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2013年10月7日 第17回 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議

○日時

平成25年10月7日(月) 13:00〜15:00


○場所

厚生労働省専用第15・16会議室(12階)
(東京都千代田区霞が関1−2−2 中央合同庁舎第5号館)


○出席者

出席構成員

堀田構成員、五十嵐構成員、伊藤構成員、岩田構成員、奥田構成員
小川構成員、北田構成員、友池構成員、西川構成員、樋口構成員
藤原構成員、村島構成員、横谷構成員

出席参考人

土田参考人、宮崎参考人

○議題

第1回要望に係る専門作業班(WG)の検討状況等について
第2回要望に係る専門作業班(WG)の検討状況等について
企業から提出された開発工程表等について
その他

○議事

○事務局 

それでは定刻になりましたので、第 17 回医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議を開催いたします。本日は、岡部構成員、落合構成員、後藤構成員、松石構成員、山本構成員、吉村構成員より御欠席の連絡をいただいております。なお、西川構成員と樋口構成員は遅れております。また、村島構成員からは 30 分ほど遅れるとの御連絡をいただいております。現在、 11 名の先生に御出席をいただいております。また、 WG の検討状況の報告に当たり、前回同様、各 WG のメンバーから参考人として、御出席をいただいております。これまで御出席いただいている先生方になりますので、御紹介を割愛させていただきます。

 続いて事務局に人事異動があり、御報告いたします。大臣官房審議官の成田です。医政局研究開発振興課長の一瀬です。医薬食品局審査管理課課長の佐藤です。医政局研究開発振興課治験推進室長の河野です。医薬食品局審査管理課課長補佐の益山です。それでは、カメラの撮影はここまででお願いいたします。

 では、堀田先生、以降の議事進行をお願いいたします。

 

○堀田座長 

皆さんこんにちは。お忙しいところ、お集まりいただきましてありがとうございます。前回は 6 月でしたが、本日も審議をお願いしたいと思います。

 それでは、配布資料の確認を事務局からお願いいたします。

 

○事務局

 資料については、議事次第及び座席表、資料 1 「検討会議における検討の進め方」です。次に「専門作業班の検討状況の概要等について」、第 I 回要望関連が資料 2-1 です。第 II 回要望関連が資料 2-2 です。資料 3-1 から 3-7 1 枚紙ですが、医療上の必要性に関する専門作業班の評価です。「公知申請への該当性に係る検討会議報告書 ( ) 」が、資料 4-1 から 4-4 です。「医療上の必要性が高いとされた品目に係る専門作業班の検討状況について」は、第 I 回要望関連が資料 5-1 です。第 II 回要望関連が資料 5-2 です。次に資料 6-1 「企業から提出された開発工程表について」ですが、企業から提出された開発工程表の概要等について、第 I 回要望関連が資料 6-2 です。第 II 回要望関連が 6-3 です。資料 7 は「開発企業の募集を行った医薬品リスト」です。最後に当日配布資料の「欧米で承認されており、日本で未承認の医薬品のリストについて」です。以上の資料を配布しております。

 

○堀田座長

 資料の落丁、欠落等がありましたらお知らせください。

 本会議は、先ほども申し上げたように前回 6 19 日に開催しておりますが、その後の検討状況について、進捗を事務局からお願いいたします。

○事務局

 事務局より説明いたします。前回、 6 19 日第 16 回検討会議以降の状況について、御説明いたします。

 資料 1 の右下辺りですが、第 II 回要望のうち、昨年の 4 6 日、本年 1 31 日及び本年 7 17 日に企業に開発要請したものについては、引き続き WG において必要な資料の妥当性や、公知申請の該当性の評価を行っております。公知申請が妥当と御判断いただいたものについては、薬事・食品衛生審議会における事前評価を踏まえ、企業より公知申請がされるという流れになります。

 資料 2-1 です。第 I 回要望について、医療上の必要性が高いとされたのは全部で 185 件となっており、これらについて、段階的に開発要請等を行ってきたところです。

 次ページは、表に開発要請等を行ったものの、 WG における検討状況をお示ししております。開発要請をした 165 件のうち、最後の 1 件については公知申請の該当性に係る報告書案を取りまとめていただいております。検討状況については、資料 5-1 に掲載しております。

 資料 2-2 です。第 II 回要望については、前回の会議までに合計 100 件について医療上の必要性が高いとの評価をいただきました。前回の会議時点で検討中のものが合計 21 件ありましたが、今回は、 WG において、医療上の必要性の評価はございませんでしたので、検討中のものは合計 21 件のままです。

 引き続き WG で医療上の必要性について、検討中の品目は本資料の別添に一覧としてまとめております。

 次ページです。開発要請又は開発企業募集を行った 100 件の状況をお示ししております。開発要請をした 83 件のうち、新たに 3 件について公知申請の該当性に係る報告書案を取りまとめていただいております。また、既に開発に着手されているものが 15 件で、今後、治験等の実施が必要なものが 23 件で、検討中が 19 件となっております。これらの品目のうち、前回会議時に検討中であったものを資料 5-2 に一覧として掲載しております。個別品目の状況については、後ほど御説明させていただきます。

 本日は、第 I 回要望、第 II 回要望を織り交ぜる格好になりますが、資料の順に沿って御検討をお願いしたいと考えております。

 

○堀田座長

 ただいまの進捗の報告について、何か御意見、御質問がありましたらお願いいたします。第 I 回要望については医療上の必要性の検討は終了したということですが、開発要請は残っている状況で、第 II 回については、今回は検討中のものについての特別な新しい報告はないということですが、よろしいでしょうか。

