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平成25年12月9日 【照会先】 医薬食品局審査管理課 国際化専門官 猪熊 (4224) |
日米EU医薬品規制調和国際会議(ICH)大阪会議の結果
1.会議の概要
平成 25 年 11 月 9 日から 14 日まで、大阪府において、第 27 回日米欧医薬品規制調和国際会議( ICH )が開催された。
今回の会合では、これまでのガイドライン策定議論の他、 ICH の活動をより活発にするため、 ICH リフォーム及び新規トピックの積極的採択の議論が行われた。
ICH リフォームでは、急速に進むグローバル化などに対応するため、各国参加やガバナンスのありかた等の、組織構造、運営方式について話し合い、それらの概ねの方向性について整理を行った。
新規トピックの積極的採択では、今後短期的・中期的に ICH で議論すべきトピックの積極的な採択に向けた議論が行われた。すべてのパーテイから将来 ICH で議論すべきトピックの提案がなされ、速やかに優先的に取り組むべき新規トピック候補を採択した。今後、専門家作業部会の立ち上げにむけ、精力的に作業をすすめることに合意した。
当地では、運営委員会及び 7 つの専門家作業部会が開催された。詳細は、次のとおり。
(1)主な参加者(運営委員会)
日本:
安田 尚之(厚生労働省)、中島 宣雅(医薬品医療機器総合機構)
齋藤 宏暢、岸 倉次郎(日本製薬工業協会)
米国:
T.
ムーリン、
J.
モルゾン、
J.
ブレア(米国食品医薬品局(
FDA
))
P.
ホーニヒ、(米国研究製薬工業協会)
EU
:
L.
リンドストローム(
EU
委員会)、
T.
サルモンソン(欧州医薬品庁)
S.
ルイク(欧州製薬団体連合会)
オブザーバー:
L.
ラゴ(
WHO
)、
M.
ウォード(カナダ厚生省)、
P.
ドェー
(EFTA(
スイスメディック
))
(2)開催された専門家作業部会
(ア)会合のあったトピック等
コード |
内容 |
M2 |
医薬品規制情報の伝送に関する電子的標準 |
M7 |
医薬品中 DNA 反応性(発がんリスク) |
M8 |
eCTD (電子化コモン・テクニカル・ドキュメント) |
S10 |
光毒性 |
E2B |
個別症例安全性報告を伝送するためのデータ項目 |
E2CIWG |
市販医薬品に関する定期的安全性最新報告について |
Q7 |
原薬 GMP |
(イ)主な進展事項
○
ステップに変化のあったもの
(1) M8 「 eCTD :電子化コモンテクニカルドキュメント」 Change Request/ Q&A ver.1.25 ステップ 4 サインオフ
(2) S10 「光安全性の評価」ステップ 4 サインオフ
(3) Q4B (薬局方テキストの ICH 地域における相互利用) Annex6 (製剤均一性試験法)ステップ 4 サインオフ
2.今後の予定
次回会合はミネアポリス(米国)で、 2014 年 5 月 31 日~ 6 月 5 日に、次々回会合は欧州で開催予定である。
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