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2013年7月26日 平成25年度第5回DPC評価分科会議事録

○日時

平成25年7月26日(金)10:00〜11:01


○場所

中央合同庁舎第5号館
専用第22会議室(18階)


○出席者

【委員】
小山信彌分科会長 松田晋哉分科会長代理 相川直樹委員 伊藤澄信委員
井原裕宣委員 樫村暢一委員 香月進委員 金田道弘委員
河野陽一委員 川上純一委員 工藤翔二委員 嶋森好子委員
瀬戸泰之委員 竹井和浩委員 藤森研司委員 美原盤委員
【事務局】
宇都宮課長 佐々木企画官 他

○議題

1.平成24年度特別調査(ヒアリング調査・アンケート調査)の結果報告について(案)
2.「DPC/PDPSコーディングガイド」について(案)
3.DPC/PDPSの対象病院と準備病院の募集について(案)

○議事

10:00開会

○小山分科会長
 それでは、定刻となりましたので、ただいまより「平成25年度第5回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会」を開催いたします。
 お暑い中、皆様お集まりいただきましてありがとうございます。
 まず、委員の出欠状況について御報告いたします。
 本日は、池田委員、緒方委員、三上委員、渡辺委員が御欠席であります。よろしくお願いいたします。
 次に、今回、厚生労働省におきまして異動がありましたので、事務局から御紹介をお願いいたします。
○小林補佐
 それでは、7月2日付で異動がございましたので、事務局の御紹介をさせていただきます。
 佐々木健医療課企画官でございます。
○佐々木企画官
 よろしくお願いいたします。
○小林補佐
 続きまして、本日の机上配付の資料を確認させていただきます。
 上から座席表、議事次第、委員名簿と続きまして、
 D−1 平成24年度特別調査(ヒアリング調査・アンケート調査)の結果報告について(案)
 D−1(別紙) 平成24年度特別調査(ヒアリング調査・アンケート調査)の調査結果(案)
 D−1(参考) 平成24年度DPC評価分科会における特別調査について(案)
 D−2 DPC/PDPSコーディングガイドについて(案)
 その後ろに参考資料として「DPC/PDPSコーディングガイド」をおつけしてございます。
 さらにD−3といたしまして「DPC/PDPSの対象病院と準備病院の募集について(案)」の資料がございます。
 過不足等がございましたら、事務局までお申しつけください。
○小山分科会長
 ありがとうございます。
 それでは、早速、始めたいと思います。
 まず、第1の議案「平成24年度特別調査(ヒアリング調査・アンケート調査)の結果報告について(案)」についてを議題といたしたいと思います。
 事務局より御説明をお願いいたします。
○小林補佐
 それでは、お手元の資料D−1、D−1(別紙)と参考資料をあわせてごらんいただければと思います。
 「平成24年度特別調査(ヒアリング調査・アンケート調査)の結果報告について(案)」でございます。
 「概要」です。
 次回の診療報酬改定に向けまして、適切なコーディングを推進するための体制を検討するに当たりまして、実際の医療現場の皆さんで行われているコーディングの現状ですとか、DPC評価分科会で議論されているコーディングマニュアル案に対します医療現場の御意見をいただくことを目的といたしまして、特別調査を実施いたしました。
 ヒアリング調査でございますが、DPC/PDPSの適切なコーディングに向けて先進的な取り組みを行われていらっしゃる5つの医療機関を選定いたしまして、本年4月3日に本分科会でヒアリングを実施したところでございます。
 一方、アンケート調査でございますが、ほかの医療機関とコーディングの傾向が異なる医療機関、128件を選定いたしまして、調査を行ったところでございます。
 この双方の調査結果を踏まえました考察でございます。
 なお「ヒアリング調査」及び「アンケート調査」結果の詳細につきましては、D−1(別紙)、また、調査方法やアンケート用紙の内容につきましては、D−1(参考)といたしまして資料がございますので、適宜御参照いただければと思います。
 まず「○1DPC/PDPSのコーディング手順について」でございます。
 ヒアリング調査でございますが、入院時・退院時に医師によりましてDPCコードが入力された後に診療情報管理士ですとか医事課職員が内容を確認する体制をとっている病院が多ございました。
 また、診療情報管理士や医事課職員がDPCコーディングを行った後に医師が確認するという医療機関もあったところでございます。
 一方、アンケート調査では、退院時にコーディング内容を医師が「要請時のみ確認」するという医療機関が27.3%となってございまして、逆に申し上げますと、医師が直接コーディングにかかわっていない医療機関も存在することがわかりました。
 また、同じくアンケート調査でございますが、退院時に診療情報管理士や医事課職員によるコーディング内容の確認「あり」が9割ですけれども、やはりこれも逆に言うと1割程度は医師以外による目が通っていないという医療機関があるということでございます。
 このようなことを背景といたしまして「○2コーディングに係る事務部門の体制」でございます。
 こちらにつきましては、D−1(別紙)の8ページ以降に詳細な資料がございますので、あわせてごらんいただければと思っております。
 「診療録情報を管理する部門の勤務職員数」でございますけれども、アンケート調査の対象となった医療機関では平均5.3人でございました。
 一方、ヒアリング調査でございますけれども、これはもちろん病院の規模にもよりますけれども、3名〜79名と大きなばらつきがございました。
 「診療情報管理士の数」でございますが、アンケート調査におきましては平均2.5人、一番少ない機関はいないという医療機関もございました。ヒアリングの調査対象となった医療機関では、最低でも2名ということでゼロの医療機関はなかったということでございます。
 続きまして、アンケート調査の対象となりました医療機関の「診療録情報を管理する部門の勤務職員」のうち「診療情報管理士」の割合でございますけれども、これも医療機関によって大きなばらつきがございまして、全員が診療情報管理士であるという医療機関が37%である一方、2割未満の病院も20%程度認められております。なお、ヒアリング調査をした医療機関では「診療情報管理士」がいないという医療機関はございませんでした。
 また、医療機関の管理部門のうち「常勤・非常勤等」の割合についてでございますけれども、全て常勤で賄われている医療機関は57%ございましたけれども、常勤職員がいない医療機関も15%ございました。
 しかし、診療情報管理士を雇っている医療機関では「非常勤」職員の割合はほとんどの医療機関で0%。つまり、多くの診療情報管理士は常勤雇用となっていたということでございます。
 また「常勤・非常勤以外(請負方式等)」で行われている職員の割合は「0%」となっている医療機関が75%となっている一方で、全部の職員が請負方式等で賄われている機関も22件(17%)程度認められております。
 ヒアリング調査の対象になった医療機関では「非常勤」職員、「請負方式等」の職員はいずれも含まれておりまして、医療機関によって体制はさまざまでございました。
