるかと思いますので、そういったことも踏まえ、新年度の生徒数の変更も見込んで、来年度分発送部数を増加させる方針でいきたいと思っております。
 (2)の活用の手引です。先ほども申し上げましたとおり、なるべく早期に発送する前提で内容を固めていく関係で、今回、内容について大幅な見直しをすることは難しいと思っています。先ほども説明したとおり、アンケートで授業の位置づけが難しいとか、どの教科で使用したらいいかわからないといったような声も聞かれましたので、まずは簡単な活用の手引を学校の先生向けに作成して、こちらを、教材を発送するときに併せて配布するということはどうかと考えております。
 具体的な活用の手引の案については2ページをご覧ください。来年度教材を配布するときに、このようなものを併せて配布するという案です。最初はねらいとか教材の目的について記述しております。(1)として、学習指導要領等における関連内容についてということで、先ほど文部科学省から御説明いただいた内容ですが、改めて、この教科で、こういうふうに学習指導要領とか解説に書いてあるということをきちんと明確にお示しすることによって、現場の先生方もどの教科でどういうふうに教えたらいいかということのヒントになろうかと思っております。次のページに、先ほど文部科学省から御説明いただいたものと同じ内容の学習指導要領と解説について、中学校分と高校分を配布したいと思っております。
 (2)は教材の活用事例です。各学校で取組の温度差はあるのかと思いますが、活用事例について、こちらからもいろいろな例をお示しさせていただくことによって、うまく活用していただく流れができればと思っております。先ほど、アンケートでもワークシートの活用をしたらどうかという声もありましたが、厚生労働省のホームページにもいくつか活用事例を載せておりますので、そういったことを御案内してそれを参考にしていただければと思っております。
 机上配布資料として、構成員の皆様方のお手元に置かせていただきましたワークシートがあります。「薬害って何だろう」というワークシートです。教材の下に置かせていただいております。3月の検討会の際に、立命館宇治中学校から教材の活用事例について御報告いただいたときに、こういったワークシートを使いましたということで御報告いただいたものです。この時のワークシートをベースにしたもので、全国の中学校で活用していただけるように、厚生労働省のホームページにも7月に掲載しております。ワードで編集可能になっておりますので、各学校で実状に応じて御活用いただければと思っています。
 ホームページを見て下さいということだけではなく、ワークシートを実際に活用の手引と併せて今回配布することも考えております。ワークシートの活用事例以外にも各学校でいろいろな取組があると思いますので、こういった取組について、適宜厚生労働省に御報告いただくとともに、内容についてホームページに掲載したり、良い事例があればこちらの検討会でも御報告いただくといったようなことで、いろいろな事例の集積をするということを考えております。
 今は活用の手引の案についてご覧いただいたのですが、1ページお戻りいただいて、活用の手引の作成と併せて、(3)にありますとおり、教材活用等に関する好事例の収集ということで、各学校での教材活用の好事例について随時情報提供していただくとともに、収集した好事例については随時厚生労働省のホームページへの掲載とか検討会で御報告させていただくということを考えております。
以上、資料4の教材の活用方法等についてということで、薬害教育教材についての今後の方針をまとめたものを説明させていただきました。以上です。
○衛藤座長 ありがとうございました。ただいま事務局より説明のありました今後の薬害教育教材の活用方法等について、先ほどのアンケート調査結果も含め、御質問や御意見がありましたらお願いいたします。
○栗原構成員 最初にお尋ねしたいのですが、私も一度拝見して忘れているのですが、昨年と今年と配布していただくときの送付状に社会科の副教材ですということは記載はあったのですか。
○衛藤座長 いかがですか。各学校に送付するときの送付状についての御質問です。
○医薬品副作用被害対策室長補佐 そうですね。送付状には、「主に社会科(公民的分野)において活用いただくため」と書いております。
○栗原構成員 わかりました。
○医薬品副作用被害対策室長補佐 それだけでは、内容としてどこに関連しているか分かりづらいという問題意識があります。
○栗原構成員 といいますのは、調査結果は非常に現場の現実を反映しているなと思って興味深いのですが、例えば10ページの。
○衛藤座長 アンケートのほうですね。
○栗原構成員 資料3の最後のページです。ここを見ると、上の1項目辺りですが、「ホールで警察の方の説明も受けます。その準備用教材として」云々とか「薬物乱用防止教室を外部講師を招く」云々、「そのときの資料」とか、「保健授業の薬物のところで補助教材として使った」ということで、かなり薬物乱用とのかかわりで扱っているところが相当ありそうだなという感じ。実際、保健体育で使った割合が大きいですよね。そこと相まって今の説明を見ると、現実的にはこういう状況かなということを感じました。今度御提案いただいている活用の手引が添えられていることで受け止めは変わってくるのかなと期待するところですが、こういう具体的な手立てが必要だなという現実を確認できたかなと思いました。以上です。
○高橋(浩)構成員 いまの栗原委員の御発言にも関連するのですが、私も教材自体は大変良いものができたと思います。アンケート結果を見ると予想外というか、私が最初にこの委員会に出たときにも、私は保健体育の保健の代表で入ったと思うのですが、そもそもこの内容は中学校では扱わない内容で、高校ではかなり関係することを申し上げたと思います。そのときに、社会が中心だからということで、そういうことなら、保健には多少関係があるので、そういう立場からできるだけのことをやっていこうと思ったのですが、現実にこうやって調査結果を見ますと、皆さんどうお感じになるかわからないのですが、保健で多く扱われているのは、保健の教科を一生懸命やっている側からすると、なぜだろう。扱えるはずがないのだけれどもということなのです。もっと言うと、学校の先生は何を考えているのだろう。先ほど栗原委員がおっしゃったように、もしかすると薬害を薬物乱用の害と間違って捉えているのかもしれないと思うのですが、私はここでもう少し突っ込んで言いたいのは、今日配っていただいた資料4の別添の(1)に「学習指導要領等における関連内容について」という説明があって大変良いことだと思うのですが、「なお」というところに高等学校では扱うよと書いてあるわけですよね。そう書きながら中学校で配るという矛盾が元からあるといいますか、中学生の理解水準とか、あるいはカリキュラムから考えた学習内容からすると、どうしても無理に入っていくというか、非常に扱いにくいのは元からあることで、そういうことが義務教育の間に是非配りたいというのがあると思うのですが、そこに困難な点があるのがはっきり現われていると私は思います。さらに意見を申し述べさせていただきますと、例えば高校生に配るとか高校生用のものを作るとか、あるいは薬学を勉強している学生用に配るとか、あくまでも中学生にこだわる理由があるのかなといま私は疑問に感じているところです。長くなって申し訳ありません。
○衛藤座長 いかがですか。
○河野構成員 私も高橋浩之委員の意見に賛成です。中学校の学習指導要領の解説には「薬害」という言葉が具体的に出ていませんが、高校の学習指導要領並びに解説には「薬害」という文言が出ておりますので、扱う場合にも高校のほうがやりやすいのかなと。ですから、教える側の現場も薬害、薬物乱用、副作用、薬の正しい使い方という混乱があるのではないかなと。ですから、花井委員がお話していましたが、薬害は薬の話ではなくて、社会の仕組みの話なのだよというところを教えるのであれば、こういった背景からも高校で使えるような教材が非常によろしいのかなという感じを今持ちました。
