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2012年1月30日 歯科口腔保健の推進に関する専門委員会ワーキンググループ(第3回)議事録

医政局歯科保健課歯科口腔保健推進室

○日時

平成24年1月30日(月)13:00〜15:00


○場所

厚生労働省専用第12会議室


○議題

○基本的事項の骨子(案)について
○その他

○議事

○三浦座長 ただいまから「第3回歯科口腔保健の推進に関する専門委員会ワーキンググループ」を開催します。委員の皆様にはご多忙の折、お足元が悪い折、お集まりいただきお礼申し上げます。事務局より資料の確認をお願いします。
○歯科口腔保健推進室長 配布資料の確認をします。配席表、議事次第、資料として5頁の今回の骨子(案)、参考資料1として18頁の資料、参考資料2として13頁の資料となっています。乱丁、落丁等ありましたら事務局までお申しつけいただきますようお願いします。以上です。
○三浦座長 議題(1)「基本的事項の骨子(案)について」、第1回専門委員会、第1回・第2回ワーキンググループにおける議論を踏まえ、事務局が取りまとめた骨子案についてご議論いただきたいと思います。最初に事務局よりご説明をお願いします。
○歯科口腔保健推進室長 資料をご覧ください。資料1が骨子案となっています。いま座長からもありましたとおり、第1回の専門委員会、第1回から第2回までのワーキンググループを踏まえて、皆さんのご意見を踏まえ、健康日本21の次期国民健康づくりプランの専門委員会の骨子案を参考にさせていただきつつ、今回取りまとめたものです。ギリギリになって恐縮ですが、事前に委員の先生方には冊子を送らさせていただきました。その際、不手際がありまして、メールが開けないこともありましたので、この場を借りて本当に申し訳ございませんでした。
 こちらの骨子は前文ということで、歯科口腔保健の推進に関する法律、第12条第1項の規定に基づき、歯科口腔保健の推進に関する国及び地方公共団体の施策を総合的に推進するための基本的事項を次のように定める。基本的事項については、高齢化の進展が進む中で、乳幼児期からの歯科疾患の予防、口腔機能の獲得・保持等により、すべての国民が心身ともに健やかで心豊かな生活ができる社会を実現することを目的として、歯科口腔保健の推進に関する国及び地方公共団体の施策を総合的に推進するための基本的な事項を示すものであるという前文とさせていただいております。
 第一として歯科口腔保健の推進のための基本的な方針、第二として歯科口腔保健を推進するための目標・計画に関する事項になっており、第一と第二がリンクしている形で記載しています。第一については、1.口腔の健康の保持、歯科口腔保健に関する健康格差の縮小、2.その歯科に関連する疾患の予防、3.生活の質の向上に向けた口腔機能の獲得、口腔機能低下の軽減、4.基本的な歯科検診又は歯科医療を受けることが困難な者、5.歯科口腔保健を推進するために必要な社会環境の整備になっています。それとリンクして、第二では1番目に目標・計画の設定と評価の考え方、2番目は歯科口腔保健を推進するための目標は先ほど申しましたが、第一とリンクしている状況になっています。(1)先ほどと同様ですが、口腔の健康の保持、歯科口腔保健に関する健康格差の縮小に関する目標、(2)歯科に関連する疾患の予防における目標・計画、(3)口腔機能の獲得、口腔機能の低下の軽減における目標・計画になっています。次の4頁をご覧ください。ほかのところは先生方の意見を踏まえて中身について記載しておりますが、4頁の(4)定期的に歯科検診、歯科医療を受けることが困難な者における目標・計画については今年度の厚生労働科学研究費特別研究により中身については記載をしていく予定としています。(5)社会環境の整備における目標・計画になっています。
 第三として、都道府県及び市町村の歯科口腔保健の推進計画の策定に関する基本的な事項です。1.歯科口腔保健の健康計画の目標・計画の設定と評価という形になっています。最後の頁の2.計画策定の際の留意事項。
 第四として調査及び研究に関する基本的な事項の中身として、1.調査の実施及び活用、2.研究の推進.
 第五としてその他。こちらには従来より取り組んできた8020(ハチマルニイマル)運動との関係について記載をさせていただいております。骨子(案)についての説明は以上です。
○三浦座長 ご説明どうもありがとうございました。これから先の議論はいまご説明があった事務局作成の骨子案をベースとして進めさせていただきます。限られた時間ですので、時間配分は大体おおよその目安として、前文と第一に関しては15分から20分程度を目処とし、いちばんボリュームがある、今回討議するメインの部分になると思われる第二は50分から60分程度の時間をいただいて討議し、第三、第四、第五に関しては30分程度を配分するというような、大体の目安で議事を進めていきます。骨子案の1頁に戻り、前文と第一の部分、提示された骨子案を基に忌憚のないご意見をいただきたいと思います。いかがですか。かなり討議を概論的な総論的なところに関してはかなり議論をしたので、ある程度委員の先生方のご発言を盛り込めたのではないかと思います。金澤委員、何かありますか。
○金澤委員 大変わかりやすくまとめていただいてありがとうございます。第一の3.生活の質の向上に向けた口腔機能の獲得、口腔機能の低下の軽減の丸ポツの3番目の口腔機能の獲得と口腔機能の低下の軽減を図るためには、歯科保健指導による生活習慣の改善(頬づえとか口呼吸等の習癖の除去等)とあるのですが、これは生活習慣としてよくない生活習慣を改善するという意味だと思うのですが、もう1つ高齢者等において、特に口腔機能訓練のような歯科保健指導がかなり行われていますので、口腔機能訓練等の歯科保健指導も文言の中に入れていただくと、高齢者までカバーする形になるかと思うのですが。
○三浦座長 ありがとうございました。ただいまのご意見等について、何かございますでしょうか。
○神原委員 基本的に生活習慣の改善ということは、悪習癖の改善ということに留まっていないというのがいまの考え方で、生活習慣,ライフスタイルをどう確立するかと捉えるべきですよね。ですから、ここで機能の獲得、低下の軽減のために生活習慣を改善するのはものすごく違和感があって、生活習慣は生活習慣としてライフスタイルの確立のところに歯科からどうアプローチするかというふうに書くべきだと思います。機能は機能で欄を設けるというふうにしないと、非常に古典的な口腔保健のあり方のような感じを受けるので、基本的に保健指導で何を教えるのかということがここに含まれるわけです。ですから、いまのライフスタイル病を考えても、ライフスタイルを改善していくことに歯科と同じように、一般の医科においても生活習慣病の改善は、まさしくライフスタイルへアプローチすることですから、歯科口腔保健の推進には、口腔機能というものの問題とライフスタイルについては別に、ほかの連携ということを踏まえて書くべきだろうというふうに思います。
○三浦座長 ありがとうございました。いま、生活習慣、ライフスタイルの項目を別立てにして、1項目立てを起こしたほうが、これからの歯科口腔保健のスピリッツにあうのではないかというご意見があったのですが、この件について他の委員の方々からご意見いただきたいと思います。
○金澤委員 いま、個別のことが具体的に書いてあったので、そこに付随してるものという考え方で発言しましたが、もっと大きな枠組で捉えるのであれば、逆に個別の行為を列記するのも違和感があると思いますので、その辺はトータルで検討していただきたいと思います。
○三浦座長 ありがとうございました。逆に細かいところをここで書くというのもいかがなものかといったようなことかと思いますので、その部分は修正等を図る必要があろうかと思います。先ほどご意見があったライフスタイルという意向を大きく出すというほかにご意見ありますか。
○大内委員 若干、生活習慣のところに絡むところですが、第一の2の中ポツの記述のところは、細かいところはあとで確認しますが、歯科疾患を中心に、う蝕や歯周病を中心とした予防の推進、第一次予防を中心に進めるところだと思うのですが、生活習慣の改善を含めて、その際にもう少し個人個人の取り組みサポートをしていくというような記述を追加していただいたほうがいいと思いました。あと、細かい話で、「歯科に関連する疾患」は非常に私は違和感を持ったのですが、これは何か深い意味があって、こういう表現になったのでしょうか。
○三浦座長 事務局から何かありますか。歯科に関連する疾患という文言を使った理由について、説明をお願いします。
○歯科口腔保健推進室長 特に「歯科に関連する疾患」とわざわざ特出しした趣旨はそれほどないのですが、「歯科疾患の予防」という言い方にすると、従来までの、う蝕とか歯周病に結構捕らわれてしまうのかというような思いがして、こういうような書きぶりにしております。委員の先生方で「歯科疾患の予防」としたほうがよろしいということであれば従来どおりの言い方に改めたいと考えております。