 それでは、公知申請の該当性に係る報告案について、本日、御出席いただいております抗菌・抗炎症 WG の宮崎先生にお願いいたします。

○宮崎参考人

 宮崎でございます。よろしくお願いいたします。抗菌・抗炎症 WG からは、バンコマイシン塩酸塩の公知申請への該当性に係る報告をさせていただきます。

 資料 4-1 1 ページを御覧ください。今回、日本感染症学会及び日本感染症教育研究会からバンコマイシン塩酸塩について、メチシリン耐性コアグラーゼ陰性ブドウ球菌 ( 以下 MRCNS) 、ペニシリン耐性腸球菌を適応菌種として追加し、グラム陽性球菌による血流感染、好中球減少時の発熱、いわゆる発熱性好中球減少症ですが、及びペニシリンアレルギーのある場合の代替薬を適応症として追加する要望が、提出されておりました。

 本剤については、資料 2 ページを御覧いただくと、 3. 欧米 6 か国の承認状況についての項に記載しておりますように、海外において既に当該効能又は効果等により、承認をされております。

6 ページの 5. は、要望内容に係る国内外の公表文献、成書等についての項に記載をしておりますが、適応菌種における MRCNS 、適応症における好中球減少時の発熱及びグラム陽性球菌による血流感染については、国内外の文献調査の結果、要望内容に関する文献が公表されております。更に教科書や国内外の各種ガイドラインで本剤が推奨されております。そういうことから治療薬として確立されたものであって、臨床現場においても、使用実績が蓄積されているものと判断いたしました。

 一方で、適応菌種におけるペニシリン耐性腸球菌、適応症におけるペニシリンアレルギーのある場合の代替薬については、ガイドラインに本剤を推奨する記載はございますが、国内外の文献調査の結果、要望内容に関する文献が乏しく、使用実績が蓄積されているデータや証拠があるということは判断し難いものと考えました。

 このような状況から、効能・効果については、 33 ページにまとめてあります。適応菌種に MRCNS を、適応症に好中球減少時の発熱、いわゆる発熱で好中球減少症を追加することは可能と考えました。なお、好中球減少時の発熱については、既承認の効能・効果及び臨床現場における要望では、いわゆる発熱性好中球減少症と言いますので、その全体の表現を、 MRSA 又は MRCNS 感染が疑われる発熱性好中球減少症というように修正いたしました。

 また、 MRCNS については、成書及びガイドラインの記載や使用実態に基づき、その適応症を敗血症、感染性心内膜炎、発熱性好中球減少症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、骨髄炎、関節炎、腹膜炎、化膿性髄膜炎とすることが適切かと考えました。

 用法・用量について、 34 ページの上段に記載してあります。調査した文献、ガイドライン及び成書、教科書等における用法・用量は既承認の範囲内であったことから、用法・用量の変更は行わないことが適切であると判断いたしました。

 また、 34 35 ページの 10. 備考の項に記載しておりますが、本剤は耐性菌による重症感染症治療において、重要な位置付けにある治療薬であり、不適切な経験的投与による耐性菌の拡大を防ぐという観点も重要と考えており、追加される適応菌種及び適応症に係る本剤の適正使用が確保される環境整備が必須であると考えます。

 その点については、日本感染症学会及び日本科学療法学会の協力で、 MRSA 感染症の治療ガイドラインの追補が本年 9 月に公表されており、その点の注意喚起がなされております。

 以上のような現状を踏まえて、本剤の MRCNS 及び発熱性好中球減少症に対する有効性及び安全性は、医学薬学上公知とすることに特段問題はないと判断いたしました。

 なお、 32 ページを御覧いただくと、 7.(3) の要望内容に係る公知申請の妥当性についての項に記載しておりますが、 MRCNS 及び発熱性好中球減少症以外の要望のうち、適応症に関してグラム陽性球菌による血流感染については、提出されたほとんどの文献報告は敗血症、菌血症を対象としたものであり、本邦では既に敗血症の効能・効果を有している現状を勘案すると、そのことは既に、適応を持っていると考えていいと思いますので、改めて適応として追加する必要はないものと考えました。

 一方、適応菌種におけるペニシリン耐性腸球菌及び適応症におけるペニシリンアレルギーのある場合の代替薬については、先に述べたとおり、国内外のガイドライン等に記載はありますが、使用実績が蓄積されているとは判断し難かったことから、現時点では当該効能を医学薬学上公知とすることは困難かと判断いたしました。

 特にペニシリン耐性腸球菌については、本薬が使われていることは臨床上、実際、現実的なことではありますが、敗血症のくくりで適応し、使われているものと考えます。そういうことがありまして、この検討会議の情報が乏しいことから、本検討会議のスキームに基づいて、速やかな開発をすることは、なかなか難しいと判断いたしました。

 また、ペニシリンアレルギーの場合の代替薬については、現在の承認内容においても、ペニシリンアレルギーの有無にかかわらず、 MRSA を原因菌とする既承認の適応症であれば、バンコマイシンが使用可能であることや、 MRSA 以外の原因菌による重症感染の場合、ペニシリンアレルギーがある患者では、交差反応性が低いと考えられるようなセフェム、それ以外のキノロンやアミノ配糖体などが使用可能ですので、改めてアレルギーについては、適応を追加する必要がないものと判断いたしました。抗菌・抗炎症 WG からは以上です。

 

○堀田座長

 ただいまの報告で、何か御意見や御質問があれば、よろしくお願いいたします。

 

○岩田構成員

 今回、日本感染症学会からお願いした項目で認めていただきまして、ありがとうございます。ただ、今、宮崎参考人の御説明にもございましたが、ペニシリン耐性腸球菌に関しては、本来はバンコマイシン等の抗 MRSA 薬が使われる機会が多いわけですので、できればもう少し検討を続けていただきたいと思います。

