2013年6月12日　第５７回 中央社会保険医療協議会 保険医療材料専門部会 議事録

○印南部会長
　ただいまより、第57回「保険医療材料専門部会」を開催いたします。
　まず、委員の出欠状況について御報告いたします。本日は、石津委員が欠席です。
　それでは、議事に入りたいと思います。
　特定保険医療材料価格調査について議論いただきたいと思います。事務局より資料が提出されておりますので、説明をよろしくお願いいたします。
○医療機器政策室長
　医政局医療機器政策室長でございます。
　お手元の資料、中医協材－１をごらんいただきたいと思います。平成25年度に実施する特定保険医療材料価格調査でございます。
　趣旨は、材料価格基準の改正の基礎資料を得ることを目的としてございます。
　調査期間ということで、２のところにございますが、25年度中の５カ月間の取引分を対象として実施したいと考えておりまして、１カ月ですと、調査対象のデータが集まりにくいという現状がございますので、これまでどおり、５カ月間の取引分を対象ということを原則とさせていただき、括弧の中に書いてございます幾つかの品目等に関しましては、１カ月分の取引を対象とする形を考えてございます。
　３にございますように、調査の対象と客体に関しましては、販売サイドに関しましては、販売業者の全数、（２）の購入サイドに関しましては、それぞれ丸１～丸４に書きました施設に対しまして、これまでどおりの一定の抽出率をかけまして、調査客体数をこのように示してございます。
　調査事項としましては、４に書きましたとおり、特定保険医療材料の品目ごとの販売価格及びその数量といったところについて、調査をしたいという内容でございます。
　事務局からの説明は以上でございます。
○印南部会長
　どうもありがとうございました。
　ただいまの御説明について、御質問等がありましたら、お願いします。
　鈴木委員、お願いします。
○鈴木委員
　１つ、歯科技工所のところなのですけれども、これは60分の１の抽出率、80客体と、最初から２桁というすごく少ない数で調査するということになっているのですが、それはなぜかということをお聞きしたいと思います。
　裏側の資料を見ると、前回のものがありまして、回収率は40.4％でした。そうすると、前回と同じように回答したとして30ぐらい、全部が回答しても80ぐらいで、いつも回答の数が少ないと言われるのですが、最初から少ない抽出率で調査を行うのはどうしてなのか、説明をお願いします。
○印南部会長
　お願いします。
○医療機器政策室長
　医療機器政策室長でございます。
　裏面にございます、平成23年度に実施しました実績でございますと、今、御指摘の歯科技工所に関しましては、109客体を当初対象としておりましたが、今回に関しましては、施設調査等におきまして、把握できます全体の施設数の変化に基づきまして、抽出率は変えてございませんので、調査客体数としては、約80ということになってございます。
　一方で、回収率等に関しましては、前回40.4％でございましたけれども、今回はできるだけさまざまな努力をさせていただき、引き上げることで、一定の調査に資するデータ数を確保したいということでございまして、ここでの御提案は、抽出率のほうは変えずに、客体数を設定しているということでございます。
　以上でございます。
○鈴木委員
　答えになっていないと思います。
○印南部会長
　鈴木委員、お願いします。
○鈴木委員
　抽出率を変えて、もっとふやしたらいいのではないですかという話をしているのです。
○医療機器政策室長
　わかりました。それでは、23年度分に関しまして、100を超える３桁の客体数になってございますので、この辺りは、少なくとも前回並み、３桁を確保できるように検討させていただきたいと思います。
○印南部会長
　ほかにございませんでしょうか。よろしいでしょうか。
　それでは、特定保険医療材料価格調査については、本日の御意見を踏まえ、手続を進めていただければと思います。
　次回の日程について、事務局からありますでしょうか。
○医療課企画官
　医療課企画官でございます。
　現時点では未定でございます。決まり次第、御連絡いたします。
○印南部会長
　それでは、本日の「保険医療材料専門部会」は、これにて閉会といたします。