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2011年3月2日 第30回中央社会保険医療協議会診療報酬改定結果検証部会議事録

○日時

平成23年3月2日(水)9:00〜9:47


○場所

厚生労働省専用第18〜20会議室(17階)


○出席者

牛丸聡部会長 遠藤久夫委員 小林麻理委員 関原健夫委員
<事務局>
外口保険局長 鈴木医療課長 迫井医療課企画官
屋敷保険医療企画調査室長 吉田薬剤管理官 鳥山歯科医療管理官 他

○議題

○ 平成23年度特別調査について
 ・ 平成23年度調査の進め方について
 ・ 平成22年度診療報酬改定の結果検証にかかる特別調査(平成23年度調査)の実施について

○議事

○牛丸部会長
 それでは、委員がそろいましたので、始めさせていただきます。ただいまより第30回診療報酬改定結果検証部会を開催いたします。
 初めに、委員の出欠状況について報告いたします。
 本日は森田委員がご欠席です。なお、審議官は公務のため欠席するとの連絡を受けております。
 それでは、議事に入らせていただきます。本日は、「平成23年度特別調査」につきまして議論してまいりたいと思います。平成22年度診療報酬改定にかかる特別調査につきましては、昨年4月21日の総会で承認をいただいた「平成22年度診療報酬改定の結果検証項目について」に基づきまして、特別調査が必要とされた11項目のうち、5項目につきましては、平成22年度調査として既に実施しているところでございます。
 本日は、まず平成23年度調査の進め方について、次に、平成23年度調査として実施する残りの6項目及び平成22年度調査に引き続いて調査を実施する「後発医薬品の使用状況調査」の、合わせて7項目の調査の概要について議論してまいりたいと思います
 最初に、調査の進め方について、事務局より説明を願います。
 事務局、よろしくお願いいたします。