○大内委員 そういう趣旨だと歯科疾患だけでなくて、3にある機能、ファンクションも重要視するのだという整理で捉えればよろしいのでしょうか。「歯科に関連する疾患」というのは広く捉えると、いわゆる医科系の疾患も含めるのか、そういう深い趣旨があったのかどうかわからないのですが、一般的に理解しにくいかと思いました。前文に戻らせていただいてよろしいでしょうか。第二パラグラフの基本的事項の趣旨を説明しているのですが、第1回の部会の際にも確認させていただいたように、施策の推進の主体はあくまでも国と地方公共団体になりますが、いろいろな関係者が協力してということがありますので、最後に歯科口腔保健の推進に関する国及び地方公共団体の施策を総合的に推進するための基本的な事項というところに頭のところか何かに「保健医療関係者とか学校、保険者、企業等の多様な関係者・団体との密接な協力により」とか、そういう文言を入れて、頭のところで、そういう人たちも対象に含めて作っていますよということを明示していただく形で書いていただければいいかと思いました。
○三浦座長 わかりました。ありがとうございました。いま、大内先生が最後おっしゃられた意見は、いろいろなステークフォルダーがヘルスには関わるということであり、そういった要素を取り入れることは、歯科口腔保健法のスピリッツにも非常に合致しているところかと考えますので、修正等を図っていく方向がいいかと思います。あと、表現についてですが、キーとなる文言なので、いまご指摘があった2番目の歯科に関連する疾患の予防ではなくて歯科疾患というふうにシンプルにしたほうがいいのではないかというご発言でしたが、この辺はいかがですか。
○森崎委員 歯科口腔疾患でいいのではないかと思いますけれども。第一の1の2つ目の中ポツは先ほど大内委員からも意見があったように、個人が行うセルフケアと歯科専門職が行うプロフェシュナルケアを組み合わせてと書いてあるのですが、個人と歯科専門職ということになっていて、先ほど大内先生がおっしゃった意見とも重なりますが、例えば介護なり介助なり教職なり、歯科だけに限らない多様な職種の人が一緒になってやるというふうに含めていただければと思うのですけれども。
○三浦座長 ありがとうございました。そうですね。前文の変更とともに、そういったことを活かしたような文言の変更で対応していきたいと思います。先ほど神原委員が出してくださいました生活習慣、ライフスタイルについては1個別項目立てをすべきではないかという点も大きな点かと思いますが、こちらに関してご意見をいただきたいと思いますがいかがですか。
○井下委員 この前段第一は、全体の中で、いわゆる大網をがさっとかけて、大体こんなことをやりましょうよというようなことをここで述べられているのかと思うので、あまり項目を細分化しなくてもいいのかと私は印象として思いました。ついでに、私の意見を言わせていただくと、4番に定期的な歯科検診とありますが、検診の「ケン」は木偏の「検」なのか「健やか」なのか、基本的には歯周病検診の場合は木偏を使いますが、一般的な歯科検診の場合は全体の健やかなところを見るので、いわゆる健やかなほう、いわゆる人偏のほうの健診を使うのが一般的なのかという印象を持っています。5番の社会環境の整備のところで、情報提供は書いてあるのですが、前段の歯科口腔保健情報の収集・分析・評価はきちんと入れておくことが大切と思います。歯科保健情報は、歯科保健の強みのあるところで、例えば、1歳6カ月、3歳、学校歯科検診結果は、正確に収集できます。そういうものはここの中で述べておけばいいのかと思います。
○三浦座長 貴重なご意見をありがとうございました。いまの最後のご発言は収集・分析・評価を入れるというのは、正しくPDCAサイクルを考えると、不可欠なことかと思いますので、修正等を図らせていただければと思います。文言で、この法律の中でキーとなる「歯科検診」という言葉は、おそらく法律の条文の中で健診ではなく検診を使っているので、ここでの表現となったと思うのですが、この点について事務局から補足はありますか。
○歯科口腔保健推進室長 座長がおっしゃったとおり、法案の中で木偏のものが使われておりましたので、今回はここに記載している状況です。先生方のご意見、ご指摘を踏まえて、健康の「健」も括弧書きで加えるなりの対応は可能だと思いますが、いま現段階では法律の条文どおりのこの字を使っているだけです。
○三浦座長 法律にぶらさがる形の基本的事項なので、木偏の検診を使っているということですが、場合によっては検・健診みたいな形がとれると可能性があるということなので、現状を把握するだけでは、有病者のチェックだけではないところを考えると、併記するのも1つ考えられる便法かと思います。そのほかご意見ありますか。
○大内委員 第一の1のいちばん最初の中ポツの「口腔の健康の保持が全身の健康に栄養を及ぼすことから」というのは、単純にさらっと流れているのですが、法律本文の第1条で「健康で質の高い生活を営む上で基礎的かつ重要な」とそこまで謳ってくれているものですから、法案よりかなり後退した記述になっていますので、法案を受ける形で、きっちり書いていただいたほうがよろしいのではないかと思います。
○三浦座長 ありがとうございました。法案にもっと踏み込んで書いてあるので、ここはそれより後退せずにしっかりと、そういうスピリッツを活かしてやっていくべきだということで、まさしくそうだと思いますので、こちらも修正を図っていきます。そのほかご意見ありますか。
○井上委員 先ほどの3フレーズのところの「生活習慣の改善」という表現が出ているのですが、獲得ということから考えると、より良い生活習慣の獲得から始めて、より良い生活習慣の獲得・維持で、問題があるところは改善するということになると思いますので、そのところのニュアンスを含んだ表現もよろしくお願いしたいと思います。
○三浦座長 ありがとうございました。「獲得」となると、例えば金澤委員がおっしゃっていたところもうまく反映できるかというところです。
○植田委員 いまのところと繋がって、「口腔機能低下の軽減」とあるのですが、低下の軽減もそうですが、「維持・向上」という文言を入れてもらいたいと思います。介護用語の中で口腔機能向上支援が入ったときも、最初は治療の名前を「口腔機能低下予防」にしようという案もあったのですが、ネガティブなイメージばかり付けるので、「維持・向上」という部分をしっかりと、高齢者でも向上しますのでよろしくお願いします。
○三浦座長 了解いたしました。これは、次期国民健康運動づくりプランでは重症化予防があったので、それを受けるような表現になっているかと思うのですが、より踏み込んだ表現とし、介護予防施策との整合性を図るというのも非常に重要な点かと思いますので、文言を修正する方向で考えていきたいと思います。そのほか何かありますか。
○大内委員 第一の5の部分は、ここに挙がっている項目は、先ほどの井上委員のご意見、情報収集・分析のところに出てきたように、いわゆる基本的事項に書くにはかなり細かい内容が入ってきているかなという感じがしました。実は、全体を見たときに、社会環境の整備というので、今回大きく地域格差の縮小を入れていますので、このような内容の項目は1つ必要かと思いますが、本当言うと、人材育成とか連携体制の整備はたぶん最後に調査・研究と並んでいるような形で、本来は後ろのほうできちんと起こすべき内容だと思います。最終的には他にもいろいろ入れるべき内容が出てくると思いますが、基本的事項のところと、基盤的な整備のところに整理して、共通的な基盤整備ということで起こしていただいたほうが、地方自治体とか、そういう困っているところの部分が書けるのかと思いますので、そういう視点で内容を整理したほうがいいのかと思いました。
○三浦座長 ありがとうございました。基本的事項で出すための必要な階層化による情報整理というところかと思いますが、この点について何か事務局で補足するようなことはありますか。
○歯科口腔保健推進室長 いま現段階では、第五としてその他としておりますが、その他のところに第五として「社会環境の整備」の項目を1つ起こすということですね。第六として「その他」を付けて、1つこちらとして整備できるところは整備させていただきたいと思います。
○三浦座長 ありがとうございました。いまのに関連して、後程、こちらで少し言及しようと思っていたところです。委員のお手元に配布されている参考資料1の13頁、14頁をお開きください。13、14頁は、もともと何の資料かと言うと、討議をしている最中である「次期国民健康づくり運動プラン」の骨子案です。次期国民健康づくり運動プランでは、いま大内委員からもご指摘があったようなところの、例えば第五の項目の健康増進事業実施間における連携及び協力に関する基本的な事項であり、第六はライフスタイルに関する知識の普及に関する事項です。第七はその他国民の健康の増進の推進に関する事項で、人材育成等を項目出しをしている形になっています。これに近いようなものをもし委員の先生方のご了解をいただけるのであれば、あとでお諮りしようと思っていたところですが、これを全体の構成枠の中に加えると、非常に締まるのではないかと思うのですが、いかがですか。よろしいですか。次期国民健康づくり運動プランの例に則り、第五の項目、第七の項目に類似したものを私どもの歯科口腔保健法の基本的事項にも入れ込む形で案を調整させていただきたいと思います。いろいろ貴重なご意見をいただきましてありがとうございました。まだまだご意見があろうかと思いますが、とりあえず一度ここで次の項目に議論を移します。引き続き皆様方からご意見をいただきたいところが第二の項目の歯科口腔保健を推進するための目標・計画に関する事項です。ここがいちばん頁数も多く、今回の骨子案の主体をかなり占めるところですので、ご意見いただきたいと思います。よろしくお願いします。