 例えば、リネゾリド(商品名:ザイボックス)の効能・効果の所には、バンコマイシン耐性の腸球菌というように適応菌種が出てくるぐらいで、腸球菌属のエンテロコッカス・フェカリス以外の腸球菌に対して、バンコマイシンが適応となるというのは、周知の事実と考えられるかと思います。この会議のスキームでうまくフィットしなかったということなのだと思いますが、ガイドライン等でも勧められておりますし、もし可能であればもう少し調査を続けていただいて、効能・効果にくわえていただければいいなと思います。

 海外での適応菌種を見ると、はっきり腸球菌と書いてあるのは確かに米国のものだけなのですが、ドイツではバンコマイシンに感性の菌ということで、余りはっきり菌種名まで書いていない場合もありますし、そういったことからペニシリンが効かない腸球菌、具体的にはエンテロコッカス・フェカリス以外のエンテロコッカス・フェシウムとかそういうものになりますが、それに対する適応というのは、もうちょっと考えていただけると有り難いと思いました。

 

○堀田座長

 今、ここでお答えになることはありますか。

 

○宮崎参考人

WG でも実際に臨床で、それを使うということは分かっている先生が多くて、先生がおっしゃるとおり、確かにフェシウムなどが全体の血液培養の 2 %ぐらいは、日本ではフェシウムとかそういう菌ですので、そこに使われていることは皆さん分かっていて、敗血症という適応を持っているので、取り立てて何と言うのでしょうか。もしグラム陽性球菌のというふうにしてしまうと、今度、陰性菌を外すということになりますので、かえって狭くするようなこともあり、その点は今の適応でいけるのではないかと、実際には判断しております。

 

○岩田構成員

 敗血症としてということですね。分かりました。

 

○堀田座長

 何となく釈然としない雰囲気ですが、ここでの血流感染というのは敗血症の定義に含まれるということで、その解釈で使用可能ではないかという御意見でしたが、よろしいでしょうか。特段、そのほかに御意見はないでしょうか。

 それでは、この報告をお認めいただけますでしょうか。ありがとうございます。これは公知に該当するということで判断したいと思います。

 続いて資料 4-2 のパミドロン酸二ナトリウム水和物の骨形成不全症について、これは土田先生にお願いいたします。

 

○土田参考人

 小児 WG からパミドロン酸二ナトリウム水和物の骨形性不全症への公知申請への該当性に係る報告をします。資料 4-2 を御覧ください。本要望は、日本小児内分泌学会、骨形成不全症協会からの骨形成不全症の効能の追加に係る要望です。 2 ページを御覧ください。本要望内容の医療上の必要性については、平成 24 7 30 日の第 12 回検討会議で必要性は高いと判断されました。

2 5 ページを御覧ください。欧米等 6 か国では、腫瘍による高カルシウム血症や骨ページェット病などについて承認されていますが、骨形成不全症に対して承認されている国はありません。

5 6 ページ、及び 16 ページには、海外のガイドラインなどについて記しています。欧州の患者団体である骨形成不全症協会のホームページでは、今般の要望内容と同一の Glorieux の報告で推奨されているパミドロン酸の用法・用量が一般的なものとして紹介されています。また、英国の骨形成不全症の専門医療施設においても、当該用法・用量が使用されています。

7 ページには、海外で実施された骨形成不全症患者を対象として、パミドロン酸群に対するゾレドロン酸群の非劣性を検討する目的で実施された無作為化比較試験の結果を記しています。パミドロン酸投与後 12 か月時点では、ベースライン値と比較して、腰椎骨密度の増加、骨折回数の減少が認められています。

8 18 ページには、要望内容に関する国内外の公表文献、総説、教科書、及び関連ガイドライン等での記載をまとめています。国内外とも多少の用量の幅はありますが、おおむね Glorieux の報告で推奨されている用法・用量を参考に使用されており、また、国内の診療ガイドライン及び内科的治療指針では、本邦でも今般要望のあった用法・用量と同一であるこの Glorieux の報告で推奨されている用法・用量が一般的に使用されているとされています。

 以上を踏まえ、 WG で要望内容に対する有効性と安全性について検討を行いました。有効性については 18 ページからになりますが、海外臨床試験をはじめ、国内外の公表文献より、パミドロン酸の投与による骨密度の増加及び骨折頻度の減少傾向が認められていることから、一定の有効性は示されていると考えられます。

 次に、安全性については、 19 ページに記載しています。国内外の公表文献などで認められている有害事象については、既に現行の国内添付文書で注意喚起されているものでした。以上より、骨形成不全症に使用したときに特異的な事象が認められる可能性は低いと考えられ、現行の国内添付文書での注意喚起で対応可能と考えました。ただし、重症型や 2 歳未満の患者については、パミドロン酸の急性期反応に起因する呼吸機能低下の重症化に注意が必要と考えられるので、その点は添付文書で注意喚起する必要があると考えます。

 以上の検討を踏まえて 19 ページの下 (3) からですが、パミドロン酸の骨形成不全症の効能の追加については、海外臨床試験及び国内外の公表文献等から一定の有効性は示されており、安全性についても適切な管理の下で使用される限り、許容可能と考えられること、また、骨形成不全症を効能・効果として承認されている医薬品がない状況下、国内ガイドラインなどにおいて本要望と同一の用法・用量によるパミドロン酸の投与が推奨されており、使用されている実態があることから、本要望内容については公知申請とすることに大きな問題はないと判断しました。

20 ページを御覧ください。効能・効果については、骨形成不全症の対象で骨密度の増加及び骨折頻度の減少傾向が認められていることから、骨形成不全症とすることが適切と考えました。なお、ガイドラインでは、年長児には病的骨折の既応がある患者に限ること、投与前にレントゲンなどで明らかな骨折がないことを確認することなどが推奨されていることから、使用上の注意として投与対象については診療ガイドラインなどを参照する旨を記載する必要があると考えました。また、用法・用量については、 Glorieux の報告及び国内ガイドラインなどと同一であり、本要望でも要望されている用法・用量とすることが適切と考えています。