○大平構成員 中学校で薬害という文言とか概念がかなり難しいのかなというところは多分にアンケートから分かるのですが、一つは保健体育の中で、私はよく分からないのですが、疾病教育というか、病気の教育についての一環の中にはこれは含まれないのですか。薬害は社会の仕組みとなりますが、社会の仕組みの中に医療上の問題とか、もっと易しく言いますと、病気になったときの問題が入ってくると思います。そのことについても、社会の仕組みの中で解決される問題で、これが突出していろいろな複合的に重なった問題として薬害は出てくると思いますので、それをきちんとひも解いていろいろとお話をするというのはたぶん高校でのことが適切なのかもしれませんが、一般的な病気になったときの薬の服用とか、そういうものに対して易しく、健康被害とか、そういうことについての何か前提のお話をそこで触れてもいいのかなと。薬害自体がそこでいいのかどうかというところは、現場の方たちの判断とか、そういうのもあると思いますが、概念としてはそういうものを入れてもらって、いろいろな科学の進歩とか、そういうのも多分そこでは話されるのかどうか分かりませんが、その中で薬の問題はとても有効だけれども、副作用としての問題があるよ、ということを触れてもいいのではないかなと思いました。
 アンケート結果で出てきますように、いろいろな言葉がいっぱい出てきていて、それが難しいというのは理解はできるのですが、もっと易しく、病気になった場合の心得とか、そういうのは日本の、よくお医者さんたちは言うのですが、基礎的な健康の問題は一人ひとりの消費者が分かっていないなというところがあって、一から診察の現場で話さなければ。平熱の問題とか血圧の問題、そういうのを言わなければいけないというところで、診察の際のいろいろな説明の中で時間が結構取られるねと。その辺の教育をもう少ししっかりした中で、薬の問題に触れてほしいなというのが要望として出てくるのですが、そういった点も是非考慮していただけたらありがたいなと思っています。
○衛藤座長 この教材をどの学習段階で教えるか、またどの教科で教えるかというほうに話がフォーカスされていると思います。こういった議論を一番最初にしたのですが、今改めて、アンケート結果が出てもう一度点検していくというのは大変意味があると思います。高橋浩之委員は、学習は段階を追って設計されているので、薬害に関して今の中学校で、特に保健体育の保健分野の場でそれで良かったのかどうかという疑問を提示されました。大平委員は保健分野の中で、疾病を学ぶというところと関連付けてはどうかというようなことでおっしゃられましたが、いかがですか。中学か高校かという話なのか、中学も高校もという話なのか、いろいろな位置付けもあろうかと思いますが、いかがですか。
○望月構成員 大平委員がおっしゃった薬には、その病気を治療するという良い面と、副作用で被害が発生するという両面を教えるのは中学校からでもできると思うのです。医薬品の、今の学習指導要領の教育の中でも十分にそれを教えなければいけないということはうたわれていて、私は医薬品に作用と副作用と両方あることを教えることと、薬害をテーマにして社会の仕組み等々まで考えるところを教えていくところは切り分けなければいけないのではないかと思います。
 それは先ほど高橋浩之委員がまさにおっしゃったことに通じることで、保健体育の教科書を2、3冊拝見したのですが、確かに「薬害」という言葉は書いてあるのですが、本当に1行もないぐらいの記述で、これで一体薬害の本質的な問題点をどう自分たちが将来、再発防止のために考えていかなければいけないかというのを、あの中ではとても教えられるような状況にはなくて、やはり、中学の保健体育の教科書の場合は、医薬品には作用と副作用があって、正しく使うのが基本ですよと。それでも予期せぬ副作用が起こりますから注意しましょうよ、ということを基本的には教えるように作られていると思っているのです。
 先ほど薬物乱用と混乱しているというのは、極めて危険な状況かなと思います。薬物乱用と薬害をもし混乱して捉えて先生方が教えているようなことがあったら、これはすごく危ないと思いますので、そこはきちんと保健体育の先生が教えるようなケースがある場合には、私は今回これを見て思ったのは、補助教材というか、これを使っても、教員の方が読んでも、多分難しいところがあって、やはりグロッサリーみたいな教員のための補助教材が、将来的には必要になるのではないかと感じました。
 これは私も実際中学生、高校生が混ざった状態で、ワークショップで使わせていただいたときに、中学生にとってはこの概念を理解していくことが非常に難しいというか困難な感じがしました。かなり丁寧に、4時間ぐらいかけてやっと良いところまで到達してくれたかなという状況で、中学校の保健体育の授業の中の医薬品の教育が1個あるかないかの中で、十分薬害についての理解を深めてもらえるような形になることは、かなり厳しいのではないかと思います。
○衛藤座長 ほかにいかがでしょうか。
○手嶋構成員 この副教材をいろいろな方に見せて、いろいろな反応をお聞きしたのですが、やはり中学生というより、高校生、大学生にも通用できるような、とても素晴らしい内容という話は聞いていました。中学生向けで、もう少しかみ砕いた内容でそれなりに改正したほうがよろしいのではないかということは思っております。わからない片仮名の言葉を羅列しても意味がよくわからないと思うので、その辺はもう少し、専門の機関で練り直したほうがよろしいかとは思います。
○花井構成員 いま何人かの先生から御意見があったと思うのですが、私の印象としても、編集した段階でいろいろ盛り込みたいということがあって、これはコンテンツとしてはかなり中学生にはリッチになり過ぎたなと。最初のイメージはもっとシンプルで、絵の多いものを想像していたのですが、やはりどうしても盛り込みたい内容が多くなると、これでも相当情報量が増えてしまったなという感はあったのです。学習指導要領の解説で、高校のほうはかなり明確に位置づけられ、教科書もかなり明確に薬害を扱っていることを考えると、むしろ、そこで使い出があるほどの内容になっているとは思います。
 中学、高校のどちらかという議論はさて置きまして、私の個人的感想としては、これは高校の要領に明らかに載って、教科書にも載ったわけだから、それに寄り添った形で何かあれば、それは高校の現場では使いやすいものになろうかと思います。
 さて、中学校のほうは、このままの内容では難しいというので、今後の検討課題は、中学校の段階ではもう少しシンプルな形にする。社会科で扱いにくいという意見も出ているのですが、保健体育で薬物乱用との混同というのはとんでもない話なので、むしろ、そこでは扱わないでほしいぐらいの感じもあります。高橋浩之委員からもありましたので、保健体育ではかなり難しいということになると、大平委員の意見のように、疾病との関係とか、そういうところでも使えないこともないとは素人考えでは思うのですが、もう少し現場で使いやすいようにモディファイするというのは検討していいのではないか。具体的には、これはもう少しシンプルにしないと、中学校では非常に難しい。ただ、先生のための指導の手引みたいなものは充実してもいいのではないかという意味で、結論から申しますと、中学校でも、高校でもやったらいいのではないかということになるわけです。以上です。
○倉田構成員 いろいろな委員の方がおっしゃっていたのと同じようなことになってしまうのですが、配布のみが7割と伺いました。中学3年生の高校受験をしなければならない人たちが、受験に向けていろいろやらなければならない中にあって、先生たちはどうしよう、どこで入れよう、どういうふうに指導していこうと思っているうちに時間がなくなって、ただ配ってしまうだけになってしまうのかと勝手に想像はしてみました。教えて下さる先生方の手引のようなものは作って、このように教えていただけるというところが必要ではないかとは思いました。