○神原委員 前の項目でよろしいですか。先ほど今日、見ての感想ですが、第一でセルフケア、プロフェッショナルケア、もう1つはパブリックケアと入れるべきではないかと思います。2番のところでは、ハイリスクストラテジーとポピュレーションストラテジーをうまく分けると。両面で取り組んでいくというような表現にすべきではないかというふうに思います。4番目がよくわからないのですが、定期的な歯科検診又は歯科医療を受ける事が困難なものの何を表わそうとしているのか全くわからないです。検診を推奨するのか、一般の検診についてみんなを推薦するのか。次のコメントでは障害者介護の必要な人だけを検診の中身に書いていますが、一般的に検診ということを先ほどの、次の5番目のいちばん最後に歯科に関する疾患の早期発見及び早期治療を行うために検診を受けることの勧奨を行うことがありますね。このことと、4番は何を狙っているのかが分かりにくいと思います。ですから検診をとにかく受診行動を推奨するということで4番を項目立てしているのか、4番は何を狙っているのか、1番は格差の縮小、2番は予防、3番は機能、4番は何を倣っているのかこの項目だけではわからない。この人たちに対して何をやるのか。検診をどうのこうのということなのか、なおかつ中身が。
○三浦座長 すみません。先生、時間の関係もあるので手短かに。
○神原委員 それで結構です。そのことを明確にしていただきたいと思います。
○三浦座長 ありがとうございました。全体の構成にも関わるところですが、何か事務局で補足することありますか。
○歯科口腔保健推進室長 4番については、法律の第9条障害者等が定期的に歯科検診を受けること等のための施策を受けて、障害者とか介護を必要とする高齢者の方々を特出しているところです。
○三浦座長 この間、議論していただいた特殊な配慮を要するというところが表現としてどうかということで、このような表現になったということでご理解いただければと思います。いまいただいたご意見は、大きなところと関わってくるところかと思いますので、後ほどまたほかの委員の先生方からもご意見をいただけるような時間を作ります。大変短い時間で恐縮ですが、引き続き、第二の項目の歯科口腔保健を推進するための目標・計画に関する事項についてご意見をいただきたいと思います。先生方のご専門のところだけではなく、ほかの部分でもかまいませんので、是非並び順も含めて、気づいたところをご意見いただければと思います。いかがですか。
○井上委員 この実際の計画の中でブラッシングの習慣化というのが成人期に出ていて、小児期には出ていないのですが、こちらは何か理由があるのでしょうか。歯科保健指導のほうにインクルーズされているのか、そうするとやはり成人期だけわざわざ特段に出した理由が何かあるのかと、そちらの理由のほうが知りたいと思います。  
○三浦座長 おそらくこれは委員の意見を基にして書いていると思うのですが、その各委員のところでは、成人期のところというのは歯周病のセルフケアとして代表的なブラッシングというところで挙げられてきたのをそのまま取ってきたかと思うのですけれども。
○井上委員 これで並べてみると何となく奇異な感じがして、成人期に習慣とする。そうすると小児期ではいらないのかという、ちょっとそういう流れがありますので、こういうように並べたときには、そこの配慮をいただければなと思います。
○三浦座長 そうしましたら学齢期からではなく、先生のいまの発言ですと、乳幼児期からということですよね。 
○井上委員 乳幼児期とか学齢期は意外と習慣化も図られている。それで成人にあえて特段出したいのかという部分も少しあったのですが、ただ、こう並べてしまいますと、成人期に改めて出てくるところが、ちょっと奇異な感じがするという状況でございます。
○三浦座長 成人期のところの文言も習慣化というところを少し工夫する必要はあろうかと思うのですが、いまブラッシングは歯磨き行動ですね。保健行動として、非常に重要であり、乳幼児期から入れるべきではないかというご発言ですが、いかがでございましょうか。金澤委員、お願いします。
○金澤委員 ブラッシングという言葉が全体の書かれていることに対して、少し唐突な感じがあるということだと思うのですが、例えば乳幼児期、学齢期、成人期、高齢期と全部歯科保健指導の実施と書かれているのですよね。ですから、そこに例えば乳幼児期であれば、どういうことを目指した歯科保健指導なのかというようなことが、もう少し明確化されると、それぞれのライフステージ別に少し特徴が出てくるのではないかと思うのです。このように全部歯科保健指導の実施と書かれると、みんな同じようなことをやるようなイメージになりますので、乳幼児期であれば、たぶんその発達過程に応じたとか、学齢期であれば、そこで基本的な歯科口腔保健習慣の育成を支援するとか、成人期であれば自己管理能力の向上を支援するとか、定期受診の勧奨とか何か、そこに具体的なものを例示していくことでカバーできるのではないかと思います。
○三浦座長 非常に建設的なご意見をいただきまして、ありがとうございました。まさしくおっしゃるとおりで、全部歯科保健指導の実施になっておりますので、例えば普及啓発のように同じ言葉でも、そのライフステージに合ったものを特出ししているような形で、括弧書きとかそのような形で入れ込むということでよろしいのでしょうか。
○大内委員 最初に聞けばよかったというか、最初に聞こうと思っていたのですが、この計画というものは骨子案なので、こういう事項羅列的な形になっているのかなと私は理解していたのですが、計画というと、目標の達成に向けたプロセスを記載する部分ですので、通常、都道府県の健康増進計画とか医療計画をみますと、「何々を推進します。」という表現になると思います。要するに、実際の取組みをもう少し具体的に明示していかないと、進捗評価の際にも、これをやったのかやらないのかもよくわからない。この計画の部分が中ポツの形でずっといくということではないと理解しているのですが、どうなのでしょうか。
○三浦座長 この辺りの補足説明について事務局から、何かございますでしょうか。 
○歯科口腔保健推進室長 実行上、最終的なものが中ポツでいくのかどうかというところだと思うのですが、こちらのほうは、また法令とも少し協議をさせていただいて、中身については詰めていきたいなとは考えております。
○佐藤委員 学齢期の普及啓発の部分で、今日、参考資料の2として「生きる力」を育む学校での歯・口の健康づくりの資料も出されておりますし、これが幼稚園、小中高等学校で使用されている。でも、現状、手引書という形ですが、今後、教科書の記載等も含めた今後の文部科学省でのご検討があるものかどうかお聞きしたいと思いますが、いかがでしょうか。
○文部科学省 歯・口の健康づくりについて学習指導要領に明確に示されているのは小学校ですが、学習指導要領を文部科学省として解説をしている解説書には、小学校、中学校、高等学校すべてに示されています。それらを踏まえて教科書会社が教科書を作りますので、特に小学校と高等学校については、かなり記載がされているのが現状となっています。次の学習指導要領は10年に1回改訂されてきていますので30年頃になると思われます。改訂は様々な視点から検討されますので、次の学習指導要領に向けて、こういった施策等が検討されていくのではないかと思います。以上です。
○三浦座長 どうもありがとうございました。あとほかにご意見がございますでしょうか。
○井下委員 2点です。まず乳幼児期と学齢期なのですが、ここのステージというのは歯科検診がきちっとされていますし、かなり高い受診率で行われていますので、検診結果の集計・分析・評価は乳幼児期と学齢期については、意識的に記載したほうがいいのではないかなと思います。
 もう1点、学齢期のところで、フッ化物の応用というのは、乳幼児期と学齢期、乳幼児期はこの表現で私はかまわないと思うのですが、学齢期については厚生労働省としてフッ化物洗口のガイドラインをせっかく出していますので、「フッ化物洗口法等とフッ化物の応用」というような形で、「フッ化物洗口」という文言をこの中に入れてみてはいかがかなというふうに思います。  
○三浦座長 そうですね。乳幼児期ですと1歳6か月児健診や3歳児健診などの結果が上がってきいます。学齢期も学校保健統計に上がってくるので、この辺をうまく活用できれば非常にエビデンスの高いデータが毎年毎年上がってくるというか、これを一応包含した表現としたところでしたが、特出しすることによってより強調するということはいかがでしょうかということなのですが、ご意見がございますでしょうか。