 以上、要望の内容に関しては、検討の結果、申し上げました効能・効果及び用法・用量について、本邦で公知申請とすることで差し支えないと WG で判断しましたので、御報告します。

 

○堀田座長

 骨形成不全症に対するビスフォスフォネートの適応自体がない状況なので、初めてこういう形で公知申請の妥当性の審議が検討に上ったということです。特段の大きな問題はないので、ガイドラインに沿って申請してもいいのではないかという報告でした。どうでしょうか。

 

○横谷構成員

 専門領域に関わることなので、一言申し上げたいと思います。 1998 年に 12 の文献では Glorieux の報告がニューイングランド・ジャーナルにされ、それまでほとんど治療法がなかったのがここで治療できることになって、日本でもたくさんの人がこの方法で始めて現在に至っていることがあります。有効性に関して、安全性に関して、この経験を積み重ねてきました。そういう薬剤は、本来、薬事承認を取るために努力すべきでした。ビスフォスフォネート製剤は成人の骨粗鬆症への大きな適応があるので、それとの関連ではその後も非常にたくさんの薬剤が開発され続けて、その中でパミドロン酸は例えば 3 日間連続投与といった、あるいは 1 回の時間が長いといったことに対して、もっと短時間で単回投与の有効性のある薬剤も開発されたことによって、言ってみれば少し置いていかれてしまった薬剤ではあります。

 しかしながら、広く広まり、今後、このままだと実際に使われている薬剤が承認される見込みがあり得ない状況にある中で、実際の使用経験、その結果として分かった有効性と安全性が承認されたものについては、このような形で承認される道が開かれることによって、今後もそれと似た製剤もこれから開発される可能性が出てくるのですが、ここで認められることによってその道が開かれる点では、非常に画期的な判断になるのではないかと思って、この判断を支持したいと思います。

 

○堀田座長

 そのほかの御意見はありますか。ビスフォスフォネート製剤は、パミドロン酸が初期の開発品で、その後いろいろなタイプのものが出てきていますが、今回はこれを代表てきな薬剤として評価をして、当面はこれを認めて公知に持っていけば、臨床現場は対応できるということですね。

 

○横谷構成員

 そのとおりでして、使用実態調査を学会で行っていますが、現在はほとんどがこの形で行っていますが、これが承認されたあとは、また次の開発はあり得ると思いますが、これが認められることは、現状においては極めて現場との実施上のギャップが解消される点で非常に評価されると思います。

 

○堀田座長

 本剤の使用によって骨密度が高まるとか、予防にもつながるということで、必ずしも要望事項の骨折予防だけではなくて、もう少し広く取ってもいいのではないかという報告ですが、特に問題はないでしょうか。

 それでは、これも報告のとおりとします。

 次の資料 4-3 4-4 については一連のものですので、これも土田先生、よろしくお願いします。

 

○土田参考人

 資料 4-3 「組換え B 型肝炎ワクチン ( 酵母由来 ) 」及び資料 4-4 「抗 HBs ヒト免疫グロブリン」の公知申請の該当性に関して、小児 WG での検討結果についてまとめて説明します。

 資料 4-3 B 型肝炎ワクチン」、 1 ページを御覧ください。 B 型肝炎ワクチンについて、日本小児栄養消化器肝臓学会及び日本産科婦人科学会より、 B 型肝炎ウイルス母子感染予防の効能・効果の新生児の用法・用量を追加する要望が提出されています。 1 2 ページに、要望内容の医療上の必要性について記載しています。本要望の対象となる母子感染による新生児の B 型肝炎ウイルス感染は、容易にキャリア化し、肝細胞がんといった致死的な疾患に至る場合があります。また、医療上の有用性については、本邦の現行の用法・用量では、ワクチンは生後 2 か月から接種可能となっているものの、本要望の用法・用量とされている海外のガイドラインなどによる標準スケジュールのほうが、乳児の定期健診スケジュールにも沿っていることから、平成 25 3 月に開催された本検討会議で本剤の医療上の必要性が高いと判断されました。

21 32 ページに国内外の臨床試験などの報告を記載しています。本要望と同様のスケジュールで、 B 型肝炎ワクチンを生後直後から接種した際の抗体価の上昇やキャリア化の防止が報告されています。

32 35 ページに、公知申請の妥当性について記載しています。本要望の用法・用量については、海外ガイドラインに標準的療法として記載され、欧米等で広く実施されていること、また、複数の公的研究を含む国内外の臨床試験などにおいて、 B 型肝炎ワクチンを要望と類似したスケジュールで接種した際の有効性及び安全性が報告されていることから、要望された用法・用量の有効性及び安全性は、医学薬学上公知であると考えています。

36 37 ページに、効能・効果及び用法・用量について記載しています。本要望の用法・用量は、前に述べたとおり米国 CDC などのガイドラインに記載され、海外の臨床現場で広く実施されています。なお、海外では筋肉内注射が一般的ですが、国内ワクチンは新生児・乳児には皮下接種とされており、新生児への皮下接種についても、公的臨床研究等により有効性及び安全性が示されていることから、要望のとおり接種径路を皮下接種とすることは可能と考えています。

 また、用法・用量も明確な接種スケジュールを提示するため、現行のスケジュールから本要望のスケジュールに置き換えています。さらに、初回接種の目安となる時期について、感染予防のためには可能な限り早期の接種が重要であるため、用法・用量には、初回投与は生後 12 時間以内を目安とする旨を記載することが適切と考えました。なお、これらの用法・用量の表現については、要望者である 2 学会にも御了承を頂いています。 B 型肝炎ワクチンについての説明は、以上です。