○矢倉構成員 アンケート調査結果の概要の「調査結果一覧」の「問1 使用状況」のところで、「配布していない」というのが約1割あるのです。配布していない理由として何か聞き取りがあったとか、こういう回答があったとか、なぜ配布しなかったのか、理由がわかるところがありますか。
○医薬品副作用被害対策室長補佐 配布しなかったことについて、直接回答をいただいているわけではないのです。例えば、一番最後のページをご覧いただくと、「使用しなかった・このような教材は不要」といったような御意見も6件聞かれております。これはもしかして薬物乱用と混同されているということもありますが、「別資料を使い、警察の指導を受けたため、特に使用を必要としませんでした」というような御意見や、ほかの項目の中で読み取れるものとしては、例えば、8ページの一番下にある御意見では「配布のみだと差別意識につながりそうだという判断のため、配布しませんでした」という御意見も聞かれているということです。感触としては、この教材の目的、ねらいや、このようなことを教えてほしいという意図が、これまで伝わっていない部分もあったため、このように配布すらされていないというケースもあるということで、今回「活用の手引」を作成することにしたということもあります。
○矢倉構成員 ということは、配布する前にすでに学校で判断してしまったということですね。
○医薬品副作用被害対策室長補佐 そうですね。こちらのほうからは、使って下さいということでお送りしていますので、学校側の判断として配布をしていないというふうに考えております。
○大平構成員 中学校での取扱いについて、ネガティブな意見が結構あるというところはありますが、ただ、社会の流れの中で、こういった事件があったということや、そういう問題は何となく事件性の問題として、例えば社会の公民的分野とかで記述があってもいいのではないかと思うのです。全く触れなくなってしまうというのは、昔、薬害エイズの問題についても、教科書に最初少し載ったけれども、それが消えてしまったということもありますので、折角、指導要領に位置付けがある中では尊重して、少しそこを工夫していただいて、何か言葉として残していただきたいというのが被害者としては感じています。
○栗原構成員 私も先ほど否定的なところにまず目が行ったのですが、さらに言うならば、回収率が21.9%ですから、21.9%で配布していないのが11%となっていますが、あとの8割ではもっと配布していない所が多いのかもしれないと思ったりもします。
 これは緒に就いたところであるというところですから、あまり今回の調査結果に振り回されたくないという思いもあります。こんなところで引用して申し訳ないですが、10年余前、我々が文科省と出会ったときに、薬物乱用と薬害の混乱もあったという現実すらあるわけです。実際、細かく見ていきますと、「非常に有益」で、「社会科で使っている」という回答もあるわけですから、中学校ではちょっと難しいからやめだとか、朝令暮改的な話しにはなってほしくないと。今後の現場の先生方の主体的な教師としての見識でこれを使って、それぞれの先生たちが社会科でどういうふうに教えるか、ということが次第に考えられていくだろうし、立命館中学校の実践は、ある民間教育団体の雑誌ですでに世間に紹介されています。私はまだ確認していませんが、そういう期待を込めているという気持も加えておきます。
○望月構成員 私が否定したようにもし受け取られていたら、そういう趣旨ではなく、やはり保健体育での薬害の扱いというのは、かなり難しいということをお伝えしたかったのが趣旨です。中学の社会になるのか、公民になるのか分からないのですが、そちらのほうで扱っていただくことについては、私はやっていただきたいと思うのです。ただ、そのときの副教材としては、これは難し過ぎて使えないというか、まず教員の方がこれをきちんと理解するためのサポートをしないと、たぶん難しいのではないかというのが個人的な感じです。これをもっと簡単なものにして、中学生にも入りやすい副教材を作る方法もあるという御提案がお二人ぐらいあったように思います。いま栗原委員がおっしゃったように、まずはこれを土台にして、ただこれだと少し難しいので、ホームページ上でこの教材を理解するためのサポートができる情報を提供する。ホームページならそんなにお金がかからないと思うので、何か作れるといいのではないかとは思います。高校では、こういうことはある程度の時間を取ってやっていただければと思います。
 そういう部分とは別に、私は薬の副作用のことを啓発したり、薬害についてみんなで考えていくことがとても大事だと思っている立場ですが、それをいま一生懸命やっていく中で、今回のアンケートにも少し出てきたのですが、現実にいま自分自身が絶対に薬を使っていかないと治らない病気を抱えている子どもたちというのも学校にはそれぞれいて、その子どもたちが薬をきちんと使っていただくようにしておくことも並行して考えておく必要があることを、最近、薬は気を付けて使わなければいけないものなのだという教育と併せて、そこをどうやったらうまく並行していけるのだろうかと少し考えるようになった状況があります。また何か先生方から別の機会にそういうことについて御意見をいただけたら嬉しいと思いました。
○高橋(浩)構成員 私も一概に中学校での副教材の配布を否定するわけではないのですが、改めて教材を見てみると、私が普段接している中学生ということを考えると絶対的に難しいということは、いま思います。
 それにしても、先ほど大平委員がおっしゃったように、中学校の社会科でも関連内容があるわけで、そういうところで適切に扱えるのであれば、私はそれはあり得ることだと思うのですが、たぶん中学生にはなかなか難しいと思います。保健体育になると、先ほど衛藤座長もおっしゃったように、順番に学んでいくことがあるので、薬はやっと中学生に下りてきて、まず薬の性質、副作用、主作用、あるいは使い方を勉強していくステップの中で、特に保健の場合には中学校は個人生活、自分の周りのことをよく考えようと。社会は、だんだんと根を広げていくということで、高校で扱うことになっているのです。そう考えると、今日は大杉委員がいらっしゃらないので何とおっしゃるかわからないのですが、本当に社会で適切に扱えるのであれば、中学校はあり得ると思うのですが、私は直感的には難しいのではないかと思います。
 さらに言いたいのは、もともとこの会というのは、薬害を再び起こさないために何をやっていけるか。すべて教材を作るのも、いろいろな資料を集めたりするのも、そのためだと思うのです。そういうことを考えた場合、中学校が義務教育であることがとても大きな要因ではあるのですが、そこにこだわっていくというのが、どのぐらい会の全体の目的にとってプラスなのか。ある程度我々は情報を集めてどうだろうということになったら、よりターゲットとして目的が達成しやすいところに力を注いでいく発想があっていいのではないか。そういうことで、高校は特に使いやすいと思います。あるいは薬学を学ぶ学生用の資料とか、そういうことも結局はこの会の目的の達成に関して近いのではないかと考えるのです。以上です。