○事務局(屋敷保険医療企画調査室長)
 保険医療企画調査室長でございます。それでは、お手元の資料に基づきまして、まず平成23年度調査の進め方についてご説明させていただきます。資料は検−1でございます。
 平成23年度調査につきましては、平成22年度の調査の進め方等も踏まえまして、来年度の調査の進め方につきましてご提案をさせていただくものでございます。平成23年度調査につきましては、次回の診療報酬改定の議論に資するため、その検証結果を早い段階で総会のほうに報告をする必要があると考えております。それを考えますと、23年度調査につきましては、大きな流れでいきますと、速報の段階で9月上旬に総会のほうへ、速報版でございますが、報告をするというタイミングが適当ではないかと考えております。現在まだ3月ということでございますが、4月以降順次進めていくということになってまいります。
 昨年度の調査の進め方の中で、一つこれまでと違っていた点は、調査票の作成等におきまして、調査検討委員会を設置いたしまして、作成にあたるというプロセスの中で、事前に中医協総会の委員の皆様方に対しまして、調査票の案を送付させていただき、そのご意見を調査検討委員会で検討するという手順を踏んだものでございます。これは来年度23年度につきましても、同様の進め方をしていくというところが一つポイントとなってまいります。
 資料の1ページ目の部分でございますが、調査票の作成の段階で、この資料でいきますと、括弧でくくっている部分でございますが、これから進める中で調達の手続き等がございますので、委託業者を決定した後、厚生労働省と委託業者におきまして、調査票の第1案を作成し、中医協総会に送付しそれに対する意見照会を行い、その意見を参考としまして、調査検討委員会におきまして、調査票の第2案について検討を行い、調査票の案として策定するというものでございます。
 ちなみに、この調査検討委員会につきましてば、検証部会の委員を委員長としまして、調査内容に関する有識者より構成するという形で、これは22年度と同様の構成を考えているところでございます。
 このような形で調査票の案を作成した後、5月の下旬に検証部会で承認、6月の上旬に総会に報告するという形。それから、実際の調査に入りまして、8月の下旬の段階で、報告書の速報につきまして検証部会で承認を得ると。そして、2ページ目でございますが、9月の上旬に総会に報告するといった流れで、次回の診療報酬改定の議論に間に合うような形で進めていってはどうかという案でございます。
 これが速報版についてでございますが、本報告につきましては、来年に入りましてからの作成になるのではないかと、ご報告になるのではないかという予定でございます。
 2ページ目の2番目でございますが、平成22年度調査を進める中で、幾つか指摘事項をいただいた点がございます。
 1点目は、調査票作成にあたって、学会との共同調査を行うとよいのではないか。少なくとも調査内容について専門家の意見を反映させるため、学会に内容を確認してもらったほうがよいといった趣旨のご意見を、11月10日総会におきまして、嘉山委員のほうからいただいているものでございます。
 これにつきましては、その対応といたしまして、調査検討委員会の委員の構成におきまして、このご意見を踏まえまして、配慮を考えていきたいというふうに考えております。
 また、2点目につきましては、患者依頼状でのCS、カスタマーズ・サティスファクションというものや、調査票におきます問の順番など、より回答をしてもらえるような内容とするため、調査票などについて、同様なアンケートについての専門家いらっしゃるので、内容について確認してもらったほうがよいといった意見を、同じく11月10日の総会で関原委員あるいは森田委員のほうからいただいております。
 この点につきまして、本日、森田委員は欠席でございますが、コメントをいただいておりますので、ご紹介をさせていただきたいと思います。
 これまでの調査におきますアンケートの問題点としましては、調査項目をふやすと回収率が下がるとともに、記入の負担が大きいと回答者に偏りが生じてくる。これに対する抜本的な解決策としましては、将来的に考えますと、全医療機関を対象としたITシステムによる情報収集などの方法を用いるということでありますが、現時点で考えますと、可能な対策としましては、アンケート方法の改善であろうということでございます。
 アンケート調査の手法につきましては、その分野での研究も進んでおり、それらの専門家の助言を全体の構成とか設問の在り方、設問の表現等の工夫ができるのではないか。そうふう工夫をした結果による効果というものは予測がなかなかできないところでありますけれども、回収率の向上に結びつくとともに、得られた情報の質の向上にも結びつくものと思われる。具体的には社会調査の分野の専門家や、調査を行っている企業等から助言を得て改善を図ってみてはどうかといったコメントをいただいているところでございます。
 このご指摘につきましては、同じくその対応としまして、調査検討委員会において、これらの工夫につきましての検討をすることが必要であると考えております。
 以上、23年度調査の進め方でございますが、9月上旬の総会への報告を目指しまして、このような流れで進めていってはどうかというご提案でございますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
 以上です。

○牛丸部会長
 ありがとうございました。
 私のほうから少し補足をさせていただきます。今、ご説明がありましたように、まず第1の議題は23年度調査の進め方、スケジュールということで、後でもう一つ、検証項目についての検討がございます。今もご説明ありましたように、次期改定がございます。そういうことで時間的に考えますと、なるべく早く実施しなければなりません。それから、調査を行うためには内部的にいろいろな段取りをとらなければなりません。そういうことで、今日皆さんにお諮りするということになります。
 今日、2つ、実施スケジュールとそれの項目を決めさせていただきまして、それで進めながら、もっと細かいところに関しましては、また改めて検討させていただきたいと思います。先ほど企画調査室長からご説明ありましたように、前と違いまして、2つ変更があります。一つは速報段階で委員の皆さんにお出ししているということ、もう一つは、調査票を作成するプロセスにおいて、ごらんいただいて意見をいただいて、それを反映させていくということを行っております。実際に22年調査のほうは進んでおりますが、その中で、11月10日の総会で諮った時に先ほどご紹介いただいたような幾つかのご意見を頂戴しました。そういうことで、やり方に関して、検証部会においてももう少し議論したほうがいいだろうということを思っております。
 森田委員もご意見を持っていらっしゃいました。ですから、本当は今日森田委員にご出席いただいて議論した上で進めたかったのですが、先ほど言いましたように、時間的なこともありまして、メールという形でご意見を頂戴しましたが、このスケジュール、項目を決めさせていただいた上で、4月以降、22年度の調査に関する本報告に関する検証部会を開かなければなりませんので、その際に細かいやり方について少し議論ができればと思っております。
 そういうふうなことをお含みの上、今、企画調査室長からご説明がありましたスケジュール等に関して、委員の皆さん何かご意見がありましたらば、よろしくお願いいたします。
 遠藤委員、お願いいたします。