○歯科保健課長 その点というか、逆にちょっと微妙な話ですからあえて伝えさせていただきます。確かに井下委員のご指摘は、平成15年のガイドラインを実際策定してから、そのあとも主管課長会議等で周知している例があるのではないか。実際に洗口を確実に進めようといっているのではないかというご指摘からだと思います。ただ、施策自体はどうしても波がございますから、それから、うちのサイドは基本的にはそもそも強制力を出すようなものではなくて、歯科保健対策自体というのは、個々の地域の特性に応じて対応されるものですから、あくまでも強制力を出すような方式というのは、逆に言えば賛否が場所によってはあるものというものについて、あまり出すのはどうかというような背景もございまして、こういうふうに包括的に地方・地域で選択できるという状況のもので、とりあえずさせていただいているのが実情でございます。
○三浦座長 ご説明ありがとうございました。地域で行いやすくするというようなところで、このようなフッ化物の応用という丸めた表現をしているということですね。先ほど私が話しかけましたデータの収集分析の活用というのは、入れれば入れるという方向でよろしいですか。逆に細かくなりすぎて、それはもう存在していてそれをやるという前提の下でやるという解釈の仕方もできるのですが。
○安井委員 情報の収集分析というのは非常に重要なのですが、ライフステージすべてに関わってくる部分なので、どちらかというと、先ほど井下委員が言われた第一のところにしっかりと記入しておくことがよろしいのではないかと思っています。
 もう1つ別の観点ですが、「間食における甘味食品摂取の制限」という言葉があるのですが、久しぶりに「制限」という言葉を聞きました。最近あまり「制限」という言葉を使うことはないのではないかと思います。いわゆるセルフコントロールを理解してもらうために保健指導をするわけです。「制限」と言いますと、「誰がどのように制限をするのか」という話になり、難しくなります。基本的には代用甘味料の適正使用とよく似ているのではないかと思いますので、似たような言葉が2つ載っているかなと思います。
○三浦座長 いまのご発言ですと、間食における甘味食品摂取をあえてここで入れずに、代用甘味料の適正使用のところで包含させるほうがいいのではないかということかと思いますが、場合によっては代用甘味料等と「等」を入れておくと、もう少し幅が広くなるので「等」を入れることによって、「間食における甘味食品摂取の制限」という文言を取ってしまうというのもあろうかと思いますが、その方向でよろしいですか。ありがとうございます。そのほかご意見がございますか。
○神原委員 2番目の歯科口腔保健を推進するための目標というのが、何かわかりにくいですよね。実際口腔の健康の保持、これは当たり前ではないのかという感じがして、何か目標とするには格差の縮小という目標が立てられていて、具体的にどうするのだということも述べられていないということだとすると、何かちょっと違和感があるのです。その下の世代別の目標・計画がありますが、例えば乳幼児期の健全な歯の成長・育成。これは歯科・口腔顎顔面ということなのか、歯だけの成長・育成を目標にするというのが何かわかりにくい。あるいは乳幼児期で言うと、3歳児の、う蝕のない人80%以上というのが健康21の目標にありましたが、そういうことからすると、う蝕のない者の増加という言葉になるのではないか。そうすると、これは目標に対しての計画だと思うわけですよ。目標を達成するためにこういう計画をしなさい。そうしたらこの下の計画を立てると、この目標が達成されると考えるのか。何か違うように思うのです。健全な歯のあるいは口腔の成長・育成のために何をするのかというのが、もう少し何かあるのではないかという感じがするのですが、それは全体を通じて学齢期、成人期、高齢期ともに、その目標と計画というのが、例えば目標・計画ときたら、次に評価ということになりますよね。これ乳幼児期のこの目標・計画で評価をどうするのかと考えたときに、どういう評価を地方自治体等でやるのか。それに対して地域格差が起こっているということを考えるのではないかと思うのですが、こういう文言だけですと、健全な歯の成長・育成という目標だけで地域格差が解消されるか。だから、地域格差を解消する、あるいはそのためのインジケーターみたいなようなものをどこに置くのかというようなことを出すべきではないか。それは例えば、地域の健康21のほうでそういう目標を立てようとされているというのであれば、ここでそれとの関連でどう考えるのかということもちょっと考えておかないと、同じことを言っても仕方ないと思うので、その目標と計画のところでの関連と、ほかのところのもの、あるいはその評価というものを考えたときに、どう考えるのか、こういうものを都道府県等でこういうものが見られますよね。そうしたときに、もっと具体的な中身のことが出てこないのかという、何か過去10年を見ても同じことが出てきているのではないかという感じがするので、次の10年を考えようということを言っているわけです。そうしたときに、乳幼児期あるいは学齢期にしても、いま例えばDM予定で12歳児が1本ということになってきている。そうすると、10年後を想定したときに目標としては、もっと高いレベルの目標を立てるべきではないかというようなことを思うのです。ちょっと違和感があるということです。
○三浦座長 ありがとうございました。大目標の部分に関するご提案というかご質問でしたので、非常に重要なところかと思います。その中、いま別途検討をしている次期国民健康づくりの運動プランについての状況について言及があったので、情報提供として私からお示しをしたいと思います。
 参考資料1の10頁です。参考資料の中の資料1のところでして、国民の健康増進の総合的な推進を図るための基本的な方針ということで、いわゆる次期国民健康づくり運動プラン第二次健康日本21の骨子案です。こちらは現在討議をしている最中でして、あくまでも案の段階ですが、第二次健康日本21では、大項目、大目標としては10頁の第二、国民の健康の増進の目標に関する事項の中の2番目の項目。健康増進を推進するための目標で、(1)健康寿命の延伸と、健康格差の縮小の実現に関する目標ということで、2つ提示をされていて、健康寿命の延伸と健康格差の縮小という2点を大目標として掲げています。
 この大目標に関しまして、どのような形で数字目標を置くのか置かないのか。置くとするならばどのような形になるのかというのは現在討議中で、ここでお示しすることはまだできない状況というところでございます。この辺りの部分も参考にしていただき、いまのご提案について、非常に重要なところかと思いますので、ご意見を頂きたいと思います。全体のプランの中の大目標として、いまは口腔の健康の保持、そして歯科口腔保健に関する健康格差の縮小ということで大きく挙げています。
 第二次健康日本21の2番目の健康格差の縮小に相当するものとして、最初に歯科口腔保健に関するというものがついていますが、2番目の項目で、健康寿命の延伸に相当するものをどのように置くのかが、とても悩ましいところかと思います。口腔の健康の保持という言葉に当ててありますが、これがいいかどうかというところで、ほかの委員の方々からもご意見、ご発言をお願いしたいところなのですがいかがでございましょうか。ちょっと当たりまえ過ぎるのではないかというようなご発言だったと思うのですが、この辺できましたら、この言葉がいいのではないかという代案を示していただくと非常に有難いところではあるのですがいかがでしょうか。
○藤田委員 乳幼児期なのですが、先ほどの神原委員のご発言にも絡むんですが、健全な歯の成長ということで歯だけになっているのですが、私はここに歯と例えば顎骨というようなことを入れたらいかがかなと思います。私、ご存じのように人類学者で、古い骨を見ていますと、縄文人とかいった古い時代の人たちには、歯の叢生がないのです。ところが江戸時代人ぐらいになってくると、いわゆる歯の叢生、乱杭歯が出てくるということで、どうも軟食にだんだん人間がなってきて、骨の成長とか咀嚼力の低下みたいなものが、叢生に関わっているのではないかなということが感じられますので、歯の健全な成長ということだけではなくて、顎骨もきちんとした咀嚼器官の1つとして、健全な成長が期待できるような形にということは、提案させていただきたいと思います。
○三浦座長 先ほど神原委員がおっしゃっていたもう1つのほう、健全な歯の成長で、歯だけに限局するのではなく広げたほうがいいのではないかというご発言でしたが、それはよろしいですか。広げるというような形の方向でいいのではないかというところで、ご意見が一致しているようなところかと思いますので、では、歯だけではなくて広くもう少し、口腔に関わる器官等を包含するような形というところでもっていきたいと思います。
 あとう蝕のある者の減少ではなくて、う蝕のない者の増加のほうがよりいいのではないかというご意見があったのですが、これもよろしいですか。
