国立療養所
長島愛生園

National Sanatorium Nagashima-Aiseien

放射線科

放射線科の特徴

 入所者の皆さんはハンセン病の後遺症である視覚障害、肢体障害、感覚麻痺の重複障害を持っている方が多く、高齢化が進み脊椎、関節の変形に伴う合併症は多岐にわたっています。通常の診療はもちろん、年2回の健康診断のエックス線検査を行うにあたってもこれらの不自由な方はもちろんのこと元気な方に対しても状態に応じた十分な介助と配慮が必要です。又一方で他の診療と異なり放射線を取り扱うということでその影響、防護等の面で適確な管理が求められていますが限られた医療機能の中で日々努力しております。

スタッフ

診療放射線技師2名

放射線機器の紹介

機器名 検査内容 写真
一般撮影装置
島津
コニカ
胸部、腹部、骨(手足指等)。入所者及び職員の定期的な(春、秋)胸部の集団検診。 ittpanritui1
UD150B
 CRシステム
コニカ
 neovista I-PACS
胸部、腹部、骨(手足指等)。入所者及び職員の定期的な(春、秋)胸部の集団検診。 littleview1
X線テレビ装置
 島津
SONIAL VISION G4
食道、胃、大腸などの消化器系と腎盂、尿管、膀胱等の泌尿器系の撮影、骨折の整復等。
エネルギーの違う二種類のエックス線を用いて骨量を測定します。
(入所者の高齢化に伴い起こる骨骨粗鬆症による骨量の減少)
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全身用CT装置
 キャノン
Aquilion Lightning
頭部、胸部、腹部等の各種疾患に対応。検診後の精検。 clip_image011
移動型X線装置 2台
 日立
シリウス130HP

病室での胸部、腹部、手術室内での術後の撮影

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パノラマⅩ線撮影装置
 モリタ製作所
Veraviewepocs

横長(15×30cm)のフィルムを用いて歯列全体を撮影します
口内法によるデンタル撮影は歯科において実施しています。

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外科用X線テレビ装置
 島津
WHA−50N/S

手術室で骨折の整復等

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