○遠藤委員
 スケジュールにつきましては、このような原案のとおりで問題ないかと思います。

○牛丸部会長
 小林委員はいかがでしょうか。

○小林(麻)委員
 問題ないと思うんですけれども、一点確認なんですが。総会の後に書いてある括弧のところなんですけれども、「委託業者決定後、厚生労働省と委託業者において調査票作成で、委員に送付して調査票に関する意見照会を行うということなんですけれども、事前に調査設計というんでしょうか、骨組みみたいなところというのは、今日ここで確認した上で、次の議題のことかと思いますけれども、確認した上で、調査票を委託業者と厚生労働省が作成して、それから意見照会と、そういう手続きということでよろしいでしょうか。

○牛丸部会長
 事務局、お願いします。

○事務局(屋敷保険医療企画調査室長)
 本日これから平成23年度分の特別調査の実施についてご審議いただくことになります。その中で6項目について、調査目的、調査客体、主な調査項目という形でまとめているものでございますが、これは調査設計の骨の骨になるぐらいのものでございます。それを基にたの骨の骨をイメージしながら、またこれまでの検証部会あるいは総会でのご意見なども参考にしながら、実際の調査設計に入っていくという形で進めていくことになるのではないかと考えております。

○小林(麻)委員
 今日議論するのはおっしゃったとおりに骨の骨だと思うんですけれども、それの基本的な設計の部分を作成する前に、調査検討委員会で検討するという場はないのでしょうか。もしできうるならばそういうふうに一回、調査検討委員会でその骨に少し肉づけをするようなことをしてから、業者さんとつくっていただいて、それについてまた意見を求めるというふうにしたほうがより効果的なのではないかと思った次第です。

○牛丸部会長
 はい、お願いします。

○事務局(屋敷保険医療企画調査室長)
 小林委員のご指摘のとおりであると思います。実際には、調査検討委員会を開催する段階では、調査票の案の1という形での検討ということになります。ただ、それに至るまでの間で、私ども事務局と委託業者で十分に討議を重ねた上で、調査票の案の作成を行うということになりますので、今のご意見を踏まえて準備を進めていきたいと考えております。

○牛丸部会長
 従来ですと、調査検討委員会というのはでき上がった調査票を検討する場でしたが、今回は、それはもちろんですけれども、その前の段階の、調査票をつくる前のところの考え方と言いますか、そういうところも含めて一度検討していただきたい。その上で調査票をつくる。それは可能ですね。そこに検証部会で後日また議論されたことも反映させていただくと、そういう理解でよろしいでしょうか。
 関原委員、いかがでしょうか。

○関原委員
 結構です。要するに、これは次期診療報酬改定の議論をするための検証でなかったら意味がないわけですから。そうするとスケジュールはこういうことでしかないので。これより遅れたらバリューはなくなってくるかなと思いますので、これで結構です。

○牛丸部会長
 ありがとうございました。
 それでは、今、小林委員がご指摘になったことは加えさせていただきまして。その上で、今日提案されました平成23年度調査の進め方の案については検証部会として了承されたと。
 課長、お願いいたします。

○事務局(鈴木医療課長)
 一点だけ、留意事項でございます。恐縮でございますが、資料としましては、中医協の検−3−1の2ページ目にある病院勤務医の負担の軽減の状況調査(案)でございます。この後の総会でも、本日の議題として病院勤務医の負担の軽減についての議題があるんですけれども。
 3の調査項目はこれでいいと思うんですが、事務局で資料をつくっていて恐縮ですけれども、2の調査客体について。これはいわば対策をとっているところについて、どのぐらい短くなったかということを見ることになっておりますけれども、平成20年に同様の調査をしまして、その時はかなり広い範囲で負担を見ております。これは総会の議論次第というところもあると思いますが、もちろん既に対策をとっているところは対象としつつも、それ以外のところも含めて客体として考えるという選択肢もあろうかと。それも総会の議論によっては重要になってくる可能性があるということを少し先生方にご考慮いただければと思います。
 繰り返しになりますが、検−3−1の2ページ目、病院勤務医の負担の軽減の調査客体、これが「こういう加算をとっているところ」というふうに限定をしておりますけれども、そこに限らず少し広めに調査をする必要もあろうかということでございます。
 以上です。