○森崎委員 このライフステージごとの目標と計画があるのですが、その目標とそれに呼応する計画のところが、項目が並べ方あるいはその順位づけみたいなところがもう少し検討をしておく必要があるのではないかなと。やけに細かいところを挙げてあったりあるいは抜けているところがあったり。例えば成人期・高齢期などですと、健康寿命の延伸等で言えば、こちらの基本的な方針の資料等では、口腔がんというものをどこかには入れておく必要があるでしょうから、代用甘味料等、あるいは予防填塞というふうに、かなり細かい項目と、もう少し大きな項目が入り交じっているので、その辺りを順位づけなり整理が必要なのではないかと思うのです。
○三浦座長 非常に重要なご意見だと思います。階層型と整理の問題のところで、完成版では、その辺のところを明確にしておいたほうが使いやすくなるので、そういうような形でもう一遍見ていくというところかと思います。
○井上委員 先ほど出てきたのは歯と口腔を含めて、口腔領域だという表現を使っているように思います。実は間食による甘味食品の制限というのは、あまり妥当ではないのはたしかなのですが、ここを除きますと代用甘味料だけが食生活の絡みになってしまいますので、基本的には代用甘味料を推奨するよりは、この時期は規則性のある食生活の推奨とかいうような部分を明記いただいて、そして、その1つの手段として代用甘味料の使用もあるというぐらいのニュアンスでよろしいかなと思います。食生活全般の規律性とか、そういうものを入れていただければと思います。
○佐藤委員 先ほど教科書の件を伺って、10年に一度だという非常に長いスパンでやっておられて、まさに10年の長いスパンで考えた場合、学齢期はもう明らかに学校教育がものすごい重要な位置を占めるということは、普及啓発の中では学齢期は特化すべきだと思います。したがいまして幼稚園から高等学校まで、先ほど三浦座長から10年後という話がございましたが、10年後を考えるのであれば、ここの普及啓発には学校教育ということは学齢期に特化すべきだと思います。記載の内容については省庁間の問題があるかとは思いますので、一応それを含むべきではないかと提案します。
○三浦座長 ありがとうございました。あとほかに、いままでのご意見が乳幼児・学齢期若干偏っているかなというところもありますので、ほかのステージにつきましても、是非ご意見をいただきたいと思います。高齢期の部分ですが、植田先生何かございますか。
○植田委員 成人・高齢期の部分はよく記入されているなと思います。せっかく目標・計画、計画の中に口腔ブラッシングの習慣化とまで書かれているのであれば、口腔機能の向上に関する再機能訓練を一般化するみたいな文言が入ってもいいかなとも思いました。次の障害者・要介護高齢者のほうですが、赤字で示してありますので、お任せしたいと思いますが、もし書かれるのであれば、先ほど資料の中で健康寿命の延伸という言葉がありましたが、それに付随して目標の中で具体的に述べるならば、経口摂取としての機能を継続していくとかいう目標、あるいはおいしく楽しく安全に食生活がおくれるための支援をするというようなことを目標に掲げていただいたら有難いかなと思いました。
○三浦座長 ありがとうございます。口腔機能の向上をもう少しアピールというのは、一応(3)の口腔機能の獲得のところの?の4頁の最初の所に、口腔機能の維持・向上に関する取組みの推進というのがあるのですが、これをもう少し前へ持ってくるというような感じでいいですか。あと、定期的に歯科健診、歯科医療を受けることが困難な者における目標・計画なのですが、これが実は座長としてはいちばん苦労をしているところでして、目標値設定を次の段階にしなくてはいけなくて、その目標値設定をするということを考えると、いこの部分のデータについて、第1回目、第2回目のワーキンググループでも意見を出していただいた際、全国データがないということでしたので、まずは実態把握からしましょうというのが実は大きな目標になってしまうようなところもあり、なかなか踏み込んだところを書けないというところもございます。もし推計ができるようであるのでしたら、そういったものもどんどん書いていきたいと思いますので、データはこういうものがあるとか、こういうアイディアがあるとかということがございましたら、遠慮なく事務局にご連絡いただければと思います。いただいたご意見はなるべく反映するように頑張ってみたいと思いますが、制約があるということで、あらかじめご了承いただければと思います。そのほか(5)の社会環境の整備における目標・計画も含めてご意見をいただきたいと思います。社会環境の整備は非常に重要なところではあるのですが、いかがでございましょうか。いままでいただいたご意見が非常に多岐にわたるものでしたので、計画もそれを反映してとりあえず多様な意見を入れて作らせていただいているかと思います。例えばちょっと項目が多いので、こことここの項目を整理したほうがいいのではないかとか、そのようなご意見でもかまいません、ご意見をいただければと思います。
○大内委員 いま健診の話が出ましたが、いままでの議論の中でも、成人期とか、妊産婦、歯周疾患検診の推進とか、成人歯科健診の推進というのがありましたので、少なくとも?成人期(妊産婦を含む)のところに、そういう歯周疾患検診等の歯科検診の推進という項目は、是非入れていただきたいと思います。
 (5)の社会環境の整備については、先ほどお話させていただいた最初の基本方針と最後の部分の整理にも関係するるところなのですが、ここは具体的な施策レベル、本当の事業としてこういうのを推進するのだというものに整理してしまっていいのかと思います。これはご議論のあるところだと思いますが、条例の制定とか、それはかなりファンダメンタルな話なので、やはり最後の部分のほうでいいのかと。ここに記載するのは、いわゆる地方自治体とか国が行うべき施策、事業、みたいなイメージで整理していったほうが良いのではないかと思います。何でもかんでもここへ入れてしまうと、各都道府県等がこれを受けて施策をつくるときに、なかなか全然該当しない部分も出てきてしまう形になると思いますので、そういうイメージで整理すればいいのかと。まだ私自身、完全に各項目の整理はできていないのですが、一応そういうイメージで整理していくといいのかと思いました。
○三浦座長 いま、都道府県・市町村等がやりやすい形を考えると、もう少し整理が必要ではないかというところでしたが、井下委員、どうでしょう、そこら辺は。すみません、突然振ってごめんなさい。
○森崎委員 先ほど社会環境の整備とその上の(4)と関係するのですが、座長がここは非常に苦慮しているという話だったと思いますが、基本的にすべてのライフステージということになると、(4)は本来全部含まれているはずだと思うのです。ですから、そういう意味では共有できる。ただ、それが従来の検診なり、支援なり、指導というところに困難なものがあって、十分に対応ができていないのが現実ではないかと思います。
 ある意味では、ここだけを取り上げてというよりは、全部のライフステージの中で乳幼児から高齢者まで含めたら、高齢者の中には要介護高齢者も入りますし、子どもの中には障害児も入ってくるということで、本来はすべてが含まれるはずだと。ですからあとで整理するときに、全部を含めた状態の資料収集で分析・評価というところに、(4)だけを外して整理するというのではなくて、含めた状態での上の評価と、またそれは別にしたものと、両方の分析が必要ではないかと思います。
○三浦座長 ここは歯科口腔保健法の条文との絡みもあるというところに制約もあるのですが、事務局では何か補足はございますか。
○歯科口腔保健推進室長 一応座長の説明がございましたとおり、いまの段階では条文に沿った段階としてこちらのほう、特出しさせていただいているという状況ですので、取り立ててほかの記載の仕方がいいという話であれば、そういう対応にさせていただくことも可能ですが、現段階では一応条文どおりという形です。
○三浦座長 全部の年代にばらして入れることも可能ではあるのですが、当面これで置かせていただいて、議論を進めさせていただいて、また目標値等の設定をした段階で各ステージを入れたほうがいいということでしたら、それで対応させていただきたいと思います。
○井下委員 社会環境の整備で1点、条例の制定、基本事項の策定とあるのですが、それについて、その計画の進行管理であったり、プロセスやアウトカムの客観的な評価をやっていく体制がそこに担保されていないので、ここの部分をどこかに記載すればいいのではないかというのが1点。医科・歯科連携体制の確保ということになって、例示として禁煙指導、妊産婦、糖尿病、周術期管理、口腔・顎・顔面の発育不全等とございますが、その中に是非、要介護者も入れればいかがかということを思いました。
○三浦座長 具体的なご意見だと思います。その他、文言、順番等、整理をかけるということも踏まえて、ご意見をいただければと思いますが。
○神原委員 先ほど目標と計画との関連を申し上げたのですが、例えば学齢期のところで、先ほどの個人対応、プロフェッショナル・ケア、パブリック・ケアということを考えると、計画の中に例えば、学校保健委員会の活用とか、学校歯科医、学校医の連携を図るとか、そういうことをこの計画の中へ入れたらどうだと思うのですがね。それと同じように、例えば成人期でも、ここに出ているのは主に個人の中身が多過ぎると思うのです。ですから、もう少しパブリック・ケアに関すること、プロフェッショナル・ケアと、歯医者がここでどのようなことを関われるのかを、もう少し考えてみたらどうかと思います。
