ホーム> 政策について> 審議会・研究会等> 厚生科学審議会(科学技術部会遺伝子治療臨床研究作業委員会)> 第26回がん遺伝子治療臨床研究作業委員会




2010年10月12日 第26回がん遺伝子治療臨床研究作業委員会

厚生労働省大臣官房厚生科学課

○日時

平成22年10月12日(火) 10:00~12:00


○場所

厚生労働省 専用第23会議室(19階)


○出席者

(委員)

島田委員長 赤座委員 浅野委員 荒戸委員
小澤委員 小野寺委員 金子委員 金田委員
斎藤委員 濱田委員 早川委員

○議事

議事概要

(概要は以下のとおり。)

  岡山大学病院より申請のあった遺伝子治療臨床研究実施計画(対象疾患:前立腺がん)について、本作業委員会からの照会事項に対する回答書が提出されたことを受けて、再度審議が行われた。
  回答書について総括責任者らより説明を受けた後、委員間で実施計画の妥当性等について審議が行われた。
  その結果、本計画は概ね了承されたが、品質管理に関して委員より指摘のあった点等については、申請者と事務局との間で整備の上、委員長の確認を得た後に、次回以降の科学技術部会に報告することとされた。
(遺伝子治療臨床研究実施計画の内容は別紙参照。)

(別紙)遺伝子治療臨床研究実施計画の内容 平成22年10月12日審議分

研究課題名 前立腺癌に対するReduced Expression in Immortalized Cells/Dickkopf-3 (REIC/Dkk-3) 遺伝子発現アデノウイルスベクターを用いた遺伝子治療臨床研究
申請年月日 平成21年 8月27日
実施施設及び
総括責任者
実施施設:岡山大学病院
総括責任者:岡山大学病院・新医療研究開発センター
      那須 保友 教授
対象疾患 前立腺癌
 A) 内分泌療法抵抗性再燃前立腺癌
 1 内分泌療法抵抗性局所再燃前立腺癌(非転移症例)
 2 内分泌療法抵抗性転移性再燃前立腺癌(有転移症例)
 B)ハイリスク初発限局性前立腺癌(未治療例)
導入遺伝子 ヒトREIC/Dkk-3遺伝子
ベクター アデノウイルスベクター
実施期間及び
対象症例数
最終症例の治療終了後5年間
A、B各群それぞれ12例、最大それぞれ18例
治療研究の概要  本研究は、内分泌療法抵抗性再燃前立腺癌、及び外科的切除の適応のあるハイリスク初発限局性前立腺癌に対して、REIC/Dkk-3遺伝子発現アデノウイルスベクターを腫瘍内に投与した場合の安全性の検討(最大耐量の推定)を主な目的とする(主要エンドポイント)。また、治療効果の観察(評価可能症例)を行い、総合的に解析すること等を副次エンドポイントとする。
その他(外国での状況等)  REIC/Dkk-3遺伝子発現アデノウイルスベクターを用いた遺伝子治療臨床研究は米国においても実施予定であり、現在患者の登録受付を行っている。
 アデノウイルスベクターを用いた類似の前立腺癌治療の臨床研究としては、HSV-tk遺伝子発現アデノウイルスベクターを用いた遺伝子治療臨床研究が、岡山大学、神戸大学、北里大学、米国ベイラー医科大学にて実施され、インターロイキン-12 (IL-12)発現アデノウイルスベクターを用いた遺伝子治療臨床研究が、岡山大学、米国ベイラー医科大学にて実施されている。

がん遺伝子治療臨床研究作業委員会委員名簿

 氏   名         所   属

赤座 英之 (東京大学先端技術研究センター特任教授)
浅野 茂隆 (早稲田大学先端科学・健康医療融合機構機構長)
荒戸 照世 ((独)医薬品医療機器総合機構生物系審査第一部審査役)
小澤 敬也 (自治医科大学医学部教授)
小野寺 雅史 ((独)国立成育医療研究センター研究所成育遺伝研究部長)
金子 周一 (金沢大学医薬保健研究域医学系教授)
金田 安史 (大阪大学大学院医学系研究科教授)
斎藤 泉 (東京大学医科学研究所遺伝子解析施設教授)
島田 隆 (日本医科大学医学部教授)
濱田 洋文 (札幌医科大学教授)
早川 堯夫 (近畿大学薬学総合研究所所長)


<連絡先>

厚生労働省大臣官房厚生科学課

担当 尾崎 (内線3803)
    高畑 (内線3820)

電話 03(5253)1111(代表)
    03(3595)2171(直通)

ホーム> 政策について> 審議会・研究会等> 厚生科学審議会(科学技術部会遺伝子治療臨床研究作業委員会)> 第26回がん遺伝子治療臨床研究作業委員会

ページの先頭へ戻る