○牛丸部会長
 これは後で議論するところですね。そのときにもう一度ご発言をお願いいたします。
 今、スケジュールをやっておりますが、スケジュールに関してはよろしいですか。
 では、そういうことで、平成23年度調査についておおむねこのスケジュールに沿って進めていくこととしたいと思います。よろしくお願いいたします。
 それでは、引き続きまして、調査の概要について、事務局より説明をお願いいたします。

○事務局(屋敷保険医療企画調査室長)
 それでは、2点目の議題につきましてご説明をさせていただきたいと思います。資料は検−2、検−3−1及び検−3−2でございます。
 まず、検−2でございますが、こちらのほうは、冒頭で部会長からもご紹介がありましたとおり、22年4月21日の総会におきましてご審議いただきました、22年度改定分の検証項目についてでございます。重点課題2つ、4つの視点で、4つの柱があり、全部で11項目が検証項目としてセットされているものでございますが、本日の資料の中では、網かけの部分は22年度調査として現在進行中のものでございまして、網かけのない白い部分が23年度の検証項目であるという確認の資料でございます。
 引き続きまして、中医協検−3−1が23年度調査の実施についての案でございます。こちらの目的、調査の実施方法につきましては、先ほど進め方の中でもお話をさせていただいた点でございますが、3番目の調査項目につきまして、以下に掲げる6項目について、平成23年度分の調査として着手するというものでございます。
 重点課題の病院勤務医の負担の軽減の中では、病院勤務医の負担の軽減及び処遇改善に係る措置の影響と、チーム医療に関する評価創設後の役割分担の状況、医療内容の変化について、この2点がございましたが、それは一つにまとめまして、病院勤務医の負担の軽減の状況調査というもので実施するという案でございます。
 また、その他の項目につきましては、精神入院医療に関します重症度評価導入後の影響調査、在宅歯科医療及び障害者歯科医療の実施状況調査、あと、回復期リハビリテーション関係の調査、それから、在宅医療の実施状況及び医療と介護の連携状況調査。あと、これは毎年度となっておりますが、後発医薬品の使用状況調査について。この6本の調査を実施するという案でございます。
 調査スケジュールにつきましては、先ほどの進め方のところでお話をさせていただいたものでございます。
 6項目それぞれにつきまして、2ページ目以降、(別紙1)から(別紙6)で、先ほど調査の骨の骨と申し上げましたが、ご紹介をさせていただきたいと思います。
 まず1つ目が病院勤務医の負担軽減の状況調査でございます。これは、22年度改定におきます勤務医の負担を軽減するための取組、あるいは、チーム医療の取組に対する評価が、実際の負担軽減、医療の質の向上に与える影響を調査するというものでございます。
 調査客体のところは、先ほど医療課長のほうからお話がありましたとおり、抽出方法及び客体数は調査検討委員会で決定するということでありますし、また、総会等での議論、あるいは、これまでの議論なども反芻しながら、調査客体として定めていくということでございますので、必ずしも本日ここに記載しているものに限定するという趣旨ではございませんが、おおむねこのような視点に立ちまして、それに適当な抽出方法を考えていくというものでございます。
 調査項目につきましては、その項目に関連する項目の算定状況、あるいは、勤務状況、あるいは、負担軽減のための施設としての取組内容、達成状況。チーム医療につきましては、その効果、導入する上での問題点、あるいは、実際の勤務医の勤務に関します負担に対する意識といったものを調査項目の柱として考えているものでございます。これは、平成20年度の調査も実施されておりますので、それとの比較といった項目についても配慮しながら、調査設計ないし調査票の作成が必要ではないかと考えているものでございます。
 続きまして、2点目でございますが、(別紙2)精神入院医療におきます重症度評価導入後の影響調査でございます。こちらのほうは、22年度改定におきまして、急性期を担う病院に対する評価の見直し、あるいは、救急患者等の救急搬送におきます受入れの困難さを考慮した評価が実施されているところでございます。また、精神療養病床におきましては、患者の重症度に応じた加算、ギャフ尺度というものがあるようでございますが、それの導入が図られているというものでございます。