 資料 4-4 「抗 HBs 人免疫グロブリン」を御覧ください。抗 HBs 人免疫グロブリンの公知申請への妥当性について、説明します。 B 型肝炎母子感染予防において抗 HBs 人免疫グロブリンは、原則として B 型肝炎ワクチンと併用されます。新生児への接種について、現行用法・用量では、「生後 48 時間以内が望ましい」とされているところ、併用される B 型肝炎ワクチンの要望と同様に、「生後 12 時間以内が望ましい」との記載をすべきとの要望が、日本産婦人科学会より提出されています。

1 2 ページに、要望内容の医療上の必要性について記載しています。疾患の重篤性は、先ほどの B 型肝炎ワクチンで説明したとおり致死的な疾患です。また、医療上の有用性については、本要望は既承認用法・用量の範囲内ではありますが、ガイドラインなどで推奨されているプロトコルで、国内の医療実態に沿ったスケジュールであり、接種漏れを減らすためにもより有用であることから、平成 25 3 月に開催された本検討会議で本剤の医療上の必要性が高いと判断されました。

8 9 ページに、公知申請の妥当性について記載しています。現時点で要望内容を含む現行の用法・用量について、注意を要する情報はないことから、有効性及び安全性に問題はないと考えます。また、本要望の用法・用量の初回投与時間は、米国、カナダでの現行の添付文書、米国 CDC のガイドラインをはじめ、欧米などで標準的な時間として広く実施されています。なお、本要望は、既承認用法・用量の範囲内であることから、要望のとおりに承認用法・用量の記載整備を行うことで対応可能と考えています。

9 10 ページに、効能・効果及び用法・用量について記載しています。望ましい初回投与の時間を 12 時間とする理由については、 B 型肝炎ワクチンと同様です。抗 HBs 人免疫グロブリンについての説明は以上です。

 

○堀田座長

 資料 4-3 4-4 は一連のものとして、 1 つはワクチン。ワクチンが生後 2 か月以降でないと、現状は適応がないという話でしたが、それが海外の適応や診療状況からいって、もっと早い時期にやったほうが有効だというエビデンスに基づいて公知申請をするということです。もう一方は、これは受動免疫を目的とする免疫グロブリンですが、これも併せて新生児の場合に、抗体価が上がってこない場合でも、感染を防げると、こういう意味だと思いますが、これをセットで前のほうに持ってくることと、 12 時間以内にというところにそろえると、こういう話ですね。以上ですが、何かありますか。

 

○伊藤構成員

1 つは、現行の方法と差がなかったということを啓発していかないといけないと。現行法が悪いから変えるわけではないことを、はっきり言っていただかないといけないということです。

 もう 1 つは、これは細かいことですが、資料 4-3 の「用量の追加」と書いてある。これは 3 回ですから、「追加」ではなくて「変更」ですよね。「時期が変更される」ということでいいのではないですか。

 もう 1 つは、ちょうど最初に打った人から始まりますが、投与方法がそのときに変わりますよね。今まで打っている人はそのままいきますから、スケジュールを決めてしまうと、ちょうど添付文書が重なってしまうことがあるのではないですか。だから、そこら辺がどうかと。

 

○堀田座長

 事務局はどう対応するようになっていますか。切り換え時期のダブリの話です。

 

○事務局

 審査課としては、このあと直近にある部会で事前評価を行ったあと、一変の申請をしていただくスケジュールになると思うのですが、切り換えの時期については、ほかの課との連携等もあるので、そこはまた追って調整したいと思います。

 あと 1 点、要望の内要について、「新生児への投与に関する用法・用量の追加」の所が「変更」ではないかという御指摘を頂いたので、そこは修正をし、ホームページ上には掲載したいと思います。

 

○堀田座長

 そこはよろしく御反映ください。

 

○岩田構成員

 今の文言の件ですが、「新生児への投与に関する用法・用量の追加」は、今まで新生児に認められていなかったところを新生児に追加するという意味ではないですか。

 

○事務局 そうです。もともとの用法・用量が 2 3 か月後となっていたので、今回、生後 12 時間以内を目安に皮下に注射するという要望に変更しました。もともと要望としては「新生児への投与に関する用法・用量の追加」という記載があった所です。

 

○岩田構成員

 そういう意味ですよね。

 

○事務局

 はい。

 

○伊藤構成員

 回数を変えたら追加になると思うのですが、回数が 3 回のままでずらすわけだから変更だと私は思ったのですが。

 

○岩田構成員

 その意味では変更ですが、新生児に投与できるようになったことを追加するという意味だと、追加でもいいかなと。どちらでも結構ですので、意味が正確に伝わるようにお願いします。

 

○堀田座長

 ほかのものとの整合性があるので、そこはそろえていただくことでよろしいですか。佐藤課長、よろしいですか。

 

○医薬食品局審査管理課長

 結構です。御指摘のあったところは、分かりにくい文章は、より意味の通じるように直すことにします。こちらで検討します。

 

○堀田座長

 その他の点はいかがですか。よろしいですか。

 それでは、この 2 題についても公知申請を承認したいと思います。次へ行きましょうか。

 

○事務局

 次の議題に移る前に、先ほどの資料 4-1 のバンコマイシンに関する公知申請への該当性に係る報告書に関する議論について、 1 点訂正させてください。先ほどバンコマイシンについて、 PRE 、ペニシリン耐性腸球菌は敗血症の適応の範囲内であるというお話がありましたが、敗血症の適応症を有する適応菌種は MRSA PRSP でありそれに今回の MRCNS を追加する予定であり、 PRE は含まれないので、これらの中では読めないということで訂正いたします。

