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2013年12月25日 中央社会保険医療協議会 保険医療材料専門部会 第64回議事録

○日時

平成25年12月25日(水)8:59~9:10


○場所

厚生労働省講堂(低層棟2階)


○出席者

印南一路部会長 関原健夫委員 森田朗委員 野口晴子委員
白川修二委員 花井圭子委員 石山惠司委員 伊藤文郎委員
長瀬輝誼委員 鈴木邦彦委員 堀憲郎委員 三浦洋嗣委員
十河功二専門委員 昌子久仁子専門委員 田村誠専門委員
<事務局>
神田審議官 宇都宮鈴木医療課長 佐々木医療課企画官
竹林保険医療企画調査室長 近澤薬剤管理官 田口歯科医療管理官 他

○議題

○ 平成26年度保険医療材料制度改革の骨子(案)について

○議事

○印南部会長

 ただいまより第64回「保険医療材料専門部会」を開催いたします。

 まず委員の出欠状況について御報告します。本日は、局長が公務のため欠席ということになっております。

 それでは、議事に入りたいと思います。

 本日は前回の御議論を踏まえ、事務局において、平成26年度保険医療材料制度改革の骨子(案)を修正しておりますので、改めて御議論いただきたいと思います。

 事務局より資料が提出されておりますので、まず説明をお願いします。

○佐々木医療課企画官

 医療課企画官でございます。

 中医協材-1、中医協材-1参考を用いまして、御説明をさせていただきます。

 これは前回御議論いただきまして、御指摘があった事項の修正の御説明のみにとどめさせていただきたいと思います。

 1ページ目でございます。「第2 具体的内容」の1のところでございますが、前回、後の部分と整合性がとれていないということで、「1 新規の機能区分に係る事項」ということで、「係る」という部分について修正をしております。

 3ページ目をお願いいたします。「イ 原価計算方式におけるイノベーションの評価について」の部分でございますが、これも御議論いただきました結果「加算ルールの定量的な評価の導入を前提として、上限を+100%に引き上げることとする」とさせていただいております。

 ウのところでございますが、機能区分の特例に関しまして、有用性加算について、全てのものを適用するかどうかついて、御議論がございました。

 中医協材-1参考をごらんいただきまして、裏面でございますが、4ページ「(参考)新規機能区分の基準材料価格の算定方法」という図でございます。これを見ていただきますと、改良加算は1~20%となっておりますが、蓋然性が高い場合は10%までとなっております。

 そういったものを考慮しまして、また中医協材-1の3ページにお戻りいただきまして、「(補正加算率が10%以上の製品に限る。)」とさせていただいております。これによりまして、平成20年度から2510月に中医協総会で承認された有用性加算を受けた医療機器の実績をもとに、仮に推計しますと、大体半分ぐらいの材料が対象になるということでございます。

 修正点は以上でございます。

○印南部会長

 どうもありがとうございました。

 ただいまの説明について、何か御質問等がありましたら、お願いします。

 鈴木委員、どうぞ。

○鈴木委員

 何回もお話していることでございますが、1つは、4ページのウについてです。我が国と他の先進国における医療機器の供給・流通等の状況について、次年度以降、調査を行うというところで、前回、他の先進国の実勢価格も引き続き調査をしてほしいというお話をさせていただきました。文言にはあらわれておりませんが、この「等」というところに実勢価格も含まれていると理解してよろしいのかということを、質問させていただきたいと思います。

 その下の「(2)消費税率変更に伴う取り扱い」でございます。これも前回お話させていただいたのですが、消費税対応分の表示方法というのは、次期改定において措置する必要がありますので、税率アップに伴い混乱が生じないように、表示方法についても工夫すべきであるということを、ぜひ骨子に書き込んでいただきたいと思います。

 2点、質問と要望をさせていただきます。

 以上でございます。

○印南部会長

 企画官、どうぞ。

○佐々木医療課企画官

 医療課企画官でございます。

 1点目の御指摘の外国の価格調査の関係でございますが、前回の部会でも御指摘いただいておりますので、必要なものにつきましては、実施をさせていただくということで考えているところでございます。