 調査項目としましては、入院患者の状況、あるいは、医師、看護師の配置状況、それから、退院調整の状況、あるいは、診療状況の変化、重症度の尺度を導入したことによります患者数の変化、職員体制の状況等を柱として、調査を実施していってはどうかという案でございます。
 引き続きまして、(別紙3)は在宅歯科医療及び障害者歯科医療の実施状況調査でございます。こちらにつきましては、訪問歯科衛生指導の評価の見直し、あるいは、歯科疾患等の管理の評価の新設等が、在宅歯科診療の推進を図る観点から行われているということ。また、障害者歯科医療につきましては、医療機関間の連携の促進とか、病院・診療所の連携で、対応が困難な患者を受け入れた場合の評価の新設が行われているということでございます。
 これらにつきまして、その調査項目としましては、在宅歯科医療及び障害者歯科医療の実施状況や課題、実際の体制整備の状況。あとは、連携項目としまして、歯科と医科、歯科と介護関連職種、歯科診療所と病院歯科等との連携状況、あるいは、在宅歯科医療を受けておられる患者さんの介護サービスの利用状況、あるいは、患者さんの意識につきましても調査項目の柱として考えているものでございます。
 引き続きまして、(別紙4)、回復期リハビリテーションにおきます質の評価、がん患者リハビリテーションの創設など、リハビリテーションの見直しの影響調査の項目でございます。22年度改定におきましては、回復期リハビリテーションにおきます質の評価の充実といったもの、あるいは、発症早期から、また急性期から連続したリハビリテーションの実施についての評価が行われた。また、がん患者、難病患者に対する個別のリハビリテーションの実施についての評価が行われております。
 主な調査項目といたしましては、リハビリテーションの算定状況をスタートにしまして、その提供体制、また、この評価の中で休日に対する評価なども行われているということもあり、平日・休日別の業務にかかる職員数等を調査項目にしているというものでございます。また、亜急性期病棟におきますリハビリテーションの提供状況、維持期リハビリテーションの提供状況、また、介護保険との連携に関しまして、通所リハの提供状況、それとリハビリテーションを提供している施設ごとの入退院時の患者の状況につきまして、調査項目の柱として設定しているものでございます。
 続きまして、(別紙)、在宅医療の実施状況及び医療と介護の連携状況についてでございます。こちらのほうは、22年度改定におきまして、個々の患者に対して適正な場所での医療を提供する観点から、退院後を見据えた医療機関同士や介護サービス事業者等との連携について評価が行われているということ。また、在宅医療の提供を行います医療機関や訪問看護の実施についての評価が行われているということでございます。
 主な調査項目としまして、在宅医療の実施状況、あと、各医療機関間の連携状況、夜間・救急時の対応状況、あるいは、在宅医療を受けておられます患者さんの介護サービスの利用状況、あるいは、居宅介護支援事業所等との連携状況、あるいは、患者さんの在宅医療に関する意識といったものを、調査項目の柱として設定しているものでございます。
 (別紙6)が後発医薬品の使用状況調査でございます。現在まだ平成22年度調査の実施中であり、速報のほうは総会に報告しているものでございますが、検証部会の中でも22年度のデータにつきまして、もう少し評価を加える点がある部分でございます。それらの22年度の調査の状況も踏まえながら、23年度につきまして主な調査項目について改良を加えられる点があるかどうかといった観点から調査設計や調査票の作成を進めていきたいと考えております。
 以上、この6点につきまして、現時点ではまだ骨の骨といったような状況でございますけれども、ご意見なども参考にしながら調査設計、調査票の作成を進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

