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2010年11月5日 障害年金の認定(ヒト免疫不全ウイルス感染症)に関する専門家会合(第3回)議事要旨

○日時

平成22年11月5日(金)14:00〜16:00


○場所

中央合同庁舎5号館共用第9会議室


○出席者

岡委員、木村座長、白阪委員、大平委員、花井委員

○議題

1 論点整理
2 その他

○議事

 第1回、第2回の議論と各委員の意見を踏まえ、これまでの認定方法に、検査所見や身体症状等の組合せ等によって障害の程度を判断
するための「障害の程度の目安(案)」などを事務局から提示し意見交換を行った。

〈合意事項〉
 平成10年に発出された通知「ヒト免疫不全ウイルス感染症に係る障害認定について」の留意事項による現行の「総合的に認定する」とい
う手法を維持しつつ、検査所見と身体症状等を組み合せること等により障害の程度を客観的に判断する手法も、取り入れることとされた。

 (1)  検査所見や身体症状等
   ・ 検査所見については、第2回会合にて概ね取りまとめられていたことから、別紙(ア及びイ)のとおり整理された。
   ・ 身体症状等については、別紙のウのとおり整理された。なお、「i」の日和見感染症については、診断書の現症日前1年以内に発症し
    たものを対象として記載することとされた。

 (2)  診断書の様式について
     現行の診断書(血液・造血器、その他の障害)様式120号の7に「免疫機能障害」の欄を設け、別紙の「検査項目」や「身体症状等」など
   の項目と「肝炎の状況」を記載することとされた。

 (3)  その他
     近年、HIV感染者は、非感染者と比べてエイズ指標疾患ではない悪性腫瘍にも発症する割合が高いということが論文等で報告されて
    いることから、現在の学術的な水準に鑑みてHIVとエイズ指標疾患以外の悪性腫瘍について、関連があるかどうかを文献等で確認する
    こととされた。



<照会先> 年金局 事業管理課 障害認定企画係 (渡邊、長尾)
         TEL 03−5253−1111(内線3603)



                                                                    別紙 

1 級 「A]又は「B]を満たす場合とする。
A 以下の要件を満たす状態のもの
●ア+イ+ウを満たす場合
ア CD4値が200/μl以下
イ【検査項目】以下の項目のうち、3つ以上を満たす
 a 白血球数が3,000/μl未満
 b Hbが男性12g/dl、女性11g/dl未満
 c 血小板が10万/μl未満
 d HIV−RNA量が5,000コピー/ml以上
ウ【身体症状等】以下の項目のうち、4つ以上を満たす
 a 1日1時間以上の安静臥床を必要とするほどの強い倦怠感及び易疲労が月に7日以上ある
 b 病態の進行のため、健常時に比し10%以上の体重減少がある
 c 月に7日以上の不定の発熱(38℃以上)が2ヶ月以上続く
 d 1日に3回以上の泥状ないし水様下痢が月に7日以上ある
 e 1日に2回以上の嘔吐あるいは30分以上の嘔気が月に7日以上ある
 f 動悸や息苦しくなる症状が毎日のように出現する
 g 抗HIV療法による日常生活に支障が生じる副作用がある(a〜f以外) (抗HIV療法を実施してる場合)
 h 生鮮食料品の摂取禁止等の日常生活活動上の制限が必要である
 i 1年以内に口腔内カンジダ症、帯状疱疹、単純ヘルペスウイルス感染症、伝染性軟属腫、尖圭コンジローム等
  の日和見感染症の既往がある
 j 医学的理由により抗HIV療法ができない状態である
B 回復不能なエイズ合併症のため介助なくしては日常生活がほとんど不可能な状態である
2 級  以下の要件を満たす状態のもの
●ア+イ+ウを満たす場合
●ア+エを満たす場合
ア CD4値が200/μl以下
イ【検査項目】以下の項目のうち、2つ以上を満たす
 a 白血球数が3,000/μl未満
 b Hbが男性12g/dl、女性11g/dl未満
 c 血小板が10万/μl未満
 d HIV−RNAが5,000コピー/ml以上
ウ【身体症状等】以下の項目のうち、3つ以上を満たす
 a 1日1時間以上の安静臥床を必要とするほどの強い倦怠感及び易疲労が月に7日以上ある
 b 病態の進行のため、健常時に比し10%以上の体重減少がある
 c 月に7日以上の不定の発熱(38℃以上)が2ヶ月以上続く
 d 1日に3回以上の泥状ないし水様下痢が月に7日以上ある
 e 1日に2回以上の嘔吐あるいは30分以上の嘔気が月に7日以上ある
 f 動悸や息苦しくなる症状が毎日のように出現する
 g 抗HIV療法による日常生活に支障が生じる副作用がある(a〜f以外) (抗HIV療法を実施してる場合)
 h 生鮮食料品の摂取禁止等の日常生活活動上の制限が必要である
 i 1年以内に口腔内カンジダ症、帯状疱疹、単純ヘルペスウイルス感染症、伝染性軟属腫、尖圭コンジローム等
  の日和見感染症の既往がある
  j 医学的理由により抗HIV療法ができない状態である
エ エイズ発症の既往歴がある
3 級  以下の要件を満たす状態のもの
●ア+イ+ウを満たす場合
●ア+エを満たす場合
ア CD4値が350/μl以下
イ【検査項目】以下の項目のうち、2つ以上を満たす
 a 白血球数が3,000/μl未満
 b Hbが男性12g/dl、女性11g/dl未満
 c 血小板が10万/μl未満
 d HIV−RNAが5,000コピー/ml以上
ウ【身体症状等】以下の項目のうち、2つ以上を満たす
 a 1日1時間以上の安静臥床を必要とするほどの強い倦怠感及び易疲労が月に7日以上ある
 b 病態の進行のため、健常時に比し10%以上の体重減少がある
 c 月に7日以上の不定の発熱(38℃以上)が2ヶ月以上続く
 d 1日に3回以上の泥状ないし水様下痢が月に7日以上ある
 e 1日に2回以上の嘔吐あるいは30分以上の嘔気が月に7日以上ある
 f 動悸や息苦しくなる症状が毎日のように出現する
 g 抗HIV療法による日常生活に支障が生じる副作用がある(a〜f以外) (抗HIV療法を実施してる場合)
 h 生鮮食料品の摂取禁止等の日常生活活動上の制限が必要である
  i 1年以内に口腔内カンジダ症、帯状疱疹、単純ヘルペスウイルス感染症、伝染性軟属腫、尖圭コンジローム等
   の日和見感染症の既往がある
  j 医学的理由により抗HIV療法ができない状態である
エ エイズ発症の既往歴がある


 

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