○印南部会長

 どうぞ。

○竹林保険医療企画調査室長

 後段の消費税対応分の表示方法についてでございますが、これは前回もお話をいただいたわけでございますけれども、この話の経緯を申し上げますと、もともとは消費税対応分の金額をちゃんと表示すべきみたいなお話をいただきまして、分科会で御議論いただいたわけでございます。例えば明細書に金額を表示しようとすると、システム改修が必要だとか、患者さんにとっても理解が難しいといった問題で、現在、議論の中間整理の中では、上乗せされているという旨、趣旨、仕組みといったものの表示を簡略な方法で行うことを基本とするということで、方向性については合意をいただいていると理解しております。

 骨子の文章自体は、あくまで価格の設定の方式を具体的に書き込むような文章でございますので、合意されている方向性は方向性として、次回の消費税の分科会で具体的に御議論をしていただければと思いますけれども、この文章の性格の問題として、そのようなことをお書きするのは、やや違和感があると思っておりますので、消費税の分科会で御議論いただくということで御理解いただければというのが、私どもの考え方でございます。

○印南部会長

 鈴木委員、どうぞ。

○鈴木委員

 これは前回1号側の先生にも御了解いただいている話だと思うのですが、ぜひ書ける形にして、可能な形で入れ込んでいただきたいと、改めて要望したいと思います。

○印南部会長

 よろしいですか。

 書ける形で書き込むことになりますと、文言の修正が必要になると思います。

 企画官、どうぞ。

○佐々木医療課企画官

 医療課企画官でございます。

 今、竹林室長から答弁させていただいておりますけれども、消費税関係の取り扱いにつきましては、今後、消費税分科会で御議論いただくと理解しておりますので、その中で、全体的な取り扱いについても御議論いただければと思っております。

○印南部会長

 よろしいですか。

○鈴木委員

 我々としては、ぜひ書き込んでいただきたいと思います。どうしてできないのか、よくわかりませんが、我々の意向がきちっと伝わるような内容にしていただきたいと思います。あるいはその旨は、別途、別なところに書き込むとか、何かそういうことにしてでも入れていただければと思います。

○印南部会長

 企画官、どうぞ。

○佐々木医療課企画官

 医療課企画官でございます。

 今、私の御説明が十分ではなかったかもしれませんが、現時点で、できる、できないというお話を、この部会でさせていただくのは適当でないということです。分科会のほうで、既に合意されている方向性もあるという話でございますし、今後、消費税の分科会の中で、最終的に決定をいただければ、材料に関しても、その取り扱いに従うという考えでございます。

○印南部会長

 よろしいですか。

○鈴木委員

 これは薬価も同じことになると思いますが、よろしくお願いいたします。

○印南部会長

 ほかにございませんでしょうか。白川委員、どうぞ。

○白川委員

 今回修正されました3点につきましては、事務局の案で了解をさせていただきたいと思います。

 あと1点だけ、繰り返しになりますが、材-1の5ページの「(3)既存の機能区分の見直しについて」です。結論としては、引き続き検討することになるかと思いますが、前回、経済課のほうに、できれば実態がわかる資料を出していただくことの検討をお願いしておりますので、重ねてお願いをしておきたいと思います。

○印南部会長

 ほかにございませんでしょうか。昌子専門委員、お願いします。

○昌子専門委員

 今回、再算定の基準の見直しにおきまして、激変緩和策を講じていただきましたこと、また、イノベーションの評価として、新たに機能区分の特例を設けていただきましたこと等、重ねてお礼を申し上げたいと思います。業界としても、一層イノベティブな製品の日本市場への導入を早めていくこと、患者様に貢献していくことに邁進していきたいと思っています。

 最後に、今、白川先生からもお話がありましたけれども、業界から提案や要望をしている事項につきましても、今後、引き続き検討していただくことをお願い申し上げたいと思います。

 以上です。

○印南部会長

 ほかにございませんでしょうか。よろしいですか。

 それでは、本日の議論で、委員の先生方の御了承が得られたものと理解します。

 保険医療材料専門部会としては、先生方の御意見が集約されたとして、骨子(案)を総会へ報告させていただきたいと思います。

 次回の日程について、事務局から何かありますでしょうか。

○佐々木医療課企画官

 医療課企画官でございます。

 次回の日程は未定でございます。また御連絡いたします。

○印南部会長

 それでは、本日の「保険医療材料専門部会」は、これにて閉会といたします。


(了)
<照会先>

厚生労働省保険局医療課企画法令第1係

代表: 03-5253-1111(内線)3288

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