 続きまして「○3『適切なコーディングに関する委員会』について」でございます。
 こちらにつきましては、D−1(別紙)11ページ目以降に詳細な資料がございます。
 委員会の「開催回数」でございますけれども、アンケート対象となった調査機関では、最低回数である年2回のみ実施している医療機関が約半数ございました。
 これに対しまして、前回、ヒアリングをさせていただいた医療機関でほぼ毎月開催されておりまして、適切なコーディングに向けて頻回に委員会を開催していることが示唆されたところでございます。
 委員会での「検討内容」でございますが、アンケート調査及びヒアリング調査の対象となった医療機関ともにコーディングに関する内容が最も多くなってございました。特に機能評価係数IIの評価対象となってございます「.9」コード、これは部位不明、詳細不明のICD−10コードのことでございますが、この「.9」コードの使用割合をテーマとして挙げているところが多ございました。
 また、その他「DPC制度について」ですとか「出来高で算定した場合との差額分析」等が挙げられておったところでございます。
 また、委員会の「参加人数」でございますけれども、アンケート調査の対象となった医療機関は13.9人でございまして、内訳は医事課等の職員ですとか、診療情報管理部門の職員でございましたが、院長や診療科長等が参加している医療機関もございました。
 また、あわせまして「○4コーディングガイドに対するご意見について」も頂戴しているところでございます。
 こちらにつきましては、同じくD−1(別紙)の13ページ目以降に細かい意見を御紹介させていただいてございますが、アンケート調査によれば、コーディングガイドに従って再コーディングした場合「040130呼吸不全」「050130心不全」など不全症とコーディングされている症例のうち、4割以上が変更になるとお答えいただいた医療機関が大半を占めてございました。これよりコーディングガイドがよりよいコーディングのために有効である可能性が示唆されたと考えております。
 また、調査からコーディングガイドに対しては、以下のような御意見が挙げられたところでございまして、考え方の優先順位をつける、医療機関のどの職種を対象にしているかの明示、具体的な事例の掲載、また、フロー方式等の見やすさに工夫があればいいのではないかという御意見を頂戴したところでございました。
 続いて4ページ目でございます。
 「○5その他」でございますが、こちらにつきましては、D−1(別紙)14ページ目以降に細かい資料を載せてございます。
 アンケート調査では、調査対象となった5つの診断群分類というものがございました。これは別紙ではなくて、D−1(参考)の資料の2ページ目に具体的な疾患名が挙げられてございますが、具体的には「心不全」「呼吸不全(その他)」「手術・処置等の合併症」「DIC等の続発性」「症状、徴候および異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの(Rコード)」の5つになりますけれども、これらの診断群分類におきまして、なぜ適切なコーディングがなされていないのかにつきまして、集計を行いました結果、理由といたしまして「コーディングの理解不足」「診療行為を優先したコーディングのため」という内容が最も多く挙げられてございまして、コーディングの基本的な考え方について、医療機関で周知する必要がある可能性が示唆されたところでございます
 そのほか「小児が多いため」「高齢者が多いため」といった理由も挙げられてございまして、これらの症例に対しますコーディングルールの整備が必要であることもあわせて示唆されたところでございます。
 また、電子カルテを使用しているところにつきまして、標準病名マスター(ICD-10対応の傷病名マスター)において病名自体が収載されていないと、ICD-10の「.9」コードしか表示されない例とかもあるということで御提案をいただいているところでございまして、またそれらの問題に対応しますための病名マスターのメンテナンスが難しいなど、適切なコーディングの推進において、電子カルテや請求システムの環境の整備が問題となっている場合があるという御指摘をいただいたところでございます。
 さらに適切なコーディングを行うために、診療情報管理士の基本的な役割や位置づけの明確化が必要ではないかという御意見もいただきました。
 これらの結果を受けまして、本調査の「結論」、まとめといたしまして、適切なDPCコーディングを推進するために、以下のような課題があることが示されたと考えております。
 全部で5点ございますが、DPCコーディングにおきまして「医師」「診療情報管理部門」「診療報酬請求部門(医事課等)」が中心的にかかわるものと考えられますけれども、それぞれの役割分担の明確化ですとか、意思疎通を行う機会を十分設ける等、医療機関全体といたしまして、しっかり体制を構築していただく必要があるかと思っております。
 特に、DPCコーディングの最終的な決定者は医師でございますので、医師がICD(国際疾病分類)を含めまして、本制度についてしっかりと理解を深めていただくことがあると考えております。
 また「適切なコーディングに関する委員会」でございますが、規定では年2回となってございますけれども、可能であれば頻回、できれば毎月開催していただいて、より適切なコーディングを議論する場として活用していただくことが大切だと考えております。
 また、コーディングガイドによりまして、具体的な事例も含めて、DPCコーディングの基本的な考え方を示すことも大切だと考えております。
 また、標準病名マスターの整備等も含めまして、コーディングに柔軟に対応できる電子カルテや請求システム等の整備も大切だと考えているところでございます。
 事務局からは以上です。
○小山分科会長
 ありがとうございました。
 D−1の参考資料でありますけれども、ここに平成24年度DPC評価分科会における特別調査ということがなされたわけですけれども、ここでは一応2つのことをやりました。ヒアリング調査とアンケート調査ということであります。
 ヒアリングは御存じのように、非常にコーディングはうまくいっている病院という形でもってヒアリングをさせていただきました。ここへ来ていただきまして、御説明をいただきました。それがD−1(別紙)のところに書いてある5つの医療機関であります。
 そのほかに、いわゆる外れ値を多く出している病院を選びまして、そこにアンケート調査をしたということであります。その結果について、今回、御説明をいただいたわけですけれども、ただいまの御説明について、御質問あるいは御意見がありましたら、よろしくお願いいたします。
○小林補佐
 分科会長、よろしいでしょうか。
 できればアンケートを取りまとめいただきましたので、松田先生に何か補足をいただければと思っておりますが、 よろしゅうございますか。
○小山分科会長
 どうぞ。
○松田分科会長代理
 今、事務局のほうから説明していただいた内容のとおりですけれども、基本的には分類のやり方といいますか、分類のルールをきちんと理解していただくということと、院内の体制という問題と、もうちょっとやはり分類そのものの、特にRコードを使わなければいけないものとか、不全症等をどうコーディングしていくかということについては、少しこの後、データに基づいて検証が必要なのかなということを思った次第であります。