○高橋(寛)構成員 皆さんが言った後なので言いづらいのですが、いまこのパンフレットの内容の水準をここで議論したとしても、過去に議論を通じてみんないろいろ要望があって出来たので、いまここで、やっぱりそうだったか、というのはやめにして、この教材が本当に出来たんだというのがまさに価値だと思います。このタネを蒔いてどうやって育てるかというのは、たぶんこの次の段階で、この教材があるから今度は高校にでも、大学にでも薬害教育の取組を割り振れるわけです。皆さん言っていますが、すべての教科はおそらく大学に入るため、高校に入るために水準を作って、系統的に教育をやってきています。いまここで薬の教育をゼロからやらないで、途中から、薬害についてこれ覚えてね、というのはやはり無理だと思うのです。これをもし中学生が理解するためには、小学校で薬に関する教育を始めなければいけないという、さらに突っ込んだ教育をしていかなければわからないというので、それはいまここで議論をしてもしようがないのですが。
 当初は、義務教育のときに「薬害」という文字を知っておいてもらいたいよね、というのですが、おそらく今の時代は義務教育というよりも、みんなが高校、大学に行くという時代だとすれば、薬害を学ぶ機会としてはもう少し高年齢のところでも共通認識をしていけるのかなということもあります。
 いずれにしても、いま大事なことは、これを数で言うと結構な中学校で教材を配ってくれたという事実。授業をやってくれたという事実。これが来年増えてほしいということだと思うのです。ですから、これが来年減ってしまったら、本当に残念だと思いますので、教える側のサポートが大事です。教員の役割ということですが、学校の先生というのは「教科書を」教えるのではなくて、「教科書で」教えると言われていますので、そこを是非サポートしていく資料を作っていければと思います。
○衛藤座長 この教材を巡って、かなり様々な御意見が出ましたが、2年度この教材を使って配布して、通常の流れでは、これをまた来年度配布すると。そのためには、今までの御説明の中から要点を掻い摘んで申し上げますと、配布する時期の問題を指摘されたので、これは学校にとっては根本的な問題なので、学年の終わりではなくて、1カ月ほど手前にということです。そうだとすると、遅くとも今年中には最終的に全部固まっていないといけない日程になるということです。今が10月ということになりますと、中学校の社会科の公民的分野でこの教材を活用していただくことを想定して、教材プラス活用の手引を付けた形で配布するという案で、今できることは何かということでもう少し議論をいただきます。もちろん高校でとか、この内容をもっと簡略にとか、もう少し長期的な検討、つまり、ここ1カ月でできるような内容ではおそらくないと思いますので、そういったことも視野に入れながら、当面、今すべきことは何かということで、もちろんそれはしないほうがいいという意見があれば別ですが、そうではなくて、いまの資料を基本にして、活用の手引を付けて配布する。そういうような現実のことを想定した場合、付加したほうがいいことがあるかとか、修正したほうがいいことがあるかという観点で御意見をもう少しいただけますか。
○高橋(浩)構成員 最初に手を挙げたわりに、衛藤座長の質問に直接答えるものではなくて申し訳ないのですが、衛藤座長がおっしゃったことはまた議論するとして、いまいろいろな意見が出たので、中学校にまた同じように配布するにしても、試行的に高校生とか、あるいは薬学を学ぶ学生に活用してどうなるかということを試してみることもあっていいのではないかと思います。ストレートな答えではなくて申し訳ないのですが。
○衛藤座長 それは数ということよりも、むしろ質的なものをとるということでは、非常にパイロット的なという意味合いですね。
○花井構成員 配布の時期の話ですが、先ほど宇治の立命館は中高一貫ではないかと思います。公立では受験があるのと、中高一貫だと、わりとその時期でも可能というところは多少あるのかと思います。そういうことで使いやすさが分かるのかというのは、今回の調査では分からないのですか。分かれば教えてほしいのですが。そういうこともあるのかと。仮に、そういうことが大きくあるとすると、1年早めることはあり得るのでしょうか。やはり、3年では難しいのに、2年だとさらに難しくなるというデメリットが大きいのかと。
中長期的ということですが、もう少しわかりやすく、シェイクダウンしたようなものが今後あるのであれば、そういった観点もあり得るのかなということですが。事務局では、私立か公立かというのは分からないのですか。
○医薬品副作用被害対策室長補佐 私立か公立かというところは、結果としては分からない形になっています。
○河野構成員 たぶんこの内容をカリキュラムに落とし込む年間指導計画を、先生方はお作りになるのですよね。ですから、その前までにこういった手引やワークシート、つまり指導要領ではこういうふうに取り上げられていますよというものをセットで、その前までに送るようなパターンですか。大体、各学校では指導要領の内容をカリキュラムに落とし込むときに、年間指導計画を立てるのはいつ頃になるのでしょうか。
○文部科学省初等中等教育局教育課程課長補佐 最終的な完成版としては、4月に人事異動がありますので、新しい校長が来てから決定する場合が多いです。原案のときは1月、2月にもう作っている所は結構あると思います。
○河野構成員 そういうことであれば、そのころに出来上がるのですから、それまでに練る時間があるということであれば、年明け早々か暮れまでには送っておかないと、計画を作る先生方は内容をいろいろな形で盛って作るのが難しくなるのではないかと思います。そういった時期はお考えになったほうがよろしいのかなという気はします。
 この案で出された手引とワークシート、指導要領を付けるというのは非常に良いセットだと思います。あとは望月先生がおっしゃったように、今度は教える側の先生にもう少し薬害を詳しく教えないと、自分が知らないことを子どもたちに教えることが不安になりますので、その辺も手当できたらと思います。
○花井構成員 そういうことになると、今の進行予定では、2月ぐらいの配布を目指しているのですよね。もう少し早くというのは可能ですか。
○医薬品副作用被害対策室長補佐 例えば、1月に配布することになりますと、印刷等の手続の関係で11月ぐらいには手続に入ることになりますので、大幅な改訂等がなければ、もう少し前倒しすることは可能だと思います。
○文部科学省初等中等教育局教育課程課長補佐 私がいま1月と言ってしまったために、そういう話が出てきたのかもしれませんが、作り始めるのがそのくらいということで、成案が1月に固まっているということでは決してございません。
○高橋(寛)構成員 素朴な質問ですが、いま高橋(浩)構成員と話したのですが、中学校の指導要領には「薬害」という文字がないので、ちょっと意図が薄いかなと。高校のほうは、指導要領解説にはきちんと文字になってきているので、やるのかなと思うのですが、中学校の先生はなかなか薬害を教えられないということですが、高校の先生は大丈夫なのですか。
○衛藤座長 これは誰が答えればいいのでしょうかね。文科省の方、いかがでしょうか。
○文部科学省初等中等教育局教育課程課長補佐 中学校では教えられないというのは、知識がなくて教えられないというよりは、どこの単元で、どう扱っていいのかわからないという意味の「教えられない」だと思うのです。知識としては、もちろん教科書や副教材を活用して勉強しながらやるわけですので、能力面という点ではある程度は対応できるかとは思います。
○衛藤座長 この教材自身を、もし公民で教えるとしたら、この文は変えたほうがいいというような観点で何か御意見はいかがですか。根本的にこれを高校用に変えるとか、そういう話はもう少し長期的な話なので、いまはペンディングということになりますが、仮に今の流れの中で、今年中には最終的に改訂版を固めて、活用の手引とワークシートを添えて使っていただくことにするとしたら、これはこのままでいいのか。それともこの部分は少し変えたほうがいいという点に関してはいかがですか。
