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2012年8月30日(木)

医薬食品局審査管理課化学物質安全対策室

室長 長谷部 和久(2421)

衛生専門官 大久保 貴之(2423)

化学物質係長 加藤 革己(2424)

(代表電話) 03(5253)1111

(直通) 03(3595)2298

有機顔料中に副生するポリ塩化ビフェニルの有無等に関する第二次実態調査結果をまとめました


 厚生労働省、経済産業省および環境省は、有機顔料中に副生するポリ塩化ビフェニル(PCB)の有無に関する実態調査を行いました。そのうち、23種の有機顔料については、すでに調査結果を公表したところですが、今回、それ以外の有機顔料についての結果を取りまとめましたので、結果を公表します。
 報告事業者54社より、第一次実態調査では23種の有機顔料について、第二次実態調査では23種以外の有機顔料97種、両調査合計120種、553品目の報告がありました。
 今回の調査では、50ppmを超えるPCBを含有し、製造・輸入および出荷の停止と回収を新たに要請する対象はありませんでした。


1.経緯
 本年2月に化成品工業協会(化成協)から、一部の有機顔料中に非意図的に副生したPCBが微量含有するという報告を受け、PCBを含有する可能性のある有機顔料を製造または輸入しようとしている事業者に対し、PCBの有無などについて分析し、厚生労働省、経済産業省および環境省(以下3省)へ報告するように要請しました。
そのうち、本年2月の化成協からの報告において、0.5ppmを超えるPCBが検出されたと報告のあった有機顔料(23種)については、本年5月28日に、その時点での結果を取りまとめ公表しました(第一次実態調査)。
また、上記23種以外の有機顔料についても、同様の実態調査(第二次実態調査)を行い、今回、全調査対象有機顔料の結果を取りまとめましたので、公表します。
 
 
2.調査結果について
 報告事業者数は54社、報告品目数は553品目でした(すでに発表した分を含む)。
 なお、今回新たに50ppmを超えるPCBを含有する品目の報告はありませんでした。


(表)有機顔料中のPCB含有量に係る調査結果のまとめ

(注1)国際条約(残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約)において流通させるべきでないとされている50ppmを超える品目については、既に製造・輸入及び出荷の停止と回収を要請済み。
(注2)新たな分析の結果、検出値を修正・追加したものを含む。
(注3)検出下限値は事業者によって異なるため、不検出の場合は検出下限値を該当する濃度区分に割り振って集計した。(例:検出下限値が5ppmで不検出の場合、5ppmと見なして集計。)

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