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2010年7月27日 第15回 年金記録回復委員会議事要旨

○日時

平成22年7月27日 18:00~


○場所

厚生労働省 9F 省議室


○出席者

(委員)磯村委員長、稲毛委員、岩瀬委員、梅村委員、金田委員、
駒村委員、廣瀬委員、 三木委員、斎藤委員(途中退席)
(日本年金機構)薄井副理事長、矢崎理事、石塚理事、喜入理事、
中野理事ほか
(厚生労働省)長妻厚生労働大臣、山井大臣政務官、榮畑年金局長、
石井年金管理審議官ほか

○議事

(1)当面の検討テーマについて

○ 磯村委員長より資料1について説明があり、委員から以下の意見があっ
 た。

 ・ 一括補償については、こちらが安上がりというぼんやりとしたイメー
  ジ先行で、コストを抜きに一括補償が良いという議論になりがちである
  が、全体的に粗々のコスト試算をした上で回復コストと比較するものを
  判断材料として出してほしい。

○ 磯村委員長より、全部回復したらいいという議論もあり、また国にも申
 立者にも記録がないので、なにがしかを個人補償として救済するという議
 論もある。いずれにしろ政策判断がある。成りすまし・不正という問題も
 あり、紙台帳突合せをしない限り出せないのではないかとの話があった。


(2)年金記録問題への対応状況について

○ 年金機構より資料2-1についての説明があり、委員から以下の意見が
 あった。

 ・ 資料について全体像がないまま個別の議論となっている。工程表の中
  で何パーセントがクリーンになった等定量的に示すべき。

 ・ いろいろなオペレーションを行っているが、今後は、ここまでやれば
  この人は記録問題は卒業という、全体として間違いないという定義づけ
  が必要である。


(3)年金記録にかかるコンピュータ記録と紙台帳の突合せについて

○ 年金機構より資料2-2についての説明があり、委員から次の意見があ
 った。

 ・ 紙台帳との突合は多くの人が組・班になって携わることになると思う
  が、後でどの組がやったかわかるようにすべきと思う。

 ・ 判別不能な紙台帳については2次審査に回しても無駄なので再考すべ
  き。また、人が行う作業であるので、定期的チェックやミスが多いとこ
  ろの打ち切りなどチェック体制には十分に気を遣っていただきたい。

 ・ 拠点が分かれるので、地域のばらつきがないようきちんと中央に集約
  するようにすべき。
 ・ 現状の死亡者の取扱いについて確認が必要と考える。年金事務所にお
  けるやりとりの中で遺族が分かれば、個別に対応しているのではないか。

○ 磯村委員長より、実務上の課題が多いことから、委員全員のお揃いにな
 る回復委員会の場でご審議願うことは、審議の効率性の面から如何かと思
 われる。実務家委員や有志委員の方々に"粗ごなし"をお願いし、その上で
 回復委員会にお諮りすることにしたいとの提案があり了承された。


(4)基礎年金番号の付番状況と当面の対応策について

○ 機構より資料3について説明があり、委員から次の意見があった。

 ・ 過去分については、正しく訂正した場合のゴールを定義してセットし
  ていくことが大切。
 ・ これからの分については、正しく無いものもオンラインに入り込む可
  能性を残している。これは、日々記録問題を生産しているに等しいので、
  例えば住民票添付でなければ資格取得できずオンラインに登録しない等
  の対応も考えるべき。(→次回以降回答)

 ・ 重複付番が増えているが、これについて説明してほしい。
  (→次回以降回答)


(5)業務改善工程表について

○ 機構より資料4について説明があり、委員から次の意見があった。

 ・ この工程表は、ほとんどシステムに絡んでくるが、23年度以降開発
  を検討という事項が48項目もある。現場のニーズを把握して優先順位
  付けをお願いしたい。


(6)事務処理誤り総合再発防止策について

○ 機構より資料5について説明。

 ・ 監査の結果から、他部に対し改善策の対応を求めるとあるが、監査部
  として具体的にどういった対応を求めているのかが見えない。これでは
  必要な改善がされないのではないか。具体的にこう改善してと指示し、
  その進み具合を見るとしていくべき。この資料では抽象的過ぎて判らな
  いので、更に具体的なものを提出して欲しい。

 ・ 現場の事務の意義を定義付けして、それに即して監査を行うべきであ
  る。


(7) 以下については年金局より報告のみ行い、その他の資料についてはご覧い
    ただいて何かあれば次回ご意見をいただくこととされた。


○ 新年金制度に関する検討会について

○ 長妻大臣と語るみんなの年金について

 ・ 委員から手話対応者の手配に感謝する旨発言があった。

○ 年金記録回復基準等に関する電話調査(覆面調査)の結果概要について


(8)その他

○ 磯村委員長から10月以降の日程については事務局より各委員に別途連
 絡するとのお知らせがあった。


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