 バンコマイシンの PRE の適応については、抗菌・抗炎症 WG での御検討では、日本での実態がなかなかよく分からず、本検討会でのスキームで開発の取組を求めるだけの必要性を十分に把握できなかった状況です。今後、関係学会の御協力を頂き、国内での実態について明らかにしていただき、必要に応じて第 3 回の要望で適応外薬として対応してまいりたいと思っていますが、よろしいでしょうか。

 

○岩田構成員 私も、もう 1 回読み直していて、適応菌種があって、それに適応症があるので、先ほどの議論は変ではないかと思っていたのですが、ありがとうございます。今回の申請にはデータが不十分だったということですので、そうすると、もう一度申請しなおすようにということですか。分かりました。使用実態に関する調査に関しては、関連学会の方で御協力できると思います。また持ち帰り、そのように対応したいと思います。

 

○堀田座長

 バンコマイシンの適応範囲を正確に解説していただいて、 PRE は含まれないことになりましたが、そこはまた今後、要望等で、あるいは国内調査等で明らかにしたいということです。

 次に移っていいですか。続いて、医療上の必要性が高いと評価された品目に係る専門作業班の検討状況について、事務局から御説明ください。

 

○事務局

 資料 5-1 を御覧ください。第 I 回要望で医療上の必要性が高いとされた品目に係る専門作業班の検討状況です。前回、会議時に検討中であったものについて、説明をします。 2 ページですが、抗菌・抗炎症 WG 1 品目残っており、バンコマイシン塩酸塩のみですが、今回、公知申請の妥当性の評価が行われましたので、第 I 回要望分については全て検討が終了しました。

 資料 5-2 についてです。第 II 回要望で医療上の必要性が高いとされた品目に係る専門作業班の検討状況で、前回、会議時に検討中であったものについてです。 2 ページですが、代謝・その他 WG です。こちらについては、ミコフェノール酸モフェチルが 1 品目あり、現在、 WG にて詳細を検討しています。

4 ページですが、循環器 WG です。これらについては現在 4 品目あり、これらについても WG で検討をしています。

6 7 ページです。こちらは抗菌・抗炎症 WG でして、現在、これらについても WG で詳細を検討しています。

9 ページですが、こちらが小児 WG でして、今回、第 II 回要望に関しては 7 17 日に開発要請を行っているので、その品目については要望番号の所に「○印」を付けています。また、この中で抗 HBs 人免疫グロブリン、パミドロン酸二ナトリウム、組換え沈降 B 型肝炎ワクチンについては、公知の妥当性が評価されましたので、これらについては進捗がありました。

○堀田座長 ただいまの報告に、何か御質問や御意見はありますか。これは今やったものですので、よろしいですね。

 資料 6-1 に移りますが、企業から提出された開発工程表について、事務局から御説明願います。

 

○医政局研究開発振興課治験推進室長

 議題の企業から提出された開発工程表について、お手元の資料 6-1 〜資料 7 に関して、説明します。企業から提出された開発工程表について、第 I 回要望 186 件、第 II 回要望 88 件について、開発要請先の企業に 2013 9 17 日現在の状況を踏まえた開発工程表の提出をお願いしたところ、未提出の企業はありませんでした。また、本年 7 17 日に第 II 回要望に係る 3 回目の開発要請 5 件を行っていますが、これについても 9 17 日現在の開発工程表の提出を求めたところ、全ての企業から提出がありました。この詳細については、後ほど資料 6-2 6-3 に基づいて説明します。

 開発工程表の評価基準についてですが、今回、 7 17 日付けで第 II 回要望に係る第 3 回目の開発要請を行っています。これの基準については、 2 3 ページにかけて記載をしています。 (4) 「第 II 回要望開発要請品目」と書いてある所が該当しますが、基本的に考え方、中身そのものは、従前のものと同一ですので、説明は割愛します。

 資料 6-2 に基づいて、第 I 回要望に係る開発工程表の概要について、説明していきます。本年 9 17 日現在の報告状況ですが、 1 ページの総括表をご覧ください。第 I 回要望に関する第 1 回開発要請分は、今回、 80 件承認済みとなっていますが、前回、 78 件でしたので、 2 件の増加が見られます。第 2 回開発要請分については、今回、 41 件となっていますが、前回、 38 件でしたので、 3 件の増加となっています。

 具体的にどの品目かを説明いたします。資料 6-2 5 ページからが、承認済みのもの 124 件をまとめたものです。この中で今回新たに変更がありましたのは、 15 ページの中段辺り、要望番号でいうと 199 352a 2 品目で、今回新たに承認がなされています。

 さらに、第 2 回開発要請分については、 20 ページの 19.1 229 21 ページの 124 、これら 3 品目が今回新たに承認がなされています。

 なお、 20 ページの 19.1 、アセトアミノフェンに関しては、小児に関する用法・用量の追加という御要望でしたが、今回の承認の中には新生児の用法・用量の追加がまだなされていないということですので、製薬企業においてもこの新生児の用法・用量の追加について、現在、検討中と連絡を受けています。

22 ページを御覧ください。 22 ページからは、承認申請済みのものの一覧です。一部、成分名あるいは販売名が確定した、あるいは変更したものがありますが、その説明は割愛します。 23 ページですが、 205 94 、この 2 品目が新たに承認申請済みとなりました。 24 ページですが、第 1 回要請品目の第 2 回開発要請分のうち 24 ページの要望番号 148 329 、この 2 品目が新たに承認申請済みとなっています。