○牛丸部会長
 ありがとうございました。
 ただいま屋敷保険医療企画調査室長から説明がありました。重なることにるかもしれませんが、私のほうから若干補足させていただきます。先ほど言いましたように、次期改定に向けて特別調査をなるべく早く実施しないと、改定に役立てるのに間に合わない。そういうことで本日ご検討いただいて総会に出すということになるわけです。今日決めていただくことは、先ほどのスケジュールと、それから、23年度調査としてどういう検証項目をやるか、そして、それぞれの項目に関してどういう調査を行うか、こういう点であります。
 スケジュールについては、既に了承いただきました。項目に関しましては、検−2にありますように、先ほどご説明ありましたが、昨年4月の総会で22年度改定の結果の検証項目として既に決められております。その中の網かけに関しては、22年度調査ということで既に動いております。この中で、後発に関しては速報は中医協の委員の皆様にお渡しいたしました。それから、歯科・技工に関しても本日の総会にお出しする予定です。あとのものに関しても、順次、速報をお出ししていきます。最終的には、それに加えて検証部会がコメントをつけて本報告ということにいたすわけです。残る項目に関して、当然やらなければならないということで、23年度調査ということでこれらをどうするかということで、今日、項目が挙げられているわけです。
 合わせまして、それぞれの項目に関して、検−3−1にこういう調査内容ということで概略が示されております。これは進めるにあたって一応こういう形でということを示しているだけであって、これががっちり、これ以上でもこれ以下でもないというようなことを決めるものではありません。先ほどご意見ありましたように、実際に動き出しましたら、調査検討委員会あるいは検証部会において、さらには、調査案ができて、それを委員の皆様にお示しした後、こういうふうにしたほうがいいというのがあれば、当然そこは変わってくるわけですので、その辺の弾力性はあります。
 先ほど課長のほうからお話ありましたように、病院勤務医の負担に関しましては、総会等においてまたいろいろご意見があれば、ここは広がる可能性もあるし、最後の後発に関しましては、ご説明ありましたように、22年度調査でも行っておりまして、その速報は出しましたが、検証部会でのコメントというか、本報告が済んでおりません。それによってまた、23年調査にこうこうこういうふうにしたほうがいいだろうということが変わってくる可能性もありますので、そういったようにそれぞれの調査に関して、今後部分的に変わるといいますか、そういう柔軟性があるということをお含みの上で、動き出すための出発点ということで、こういう概要でいかがでしょうかというお話です。
 その上で、今の調査室長及び私の補足に対しまして、何かご意見があればよろしくお願いいたします。いかがでしょうか。
 遠藤委員、お願いします。

○遠藤委員
 ここでどこまで決めるのかということだと思うんですけれども、非常に専門的な内容も含まれておりますので、そういう意味でできるだけ参加者、バリエーションが富んでいます総会での議論を重視するという形にしたほうがいいかなと私は思います。そういう意味で、先ほど病院勤務医の調査客体の話もありましたけれども、それのみならず、それぞれの調査項目についてもむしろ総会で幅広いご意見を聞くほうが生産的なのかなと思います。
 それから、病院勤務医の調査客体ですけれども、私、これをいただいた時にここのところはなかなか微妙なところだなと思ったわけですね。要するに、ここにあります加算をとっているというところは、病院勤務医対策をするということが算定要件に入っておりますから、この加算をすることによって勤務医対策が時系列的にどう変化したのかということを見たいということであるならばこのやり方で、つまり客体をこの届出をしているところだけに絞ってもいいわけですけれども、そうでないところとの勤務医対策の違いであるとか、あるいは、日本全体としての勤務医対策がどんなふうにされているのかというようなことを議論したいとなると、これではだめなわけで、目的を何にしたいのかというところは非常に重要なところになりますので、これもまた総会での議論ということが重要視されるのではないかなと思います。
 そこで、事務局にちょっとお聞きしたいんですけれども、過去、病院勤務医と回復期リハと後発品ですけれども、これは既にやっているものですね。それと今回はどこが基本的に同じで、何を新たに追加して聞こうとしているのか、その辺を分かるように説明していただくと、議論としてやりやすいんですけれども、いかがでしょうか。

