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2014年8月5日 平成26年度第1回水道水質検査法検討会議事要旨

健康局水道課

○日時

平成26年8月5日(火)13:00~15:40


○場所

厚生労働省専用第13会議室
(東京都千代田区霞が関1-2-2)


○出席者

浅見 真理 安藤 正典 五十嵐 良明 川元 達彦 小林 憲弘
笹山 弘 鈴木俊也 中村 栄子 中村 弘揮 林 幸範
水田 裕進 宮田 雅典

○議題

(1)検査方法告示等の改正について
(2)提案検査法について
(3)その他

○議事

(1)検査方法告示等の改正について

◎農薬類の分析法とバリデーション計画について
・対象農薬リスト掲載農薬類のうち、標準検査法が定められていない農薬から速やかに加水分解するジチアノンを除いた9種類(ピラクロニル、フェリムゾン、カルタップ、プロチオホス、パラコート、グルホシネート、ダゾメット、メタム(カーバム)、ジチオカルバメート系農薬)について、 国立医薬品食品衛生研究所により、検査法が開発された。今後、複数機関による妥当性評価を経て、妥当性が確認されれば、標準検査法として設定することとする。


◎検査方法告示における市販標準原液の使用に関する改正案について

・検査方法告示では、標準原液は自己調製することとなっているが、一定以上の精度が保証されている市販の標準原液(国家計量標準にトレーサブルなもの)については、現行の自己調製方法に加え、使用を認めるよう、告示を改正する案が示され,了承された。また、混合標準液の使用については、引き続き検討していくこととする。


◎水質基準等改正に伴う検査方法の改正について

・来年度4月施行予定の基準改正等に伴う検査法の改正は必要ないことを確認した。ただし、トリクロロ酢酸については、基準値が大幅に強化されることから、念のため、複数機関で定量下限値が取れているか、調査を実施することとする。


(2)提案検査法について

◎固相抽出-LC/MS法によるフェノール類検査法の妥当性評価 について
・第3期に提案された固相抽出-高速液体クロマトグラフ-質量分析法によるフェノール類の検査法について、複数の水道事業者等によるバリデーションの再評価を行ったところ、良好な結果が得られたため、検査方法告示に追加するための手続きを進めることとする。

 

◎イミノクタジン・ジクワット・パラコート一斉分析法の検討と妥当性評価について
・第1期で提案された固相抽出-液体クロマトグラフ-質量分析法によるジクワット及びパラコートの検査法については、対象物質にイミノクタジンを加えた上で、バリデーションを行った。ジクワット及びパラコートについては良好な精度が得られたので、新たな標準検査法として設定する。イミノクタジンについては、複数機関で十分な精度が得られなかったが,吸着性が強い物質であるため、一部の機関による精度不良は検査法の問題ではなく、操作の慣れによる問題であると考えられる。

・ジクワットについては、現在、別添方法 11 (参考)も示されているが、これは削除せずに、今回の検査法を新たな標準検査法として追加する。

(3)その他

◎検量線の妥当性及び検水の濃度範囲について

・標準検査法に示す検水の濃度範囲のあり方を検討するためにも、検量線の妥当性を確認する方法を確立する必要があり、引き続き検討を進めることとする。

 

◎試料、標準原液、標準液等の保存条件の明確化について

・水質試験に使用する試薬・標準品の純度・グレードについて、告示改正に向け今後検討していく。また、試料や試薬の保存性について必要な知見の収集に努め、保存条件について要改正事項を整理することとする。


<照会先>

健康局水道課水道水質管理室

電話: 03-5253-1111(内線4032・4034)
FAX: 03-3503-7963

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