25 ページですが、ここからは治験計画届提出済みのもの 42 件をまとめたものです。その中で変更点としては、 289 、ファイザー社のボリコナゾールについて、承認申請準備中となっています。 26 ページにまいりまして、第 2 回開発要請分については、要望番号 314.2 228 251 、この 3 品目が新たに承認申請準備中となっています。 27 ページにまいりまして、 152 、シプロフロキサシンについては、症例の組入れが遅れたために、治験実施期間を延長するといった報告を受けています。以上、 a-0. から a-2. まで適切に開発が行われていると評価したいと考えています。

32 ページを御覧ください。ここから先は個別に評価をしていく必要があるものです。開発要請半年後以降に公知申請を予定するものですが、 239 については WG で検討中であるということですので、現在の評価は保留とします。 34 ページですが、最後の 151 については、先ほど説明した要望 152 と成分名は同じであり、これについては 152 の治験期間が症例集積の遅れにより延長されたことに伴い、一緒の対応をするという報告を受けています。ここまでについては、いずれも評価保留としたいと考えています。

 

○堀田座長

 今の件で、 32 ページのバンコマイシンについては WG で検討中というのは、今日検討したということで公知申請になるということでいいのですね。

 

○医政局研究開発振興課治験推進室長

 はい。よろしければ、続きまして資料 6-3 について御説明したいと思います。まず 1 ページ目の総括表ですが、第 1 回の開発要請分について承認済みのものは、今回は 25 件となっており、前回の 14 件から 11 件の増加を見ています。

 具体的にどの品目か、御説明していきます。まず 5 ページからが、承認済みのもの 25 件の一覧表です。このうち新たに承認されたものは 7 ページから 8 ページにかけて、要望番号 II-51 、エプタコグ アルファからの 11 品目です。

 続いて 9 ページです。承認申請済みのものが 17 件ありますが、今回の新たな変更点としては 10 11 ページにかけて、要望番号 II-277 から II-44 まで、この 8 品目について、第 1 回開発要請分として、新たに承認申請済みとなりました。同じく 11 ページの II-107 II-73 、この 2 品目について、第 2 回開発要請分として、承認申請済みとなりました。

 続いて 12 ページからは、治験計画届提出済みのもの 13 件の一覧表です。これに関して、今回、 13 ページの下のほうにあります II-30 II-31 II-283 、この 3 品目が追加になっています。これら 3 品目については、当初、企業としては既存の資料を用いた承認申請、あるいは公知申請を考えていたところですが、 PMDA との相談の結果、治験の必要性を指摘されたところであり、その治験の必要性に基づいて、治験計画届を提出していただいているものです。これら a-0. から a-2. まで、適切に開発が行われていると判断したいと考えています。

 続いて 16 ページを御覧ください。これ以降については、個別の進捗状況を踏まえ、判断するものです。まず II-290 2 つありまして、先ほど資料 4-3 、資料 4-4 に基づいて、 WG からの御報告に基づき、公知申請が妥当であるという御判断を頂いたものです。これについては本年 7 月の開発要請をした 5 件のうちの 2 件ですが、ただいまの御議論で公知が認められたという評価でしたので、この 2 品目については適切な対応がなされていると評価したいと考えています。

 それから、 17 ページに「開発要請半年後以降に公知申請を予定するもの」がありますが、これについての変更点は 19 ページを御覧ください。要望番号 II-163 、これについてはただいま資料 4-2 に基づいて、公知が妥当であると御判断いただいたものですので、これについても妥当な対応が図れていると判断したいと考えています。

 それから、 21 ページからが「その他」の品目ですが、そのうち 23 24 ページにかけて、第 3 回の開発要請分の 3 品目ですが、企業としては、公知ではなく既存のデータで一変を予定したいという考え方を示しています。

 これらについては、評価は保留という形で対応したいと考えています。

 続いて資料 7 に基づきまして、公募を行った品目の、本年 9 25 日現在の進捗状況を御報告したいと思います。主な変更点ですが、番号で言いますと 4 、メトロニダゾールについては承認申請準備中であったものが、承認申請中と進捗が見られています。

 それから 15 については、開発の意見の申し出があった企業のところですが、新たにポーラファルマが開発の申し出をされています。また、共同開発をする企業があって、この企業名については未公表ということで依頼を受けています。

 裏面にまいりますが、第 II 回要望の募集の、公募の状況です。まず 1 2 については、これまで治験の準備中であったものが、治験実施中となり進捗が見られています。それから 5 の品目については、新たにポーラファルマが開発の申し出をされていまして、また、共同開発企業があり、こちらの企業名については未公表ということで承っています。それから 8 の品目については、これまで企業名が未公表であったものが帝人ファーマということで、開発企業名が明らかとなったところです。

 それから 9 10 については、今回新たに開発の申し出がありました品目です。企業名については未公表を希望されています。それから 11 については、新たに千寿製薬が開発の申し出をされています。また、共同開発企業があって、そのお名前については未公表という形で承っています。駆け足でしたが、資料 6-1 〜資料 7 まで御説明させていただきました。以上です。

 

○堀田座長

 ただいまの企業からの工程表及び、開発の募集を行った医薬品のリストについて、何か御意見があれば承りますが、いかがでしょうか。

 

○藤原構成員

 事務局に将来的な展望をお聞きしておきたいのですが、いろいろな薬が出てきて、開発要望が出ていますが、手を挙げてくれないものがあったりする中で、例えば今は新薬メーカーだと、新薬創出加算という対価があるから、こういう未承認薬への要望のリストに挙がったものに応募してくださいと言いやすいと思うのですが、例えばベンチャーとか、全然大きくない、新薬を持っていないようなメーカーが、こういう未承認薬検討会議で必要性が高いから、開発要請に乗ってくれませんかという話をしたときに、インセンティブとは何があるのでしょうかと。