○牛丸部会長
 お願いします。

○事務局(屋敷保険医療企画調査室長)
 これまでの過去に実施したものとの差異というか、同じところと違うところという点でご質問でございますが、例えば診療科ごとの勤務時間の状況などは継続してデータとして比較すべきものであると思いますし、また、先ほど遠藤委員のほうからお話がありましたように、加算項目を届け出ている機関以外の調査という観点もご意見がありました。そういった点につきましては、また違ったような調査項目として考えていかなければいけないのではないかと考えております。
 まだ、後発医薬品の部分につきましては、検証部会の中でも処方変更の不可の割合は小さくなってきているけれども、実際にはまだ進んでいないというところの分析がもう一つ進めるべきというようなご意見がございましたので、そのようなものの工夫を次回の調査に反映していかなければいけないといったようなところで、具体的にこの項目が同じで、これは違うというところはこれから考えていかなければいけないなと考えておりますけれども、工夫をしていかなければいけないというふうに考えております。

○牛丸部会長
 よろしいですか。ありがとうございました。
 今、遠藤委員がおっしゃった2つの点、一つは、それぞれの項目に関しまして、専門的なことがございますので、総会等、検証部会、公益委員だけでなく、その他の委員の方々のご意見も聞いた上で、それを生かしたらいいだろうということです。概要といいますか、これをつくっていく段階はもちろんですが、この間行いましたように調査票をつくる段階でも当然意見を反映させていただくわけですので、そこだけでなく、もっと前の段階でも広くご意見を頂戴したらいいと、それはそのとおりだと思います。
 それから、後半のご意見、後発だけでなく幾つか既に過去において行われた調査があるということであるならば、先ほど小林委員がおっしゃったように、どういうふうにしていくかというもともとの検討の段階で、過去の調査、どういうことが得られて、どこがどう違うのかとか、その辺のことを見ながら、そこに生かしていくという作業をしたらいいかと思うのですが、それは可能ですね。
 では、そういうことで今の2つのご意見は生かさせていただきたいと思います。よろしいでしょうか。
 その他……。

○遠藤委員
 回復期についてはコメントがなかったんですけれども、回復期リハについてはいかがですか。それも今後の議論という形でしょうか。つまり、一回調査をしていますよね。それとどこが同じで、何か新たなことを聞いているのかどうかということ。その辺も明確にこれに反映していないんだというお話ですよね。それも含めて議論すればいいと、そういうことですか。どの辺のレベルまで決めればいいんですか、今日は。

○牛丸部会長
 事務局、今のことに関して何かお答えをお願いします。

○事務局(屋敷保険医療企画調査室長)
 回復期の調査につきましては、(別紙4)で調査項目として挙げられているものでございます。この項目の中で、前回の回復期リハビリテーションの調査は、例えば平成18年度の調査とか21年度の調査で実施されているものでございます。例えば21年度につきましては、20年度の改定の質の評価の効果の実態調査という形で進められておりますが、今回では例えばがん患者、難病患者に対する個別リハといったような点も、22年度改定の項目として入っておりますから、そういう部分につきましては、別の新しい調査になってくるということになるかと思います。これらの点も、先ほど部会長からお話がありましたとおり、総会の中での議論なども踏まえながら、調査設計、調査票の作成の段階でまた検討させていただきたいと思います。

○牛丸部会長
 遠藤委員、いかがでしょうか。

○遠藤委員
 わかりました。

○牛丸部会長
 小林委員、何か。

○小林(麻)委員
 今の観点はすごく重要なことだと思うんですね。例えば、病院勤務医の負担軽減のところですと、先ほどの調査客体にもかかわってくるんですけれども、主な調査項目の2番目の勤務職員の勤務状況とか、下から2つ目のポツの勤務医の勤務に関する負担に対する意識とかいうようなことは、これまでも調査していてデータがあると思うんですね。だから、これまでやった調査の結果というものを踏まえた上で、新しく加算対象になったものが、それにどういう効果を及ぼしているかということを考えていかなければいけないのだろうと思います。
 そういう観点からは、調査客体は届出を行っている保険医療機関だけではなくて、もっと広げたほうがいいということも議論されなければいけないと思いますので、これまでの調査の結果も十分踏まえた上で、検討していくことが重要だというふうに思います。