 以上です。
○小山分科会長
 ありがとうございました。
 ほかにいかがでしょうか。御意見、御質問がありましたらどうぞ。
 金田委員、お願いします。
○金田委員
 金田です。ありがとうございました。
 今回のヒアリングは、いわば成績で言えばとても優秀なところですね。アンケートはどちらかというと下のほうであると。
○小山分科会長
 ちょっと表現が余り適切ではないので。非常にこれは微妙なところでありまして、いわゆる外れ値を出している病院が、どうしてほかの病院に比べてこんなに多いのですかという純粋な質問ですので、決していいとか悪いとかではないので、よろしくお願いします。
○金田委員
 そういうことになれば、いわゆる真ん中の9割以上を占める標準的な、言えば並のところは我々が委員として意見を申し上げるという格好でよろしいでしょうか。
 では、標準的かどうかわかりませんけれども、ちょっと意見を言ってよろしいでしょうか。
○小山分科会長
 どうぞ。
○金田委員
 院内でも話し合ったのですけれども、医師の教育、コーディングする医師の教育がやはり必要なのではないか。
 特に、やはり保険医になった段階でDPCのシステムの教育が十分なされていないのではないかということが1点と、現場の声として、やはりこういう医師や診療情報管理士等に対する研修の機会を年に1回程度、できれば都道府県単位であれば一番いいと思うのですけれども、年に1回程度、研修の機会をつくってほしいというものがあります。
 以上です。
○小山分科会長
 大変貴重な御意見ありがとうございます。
 DPCを理解するための講習会というものを、一応このルールでは、それぞれの医療機関の中で最低年間2回以上ということでもって開いていただくようになっていますけれども、この調査でもわかったとおり、ヒアリングで来ていただいた医療機関は、全て毎月行われている。それに対して、アンケート調査の病院はそういう回数ではなかったというところもありますので、先生の御指摘のとおりだと思います。
 ありがとうございます。
 ほかにいかがでしょうか。
○竹井委員
 よろしいですか。
○小山分科会長
 どうぞ。
○竹井委員
 結論の一番最後の部分にある「標準病名マスターの整備等」ですとか、あとシステムの整備というところですけれども、確かにシステムのほうも、前回、ヒアリングの中でもありましたとおり、例えばマスターにないような病名については、通常であればワープロ病名にして、ICDを自由に選んで、レセプトでも請求できるという制度があるのですけれども、ベンダーのほうもそこまで理解できていなくて、ICDが変更できないというシステムもあるそうですから、コーディングガイドと同様にシステムを構築するためのシステムのコーディングガイドというものをつくってもいいのではないかと思います。
 その中でも、今、つくられているコーディングガイドの部分でも、システムで対応できる部分もあると思いますので、その辺を含めて、少し仕様を検討したいなというところです。
 そこで重要になるのは、文字で書かれている部分がシステム化するためには、コードの一覧として、例えばこのICDとこのICDとこのICDだったら、このICDを裏から出すだとか、そういったテーブル化をする必要がありますので、その辺できれば研究班の先生方とお話しさせていただいてできればいいかなと考えます。
○小山分科会長
 今の御意見は4ページ目の「○5その他」の3つ目の丸のとこら辺の関係ですか。
○竹井委員
 そうですね。4つ目、3つ目です。
○小山分科会長
 そうですね。ここはちょっと気になったのですけれども、ベンダーの中にも、やはりそこら辺の理解が十分でないベンダーがあるということですね。
○竹井委員
 ありそうだということです。
○小山分科会長
 ここら辺のところは、ぜひそちらのほうでやっていただきたいと思います。
 では松田委員、どうぞ。
○松田分科会長代理
 やはり本質的には病名の標準化をどうするかということだと思うのですけれども、いわゆる標準病名集のほうがどちらかというと病名のシソーラスになってきていて、必ずしもICD-10との対応を意識してつくられているものではないので、DPC制度を運用していく上での病名については、やはり病名セットというものをつくっていったほうがいいのだろうと思っています。
 それをどこで決めるかという問題ですけれども、それをやらないとなかなかこの問題は解決しないと思います。あともう一つは、先ほど都道府県単位の保険医になるときの研修会というものがありましたけれども、そもそも医学教育の中で、病名のコーディングとか、病名をきちんとつけるということの教育をやらないといけないと思います。
 よく考えてみると、死亡診断書を書くにしても、こういうレセプトを書くにしても、きちんとした病名を書かなければいけないわけなのですけれども、よく考えてみると、私たちは医学教育の中で、余りこの辺をきちんと教えていないですね。その辺を解決していかないと、なかなか難しいのではないかと思います。
 多分、医学教育のレベルでそれをやっておかないと、都道府県単位で教え方がばらばらになってきてしまうと思うので、ぜひその辺は厚労省と文科省の間での話し合いの中で決めていただくことではないかなと思います、
○小山分科会長
 ありがとうございます。
 どうぞ、井原委員。
○井原委員
 今の問題ですけれども、竹井委員や松田委員がおっしゃったことが、これは基本的、絶対的本質だと思います。
 ただ、少し脇筋にはなるのですが、病名を探す手順というところで、ドクターが間違えているケースも実はあるのです。標準病名マスターに載っていないということで問い合わせがあるのですが、どう検索してきましたかとお尋ねすると、例えば部位コードが入っていないから正しく出てこない。探しても中にないという問い合わせに対して、こちらがヒントとしてこうしてみてくださいと言うと、ありましたというケースもあります。
 ですから、検索の仕方ということも、竹井委員がおっしゃったその中に入れていきませんと、全身疾患の病名で検索した場合に、出てくると思うものがどうしても自分の診療科のものが出てこない
 例えば、美原委員の分野で言えば、海綿状血管腫と入れると、全身の病名しか出てこないのです。そこに側頭部とか、そういう部位を入れるとありましたということになるのです。
 ですから、そういった部分もこの問題ではある。きちんと探せば見つかるものもかなりあるのではないのかなという気はしています。
 ただ本質は、先生方が言われるように、きちんとそこをやっていかなければいけないだろうと思います。
○小山分科会長
 ありがとうございます。
○伊藤委員
 いいですか。
○小山分科会長
 お願いします。伊藤委員。
○伊藤委員
 この報告書を見せていただくと、基本的に医師とか、コードの問題で、教育の不足という話で落ちそうなところだろうと思っているのですけれども、やはり持ち場の人たちが気にしているものは、このコードをこういう不明瞭なというか、コードにすることによって診療報酬が高くなったりとか、そのためにこちらを選択したのだということでないということを、どこかでこの委員会として担保されておいたほうがいいのではないかなというのが一つ気になります。
 それからもう一点、医薬品の副作用でMedDRAというコードをつくっておりまして、いろいろな名前を入れると、それの基本語に集約をするようなシステムをつくって、医薬品の副作用に関してはデータの集積をするという話になっておりまして、それと同じように何らかの検索語を入れたときに、それによって特定のコードに集約をするような仕組みづくりというものを考えてもいいのかなという気がいたしました。