○河野構成員 先ほどの案で言うと、時間の関係からなかなか大幅に変えるのは難しいということで、ただ、内容は皆さんいろいろ検討して、しっかりしたものができたということであれば、手引の中に「中学校3年生を対象とした」という文言を使っておりますが、高校生のほうにお送りしても、十分活用いただけるような形があるのではないかと。ですから、こういったところを、多少手引等の言葉の使い方を直して、間に合わせたほうが今年のものとなりますので、それをまずやって、そのあとのことは並行して皆さんでまた検討していくほうがいいのかなという気が私はしております。
○衛藤座長 それは御意見としてはわかりますが、今年度、高校に送るという話はないのではないですか。
○河野構成員 限定しないで使えるような形というものですが。
○衛藤座長 いまのところ、今年度の計画としては、送り先は中学校ということになっているわけです。
○河野構成員 先ほど高橋浩之委員からパイロット的に高校のほうにも配布ということをお考えになってはという御意見が出ましたが、「中学校3年生を対象にした」という言葉ではなく配っても、高校でも十分活用いただけるのではないかという気はしております。
○高橋(浩)構成員 この教材をほとんど変えずに中学校で配布した場合に、より良くやれるということに限定して考えてみました。本当に具体的なことですが、資料4に「教師の皆様へ」という文章がありますが、そこで全体としては別にいいと思うのですが、(1)の「学習指導要領等における関連内容について」というのはすごく漠然としていると思うのです。ここでもっとはっきりと社会科(公民的分野)の消費者の保護の解説にはこう書いてあるが、その資料として有効であるとか、それ以外に学級活動、あるいは総合的な学習の時間などにおいて活用できます、ともう少し具体的に書いてはどうか。保健体育の「『医薬品の適正使用』等が関連する項目」というのはやめていただきたい。こういう言い方をすると、本当にどこで扱うのかよく見えない。むしろ、社会科でちゃんと扱えるように説明を書いたほうがいいのではないかと私は思います。
 さらに、「なお」以下、「高等学校で」と書くのはいいと思うのですが、普通これを書くと、何で中学でという話になりそうな気がするのですが。これは微妙なところだと私は正直言って思います。書くことはいいとしても、もっと限定して、どんな所でどんな役に立つかということを丁寧に、「何も関連する、何も関連する」ではなくて、学校の先生が、これを使うといいことがあるなという形で書くというのは一つ提案です。
 もう一つは、提案というか意見です。ワークシートのほうですが、これはとてもいいアイデアだし、素晴らしいワークシートだと思いますが、これがもっと使われるのであれば、私は一つ意見を申し述べたいと思います。全体としてとても良くできていると思うのですが、最初の「薬害って何だろう1」、これは2枚になっていると思うのですが、ちょっと気になるのは、最後のところに「碑文を読んで、どうすれば薬害が防げたのかについて書きなさい」という課題があるのですが、私は教育をやっている人間としてどうしても納得できない。そもそもこのパンフレットというのは、現象的に見ていって、いろいろなことを学んでいく中で、どうすれば薬害は防げるのかというところへ辿り着いていく構造になっていると思うのですが、碑文を見ただけで、どうすれば防げたかについて書けるかというのは、私には理解できない。もしかしたら、ここに書かせた上で、最初は理解が浅かったという話になるのかもしれませんが、これはリーフレットの構造と違うのではないかというのが1点です。
 もう一つは、それほどではないのですが、「薬害って何だろう1」の1枚目で、(1)「あなたが生まれたときの体重はどのくらいでしたか?」と書いてあるのですが、これはいまひとつ私には理解できない。パンフレットでは、おそらくこういうことは知らないだろうというところで、いろいろな事実が上がっていく中で、どうして私の体重とか、あるいは(5)「身近に薬害による被害にあった人」というのも、軽率と言うと言い過ぎかもしれませんが、私には非常に違和感のある質問で、この辺りはリーフレットのコンセプトというか、我々が作ってきた流れとは合っていないのではないかと思ったので、これは御検討をいただきたいと思います。
○高橋(寛)構成員 これはできるかどうかお尋ねしたいのですが、アンケートの資料では、「授業で使用した」というのが19%ですので、2割だとして400ぐらいの学校があると思うのですが、立命館のように、3時間やったのか、1時間やったのかわかりませんが、そこでは何らかの工夫をされてやったのだと思うのですが、そういう工夫の事例を集めることはできないのでしょうか。
○衛藤座長 事務局からコメントがあればお願いします。
○医薬品副作用被害対策室長補佐 いま高橋寛委員からいただいた御提案ですが、今回どういうふうに使ったかというのは、今の段階ではそこまでアンケートでは聞いていないので分かりません。先ほど資料4の「教材の活用方法等について」で御説明したとおり、今後教材を活用された場合の好事例については、厚生労働省に御報告をいただいて、情報を集積していくということを考えております。
○手嶋構成員 「薬害って何だろう」というパンフレットの中で、いろいろ皆さんからアンケートで御指摘があったように、私たちは一生懸命作ってきたのですが、こういう配置をパッと見て、大人で考えたレベルが少し高いのかなと思いました。中学生だと一見してパッと見てから、最初の年表にしても、捉え方が難しいのかと感じます。しかし、これを今更、時間もないし、厚労省のホームページで「薬害って何だろう」というところで何とかバックアップして、中学生向きに詳細をもう少しホームページのほうに割と簡単に載せることはできないかと思っていますが。
○衛藤座長 詳しく解説するのではなくて、簡単に示す示し方ということですか。
○花井構成員 何でこれ配るのかなと。
○矢倉構成員 たしか望月先生が生徒を公募されて、授業を展開された報告がありました。そのお話を伺って、非常に先生が努力をして授業を展開されて、ワークシートも作られたと。そういういろいろなお話をお聞きしたのです。私も分かりにくいと思った部分や、その理由を、資料3の調査結果のアンケートの報告を見て、「配らなかった」というのも1割あるということや、「配布のみで終わった」というのもかなりあるということから考えると、教師がどう指導していいかわからない。分かりにくく思った部分や、その理由を列記してある文章から、初めて薬害に立ち会ったという感じで、そういう観点が非常に強いのではないかと。内容自体は、きっちり読んだら別に難しい内容ではないのです。ただ指導がしにくい。そういうことなのではないかと思うのです。やはり教師の指導用の手引をきちんと作って、一緒に配布すれば、先生方も「ああ、そうか」という感じで、1年、2年で効果を上げろなんて、こちら側も思っておりませんし、そういう意味で皆さん作ったわけではありませんよね。
 そういうことから考えて、順序を踏んで展開していったほうがいいのではないか。まずは指導者が指導できないということが、今回私たちは分かったのではないかという気がします。
○衛藤座長 今おっしゃられた教師への指導の手引というのは、資料4の別添の「薬害教育教材の活用の手引」のほかに、どういうものをイメージされているのですか。教師の指導用の手引というと、もっと授業の展開の仕方とか、そういうものが記述された資料という意味ですか。その辺をもう少し教えていただけますか。一応、別添は教師用にということで作られているものですが、ここに不足している情報なり、どういうことを考えたらいいのでしょうか。
○矢倉構成員 それはいま一概に、こうですよ、とポンと言うことはできないのです。この内容が多岐にわたっていますから。少なくとも、どの教科できちんと指導するのか。やはり、指導者用の手引を作るチームワークづくりをやって、その中でいろいろ検討していって、先生方がどう理解しやすくなるかということを考えてもらったほうがいいのではないかと思いますが。
