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平成24年6月7日 【照会先】 医薬食品局食品安全部監視安全課 輸入食品安全対策室 室長 道野 永山、荒川(内線2497、2496) (電話代表) 03(5253)1111 (電話直通) 03(3595)2337 |
報道関係者各位
輸入食品に対する検査命令の実施について
~米国産ブルーベリー、その加工品~
本日、以下のとおり輸入者に対して、食品衛生法第26条第3項に基づく検査命令(輸入届出ごとの全ロットについての検査の義務づけ)を実施することとしたので、お知らせします。
対象食品等 | 検査の項目 | 経 緯 |
---|---|---|
米国産ブルーベリー、その加工品(簡易な加工のもの。) | メトキシフェノジド* | 検疫所におけるモニタリング検査の結果、米国産ブルーベリーから基準値を超えるメトキシフェノジドを検出したことから、検査命令を実施するもの。 |
<参考1>米国産ブルーベリーに係る違反事例
1.品名:ブルーベリー
輸入者:ベリーリパブリック 株式会社
輸出者:FRESH PACIFIC FRUIT & VEGETABLES, INC.
届出数量及び重量:192カートン、0.29トン
検査結果:メトキシフェノジド 0.32ppm 検出注1 (基準値:0.01ppm注2)
届出先:成田空港検疫所
到着年月日:平成24年5月26日
違反確定日:平成24年6月 6日
措置状況:現在、継続して確認中
2.品名:ブルーベリー
輸入者:東京青果貿易 株式会社
輸出者:TRIEX CORPORATION
届出数量及び重量:384カートン、0.58トン
検査結果:メトキシフェノジド 0.29ppm 検出注1 (基準値:0.01ppm注2)
届出先:成田空港検疫所
到着年月日:平成24年5月26日
違反確定日:平成24年6月 6日
措置状況:現在、継続して確認中
注1:メトキシフェノジドの許容一日摂取量(人が一生涯毎日摂取し続けても、健康への影響がないとされる一日当たりの摂取量)は、体重1kg当たり0.098mg/日であることから、体重60kgの人がメトキシフェノジドが0.32ppm残留したブルーベリーを毎日18.37kg摂取し続けたとしても、許容一日摂取量を超えることはなく、健康に及ぼす影響はありません。
注2:メトキシフェノジドはブルーベリーには0.01ppmの基準値が設定されていますが、例えば、大豆には0.3ppm、いちごには2ppmの基準値が設定されています。
<参考2>米国産ブルーベリーの輸入実績
平成23年4月1日から平成24年6月5日まで:速報値
届出年度 | 届出件数 | 届出重量(トン) | 検査件数* | 違反件数 |
平成23年 | 1,120 | 5,750.17 | 33 | 0 |
平成24年 | 290 | 1,185.89 | 26 | 2(メトキシフェノジド) |