 以上です。
○小山分科会長
 ありがとうございます。
 伊藤委員、前段の一番最初のことはアップコーディングではないという意味でよろしいのですか。
○伊藤委員
 はい。そういうことを、この委員会としてこういう結論を出す以上、教育の問題であって、そういう経済的な問題ではないという結論とするのですけれども、それで本当にいいのかという担保がされていることを確認しておかないと、いろいろなところで議論が広がるのではないかなという気がいたします。
 教育の問題であれば、教育をするだけという話でいいのだろう。
 先ほど、医学教育の話は、昔、医師国家試験をつくっているときに、やはり一生懸命いわゆる死亡診断書の書き方みたいな問題づくりをして、啓蒙するような努力はしておりましたので、それは過去にもしておりましたということだけは申し開きをしておかないといけないかなと思っております。
○小山分科会長
 今、伊藤委員がおっしゃった大前提の中に、アップコーディングではないという担保がほしいということですけれども、残念なことに、アップコーディングと思われるのを恐らくかなり含まれていると思うのです。これに対してどう考えていくのかということなのですけれども、今、伊藤委員がおっしゃっているみたいに、これはやはり教育で、アップコーディングした結果は全部自分たちの診療報酬の評価に返ってくるのだということを十分理解していただければ、それはなくなると思うのですけれども、どうですかね。
 ありがとうございます。
 ほかにいかがでしょうか。
 嶋森委員、お願いします。
○嶋森委員
 病名をつけることについては、医師も重要な役割があると思いますが、診療情報管理士という人がせっかくいるわけですから、きちんと教育して、その人がきちんと病名検索等したうえで、医師が確認するようにしないと、医師の業務量が多くなるのではないでしょうか。少なくとも診療情報管理士を入れて、きちんとした下準備をした上で医師が確認できるという体制を整備するということが大事ではないかと思います。
○小山分科会長
 ありがとうございます。まさに、今、嶋森委員がおっしゃったとおりのヒアリングの結果ですね。ヒアリングで来ていただいた医療機関は、診療情報管理士がいないところは1件もなかった。でも、アンケート調査をした病院の中にはやはりゼロの病院が含まれていたということかと思います。
 ほかはいかがでしょうか。
 河野委員、お願いします。
○河野委員
 ただいまの御意見についてですけれども、そうすると、診療情報管理士が病名をつけるのは、今、医師しかできないのですけれども、例えば仮病名というか、そういうものの入力を診療情報管理士ができるような体制、今はだめですよね。そういうものがあれば、もうちょっと積極的に入力の段階から診療情報管理士が係われると思います。
○小山分科会長
 ありがとうございます。
 ほかいかがでしょうか。
 事務局にちょっとお伺いしたいのですけれども、3ページ目の「○4コーディングガイドに対するご意見について」の1つ目の丸のところで、コーディングし直されると4割以上が呼吸不全、心不全は、変わるということなのですけれども、ほかのデータではこういうような表現はないのですか。DICだとか、3ページ目の○4の1つ目の「アンケート調査によれば、」と書いておりまして、4割が変更になるという記載があるのですけれども、ほかの情報はないのですか。
○小林補佐
 D−1(別紙)の13ページ目をごらんいただければと思います。
 こちらがコーディングガイドにした【図表11】でございますが、コーディングガイドに従って再コーディングをした場合の変更割合の表ということでございまして、アンケート種別の「050130」「040130」これが心不全と呼吸不全になりますが、こちらについては比較的変更となるとお答えいただいた割合は高うございました。その下の3つにつきましては、一番多いところが2割以下となっているところや、Rコードについてはばらつきがございました。心不全と呼吸不全が多かったということで例示を2つ挙げさせていただいたところでございます。
○小山分科会長
 ありがとうございました。
 工藤委員、どうぞ。
○工藤委員
 今のに関連して質問ですけれども、この前のアンケートをやられたときに、喀血とか気道系の出血、ああいったもののコーディングについては、どういう回答だったか、これも病名に落とすということでできるという回答が多かったかどうかを、伺いたいのです。例えば、私どもののように、呼吸器の専門病院になると、いわゆる古い結核の後遺症の方がいっぱいおられるわけです。あるいはアスペルギルスとか、個々の病気が慢性的な病気ですから、救急車で喀血して来られたときに、コーディングで病名として結核後遺症とつけるのかと迷うわけですね。実際は喀血の対応なのです。こういったものをどう落とし込むかについては、呼吸器系であればMDC「04」あるいは心不全、循環器であればMDC「05」のワーキンググループあたりでもう少し詰めていただいて、明確なものを出さないと、現場では受けとめ切れないのではないか。そんな危惧を持っています。
○小林補佐
 Rコードにどういう病名を落としていくか、最終的な出口としてどう病名を出していくかというお話になるかと思います。
 先生方からも御意見をいただいているところですけれども、どういう扱いにするかというものはちょっと難しいところでして、ワーキンググループ等も含めまして、検討しているところでございます。すぐに明確なお答えはできないのですけれども、引き続き適切な扱い方につきましては、検討させていただくお時間を頂戴できればと思います。
○小山分科会長
 ありがとうございます。
 ほかにいかがでしょうか。
 これは済みません。先ほどの別紙の○4の再コーディングのところですけれども、下のほうの意義は【図表12】はコーディングガイドに従って再コーディングした場合の変更割合の表ですけれども、おおむね9割以上の症例がコーディング変更となるのは、見方は全体で15病院あったという考え方でよろしいのですか。
○小林補佐
 はい。さようでございます。
○小山分科会長
 そうすると、4割から6割まで半分ぐらいというところまで持ってくると、全部で60病院ぐらいが変更になると考えていいのですか。
○小林補佐
 こちらの表につきましては、診療情報管理士の数が多いか少ないかによって変更割合が多いかどうかを見た図でございまして、平均値というものが診療情報管理士の数になります。
 それの上で、9割以上症例が変更になるものは、診療情報管理士が実は少ないのではないかとか、そういう可能性があるかなということも含めて、図を出させていただいたところで思います。
○小山分科会長
 結論とするとこれはないということですか。
○小林補佐
 そうですね。特に明確な関連性は見つけられなかったということでございます。
○小山分科会長
 はい。わかりました。
 藤森委員、お願いします。
○藤森委員
 ちょっと背景を御説明しておきたいと思うのですけれども、D−1(別紙)の13ページの【図表11】で「050130」これは心不全なのですけれども、非常にコーディングの変更が多かったというものは、実は今回のガイドラインの中で、可能な限り原疾患を優先してコーディングをお願いしますと書かれているのです。
