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2014年5月14日 中央社会保険医療協議会 診療報酬改定結果検証部会 第39回議事録

○日時

平成26年5月14日(水)9:58~10:17


○場所

厚生労働省講堂(低層棟2階)


○出席者

松原由美部会長 西村万里子部会長代理 森田朗委員 田辺国昭委員 印南一路委員
<事務局>
木倉保険局長 神田審議官 宇都宮医療課長 佐々木医療課企画官
竹林保険医療企画調査室長 近澤薬剤管理官 田口歯科医療管理官 他

○議題

○ 部会長の選出について
○ 平成26年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査について

○議事

○竹林保険医療企画調査室長

 皆様、おはようございます。時間は少し早いですが、皆様おそろいですので、始めさせていただきます。

 検証部会の牛丸部会長が4月7日付で、任期満了により退任されましたので、新しい部会長が選任されるまでの間、私のほうで司会進行をさせていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

(「異議なし」と声あり)

○竹林保険医療企画調査室長

 どうもありがとうございます。新しい部会長の選任までの議事進行については、私のほうで務めさせていただきます。

 ただいまより第 39 回「診療報酬改定結果検証部会」を開催いたします。

 まず当部会に属する委員に異動がありましたので、御報告いたします。4月9日に開催された総会において、委員の案を了承いただき、委員の指名をさせていただいているところです。具体的には、配付しております、委員名簿のとおりとなっておりますので、よろしくお願いいたします。

 続いて、委員の出席状況について御報告いたします。本日は全員が御出席でございます。

 それでは「○ 部会長の選出について」を議題としたいと思います。

 社会保険医療協議会令第1条第6項の規定により、部会に部会長を置き、当該部会に属する公益を代表する委員のうちから、当該部会に属する委員が選挙することとされております。

 今回は皆様の御意見を伺った上で、御賛同があれば、決めていくという方法をとりたいと考えますが、いかがでございましょうか。

(「異議なし」と声あり)

○竹林保険医療企画調査室長

 特段異議もないようでございますので、どうもありがとうございます。そのように進めさせていただきます。

 それでは、委員の皆様から御推薦などがございましたら、いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

 印南委員、お願いいたします。

○印南委員

 医療介護分野の調査の経験が非常に御豊富な松原委員を推薦したいと思いますが、いかがでございましょうか。

○竹林保険医療企画調査室長

 松原委員を御推薦いただきましたけれども、ほかに特段ございませんでしょうか。松原委員に部会長をお願いするということで、よろしゅうございますでしょうか。

(「異議なし」と声あり)

○竹林保険医療企画調査室長

 どうもありがとうございます。それでは、松原委員に部会長をお願いしたいと思います。

 松原部会長より一言御挨拶をお願いいたします。

○松原部会長

 ただいま御推薦いただきました、松原です。

 身に余る重責ではございますが、委員の皆様のお力をいただき、御協力をいただきながら、よりよい検証に向けて、その責任を果たしていきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

○竹林保険医療企画調査室長

 どうもありがとうございました。

 それでは、今後の議事を松原部会長にお願い申し上げたいと思います。よろしくお願い申し上げます。

○松原部会長

 それでは「○ 平成 26 年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査について」、審議を始めたいと思います。

 資料につきまして、事務局から説明をお願いいたします。

○竹林保険医療企画調査室長

 資料の説明に入ります前に、代理の指名をお願いできますでしょうか。

○松原部会長

 失礼いたしました。

 それでは、議題に入る前に、円滑に進めますよう、本日、部会長代理を選任しておきたいと思います。

 部会長代理には、引き続き、西村委員にお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。

(「異議なし」と声あり)

○松原部会長

 どうもありがとうございました。それでは、引き続き、西村委員に部会長代理をお願いしたいと思います。西村委員、どうぞよろしくお願いいたします。

 それでは、議題に入らせていただきます。

 事務局より資料が提出されておりますので、説明をお願いいたします。

○竹林保険医療企画調査室長

 保険医療企画調査室長でございます。

 それでは、お手元の資料、中医協検-1に基づきまして、平成 26 年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査の実施について、説明をいたします。