○花井構成員 今のお話ですが、どのように指導するかということで、今回立命館の例をとって、こういうものを挙げて、いくつか問題点を指摘されましたが、今後とも活用されるところから情報をもらって、こういう形でということでやっていったらいいのだと思います。
 今ここで決めておくべきことだと思うのですが、先ほどから意見が出ている「教師の皆様へ」の手引について、保健体育で教えることをまず否定的に考えるのか、案では横並びになっていて、両方関係ありますよ、と書いてあるのですが、今までの先生方の意見を踏まえると、まず「社会科です」ということは明確に書いた上で、保健体育で教えるなという形にしないとすれば、保健で扱う場合の注意点や留意点をちゃんと書いておく必要があるのではないか。今回配るに当たって、保健体育で扱うときにはこういうことというのを、望月先生もいくつか指摘されたと思いますが、こういうことを留意してくださいと。こういう言葉を関連して使って下さいということで、ちょっと説明をしてあげたほうがいいのではないか。それは皆さんで決定してほしいのです。まず、主たるところは社会科だと。ここで合意がとれるのであればそう書いたほうがいい。しかし、保健で使うなということではなくて、保健で関連項目があるので、そちらで扱う場合にはこういう形でと、もう少し丁寧に書いておく必要があるのではないか。もう保健では扱わないということであれば、それはそれでいいのですが、そこは明確にしないとテキスト自体を書けないと思うのです。保健で扱っていいのかどうかを決めないと。それを先に決めたらいいのではないかと思いました。
○衛藤座長 それでは、中学校の保健体育の保健分野で扱わないとするのか、扱うとしたら、こうですよというのか。その辺について御意見をお願いします。
○高橋(浩)構成員 私は保健体育の教科を一生懸命やっている立場からすると、「扱うな」と書けとは主張しませんけれど、保健体育は3年間で48時間です。本当に限られた時間でいろいろな内容を扱っていて、そこで薬害が入るということは、ほかの例えば身体の発育、発達とか、薬物乱用かもしれない、応急手当てかもしれない。そういうものが抜けることを意味すると感じます。保健で扱うことはやはり学習指導要領に沿って学ぶのですから、薬に関しては、正しく使用することを学ぶ。それから薬物乱用については、身体に害があることを学ぶという中では、基本的には入れられないと私は考えます。保健でも扱える書き方というのは、保健体育の教科からすると厳しいものがあるというのが正直なところです。
 総合的な学習の時間とか、学級活動とか、ほかはいろいろと社会に限らずあると思いますけれども、保健体育は慎重に、是非。
○大平構成員 ここで保健体育で全く扱わないと決めることは、私はちょっと想定外です。それはやはり保健体育でしか身体などの問題については触れるところがないと思っているのですが、その中での健康被害とか、また命の問題としての薬の有用性というのと、そこの裏腹なところというのは、中学校でどのように教えるか、いろいろ工夫してもらうにせよ、こういった薬害被害が起きていることについて、それは命の問題の中のこととして是非ちゃんと触れてほしいなと。表現の仕方があるかとは思いますけれども、それが触れないとしたら、逆に社会の仕組みだけでそれが解決するのかという話には繋がらないと思います。補助教材をどのようにするかとか、そういうのもあると思いますけれども、生命の問題としての命の大切さの問題としては、そこに全く架け橋ができないことについて疑問に思います。
○高橋(浩)構成員 薬害は保健的なテーマではないとか、保健の授業の中で扱う必要はないとは全く言ってないつもりです。扱うのでしたら高校で。学習というのはやはり学年ごとに積み上げて学んでいくものです。どんなこともとても大事なことで、いま大事なことはたくさんあるし、薬害もとても大事なことだと思いますけれど、そういう論法でいってしまうと、中学校の保健ですべてのことを勉強しなくてはいけなくなってしまう。そういうことでしたら、是非、高校の保健の授業で、先ほども何度も申し上げているように、だんだんに自分の身体といった身近なことから、普段の生活、社会全体の繋がりを学んでいくようになっているので、高校でしたら、健康を支える社会の仕組みとか、薬についても中学校で勉強したことを基にということができるので、是非それは高校で勉強するように、あるいはそれがうまくいくように、この会としても協力するべきではないかと思います。
 私が申し上げたいのは、これが大事ということもあると思うのですが、一方で保健体育で学ぶべきことは大事なことがたくさん詰まっていて、それはそれで学習指導要領に定められたことを各学校でしっかりやっていかなければいけないという前提があるのだと思います。そういうことから関連付けるのは中学校では非常に難しい。大事ではない内容とは言わないのですが、それまでの学んできたこと、それから理解水準、ほかの同じ時期に勉強している内容との関連からいって非常に難しいので、そこを保健でというと、薬物乱用と混同したりとか、ほかの授業がやれなくなったりと、教科として、非常に拙い状況が起こるのではないかと、私の立場から心配しています。決して保健では扱わないとか、保健的なテーマではない、ということではないので、誤解のないようにお願いいたします。
○河野構成員 いま大平委員と高橋浩之委員が言っていることは違いがあるというよりは両輪だと思います。つまり薬害を理解していただくためには医薬品の正しい使い方、いま始まった医薬品教育を学んでないと薬害を正しく理解できないですし、再発防止に役立っていかないと思うのです。今まで高校でやっていた正しい薬の使い方が中学校に下りてきましたので、そこで医薬品教育をしっかり学んで、薬害を正しく理解して、再発防止の自分たちの手助けとする。そういった流れでいうと、いま大平委員がおっしゃっていることと高橋委員がおっしゃっていることは一緒の流れの中で進んでいくべきものであるし、そうなった方が薬害に対する理解が早いのではないかなという気が私はしました。
○矢倉構成員 すみません、ちょっとずれるかもわかりませんけれど。社会科で公害の問題がありますね。公害の問題は命に関わる問題で、社会問題として、こういうことがあって人の命に大きく関わってきたことは、やはり指導をしていると思うのです。ですから私たちも文科省に要望してまいりましたのは、教科書に公害と同じように薬害も社会問題として扱っていただきたいと。そう要望してきたのは命の問題であり、大きく社会的な問題になっているという扱いです。保健体育で薬害をやろうと思ったら、かなりしんどさがあるという感じは受けます。
○衛藤座長 さて、どうしましょうか。いろいろと御意見が出ておりますが、資料4の別添の「薬害教育教材の活用の手引」で、「教師の皆様へ」ということで、中学校の学習指導要領との関連についての記述をどのようにするか、この辺りについて、いま書いてあるのは並列になっているので、もう少し明確にとなると、いま出ていた御意見の中では、社会科の公民的分野、学級活動、総合的な学習の時間、そういったもので扱うことができることを中心に書いてはどうかと、ややそういう方向に意見がまとまりつつあると感じますが。
 高等学校の公民編で薬害問題を扱うことが書いてあることをここに書くかどうかはまた議論があるかもしれませんし、保健体育に関しましては高等学校でそういったものを扱う可能性がある、ということを書くかどうかもあるかと思います。別添の「活用の手引」の修正をして、この資料を今年度やや早い段階で、今の御提案では2月ぐらいに配布するという方向性で進むことに関しましてはよろしいでしょうか。内容をどのように変えるか、まだ明確ではありませんが、方向性としてはこれでよろしいでしょうか。いろいろ積み残された高校でのパイロットスタディーとか、これ以外の教師用の解説書みたいなものを作るのかとか、話としてはあるかもしれませんけれど、当面、進めるべきこととしてはそういった修正をするということでよろしいでしょうか。