○三浦座長 パブリック・ケアにしても、特に学齢期・乳児サイドのところのご意見をいただきましたが、いかがでしょうか。一応そういう文言を先ほど少し整理したので、項目が減った分入れ込めると思いますので、入れ込むというところでよろしいでしょうか。
○安井委員 先ほど少し議論になりました2の目標ですが、口腔の健康の保持ということで終わっていますが、口腔の健康は個人差があるわけですから、それを保持しているという話では、実際には向上がないということも考えられます。一番良いのは、「健康寿命の延伸」のように「口腔健康寿命の延伸」のような表現ですが、「口腔健康寿命とは何だ」という定義がありません。しかし、「延伸」という言葉は使えると思うので、「口腔の健康の保持・延伸」のように、何か少し向上の部分を入れていただければと思います。例えば、8020(ハチマルニイマル)もそうですが、本数が大事なのではなくて、やはり自分自身の力で自分の満足がいくように食べたり、飲んだり、噛んだりができるということで、機能面も考えると平均寿命との関係も考えて、「保持」だけではなくて、「延伸」あるいは「増進」という言葉を是非入れていただければと考えます。
○三浦座長 先ほど植田委員からいただいた意見ともちょっと通じ合うところかと思いますが、よりポジティブにいくためには、守りに入るのではなくて、延ばすという意味合いを少し入れたほうがいいということで、「保持・延伸」もしくは「増進」という言葉がいいのではないかというご意見でしたが、いかがでしょうか。よろしいですか。
                 (異議なし)
○三浦座長 では、「延伸」にするのがいいのか「増進」にするのがいいのかは、事務局でも検討していただいて、入れ込む形にしたいと思います。大目標については、これでよろしいでしょうか。
○大内委員 追加でお願いしたいのが、先ほど出ている(4)の障害者・要介護高齢者、ここだけが法律の条文はきちんと医療の確保まで謳っておりまして、議論の中ではいままでも出てきたのだと思うのですが、こういう方に対応可能な高次歯科医療機関の機能強化とかかりつけ歯科医との連携による診療体制の構築というのか、保健医療体制というべきなのか、そこは悩んでいますが、その構築を入れる必要があると思います。また、歯科相談窓口機能の強化。具体的には、口腔保健支援センターなどと、地域包括支援センターや、在宅介護支援事業所などとの連携体制の構築とか、そういう医療のほうも少しカバーする内容も、ここは計画として盛り込んでおくべきだと思います。
○三浦座長 この部分はたぶん植田委員がご専門なので、何かご意見もあるのではないかと思うのですが。
○植田委員 いまおっしゃったような高次医療機関とか、歯科窓口の機能の強化は、まさに当を得たところで、ここがいまむしろ早急に求められているところだと思いますので、是非とも明文化していただければありがたいかと思いました。
○三浦座長 かかりつけ医の連携というところで、前回のワーキングでたぶん佐藤委員からもご意見をいただいたかと思いますが、そのような方向でよろしいでしょうか。
○佐藤委員 はい。
○三浦座長 医療もカバーをするというところで、すでに動いているシステムもございますので、そこの部分もうまく活用するという文言を挿入するというところで修正を図っていきたいと思います。
○井下委員 前回のワーキンググループのときに少し話題になったことの1つに、病院歯科、口腔外科をいかに活用するかというお話が出ているのですが、確かにこの事項の中に記載するのは非常に難しいのかもしれませんが、何か1つどこかうまく書けたらいいのにということを思います。
○三浦座長 病院歯科の活用ですね。確かに前回ご意見をいただいておりました。ここの部分はどこら辺に位置づけるかは悩ましいところなのですが、事務局でも少し考えてもらって、何らかの形で病院歯科の活用のところを入れ込む形にしていきたいと思います。
 その他、お気づきの点とか、この文言はちょっとおかしいのではないかとかというものがございましたら、この段階でご意見をいただきますとありがたいと思います。その際には、できましたらこういう文言がいいのではないかという案も示していただけると、大変助かります。いかがでしょうか。よろしいでしょうか。大丈夫でしょうか。
 そうしましたら、いま限られた時間ではございましたが、各委員の皆様方からいろいろなご意見をいただきました。それで、可能な限りご意見を反映させた形で修正をさせていただきまして、また次のワーキンググループのところでお示しをするというところで、第二のところに修正をかけていきたいと思います。
 そうしましたら、大変ありがたいことに、少し時間に余裕を持たせながら第三以降のところへ議論を移すことができます。次の第三の部分、「都道府県及び市町村の歯科口腔保健の推進計画の策定に関する基本的な事項」に議論を移したいと思います。いままでが主として国側が提示する大枠の案でしたが、ここから先は実際に都道府県ないしは市町村でどうやっていただくかというところで、行数は短いのですが非常に重要なところになろうかと思います。是非ご意見をいただきたいと思います。
○大内委員 ここについて、第1回専門委員会のときに歯科保健課長からもたしかご紹介があったと思うのですが、「都道府県及び市町村における歯科保健業務指針」という通知がありまして、あれをリバイスしていくという前提であれば、今回、法律上、都道府県に基本的事項を策定せよという努力義務を課されていますから、市町村をどうするかは本当は議論が要るところだったのですが、自然に入っているので私はこのままでいいと思いますし、ここは計画策定だけにフォーカスしてもいいと思うのです。実際の事業でも、皆さんご承知のように歯科保健対策もメインは市町村に移ってきていますので、市町村と都道府県のあり方をどうするのかは、本当はきちんと議論して、方向性を示していかなくてはいけない部分だと思っているので、ここは計画だけに、フォーカスして話を走らせていいのかをまず合意形成しておかないといけないのかと思います。
○佐藤委員 いまの大内先生のご意見に賛成です。実際に、一方で、先ほど(5)で井下委員からご発言があった、それぞれが情報収集をしていたのにフィードバックするのだと、こういうところはたぶん市町村が強く官および保健所等に求められている現状を考えますと、それらの情報収集、それの提供体制というものも併せてご検討いただけるとありがたいと思います。
○三浦座長 実際にこれを地域で動かすときに必要な事柄になろうかと思いますが、この部分に関して事務局から補足は何かございますか。
○歯科口腔保健推進室長 ご意見がございましたように、都道府県・市町村、ここを書いてございますが、法律では基本的事項の策定は都道府県が努力義務規定という形になってございます。いまご指摘がございましたように、市町村からの情報の提供とか都道府県の役割としては、それを提供された情報について、収集して今後の計画に反映していくというあり方が望ましいとは思いますので、そういうのが読み取れる記載に少し変更してもいいのではないかと考えております。
○三浦座長 上條課長、何か追加でご発言はございますか。
○上條課長 言われると確かになかなか難しいところでして、いままでの方式は都道府県から市町村にという形式にしていますから、それが基本だと思うのです。ただ、おそらく言われているのは、特別区とか、政令指定都市とか、多様化してきている所です。だから、その辺でやり方がどうなのですかという趣旨ではないかと思うのです。それはよくよく考えると、いまの法律のはそうなっていると。だから、それは各都道府県でそういうこともきっと勘案しながらいちばんいい方法を選ぶのだろうという印象で思っているのですが、確かに非常に悩ましいところです。
 例えば、県によっては市町村で確かに条例をつくる動きがありますから、そういったところの動きとか、定着とかを見計らって、当然のことながら、この指針はいつもずっと半永久的というわけではございませんから、当然地域における提供体制が変われば、もちろん変更していかなければならないという余地がありますので、もしも委員の先生方で思っていらっしゃることがあれば、書き込むことは可能でございますので、いろいろな多様性を持って動ける形式がいいのではないかと、そう思っております。
○三浦座長 いまご発言があったように、場合によってはまた委員の皆さん方から、具体的な文言としてここの部分も含めましてご意見出しを後ほどしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。引き続きまして、ここの部分に関して討議しておかなければいけない点がございましたら、ご意見を出していただければと思います。いかがでしょうか。これは5頁の上から2項目、「ライフステージ及び特別な配慮を必要とする者の区分」というのは、特別な配慮を必要とする者というのは、いわゆる障害者・要介護高齢者というふうに考えてよろしいのでしょうか。以前使っていた表記がたぶん残っていると思うので、そこら辺の表記を合わせておいていただければと思います。