 「1.目的」でございますが、平成 26 年度診療報酬改定の基本方針及び答申に当たっての中医協附帯意見を踏まえた調査項目について、特別調査を実施し、検証部会における平成 26 年度診療報酬改定の結果検証のための資料を得ることを目的とするということでございます。

 「2.調査の実施方法」でございますけれども、これはこれまでと同様、外部委託により実施することとし、実施に当たりましては、検証部会委員、関係学会の専門家により構成された調査検討委員会を設置しまして、具体的な調査設計、調査票の作成及び集計・分析方法などの検討を行うということでございます。ただし、受託業者に丸投げということではなくて、調査票などにつきまして、最終的に総会で御議論いただく前の適切なタイミングで、その時点での案を中医協の委員の皆様にお示しをして、御意見をいただくということを、これまでどおり行っていくことを想定しております。

 「3.調査項目」でございますけれども、前回の中医協総会におきまして、 26 年度診療報酬改定の答申附帯意見の各項目について、今後の検討・検証などをどのような場で行うかということについて、御議論をいただきました。

 その関係の資料は、きょう、中医協検-1参考ということで、1枚紙をつけておりますけれども、そこでの整理に従いまして、今、3.に列挙してあります、 12 の項目につきまして、調査をしてはどうかという提案でございます。現時点で想定している各項目の調査の概略につきましては、後ほど説明申し上げます。

 例年このように 10 本程度の調査を2つの年度に分けて調査をしまして、改定直後の年度においては、基本的には改定の影響を適切に把握する観点から、極力後ろ倒しにする一方、その次の年度におきましては、調査結果の速報が、次の診療報酬改定の議論に間に合うように、極力前倒しで実施してきております。今回につきましては、 12 の項目の中で、下線を施してある6つの項目につきまして、 26 年度に調査をするものとして、御提案をさせていただいております。言いかえますと、下線を施していないものは、 27 年度に実施するということでございます。

 下線が施してあるもののうちの最後の( 12 )後発品の調査につきましては、これまでどおり、毎年の実施を想定しております。

 なお、 26 年度実施予定の項目の中で、二重線を施してございます(1)の同一建物同一日の訪問診療等の適正化による影響調査につきましては、集合住宅によっては、訪問診療を実施する医療機関を確保できなくなるのではないかとの懸念の声もございますので、現場の状況をできる限り早期に把握する必要があることから、後ほど御説明いたしますけれども、ほかの調査よりも前倒しで実施することを想定してございます。

 2ページ目にまいりまして「4.スケジュール」でございます。 26 年度の調査のスケジュールにつきましては、今、申し上げましたとおり、同一建物の調査につきましては、前倒しで実施するということで、他の5本の調査とは区別して、2通りのスケジュールをお示ししております。

 この2つ、上下を見比べるような形で説明してまいりますと、本日、この調査の進め方でございますとか、調査項目につきまして、御承認いただけましたら、即座に受託業者の選定手続を開始いたしまして、6月中には調査機関、受託業者を決定します。ここまでのスケジュールは、上下2つで共通でございます。

 その後、同一建物同一日の調査につきましては、調査票の作成作業を急ぎまして、何とか7月中に調査票を固めて、8月には調査に着手しまして、 10 月ごろには、調査結果の速報について御報告をできればと考えております。

 他方、その他の調査につきましては、7月から9月にかけて、調査票などの作業を進めまして、調査票ができた項目から、順次調査に着手しまして、年明けぐらいに、調査結果速報について、報告をしたいと考えておるところでございます。

 スケジュールについては、以上でございます。

 次に3ページ以降、別紙1から別紙 12 にかけまして、各調査項目の内容の概略をお示ししておりますので、簡単に御説明申し上げます。基本的には各調査の概要の「1.調査の目的」に書かれてあるような形で、読んでいただければと思います。