○高橋(寛)構成員 一つ確認ですが、中学校と高校の指導要領ですが、これは連続性があるという認識でよろしいのでしょうか。いいですよね。ということは、高校ではやるので、中学校ではやってほしいという位置付けですね。つまり真っさらの状態で高校に行ってもらうのではなくて、高校ではさらに学習するので、少なくとも「薬害」という言葉を知ってもらう程度は中学校でやってほしいというメッセージが指導要領にほしいのだと思うのです。それを公民か保健かどっちで教えるのかは、学校任せでも薬害を学ばせることをやらなければいけないよね、という気持ちになってくれればいいのかなと思うのですが、それが引っかかって難しいのでしょうか。
○文部科学省初等中等教育局教育課程課長補佐 中学、高校と連続しているのはおっしゃるとおりですけれども、高校でやるものすべてを中学で芽を出さなければいけないのかというと、必ずしもそこまで思っているわけではありません。薬害は公害よりさらに構造が複雑ですので、応用問題だと思っています。先ほど高橋浩之委員がおっしゃっていましたが、それぞれの積み上げで、高校になって初めて薬害の全体像がわかってくる仕組みになっていると思います。保健の中学1、2年生で薬には副作用というものがあり得るのだと。それから、企業の責任というものを3年生の公民でも習っていくと。それらの複合的な話として、高校段階で「薬害」が出てくると。それぞれの科目でそれぞれ関連する中身を少しずつ勉強していって、高校で積み上げがひとつの像を結んでいく。そういうイメージだと我々は思ってはいます。なので、どちらでもちょっと扱うような雰囲気を出していくということで、今回こちらの案を厚生労働省さんと調整させていただいたのですが、もっと詳しくということであれば、各教科の担当と相談をしてみないといけないかなと思っています。例えば、教科書との関連でもどの単元で扱われているかは結構バラバラでして、我々としては高校との連続性でいけば公民の中の消費者の保護に関する部分かと思ってはいるのですが、ほかの教科書では、国家賠償とかの例で扱っているような教科書もありますし、いろいろなところで取り扱われていますので、戻ってそれぞれの教科の専門家と相談をしてみたいと思います。
○望月構成員 やはり学習指導要領に明確に「薬害」という言葉が中学の段階で出てきていないことが、この資料を送付されて、受け取った教員のほうでは横に置いてしまう人がかなり出てしまう可能性が大になるところがあるだろうと思うのです。それでも折角中学3年生を対象にこの教材を作ったということもありますので、「活用の手引」をきちんと中学の先生方が受け止められる書き方に改めることは必要なのかなと。先ほど高橋浩之委員もおっしゃっていたように、私も中学の保健体育で少なくとも薬害を扱うことはかなり難しいことは明らかかと思います。私自身もやってみてそれを感じたので、大事なことではあるのですが、中学の保健体育で扱うのはちょっと厳しいかと思います。そこは上手にここの(1)の文章を書き改めていただいて、再度御提案をいただくことが必要かと思います。
 パンフレットは配れない、予算的にも今年は計上していないという中で、高校とかに使っていただくことをどういう形にするのか、こういうものがあるという情報をお伝えできるのだろうか、何か良い案があるといいなと。紙を1枚、何かで御送付して、「こういうものがありますよ、公民の先生方へ」みたいな感じでお配りするだけでも意味があるのだったら、それを高校の公民の先生方に、こういうパンフレットがホームページにありますよとか御案内できることがあれば、高校であれだけ学習指導要領解説に「薬害」と出てくるわけですから、きちんと教えていただきたいです。
 この医薬品教育が今度中学でスタートするときに、もう6、7年前ぐらい前からずっとその医薬品教育に携わってきた私の経験からすると、地道に先生方を集めては研修会をしました。それから、医薬品教育の場合に助かるのは、学校薬剤師という人たちがいて、先生方がよく理解できない部分について、学校薬剤師の人たちが、そこをどうするというとことがあるのですが、公民の先生方と学校薬剤師の接点はあまりなさそうな気がするのです。そうすると薬害のことで理解できない言葉とか概念とかがあったときにも、なかなかそこを学校の場でサポートする体制はないのではないかと感じて、せめてこのパンフレットが高校の教師の先生方、公民の先生方に、こういうものがあることをもうちょっときちんと伝えられたら少しお役に立てるのかなと。
 高校になると今度は保健体育の中で、実は副作用被害救済制度について説明する部分が出てきます。副作用被害救済制度ができた背景をきちんと説明しようとすると、必ず薬害のことを説明しないといけなくて、まさにスモンの薬害が起こって、それに対してこれからどうするかという制度の中で、再審査とか再評価の制度ができ、併せて副作用被害救済制度ができていますので、高校だとそこの市販後の部分の副作用の情報の収集、それを解析して発信することの重要性とか、被害が起こった場合の救済があるのだとかということを、医薬品教育の中でしていくところがありますので、おそらく保健体育の中で薬害に触れる機会も出てくるのではないかと思います。
○衛藤座長 ありがとうございました。そろそろ時間が残り少なくなってまいりましたので、今日はこの教材そのものに関しては、もっと易しくとかそういう話はあったにしても、当面、今年度配布に関しての修正は特に御意見としてはなかったという認識をしております。むしろこれを中学校の先生がどのように教えることができるかというための手引なり、それを充実させて送付すること。それから、既に厚生労働省のホームページ上に出ていますワークシートに関しての表現、あるいは「誓いの碑」が取り上げられている辺りに関して、若干修正意見が出たということだと思いますが、もう残り時間が少ないので、来年度の教材発送スケジュールを考慮しますと、比較的早晩に教材を確定させる必要があります。教材としては特に御修正がなかったとしましても、この「活用の手引」に関してはそれなりのことを検討する時間が必要になると思いますので、今後事務局と相談の上、電子メール等で構成員の皆さまと調整させていただくことでまとめる。その着地点を想定させていただいて進めるということでよろしいでしょうか。
 高校のパイロットスタディー的に試みをするようなことも、これは大規模な話ではなくて、何校かで調査研究的なことだと思いますが、それについても少し事務局のほうで御検討をいただいて、次年度以降の展開に資するような情報を得ることを御検討いただくということでよろしいでしょうか。
○医薬品副作用被害対策室長 高校の話につきましては、その研究と試行的なことができるかどうか少し検討させていただくとともに、あと、望月先生からありました、何かすぐにでもできることはないか、これも少し検討させていただきたいと思います。
○衛藤座長 これでほぼ閉じる方向にしたいと思いますが、何かこの場でどうしてもという御意見がありましたらどうぞお願いします。
○花井構成員 この「薬害って何だろう」の表紙について、サリドマイド被害者から意見書が出ていると思います。最終的にどうするかはともかくとして、これを作るときに最後に皆さんで表紙案等を選んだ経緯ですけれども、サリドマイド被害者の方を表紙にしてはという話で、サリドマイド被害者はこの中に2人出ているのですが、6ページの写真が前面的に出たらどうだろうかということが私たちのグループでも議論されて、それはやはりどうなのだろうというところで、こういう表紙に落ち着いていますけれども、改めて、いしずえからこのような意見が出ていることを踏まえて、これに答えるか、答えないかについて、非常に難しい論点はいくつかあることは承知しているのですが、そもそもそういう子ども、障害を持った方の写真が前面に出ることによって、それが差別を助長するという議論は、長い歴史の中でむしろそういう言い方自体がおかしいとか、本が何冊も書けるぐらいの論点が積み重ねられているところなので、単にこれを聞き置くといって退けると、今年も変えませんということはちょっとこの検討会としては難しいのではないかと。つまりある程度いしずえに対して、サリドマイドの被害者に対しての思いもありますので、結論に至った論点について、検討会としてある程度整理しておくことがないと、この意見書をこのまま配って終わるというと、ちょっと難しいのではないかと。だから日程の時間的なこともあると思うので、ここでこれから議論をするのは難しいかと思うのですが、何らかのリアクションをある程度して対応することが必要ではないかと思います。