 そうしますと、例えば、心筋梗塞のなれの果てですとか、弁膜症のなれの果てですとか、1回家に帰ったけれども、やはりアップアップして帰ってきたという。ほとんどの医療機関は、それは心不全だけ治して帰すという形になって、心不全でコーディングして10日前後の入院。それを原疾患でということになると、では心筋梗塞に戻すとか、弁膜症に戻すとかとなるとこんなような形になるということなのです。
 ただ、DPCの全体の流れとしては、やはり原疾患主義というものがございますので、原疾患ではちょうど呼吸不全と心不全が、原疾患だとちょっとはまりにくい部分もあるのです。それはちょっと逆にここまでもし御議論していだだいている方向を示せれば、修正も可能ですし、あるいはこのまま原疾患でいくのか。そこは多分医療機関によってかなり迷いがあって、本当に依頼されて心不全だけ治して帰すというケースもかなり実際にはあるので、ちょっとここは少し呼吸不全の部分と心不全の部分の変更の割合が大きかったという背景であります。
○小山分科会長
 まさにコーディングの仕方によって変わってくる。
○藤森委員
 そうですね。
○小山分科会長
 ありがとうございました。
 ほかにいかがでしょうか。
 このヒアリングの結果について、御質問あるいは御意見がありましたら、お願いいたします。
○相川委員
 よろしいですか。
○小山分科会長
 相川委員、お願いします。
○相川委員
 前回の委員会でも発言がありまして、私も発言しましたし、また今回も発言があったのですが、教育の問題というところで、これはぜひこの委員会での一つの意見あるいは議事録に残るだけではなくて、教育の問題は、恐らくこの委員会が合意していることだと思いますので、特に文科省との関係、これはコアカリキュラムの段階でどこまでやるか、あるいは医師国家試験の出題基準の段階では、どこまでやるかということは、それぞれ保険局からコアカリキュラムを検討する文科省と医政局の委員会、それからまた国家試験に関しましては、医道審議会の医師国家試験改善検討委員会と出題基準検討部会ですか、そちらのほうにも意見を投げておいたらどうでしょうか。
 そうすることによって、現場ではそういう意見が出ているということがそれぞれの委員会での検討時の参考になると思います。
○小山分科会長
 ありがとうございます。
 ほかはいかがでしょうか。
 藤森委員、お願いします。
○藤森委員
 もう一点、別紙の13ページのところの今の【図表11】の「180040」、これは実は「手術・処置等の合併症」という物ですごく概念の広い診断群で何でもありなのです。
 例えば、本当の骨髄移植とか、腎臓移植のいわゆる慢性拒絶などもここの術後に入ってきますし、あるいは例えばシャントの狭窄というものも当然入ってきますし、あるいは先ほど見たのは、冠動脈ステントの狭窄というものもここに入ってきた例があったりとか、あと人工関節の破損もここに入りますし、心臓の弁膜症の弁置換後のステントみたいなものがここに入ってきて、余りにも広過ぎる。それで、今、点数が結構高いので、ここを結構危ないとされているところがあるのです。
 ですから、一つ提案としまして、MDCごとにこういうような雑多なというか、分離し切れないものをやはり用意しておかないと、全てがここに入ってしまうというのはちょっと無理があるのかなというのは、特に逆に点数がそれで薄まってしまって、慢性腎不全の拒絶などは逆に赤字になってしまうのです。そこしかないので入れるのですけれども、やはり臓器ごとに術後の合併した症状に関して意味が違うと思いますし、あるいはどこまで入れるのか、弁膜症の弁置換後の弁不全が本当にそれは術後の合併症なのかということも、やはりそこは少しルールを明らかにしていかないと、ちょっとここは本当に乱用されて、あるいはシャントチューブの再狭窄で2〜3カ月もいろいろなことをやって入院している例もあるのです。ですから、ちょっと入院契機と医療資源をやはり分けて考えていただく必要もあるかと思うのですけれども、ちょっとここは整理が必要かなと実は思っております。
○小山分科会長
 ありがとうございます。
 それはコーディング委員会ですか。
○藤森委員
 そうですね。
○小山分科会長
 わかりました。
 ほかはいかがでしょうか。
○松田分科会長代理
 よろしいですか。
○小山分科会長
 お願いします。
○松田分科会長代理
 今、藤森委員が御指摘になったように、D−1(別紙)の14ページにもありますけれども「180040」の70%が実はシャントなのです。これが本当にこの中に混ざってしまっていいのかというのはちょっと問題だと思っていて、もしかすると本来であれば、もとの透析施設のほうでやるべきものであるようなものまで、結局送られてきて、そこでPTAをやられて、それでこれでコーディングされているという現状があるのではないかと思います。そういう意味でこういうものが少し分類として分けるという形でやっていったほうがいいのかなということを分析していて思いました。
○小山分科会長
 ありがとうございます。
 ほかはいかがでしょうか。
 ヒアリング、アンケート調査の結果報告については、大体これでよろしいですか。
 特に異論はございませんか。
 なければ、またもとに戻って、次も関係しますので、続きまして「DPC/PDPSコーディングガイドについて(案)」を議題といたしたいと思いますので、事務局より御説明をお願いいたします。
○小林補佐
 それでは、D−1に関連いたしまして、資料D−2をごらんください。
 「DPC/PDPSコーディングガイドについて(案)」でございます。
 まず「背景」でございますけれども、厚生労働科学研究班(伏見班)でございますが、平成24年度の研究報告書におきまして「DPC/PDPS傷病名コーディングガイドver.1.0」を報告いただいたところでございます。
 また、平成24年度の特別調査におきまして、先ほど御紹介いたしましたとおり、コーディングガイドに対する医療機関の意見を調査したところでございます。
 主な意見は先ほどと一部重なりますけれども「2.平成24年度特別調査(アンケート調査・ヒアリング調査)におけるコーディングガイドに対する主なご意見」のところに書いているものになります。
 ドクターにICD-10やDPC制度がなかなか浸透していないということで、疑義を出しても理解をいただくことが難しい状況もあるということですので、ガイドによりまして、判断基準が示されるのはありがたいという御意見。
 また、コーディングガイドによって、診療側と審査側の認識が共通化されるという御意見もいただいたところでございます。
 また、医療資源を最も投入した傷病名のコーディング方法について、考え方の優先順位をつけるということや、具体的な事例を載せるということ。
 見やすさに工夫をする必要があるということ。
 また、特に以下のような例につきましてコーディングに苦慮するので判断基準を示してほしいという具体例もいただいたところでございます。
 例えば、ほかの医療機関で手術を施行した後に、フォローのために転院をしていった患者さんについて。
 また、人工肛門閉鎖術のための入院のコーディングについてということで、例示をいただいたところもございました。
 「3.今後の対応(案)」でございますが、次回改定(平成26年度)以降の活用に向けまして、平成24年度特別調査の調査結果等を踏まえまして、引き続き研究班におきましてコーディングガイドの見直しを行っていただくことといたしまして、その見直し案につきまして、ことしの秋をめどに本分科会に報告することとしてはいかがでしょうか。