 1つ目、3ページ目の別紙1、同一建物同一日の訪問診療などの適正化による影響調査でございます。

 これは 26 年度改定におきまして、在宅医療において不適切と考えられる事例への対策を進める観点から、同一建物同一日の訪問診療、訪問歯科診療などに対する評価について、見直しを行いましたので、集合住宅などにおける在宅医療の実施状況につきまして、調査を行うものでございます。

 4ページ目、別紙2でございます。主治医機能の評価の新設や紹介率・逆紹介率の低い大病院における処方料などの適正化による影響を含む外来医療の機能分化・連携の実施状況調査でございます。

 これは 26 年度改定におきまして、地域包括診療料・地域包括診療加算の創設、あるいは紹介率・逆紹介率の低い大病院における処方料などの適正化を行いましたので、地域包括診療料などの算定状況、あるいは算定医療機関における診療状況、または特定機能病院などにおける紹介率・逆紹介率などについての調査を行うものでございます。

 5ページ目、別紙3でございますけれども、在宅療養後方支援病院の新設や機能強化型在宅療養支援診療所等の評価の見直しによる影響、在宅における薬剤や衛生材料等の供給体制の推進などを含む在宅医療の実施状況調査でございます。

 これにつきましては、 26 年度改定におきまして、在宅療養後方支援病院の評価の新設でございますとか、機能強化型在支診・在支病の実績要件の見直し、保険薬局における患者宅への注射薬や衛生材料の提供、あるいは在宅における褥瘡対策の評価等々を行っておりますので、在支診・在支病における在宅医療の実施状況でございますとか、在宅療養後方支援病院との連携状況、衛生材料等の提供の状況、褥瘡管理などの状況、こういったものについて、調査を行うものでございます。

 6ページ目、別紙4の訪問歯科診療の評価及び実態等に関する調査でございます。

 これにつきましては、今般の改定におきまして、在宅を中心に実施している歯科診療所の評価でございますとか、訪問診療における医科医療と歯科医療機関の連携に着目した評価などについて見直しを行っておりますので、こうしたものの影響について、調査をするということでございます。

 7ページ目、別紙5でございます。機能強化型訪問看護ステーションの実態と訪問看護の実施状況調査でございます。

 これは 26 年度改定におきまして、 24 時間対応、ターミナルケア、重症度の高い患者の受け入れなどを行う、機能の高い訪問看護ステーションの評価、あるいは精神疾患患者の地域移行と定着に向けた取り組み等を行いましたので、こういったことを踏まえて、機能強化型訪問看護ステーションの実態、患者の状態、意識などについて、調査を行うものでございます。

 済みません。それぞれの項目について、いつ行うかということを漏らしておりましたので、今、申し上げました機能強化型ステーションの調査は 26 年度でございます。

 一番最初、冒頭の同一施設の調査も 26 年度です。

 それ以外の別紙2から別紙4につきましては、 27 年度の調査を想定しております。

 先ほどの下線を引いてある、引いていないで区別できるところですが、念のため、申し上げます。

 8ページ目、別紙6の適切な向精神薬使用の推進や精神疾患患者の地域移行と地域定着の推進等を含む精神医療の実施状況調査でございます。

 今般の改定におきまして、精神科急性期病床において、医師を重点的に配置した場合の評価など、精神病床の機能分化を進める取り組みでございますとか、精神疾患患者の地域生活への移行を促進するための多職種チームによる在宅医療について評価を行うとともに、向精神薬の適切な処方について見直しを行いましたので、こうした取り組みの影響について、調査を行うものでございます。

 これについては、 26 年度の実施を想定しております。

 9ページ目、別紙7、救急医療管理加算等の見直しによる影響や精神疾患患者の救急受け入れを含む救急医療の実施状況調査でございます。

 これは 26 年度改定におきまして、救急医療管理加算の算定基準の明確化でございますとか、精神疾患などを有する救急患者の受け入れの評価などを行いましたので、これらに関連した入院料などを算定している保険医療機関における診療体制、診療内容などについて調査を行うものでございます。