○神原委員 先ほどからお話がございますように、基本的に口腔保健法に則ってこういういろいろな事業が各都道府県の条例に下りていって、いろいろなことが行われるています。それによって口腔保健の確立を望むわけです。現実に各都道府県で別々にいろいろなことをやられています。非常にたくさんいろいろなことをやられているのだけれども、非常に悩んでいるわけです。実際に何をやっていいかわからないというところが、現実問題としては非常に多いわけです。先ほど大きな目標のところで、地域格差の解消ということがあったと思います。まさしく地域の状況によってこういう事業の格差が起こってくると、結果としては口腔保健の格差につながるということになるわけですよね。
 ですから、ここでの目標みたいなものはどこにあるのですか。それで、計画は出ているのだけれども、都道府県での格差をどうなくすのかについては、ここへ何か案を出さないといけないのではないかと思うのです。そのためには、各県で特徴を生かしてやりなさいということはわかるのです。現実に委員会等がその中にできて、私も参加している所があるのですが、結局同じようなことになってしまうことがある。そうしたら、地域の格差をなくすために、ここへどう働きかけるのかが何か抜けているように思うのです、こういうふうにしなさいと。状況を把握して地域に応じた対応をしなさいということを言っていると、それはわかりますよね。具体的にそれをどう解決していくのかというところで、何か決め手がないというか、何か在り来りのことを在り来りにやっているような感じがして、結果として地域格差が出てきています。だから、地域格差を解消するのに、具体的にはここへもっといろいろなことを働きかける必要があるのかもしれないと思って聞いていました。
○三浦座長 いまのご意見ですが、一応、地域格差の縮小に関する目標項目出しは、事務局案では、前の第二の(5)の社会環境の整備における目標・計画のところで、検診受診者の増加と、う蝕の地域格差の縮小という2つの目標を掲げたところでは合うのですが、ここではなくて、第三の部分で目標設定をしたほうがいいのではないかというご意見でしょうか。この件についていかがでしょうか。事務局では、何か補足することはございますか。
○歯科口腔保健推進室長 一応(5)の社会環境の整備における目標という中に、「う蝕の地域格差の縮小」という文言も入れておりまして、それを縮小していくための計画というものも記載しております。いちばん上の(1)の「地域格差の縮小」というところと5番目のところで、若干趣きが違うところもありますし、重なっているところもあろうかとは考えているところです。あとは、(1)につきましては、先ほど座長からもございましたが、健康日本21の次期国民運動づくりの専門委員会の中の動向も踏えつつ、こちらについては検討してきたらとは考えているところです。
○三浦座長 次期国民健康づくり運動プランの中でも同様でありまして、国の目標値を受けて各都道府県・市町村がどうするのかというところをいま議論しているところでありますので、そことある程度連携を取った文言表記になろうかと思いますが、いただいた意見のところのアイディアを是非生かしていきたいと思います。
○堀井委員 私は、法律ができてから富山県ではどういったことをしているかと思いまして調べてきましたら、法律ができてから平成23年11月9日に平成23年度富山県歯科保健医療対策協議会が開催されておりまして、議題としては、1には歯科口腔保健の推進に関する法律を資料1として付けておりまして、2には県民歯の健康プランの推進状況について資料2、3また、3には歯科口腔保健に関する新たな計画の策定というもので開かれております。配布資料1には歯科口腔保健の推進に関する法律案の概要、資料2には県民歯の健康プラン指標の推移、資料3には歯科保健に関する事業実績、資料4には歯科口腔保健に関する新たな計画の策定案、資料5には平成24年度に新たに実施を検討している主な取組み。参考資料1には県民歯の健康プランの目標値、参考資料2には県民歯の健康プランに基づく富山県における歯科保健医療対策の体系図として進められておりました。
 平成24年度に新しく検討している主なものとしましては、歯科医療等業務従事者に歯科保健関係者への研修の実施、在宅歯科医療推進のための関係者への連携等、2には在宅歯科医療の推進。
 具体的な内容としましては、1番目に急性期から医科・歯科連携の取組みの事例の調査・周知、2番目に地域における医科・歯科連携のための事例検討会、3番目に関係者の連携の強化。3にはカミング30の推進。小学校において噛むことの大切さについて学習する機会を提供するために、平成23年度から新たに実施しているカミング30推進事業が拡充する感じがしております。
○三浦座長 貴重な現状のご報告だったと思います。
○神原委員 いまのことと先ほど私が言いました第三のところと絡めて、いま言われた各地域でどういうことが行われているのかという情報の共有化というか、公開というものを、社会整備のところに入れておく必要もあるのかもしれない。そうすることによって格差の縮小につながるであろうと思います。それがもう一歩進むと、アメリカのCPCのようなものを厚労省の中につくることも必要になってくるのではないかと思います。
○三浦座長 各地域で行われているベストプラクティス、グッドプラクティスが情報共有できる形の情報公開のシステムづくりを、このところに入れるべきではないかということです。そうですね、そういう情報を共有するシステムがあると非常にいいと思うので、ここで入れ込むのがふさわしいかどうかというところはあるのですが、うまく入れ込めるように調整してもらえばと思います。
 次に、第四「調査及び研究に関する基本的な事項」に移っていきたいと思います。調査の実施及び活用、そして研究の推進ということで、大きく分けて2つの項目出しをしておりますが、この件につきまして、ここを修正したほうがいいのではないかとか、抜けているところがあるのではないかとか、ご意見をいただきたいと思います。いかがでしょうか。
 ここで非常に重要になってくるのは、たぶん最初の1「調査の実施及び活用」のところで、国が行っている調査・統計資料をうまく施策に活用できる形をどんどん取っていけたらいいということで、調査の実施及び活用というところです。これは、次期国民健康づくり運動プランにおいても国民栄養調査を施策にうまく活用するように、調査の設計自体に配慮するという事柄がほぼ決まっておりまして、そこにも連動することかと思いますが、歯科の場合は歯科疾患実態調査のデータが非常にかっちりと上がってくる調査でありますので、これをもう少し使いやすいような、いまは6年に1回というところですので、うまく計画づくりのところで時期的な問題で活用できなかったりするところもありますので、こういった文言になっているかと思います。この件も含めましてご意見をいただければと思いますが、いかがでしょうか。特に問題はないでしょうか。
○神原委員 私がいちばん最初に意見を出させていただいたヘルスとインシュランスに関するベストミックスの項目、これは研究でこういう10年後の社会を目指していろいろな保健需要が進んでいったときに、それを支える体制をどうするのかを考えたときに、決してヘルスだけの問題ではなくしてインシュランスの問題も関わると思います。そういうことから研究というところで是非1項目入れていただきたいと思います。
○三浦座長 わかりました。いわゆるレセプト情報の活用も含めてような形ということになろうかと思いますが、何らかの形でここの中に入れていきたいと思います。
 第五「その他」です。ここに関しましては、事務局案では1つだけ書かれているところであります。8020運動を引き続いて推進していくということと、いま検討している基本的事項との関連性を示したものです。それ以外に、先ほど最初のところでご了解いただきました、より大きなところの枠組として少し足りないものがあるというところで、いろいろなステークホルダーとの関連性とか、そういった項目を入れるべきというところで、次期国民健康づくり運動プランの参考資料を基に、こういう形で大きな項目として入れ込んでいきましょうというところは、確認をさせていただいたところなです。ここで、申し訳ないのですが、具体的にもう一度参考資料1の13、14頁を開いていただきたいと思います。
 この下に付け加わるものとすると、これは次期国民健康づくり運動プランの骨子案ですが、先ほど申し上げたように、第五の項目と第七の事項というところで、2つの事項を追加というところであったかと思いますが、これはあくまでも次期国民健康づくり運動プランの骨子案なのですが、これに近い形で、事務局側でこれから案をつくってお示しできるようにしますが、特に歯科において入れておかなければいけない項目等がありましたら、ここでご意見を伺いたいと思います。ここの部分は、それを入れた形で事務局案も作成させていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○井上委員 少し戻ってしまう部分もあるかもしれないのですが、保健に関するいろいろな施策を立てるための調査の内容が、「疾患の実態調査はいちばんベースになる」というところが少し引っかかるところです。歯科疾患実態調査は規模と状況からいきましても、いまの内容だけでいいかどうかという部分です。また、それを本当に国民の大きなデータベースにするためには、やはり保健の部分の調査内容をもう少し加えていただけるような、要するに内容の吟味をもう少し検討していただければと考えております。