PMDA に行くと、大体フェーズIIIとか、非常に厳しいところを要求されたり、治験の上でのハードルを課されて、それから薬価に持っていくと、例えばリストを見ても何か古い薬があったりすると、あれは局方品にありますよとか、そんな再審査が終わったような薬の薬価は安いから、そのとおりにしますよと言われたら、多分誰もがみんな必要性を認めているものにせっかく応募して、高いお金をかけて治験をやって承認されたときに、最後の最後で医薬食品局はいいですよと言ったけれど、中医協で高い値段は駄目ですと言われたら、がっくりきて、それから後の人たちが応募しにくくなるのではないかというのも、これだけいろいろな品目が出てくると、ちょっと思うのですが、それは何か対策というのはあるのですか。

 

○医政局研究開発振興課治験推進室長

 適切なお答えができるかどうか、非常に難しいご指摘ですが、ベンチャー系の企業の方が一生懸命開発をして、うまく承認に結びつき、薬価収載ということになれば、その品目についても、将来的には未承認薬・適応外薬の加算の対象になり得る可能性もあるのだと思います。

 そういったことも 1 つのインセンティブになり得るのではないかと思います。

 

○堀田座長

 今、藤原構成員から御指摘を頂いた点は、確かに多くの上梓品目をもつ体力のある企業はメリットも大きいのだけど、そうでない所はなかなか開発のメリットというか、直接的にインセンティブが働かないということです。それを今おっしゃっていただいたように、そこにもある程度のインセンティブが働く仕組みを導入していただければ、また開発も進むのかなと思います。是非よろしくお願いします。

 

○伊藤構成員

 以前、 PMDA の意見聴取のときに、日本小児科学会の薬事委員会のほうから相談料を考えてほしいと。要するにあまり利益にならないものに関しては、やはり相談料を考えてほしいというのを出したのですが、そういうものは生きているのでしょうか。

 

○堀田座長

 今はその仕組みがあります。薬事戦略相談であれば、ベンチャーやアカデミアから出てきたものは、相談料で 10 分の 1 になるという仕組みがあります。その話ですか。

 

○伊藤構成員

 その話です。それで乗せてやっていただけるわけですか。

 

○医薬食品局審査管理課長

 はい、やはり独立行政法人の事業ですので、実際にかかった業務に応じた費用というのは、何らかの形で、誰が払うかは別ですが、これは頂戴するというのが普通と言いますか、一般的です。ただ、先ほどのように、例えば非常に小さな企業で、ベンチャー、アカデミア、そういう所については国が手数料を 9 割負担して、 1 割程度のお金で相談をしていただいているということです。

 その中で、普通の治験相談そのものを、最初からこの薬事戦略相談でというわけにはいかないと思いますが、一方、ベンチャーの方々は、やはり将来の実用化への道のりというのを、普通の製薬企業と違って十分御理解をいただいていないということもありますので、そこは薬事戦略相談をお受けいただいて、着実な 1 歩を前に進めていただくというのが一番順当ではないかと考えています。

 

○堀田座長

 そのほかはよろしいでしょうか。審議官は、何か言うことはありますか。

 

○大臣官房審議官 ( 医薬担当 )

 今日はどうもありがとうございました。おかげさまで、今回は 17 回目ということで、かなり未承認薬・適応外薬も進んでまいりましたし、それから開発のほうも、研究開発振興課からの開発のプッシュと、また、保険のほうの取扱いもありまして、うまく進んできているものと思います。今度の第 3 回目といいますか、来年 1 月から随時の。

 

○医薬食品局審査管理課長  8 1 日です。

 

○大臣官房審議官 ( 医薬担当 )

8 月ですね。 8 月から随時募集いただいていますので、それも含めてこれからもう少しやらせていただければと思います。

 それから御参考までですけれど、これは医薬品の未承認薬・適応外薬ですが、医療機器のほうもニーズの検討会というのをやっていまして、これもかなり前からさせていただいて、かなり開発の要請をさせていただいて出来ていまして、どちらも最初の要望を頂いたときには、確かに未承認薬・適応外薬らしいというのがあったのですが、最近ですとかなり対象が絞られてきていまして、そこら辺はこれから、いわゆるアンメットメディカルニーズみたいなところは、厚労省でもいろいろな研究班等がありますし、これからまた研究も、いろいろな所でされていますので、そこら辺の連携も含めて、いろいろ先生方の御協力、御支援、アドバイスを頂きながら、進めさせていただければと思っています。

 

○堀田座長

 ありがとうございます。そのほかに何かありますか。よろしければ、今後の予定等も含めて、事務局からお願いします。

 

○事務局

 もう 1 つ、「当日配布資料」という一枚紙のものについて、御紹介だけさせていただきたいと思います。現在、欧米で承認されていて、日本で未承認の医薬品リストについて、 2013 3 月までの情報を、厚生労働省のホームページにて、今、公開している状況です。このリストについて、 PMDA の方々の御尽力もありまして、引き続きアップデートをしているところです。

 また、このリストについて先ほど申しましたように、厚生労働省のホームページで公開していますが、 10 月中には PMDA でも、この当該リストについて公表する予定でして、今後も随時アップデートしていこうと考えています。御報告は以上です。

 

○堀田座長

 大変よい試みだと思いますし、これは参考になると思います。何か追加の御要望などはありませんか。よろしいでしょうか。それでは、今後の予定等をお願いします。

 

○事務局

 次回の検討会ですが、来年 1 16 ( ) の午後 3 時から開催させていただく予定ですので、よろしくお願いします。御多用のところを恐縮ですが、どうぞよろしくお願いします。

 

○堀田座長

 特に問題がなければ、これで本日は終了とさせていただきます。ありがとうございました。


(了)
<照会先>

厚生労働省医政局研究開発振興課
厚生労働省医薬食品局審査管理課



03−5253−1111(内線 4165、4221)

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