 この調査は、 26 年度の実施を想定しております。

10 ページ目、別紙8でございます。廃用症候群に対するリハビリテーションの適正化、リハビリテーションの推進等による影響や維持期リハビリテーションの介護保険への移行の状況を含むリハビリテーションの実施状況調査でございます。

 今回の改定で、急性期病棟におけるリハビリテーション専門職の配置等についての評価の新設、あるいは回復期リハビリテーション病棟における評価の見直し、要介護被保険者等に対する維持期の脳血管疾患等リハビリテーション及び運動器リハビリテーションの評価の見直し、こういったことを行いましたので、保険医療機関のリハビリの提供体制、あるいは患者の状態の改善状況の変化、こういったことについて、調査を行うものでございます。

 リハビリの調査につきましては、 27 年度の実施を想定しております。

11 ページ目、別紙9でございます。胃瘻の造設等の実施状況調査でございます。

 これは胃瘻造設前の嚥下機能評価の実施について評価を行うとともに、十分な嚥下機能訓練を行い、高い割合で経口摂取が可能な状態に回復させることができた医療機関の評価についての見直しも行ったということを踏まえて、これらに関連する調査を行うということでございます。

 胃瘻の調査についても、 27 年度の実施を想定しております。

12 ページ目、別紙 10 でございます。明細書の無料発行の実施状況調査でございます。

 これは平成 26 年4月よりレセプトの電子請求を行っている 400 床以上の保険医療機関及び保険薬局については、例外なく詳細な個別の点数項目がわかる明細書の発行が義務づけられたことを踏まえまして、保険医療機関、保険薬局及び訪問看護ステーションにおける明細書の発行状況、発行事務の現状、あるいは明細書発行に対する患者の意識などについて、調査を行うものでございます。

 これも 27 年度の実施を想定しております。

13 ページ目、別紙 11 でございます。夜間の看護要員配置の評価や月平均夜勤時間 72 時間要件を満たさない場合の緩和措置による影響及びチーム医療の推進等を含む医療従事者の実施状況調査でございます。

 これは 26 年度改定におきまして、医療従事者の負担を軽減する観点から、手術や処置などに係る休日・時間外・深夜の加算、看護補助者や医師事務作業補助者の配置に係る評価、または病棟における薬剤業務に対する評価などについて見直しを行うとともに、看護師の月平均夜勤時間 72 時間要件を満たせない場合の緩和措置の拡大を行ったことを踏まえまして、こういった取り組み、あるいは見直しの影響について、調査を行うものでございます。

 この調査は 26 年度の実施を想定しております。

 最後に 14 ページ目、別紙 12 の後発医薬品の使用促進策の影響及び実施状況調査でございます。

 これは 26 年度診療報酬改定で実施された後発医薬品の使用促進策の影響を調査するものでございまして、ほぼ例年どおりということでございますが、保険薬局における一般名処方の記載された処方箋の受付状況でございますとか、保険医療機関における一般名処方の実施状況などを調査する、あるいは患者さんの意識についても調査を行う、こういった内容でございます。

 これにつきましては、 26 年度及び 27 年度の実施を想定しております。

 資料については、以上でございます。

○松原部会長

 どうもありがとうございました。

 ただいまの事務局の説明につきまして、御意見などがありましたら、どうぞ。

 特にないということで、よろしゅうございますか。わかりました。どうもありがとうございました。

 特に御意見がないようでしたらば、この案につきまして、当部会で同意を得られたものとして、私から総会に報告させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、本日の議論はここで終わりとさせていただきます。

 なお、次回の日程につきましては、追って事務局より連絡いたしますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、本日はこれにて閉会いたします。どうもありがとうございました。


(了)
<照会先>

厚生労働省保険局医療課企画法令第1係

代表: 03-5253-1111(内線)3288

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