ホーム> 報道・広報> 報道発表資料> 2014年9月> J-ADNI研究に関する外部の委員会による調査・検証の実施について



平成26年8月29日

【照会先】

老健局高齢者支援課認知症・虐待防止対策推進室

室長 水谷 忠由

係長 岡本 慎

(代表) 03-5253-1111 (内線)3973

(直通) 03-3595-2168

J-ADNI研究に関する外部の委員会による調査・検証の実施について

-ADNI研究は、アルツハイマー病総合診断体系実用化プロジェクトとして、23年間にわたって被験者の検査所見の変化などを追跡し、アルツハイマー病の病態を忠実に反映する指標の基準値を作成することを目的としたものです。

同研究への報道等をきっかけとして、本年1月に厚生労働省から東京大学に対して自主的な調査を依頼し、 東京大学からは本年6 月に厚生労働省に調査結果が報告されましたが、厚生労働省としては、科学技術及びこれに関わる者に 対する信頼性を確保し、研究成果に疑念や疑義が生じないようにするためには、 同報告においても指摘されているように、外部の委員会による更なる調査・検証が必要と考えています。

  このため、本日、東京大学に対し、J-ADNI研究に関して報道等で指摘された疑義等について、本研究に関与していない外部の有識者から構成される 外部の委員会による更なる調査・検証を要請する文書を発出しました。

  併せて、厚生労働省から、 J-ADNI 研究班に所属する研究代表者・研究分担者、バイオテクノロジー開発技術研究組合、 J-ADNI 研究に参加する医療機関、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構及び認知症関連学会に対し、本調査・検証への協力を要請する文書を発出することで、関係機関が協力して疑義等を客観的に調査・検証する体制を整備することとしました。

 

 


[ 厚生労働省が要請した調査・検証事項]


   1
記憶再現検査の検査時間及びMCI(軽度認知機能障害患者)の症状の記載におけるデータの改ざんの有無
     2 適格性について個別の判断が必要となる被験者等の研究参加の適否
     3 被験者からの同意手続きの適否

 4 厚生労働省からのデータ保全要請後のデータ修正の適否

 5 その他更なる調査・検証が必要と思われる事項


PDFファイルを見るためには、Adobe Readerというソフトが必要です。Adobe Readerは無料で配布されていますので、左記のアイコンをクリックしてダウンロードしてください。

ホーム> 報道・広報> 報道発表資料> 2014年9月> J-ADNI研究に関する外部の委員会による調査・検証の実施について

ページの先頭へ戻る