○衛藤座長 どうしますか、この点に関して皆さんから意見を十分聞く時間はないのですが、ただ、何か1、2点御意見があれば伺いたいと思います。表紙に関して、サリドマイドのいしずえという団体からの御意見があって、これは前にも1回紹介したわけですけれども、何も答えないのはどうか、そういう趣旨の御意見ですが。
○手嶋構成員 薬害肝炎です。この件について、確かに、いしずえのほうと私たちは話をして、そして是非載せていただきたいという、本人さんからのお気持ちも聞いております。だから薬被連としては表紙にしていただきたいと願っております。
○衛藤座長 今日、この表紙に関しては途中で意見は出なかったのですが、最後に出ましたので、これも今日これから議論する訳にはいかないので、表紙の案に関しても、メール等でいくつか提案していただいて、決まればいいと思いますけれども、そういう方向での処理でよろしいですか。
○花井構成員 はい。
○高橋(寛)構成員 また同じ議論だと思いますが、載せるにしても、またそのデザインが、そこでまた議論になると思うので、そこをうまく調整しながらやらないと難しいかと思います。
○衛藤座長 ある程度、デザインとしてこういう案が実はあるという形で、提案していただいたほうがいいでしょうね。
○倉田構成員 以前このお話が出たときには、この「?」マークの中にこの写真をうまく入れてというのが出ていたと思うのですが、もう一つの意見として、いしずえの方がおっしゃっているのは、いま6ページにある、これをこのまま出そうという御意見ですか。
○花井構成員 当時の議論としては、全面的にこの写真を使ったらどうかの議論でした。それについてはいろいろな意見があって、当時はいしずえさんだけだったのですが、ほかの障害者団体はどう考えているのかという議論もあって、それはいしずえのほうで、ここにも連名で出している先天性四肢障害児父母の会の方々とも議論したら、それはやはり障害者の写真がどんと載ることがむしろ差別を助長するという考え方は違うのではないかということで、いしずえだけではなくて、障害者団体も同じ意見でしたので、それだったらいいのではないかという話になっているわけです。原案としては全面的に使うことがバックボーンにはあります。ただ、そうでなければいけないとまでは、ここでは言っていないのではないかと思います。
○倉田構成員 私たちが心配したのは、中学生が見た時に、どのように受け止めるかを心配したと思うのですが、それを御存知の先生方がいらっしゃいましたら意見を聞かせて下さい。
○高橋(寛)構成員 確かあの時はそういう議論があって、まだ早いのではないかと。それの見せ方も加味すべきだと思うので、載せる載せないの議論だけではないのかな、というのはあると思います、という意味です。
○衛藤座長 それでは、今のこの「?」マークの中にはいろいろ写真とか、記事が載っているのですが、この部分に関して少し、次のバージョンではこういう案はどうだろうかというのをいくつか、デザイナーにも伺って、用意していただいて、それをメール審議で決めていくということでよろしいですか。はい、ありがとうございます。
○栗原構成員 少し気がかりなのは、これの最終決定の段階でも確かメールでの原案の選択になった場面が最後にあったと思うのです。今回この紙をいただいている中で、当事者としたら、この場で、議論ではなくて、メールの中の議論なのかという事実だと、ちょっと失礼かなという懸念があります。
○花井構成員 私の立場からしますと、こうした意見を踏まえてデザイナーに案を頼んで、そのデザイナーとの案の調整段階で、十分にこのサリドマイドの被害者の人と調整をした上で、ここにメールを出していただく分にはいいのではないかと。ここに全く聞かずに、単にメールをこの委員だけが見て、これでいったということになると、私どもとしてはたまたまここの場にいないだけで、佐藤理事長も被害者全体のメンバーではあるわけだから、具体的には困るのです。なので、そこは事務局のほうで汗をかいていただいて、若干調整して、こんな形で今回の段階ではこの障害者の団体が、サリドマイドの団体としても、まあまあ妥当ではないかというところを聞いた上でここに出していただければ判断しやすいかと思います。
○衛藤座長 事務局のほうで対応に関してはよろしいでしょうか。
○医薬品副作用被害対策室長 そういうことであればまず、若干変則的ではありますが、皆さまにお示しする前に当事者の方々の御意見を聞いて、調整をした上のものを皆さまにお示しをすると。その上で、御意見をまたフィードバックするような形で、最終的に決めさせていただくというような、少し丁寧なやり方をさせていただきたいと思います。
○花井構成員 それでいいと思います。ただ、変則的と言われると、それならばというのもありますけれども、本来は平場で公聴会というか、意見を聞く場をもって、この場で議論をしたほうがいいとは思います。ただ、時間的な余裕とかとの兼ね合いでそうかなということですね。
○医薬品副作用被害対策室長 変則的と申し上げましたのは、構成員の皆さまに見せる前に、この構成員ではない方に見せるのが変則的という意味です。
○大平構成員 議題に乗っからなかったこと自体がちょっと問題だと思うのです。これはもしそうだとしたら、意見書としてきちんと出されていることに関して検討するということで、この時間帯の中で処理すべき懸案事項だったのかなと思いました。そのメールでのやり取りで、本当に決着するのかどうかは、逆に、いしずえの方の意見も尊重してやらないと、ここに書かれていますように、薬害被害者の思いが、何か伝わってないなというところがあって、それをやはり多分懸念されているのだろうと思うのです。今日の議論で、そこはなかなか生煮えなところがあります。そういうところも含めて、本当は被害者のいろいろな思いをもう少し反映できるような形にしていただきたいと思いました。
○衛藤座長 それでは、時間が過ぎておりますので、この辺りで本日の会議を終了させていただきます。
 次回の日程等について、事務局から説明をお願いいたします。
○医薬品副作用被害対策室長補佐 今回いろいろと御意見をいただいた手引の修正や表紙の改訂といった事項については、いま御説明したようにメールでやり取りさせていただくことにいたしまして、次回の検討会自体の開催については、日程について、また追って調整をさせていただきたいと思います。
 最後になりましたが、途中から総務課長補佐が来ておりますので、事務局の交替ということで、一言御挨拶をさせていただければと思います。
○総務課長補佐 前の会議が押しまして遅れてまいりました。申し訳ございません。9月に医薬食品局総務課に配属になりました田宮と申します。よろしくお願いいたします。
○衛藤座長 活発な御討議、ありがとうございました。本日の検討会はこれにて終了いたします。長時間にわたり、お疲れさまでした。


(了)
<連絡先>

厚生労働省医薬食品局総務課
医薬品副作用被害対策室
TEL 03-5253-1111(内線2718)

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