○牛丸部会長
 今、遠藤委員、小林委員からご意見ありましたように、過去に同じテーマで調査をやっているとするならば、当然それを生かさなければ意味がないわけですから、もちろん前の改定絡みのことでしょうが。今度の改定に向けてということですが、その結果が今回の改定に生かせるものは十分生かすということですから、もう一度、今回のそれぞれの項目の調査票をつくる段階において、前と同じテーマでやっているものがあれば全部洗い直す必要があるでしょう。その上でこれを考えていくという作業は必要だと思いますので、よろしくお願いいたします。
 関原委員、いかがでしょうか。

○関原委員
 これはあくまでも22年度の診療報酬改定の結果の検証だけに絞ってやらないと。例えば在宅医療の実施状況というものは、今年に入り中医協で介護と医療について中長期的な構造問題を含めて議論しています。本当は20年後とか、その辺のことを見据えてどういうことをやるかという本質的な話があるわけでその
議論と、22年度の改定がどうなったというのとはかなりギャップのある話なわけです。それらの議論を全部どんどん広げるというよりも、この検証はあくまでも今回の改定の影響に極力絞って、調査をとにかく迅速にするということが重要で、検証項目としてはそんなにたくさん出す必要はないので、このくらいで精いっぱいではないかと思います。

○牛丸部会長
 そもそもこの調査自体が改定の検証と言いますか、改定に生かすということですから、それに関連するような調査ということですので。ただ、それに関係することであれば、ある程度はやらなければいけないだろうと。ところが、広げていきますと、今、関原委員がおっしゃったようにどんどん広がっていってしまいますと、収拾つきませんし、時間の問題もありますし、どこかで切らなければいけないでしょう。その辺のかねあいをよく考えた上で案をつくる必要があるかと思います。
 幾つかご意見を頂戴いたしまして、それを踏まえてということですが、もしその他まだご意見があれば頂戴いたしますが、よろしいでしょうか。どうもありがとうございました。
 ほかにご意見がないようでしたらば、2番目の項目と言いますか、検−2の平成22年度診療報酬改定の結果検証項目(案)、それから、検−3−1の平成22年度診療報酬改定の結果検証にかかわる特別調査、平成23年度調査の実施についての案。もちろん幾つか留意事項と言いますか、ここだけで決めるのではなく、総会でいろいろご意見が出た場合にはそれを反映させるとか、あるいは、その後、検証部会あるいは調査検討委員会、その他過去のを見ながらまたそこの部分を変えていくと、そういうことを含めまして、骨格として、骨として了承されたということでよろしいでしょうか。
 それでは、今日了承されましたものに関しましては、次に開かれます総会でご報告をさせていただくということにさせていただきます。
 それから、先ほども申し上げましたように、平成22年調査のほうは進んでおりまして、22年度調査の2つ目と言いますか、歯科の速報が今日の総会に出されると思います。この間の後発医薬品もそうですが、それぞれまだ速報だけでして、検証部会としてのコメントはまだついておりません。あと、残り幾つかありますが、それらを含めまして、早い段階で検証部会を開いてコメントと言いますか、我々の評価を下さなければいけませんので、そのことは先になって行うということを頭に置いといていただきたいと思います。
 ということで、本日用意いたしましたものは以上ですが、ほかに何かございますか。
 よろしいですか。ありがとうございました。
 先ほど言いましたように、繰り返しになりますが、本日ご審議いただきました案で、私からこの後開催されます総会にご報告したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 事務局、それでよろしいでしょうか。
 それでは、本日の議論はこのあたりとしたいと思います。
 なお、次回の日程につきましては、追って事務局より連絡いたしますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、本日はこれにて閉会いたします。


(了)
<照会先>

厚生労働省保険局医療課企画法令第1係

代表: 03−5253−1111(内線3288)

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