 なお、資料D−2(参考)といたしまして御提出しております「DPC/PDPS傷病名コーディングガイド」ver.1.0の資料をつけてございますので、ごらんいただければと思います。
 事務局からは以上です、
○小山分科会長
 ありがとうございました。
 コーディングガイドをつくりましょうという話でありますけれども、前回のD−2のほうの参考を見ていただきますと、バージョンが1.0になりました。この前は0.75でしたか。バージョンが0.75が1になって世に出せるようになったという。
 この説明は特になくてよろしいのですか。
 簡単にもししてもらったら。先生でいいですか。誰にしてもらったら一番いいのか。藤森委員。
○藤森委員
 私もかなり意見を言わせていただいたので、さらっとですけれども、まさに最も医療資源を投入した傷病名、いわゆる上6桁ですね。この上6桁をいかなる原則によって決めるのかということが書かれているということで、少しICD-10の細部に入ったことは、今回、割愛させていただいて、本当にいわゆる上6桁の病名をどう決めるか。それを書いています。その中で、例えば2ページ目で病名から手術・処置といわゆるコーディングのまず基本がありますねと。そして3ページ目の下ですけれども、留意すべき具体例という形で書かれています。先ほど申し上げたように、例えばなるべくこの原疾患に基づいて行っていただきたい。
 例えば、4ページ目の「1)医学的に疑問とされる可能性のある傷病名選択の例」というものがありますけれども、まさに「心不全」「呼吸不全(その他)」「手術・措置等の合併症」というものに関して書かれているところであります。
 そういうことで、まさに原理原則そのままを書いております。ただ、やはり非常に難しい膵頭部がんで胆道狭窄があったときの黄疸のドレナージだけをやるときに、それは胆道狭窄のほうがいいのか、膵頭部がんのほうがいいのかというのは、やはり非常に難しい問題があるので、なかなか決め切れない部分もございますけれども、まず、今回、初めてですけれども、そういう意味で原理原則で最も医療資源を投入した傷病名とは何ぞやという考え方を示させていただくということでございます。
○小山分科会長
 ありがとうございます。
 大変簡単な御説明ではありましたが、何回か出ておりますので、委員の皆様は御理解なさっていると思いますけれども、コーディングガイドについて、御意見をいただきたいと思います。
 いかがでしょうか。
 お願いします。井原委員。
○井原委員
 では、どなたもないようなので、私が口火を切ります。
 このコーディングガイドは、大変よくできていて、これを出していくということには基本的には非常に賛成です。前半のコーディングガイドの部分と後半のICDの基礎知識と二部構成になっていますが、私もこの委員会でよく申し上げているのですけれども、どうして、なぜ適切にコーディングをしていただかないといけないのか、それが重要なのかということを、もう少し医療機関や、実際に担当している先生に周知をしていただくことは、今後、絶対に必要なことだと思っています。
 例えば、例を挙げて恐縮ですが、DICですとか敗血症のようなものは、改定をするたびに償還点数が下がっていってしまうのです。これは適切にコーディングされていないのか、あるいは出来高部分の点数がという問題があるのだと思いますが、こういう事実が一つあります。DPCという制度は、前年度の実績データに基づいて改定時に点数を設定するという方式でありますから、正しくコーディングされていないとしかるべき妥当な償還点数が当然設定されなくなってしまいます。そうすると、結局、全国の医療機関がそれは先ほど分科会長も言われたようにかぶってしまうことになってくるという仕組みですから、こういう形でDPCの点数は設定されているのですよということ。
 ですから、適切にコーディングして、正確な出来高のファイルを送るということが重要だということを改めて、これは基本的なことだと思うのですけれども、毎年この制度には新しい先生方が入ってくるわけですから、これはもうわかりきったこととはいえ、繰り返し繰り返し周知していく必要があると思います。例えばコーディングガイドの前半の部分を利用していだたければ、ここの序文などに記載して、病院内の委員会とか検討会とか勉強会とか、そういうところで必ずそれが目に入るように入れていただくのも一つの方法かなと思うのですが、いかがでしょうか。
○小山分科会長
 全くそのとおりだと思って、今回のアンケートを見ました。
 井原委員のおっしゃるとおり、コーディングガイドの中に、なぜコーディングが必要なのかということを一言うたってもいいのかなと思いました。あくまでも、これはビッグデータとしてデータ処理されるので、精緻化されなければならないということは大前提の重きです。
 もう一つは、今、井原委員がおっしゃったDICなどが当初は1万点とついていたのが、今はもう3,000点ぐらいになってきているという現実を見ますと、本当にDICだけをDICとしているのかというところも。つまり、今回のアンケートの中でも、上の飛び抜けたところだけをお聞きしましたけれども、ここが飛び抜けていることがいけないのではなくて、飛び抜けたところがちゃんとDICの治療をしていてくれれば全く問題ないわけです。
 DICの治療をしていなくて、ここにもし分類されているのだとしたら、それは問題である。それはなぜ問題かというと、それが2年後には自分たちの評価として戻ってくるのだということをやはり理解していただく必要がある。そのためにこのコーディングが必要なのだ。自分たちの医療をある意味守るためにコーディングガイドが必要なのだというのは、そんな藤森委員、格好いい文章を考えていただきまして、私、語学力ないものですから。そういう既に自分たちがやったことが足跡になってそれが次の改定になってくるから、このコーディングは大事なのだよというような一文を入れてもらえるといいのかなとは思うのです。
 事務局、いけないですか。
○小林補佐
 おっしゃるとおりでございまして、いろいろな疾病が本来入れるべきところでないところに行くと、2年後に例えば低い出来高点数が多く算定されている分類は、だんだん点数が低くという形になってしまういますので、それは医療機関自身にとっても決してメリットにはならないということについて、仕組みをしっかりご理解頂けるよう医療現場の最前線に戻していく必要性というのは十分感じておるところでございます。
○小山分科会長
 ありがとうございました。
 どうぞ。
○藤森委員
 これは実は、コーディングガイドラインが前半部分でございまして、ここに予定では本省からのQ&Aあるいは課長通知等々が加わって、コーディングマニュアルという形で出されるという予定かと思うのです。
 そのときにぜひ分科会長で巻頭言を書いていただいて、今のをばしっとやっていただくととてもいいのかなと思っています。
 よろしくお願いします。
○小山分科会長
 話が違う方向へ行きましたね。
 やはりまだいろいろなところにお話をしに行くと、厚生労働省がお金がないので予算を削るために適当に点数をつけているのだろうみたいな意味合いで理解されている方もやはりいらっしゃるのですね。