○三浦座長 貴重なご意見だと思います。内容のところの吟味も含めるというところです。本件につきまして、いま少し戻りましたが、第四の項目に該当するところで何か追加の部分は、いかがでしょうか。
○大内委員 井上委員の主旨は全く同感なのですが、とりあえず歯科疾患実態調査についてはこれまで国レベルでずっとやってきたベースがありますので、この表現はかなり苦労されているのだとは思いますが、これはこれできちっと拡充していくことを記載する。そのうえで、今後の新たな取り組みとして、インシュランスといいますか、いわゆる診療所とか大学等が持っているデータをデータベース化するような取組みを進めていくべきという形で、全部一緒に1つでやるよりは、一つひとつ明確にしておいたほうがいいのかと思いました。
 あと、個別の「環境整備」に入る前に、これはどうしても考えていただきたいのは、「その他」のところに8020がポッと来てしまっているのですが、これはたしか前々回ですか、議論いただいたときにも、8020はとりあえず旗を下ろすわけではないと。単に残存歯の目標というよりは、生涯にわたって口腔機能を維持する、生涯咀嚼、摂食、会話ができる環境をつくっていくという捉え方で続けていくのだという同意がいただけたと理解しています。だから、私は場所としては、本来は2頁の二の目標・計画「歯科口腔保健を推進するための目標」の頭辺りにきちっと入れるべき内容だと思います。
○三浦座長 そうなると、大目標の前ぐらいのところですか。
○大内委員 2の(1)で一応「口腔保健康の保持と歯科口腔保健に関する格差の縮小」とあるのですが、これはもう少しきちんと説明するのだと思うのです。その文章の中で8020を謳っていただくと。「その他」という扱いですと、かなり衝撃を与えると思いますので。
○佐藤委員 全くそのとおりだと思います。この文章をそのまま上げていくとした場合には、8020運動は、80歳で自分の歯を20本持つという目標ではなくて、20本持てるような、それで生涯を通じたというふうな、そういう意味合いが先ほど大内委員もご指摘のとおり本来的にはあるので、そこは本数を目標にするということより、おとしめないでいただきたいと思っています。
 あとは、ナショナル、歯科疾患実態調査については、これは国のデータとして認めざるを得ないという部分。もう1点、これは10年後の見直しということだから、明確に第二に書かれているということになりますと、いまの6年に1度という調査そのものは全く整合性が取れなくなってしまいますから、5年に1度という形で是非進めていただけないと、この評価そのものが活用できなくて、歯科疾患実態調査そのものにまた種々疑義をはさむことになりかねないと思っています。
○堀井委員 保健指導をしていましたら、皆さんはなぜ歯を20本持たなければいけないのかとよく言われるのです。 8020という目標の達成は、だれにでもわかる具体的な文言を括弧書きするなど、何か考えていただけたらよろしいと思います。
○安井委員 前のディスカッションのときにもお話したのですが、8020運動はスローガンなのですよね。ですから、そのスローガンが目的になったり、評価指標になったりすると、混乱をすることがあります。先ほど大内委員は目標のところ、2のところとおっしゃったのですが、できれば最初の前文のところにあってもいいぐらいかなという気もいたします。たぶん8020ほど国民に浸透したスローガンはないのではないかと思います。8020を1つのストラテジーとして、その達成のためには多種多様な手段が出てくるというお話のほうがわかりやすいのかと思いました。
 先ほどご発言もございましたが、是非、「80歳で自分の歯を20本保つという目標の達成」とは書かないでいただきたいと思います。8020の20は、もともと20本以上という意味ですしね。80歳で20本ピッタリがゴールではないと思いますので。スローガンである8020が、目的になったり、評価指標になったりと揺らいでいる中で、8020そのものの認識が少しぶれたかという感じもしますので、コンセプトを是非入れていただきたいと思います。
 少し戻りますが、歯科疾患実態調査については、歯科の独特の情報で、非常に重要だという認識は皆さん一緒だと思うのです。したがって、実施にあたっては、時期だけではなく方法についてもやはり考慮していただきたいと思います。時期さえ変えればうまくいくという話ではないと思います。時期も方法も配慮して実施していただきたいと思います。是非、うまくいくようにストラテジーをつくっていただきたいと切に思います。
 蛇足ですが、計画策定の留意事項の2つ目のポツの「ライフステージ及び特別な配慮を必要とする」というところがあるのですが、最近、学校では特別支援学校とか、特別支援学級とか言って「支援」という言葉を使っています。「配慮」という言葉は中途半端です。「支援をどうするか」というふうに考えると、具体的な計画も出てきやすくなるのではないかと思うので、「特別な支援を必要とする」と変えていただければと思います。
○三浦座長 いまいただいたご意見は大体収束できるかと思うのですが、その他のところにありました8020に関しましては、妥当なところに、もう少し前の段階のところへ持っていくというところで、単なる本数目標ではないというところを、しっかりと文言の中に生かすというところで修正を図りたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                 (異議なし)
○三浦座長 あと、先ほど少し振りました次期国民健康づくり運動プランの13、14頁に載っている第五、第七の項目が来るというところで、いまあまりこちらに関してはご意見がなかったので、とりあえずこれをたたき台として歯科口腔保健にかかわる形に事務局案をつくらさせていただいて、またご提示をしたいと思います。どうもありがとうございました。皆様方のご協力によって、議題1の基本的事項の骨子のご意見をいただくことができました。ご協力、感謝いたします。
 引き続きまして、議題(2)の「その他」についてです。前回のワーキンググループにおいて、関係団体・学会に意見聴取を行うことで了承を得たところですが、事務局よりその後の進捗状況等のご説明をお願いいたします。
○歯科口腔保健推進室長 参考資料1、15頁をご覧ください。前回のワーキンググループの中でいただきまして、先生方のご意見を踏まえたうえで林委員長にご相談させていただきました。林委員長も、関係団体・関係学会から意見を伺うのはよいことであるということでして、先生方にいただいた関係団体・関係学会のご意見を踏まえまして、こちらのほうが基本的には、専門委員会、あるいは今回のワーキンググループに属している所属のある関係学会・関係団体には意見を伺わないという方針で行いました。しかし、先生方からご意見がございました団体であるとか、学会でありますとか、そういう所につきましては所属している、いないにかかわらず、ご意見を承る予定にしてございます。15頁にございますように、1月26日付で事務連絡で発出しております。2月20日(月)までということでご意見を承る予定としております。16頁から18頁までがご意見募集の事務連絡という形になってございます。
○三浦座長 それでは、関係団体・学会・都道府県における意見等も踏まえ、事務局案にはご支援を取りまとめていただきたいと思います。その他、何かご意見等はございますか。ないでしょうか。そうしましたら、そろそろ時間もまいりましたので、このあたりで本日の議論を終了させていただきます。本日挙がりました目標について、目標値を具体的にご議論していただく必要があるかと思いますので、すでに事務局から日程確保のご依頼をさせていただいているかと思いますが、予備日としてお知らせしております2月13日(月)に第4回ワーキンググループを開催してはいかがでしょうか。事務局から何かございますか。
○歯科口腔保健推進室長 次回の第4回ワーキンググループにつきましては、以前お知らせいたしましたとおり、予備日といたしまして確保しておりました2月13日(月)10時からを予定してございます。場所につきましては、追って連絡させていただきます。よろしくお願いいたします。
○三浦座長 年度末の大変お忙しい時期で恐縮ではございますが、2月13日(月)10時によろしくお願いしたいと思います。それでは、本日はこれで閉会とさせていただきます。どうもありがとうございました。


(了)

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