 いや、そうではなくて、皆さんが出したデータの平均値ですよというお話をしておりますが、そうなのですかという医療機関が、まだ10年たった現在でもあるということは事実だと思いますので、そこら辺を周知徹底していただくために、このコーディングガイドは大変重要な役割、コーディングマニュアルは大事だと思います。
 そういったことで、ほかに意見はいかがでしょうか。
 よろしいですか。
○藤森委員
 これも既に実はかなり反響がございまして、当然いろいろな御意見あるいはもっとこうしたらいいのではないかとか、ここはどうなのだという、やはり医療機関が、今、非常に悩んでいる部分があるのです。
 ですから、これはここで終わりではなくて、これを育てていくという何らかの枠組みというものが、意見を吸い上げて、現行では厚生局にコーディングは問い合わせるのですけれども、ほとんど答えが返ってこないということで、非常にフラストレーションがあるのです。当然、審査しながらも、非常に困っている部分も我々もあるので、これをスタート地点として吸い上げて、検討して改善していくと、そんなスキームをどこがやるのかも含めて検討をお願いできればと思っています。
○小山分科会長
 お願いします。
○井原委員
 藤森委員の御意見は私も大賛成で、これは大変御苦労をなさって、個人的にはよくできていると思うのです。
 ただ、これがリリースされると、これをもとに勉強された医療機関側が最初に接するところは、多分、今、藤森委員御指摘のように審査委員会であったり、あるいは行政の指導だったりすると思うのです。
 ですから、リリースするまでに時間があるならば、そういうところの先生方に一度御意見を伺うようなことをやってみたり、研究班の先生が御納得いただければ、少し文言を修正したり、さらに追加があったり、多少見直し的なものもやってから公開したほうがいいのかなという印象を持っているのですけれども、いかがでしょうか。
○小山分科会長
 ありがとうございます。
 大変大事な意見なのですけれども、問題は、このガイドラインなりマニュアルをどこが出すかというところで、事務局これはいかがですか。非常に重要な問題ですね。
 研究班としてコーディングマニュアルという形で出すのか、あるいは厚労省として出すのか、それによって今の井原委員の話が全然違ってきますね。
 よろしいですか。済みません。
○小林補佐
 どういう形で出すのが一番適切なのかということについて、今、事務局でも検討しているところですけれども、ぜひ分科会の先生方の御意見を頂戴しながら、最適な方法をと考えておるところでございます。
 まずはその見直し案を、今、御作成いただいているところですので、またことしの秋にそれを含めて御検討いただければと考えておるところでございます。
○小山分科会長
 井原委員の御意見はどこに意見を聞けという話ですか。
○井原委員
 これが公開されますと、医療機関さんは多分これを、適切な、コーディングのための委員会などで勉強材料として使われると思います。
 それでレセプトをつくって出してくるわけですから、先ほどの御意見にもあったように、審査側と診療側の認識が共有されるのではないかということが医療機関さんから既に御意見が出ています。そうすると、審査委員会としてこれに忠実にやったものについては、審査委員会であれ、保険者さんであれ、もう何も言えないことになってしまうのか、あるいは行政の指導の際も、このマニュアルを出して、ここにこう書かれているから、私はコーディングをしたけれどもいけませんかということが現場で恐らく起こってきてしまうのだろうと。公開すれば、必ずそういう使われ方になるのだろうと思います。
 ですから、そういう方たちにも、一度御意見を聞いて、この表現では非常に狭くなってしまうとか、広過ぎてということの判断がまた専門家によって異なると思いますので、一度御意見を伺ったらいかがかなと考えています。
○小山分科会長
 いや、どなたということではなくて、こういうマニュアルを、今、考えています。それで御意見はいかがですかというところをやると言われているのですね。
○井原委員
 はい。
○嶋森委員
 審査委員会等の先生方に、意見をお聞きになって決めたらどうかと、おっしゃったのではないですか。
○井原委員
 そうです。審査委員会には多くの審査委員、全国で6,000〜7,000人の先生がおられますが、全員という意味ではないのですけれども、藤森委員は国保のほうに出ておられますし、それぞれのMDCごとに御意見を伺うとか、それから行政の指導官の先生の御意見というのは、これは微妙なので御判断をお任せしますが、指導の先生方もこれに対しては、私も藤森委員と同じで、前回出されたものをお見せしたのですけれども、いろいろ微妙な反応をおっしゃるのです。
 ですから、その辺の御意見を少し汲み上げたほうがいいのかなと考えて申し上げたのです。
○小山分科会長
 ありがとうございます。事務局、今のそれはいわゆるパブリックコメントを求めたほうがいいのではないかという意見ですね。大げさな言い方。そこまでの話ではないですね。
○小林補佐
 そうですね。パブコメという方式をとるべきかどうかは別にして、多くの方々の意見を聞きながら、どういう方向性がいいかということについては十分検討したいと思っております。
○小山分科会長
 この会からの発信として、これも資料が公開されているわけですから、こういうものをつくっているよと。その中で御意見があったらば、厚労省までお知らせくださいという話で行くのですね。
○井原委員
 そうです。現在、そういう方たちが意見を出す場がないのです。
 ですから、そういう意味です。
○小山分科会長
 わかりました。
 では、それをある程度期限を切って、そうするとやはり8月いっぱいということですか。これは今日、今回、ホームページで公開になりますね。
○小林補佐
 まだ現在、見直しを加えていただいておりますので、その進みぐあいを見ながら時期を検討したいと思っております。
○小山分科会長
 ではもう少し時間がかかって、一応これは案として出ているよという形でもって、案の段階で見ていただいて、もう少したつと、藤森委員、いつごろですか。
 では一応、これはバージョンが1.01になったぐらいのときですか。
○松田分科会長代理
 よろしいですか。
○小山分科会長
 お願いします。
○松田分科会長代理
 今の井原委員が言われたようなことに対応するためには、多分、シンガポールとかがやっているように、MDCごとの要するに全てのDPC上6桁に対して、どう考えるのかということを多分付録としてつくっていく作業が必要になるだろうと思います。
 多分、これだけ読んでも、DPC単位でのいろいろなマニュアルとして使うにはまだ少し粗いだろうと思うし、解釈の幅もすごく広く出てくると思います。ですから、もう少しやはり時間がかかるだろうと思っています。恐らく、それができたときの使われ方というのは、ただ単にコーディングのところで使われるということではなくて、多分、それがあることによって、今、DPC分類の見直しをやっているMDC班別の検討会もかなり実質的な議論ができるようになってくると思います。そういう意味で、もう少し時間が必要なのかなと思います。
 コーディングは多分、正解がない世界なのです。正解がない世界に対して、厚労省がこれで行けということができるのかどうかということに関しては、やはりちょっと慎重な検討が必要なのかなとは思います。
○小山分科会長
 基本的にはファジーなところがありますからね。余りそこを追及しないようにしましょうね。
 済みません。一応、これでオープンになりますので、こういうことでもってこの方向でつくっているよということで、もし何か御意見がありましたら、皆さんお寄せいただければと思います。
 D−2の「DPC/PDPSコーディングガイドについて(案)」についていかがでしょうか。
 特にほかにありませんか。
 よろしいですか。
 あと藤森委員、僕の希望とすると、例えば2ページ目のところに、コーディングの基本が書いてありますね。これを、結局、今回のアンケートもそうですけれども、医者が全く関与していなかったり、医事課が全く関与していなかったりというものがやはりあるわけです。だとすると、これはコーディングの発起人は誰で、誰がアグリーしていくとかという、そういうようなものがあるとすごくわかりやすいのではないですか。
 だから、発起人は医者で書くのだけれども、データの中身を見て、医事課なり、診療情報管理士がアドバイスを加えていくというものが、いわゆるこれが一応のオーソドックスな形だよと。もちろん変形はあるのだけれどもというものが一緒にあると、これはそのとおりにこの順番なのですけれども、この順番でどこも行っているのだけれども、今回のアンケートを見ますと、そこら辺のところが全くこちらだけというものがあったりしますので、そこら辺のところを少し入れていただければと思います。
○藤森委員
 そうですね。コーディングガイドですから、こうコーディングすべきだというような、組織図的なものも中に。
○小山分科会長
 そうですね。誰がというところがとても大事だと思います。
○藤森委員
 わかりました。了解です。
○小山分科会長
 よろしくお願いします。
 どうぞ。
○松田分科会長代理
 もうこの制度が始まって10年以上がたつので、多分、最初のころのことを皆さん忘れていると思うのですけれども、実は最初のときに、データの院内でのやりとりに関する指針というものが出ております。
 それは何かというと、最初にDPC連絡票というものがあって、これは今日来ている九州医療センターでの運用がもとになったと思うのですけれども、まず医師がDPC連絡票に必要な事項を全て入れる。それで、その内容が正しいかどうかということを医事課、診療情報管理士の方がチェックをして、誤りがあった場合には、医師のほうに戻して、医師がその内容をきちんと確認して、それで最終的にデータを出していく。これはもう実は最初のところであるので、多分それをまた確認していただければいいのだろうと思います。
○小山分科会長
 ぜひやはりアンケート調査をやると、そこら辺のところの一番最初のスタートのところで参加していない病院が結構ほとんどですから、ぜひそこら辺のところも踏まえてやっていただければと思います。
 ほかはいかがでしょうか。
 よろしいですか。
 それでは、先ほどの一番最初の議論のヒアリング、アンケート調査の結果報告につきましては、中医協総会へ報告することになりますので、一応取りまとめた結果を皆さん御承諾いただきましたので、これを中医協に報告するということでよろしいですか。
(「異議なし」と声あり)
○小山分科会長
 では、そういうことにさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
 では、2つ目の議題は終わりにいたします。
 よろしいですか。
 続きまして、D−3「DPC/PDPSの対象病院と準備病院の募集について(案)」を議題としたいと思います。
 事務局より御説明をお願いいたします。
○小林補佐
 それでは、お手元の資料D−3をごらんください。
 「DPC/PDPSの対象病院と準備病院の募集について(案)」でございます。
 まず、準備病院でございますけれども、診療報酬改定に合わせまして、2年ごとに行うとされておるところでございます。
 次回改定に対応いたしました準備病院の募集につきまして、本年9月1日から30日までを募集期間として実施してはどうかということで御提案を差し上げさせていただいたところでございます。
 また、対象病院への移行手順でございますが、こちらにつきましても、診療報酬改定年の4月1日を基準として移行するとされておるところでございますので、次回改定に対応した対象病院としての参加時期を、平成26年4月1日とさせていただきたいと思っております。
 また、DPC対象病院への移行確定時期でございます。
 現行では、対象病院への参加申請時、これは10月31日となってございますが、この時点で要件を満たすものとなってございますけれども、これをひと月早めて9月30日とさせていただきたいと思ってございます。
 これは、対象病院への移行確定時期でございますけれども、基礎係数や機能評価係数IIの導入に伴いまして、医療機関別係数の算出に要します事務処理期間があることが背景にございます。
 各病院の制度参加の有無が、ほかの病院の係数にも影響するため、算出に要する事務処理期間を勘案して、申請期限を1カ月早めることはできないだろうかと考えているところでございます。
 これによりまして、25年9月30日の参加申請時点で、基準を満たした医療機関につきまして、次回、改定時にDPC対象病院に移行するものとするということで提案をさせていただきたいと思っております。
 御審議のほどをよろしくお願いいたします。
○小山分科会長
 ありがとうございました。
 ここでは2つ、準備病院の募集をいたしますよということなので、今回、募集の期間は9月1日〜30日までの1カ月間ですよということ。それから、今、準備病院がDPCの対象病院へ移行するのは、今まで10月31日だったのですけれども、1カ月早めたい。その理由は、その病院の基準を満たしているかどうかの確認のために、1カ月早くしたいという御意向であります。
 これについて、いかがでしょうか。
 御意見ございますか。
 これは特段よろしいですね。こういうことで。ちょっと早まるということですけれども、よろしいですか。
 では、そのようにさせていただきます。
 蒸し返してもよろしいのですけれども、議題1,2でもよろしいですけれども、まだせっかく暑いのに遠くからも集まっていただきましたのに、議論がありましたら、何かご意見ありましたら、ぜひお伺いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
 ほかに特に御質問ございませんか。
 もし、特に御質問がございませんでしたなら、本件に係る質疑はこのあたりにいたしたいと思います。
 本日の議題は以上です。
 本日は大変お暑い中、お集まりいただきましてありがとうございました。
 次回の日程は、事務局からお願いいたします。
○小林補佐
 先ほどのD−3につきましても、D−1と同様に中医協総会へ御報告させていただきたいと思いますけれども、よろしゅうございますでしょうか。
○小山分科会長
 よろしいですね。
(「異議なし」と声あり)
○小山分科会長
 ありがとうございます。よろしいということで。
○小林補佐
 次回の日程でございますけれども、開催時期は未定でございます。
 日程が決まりましたら、御連絡をさせていただければと思います。
○小山分科会長
 それでは「平成25年度第5回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会」を終了させていただきます。
 どうもありがとうございました。


(了)

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