６月１５日（月）から１７日（水）まで、国際労働機関（ＩＬＯ）の第９８回総会に渡辺厚生労働副大臣が出席しました。

第９８回ＩＬＯ総会においては、世界的な経済・金融危機を受けた雇用危機への対応等について、フランスのサルコジ大統領やブラジルのルーラ大統領も参加して活発な議論が行われました。政府代表演説では、渡辺厚生労働副大臣が我が国の緊急雇用対策等について紹介するとともに、今後の雇用政策のあり方について提言しました。

ＩＬＯ総会期間中には、雇用におけるセーフティネットの構築を議題とした、アジア太平洋地域グループの労働大臣会合も開催されました。この会合で渡辺厚生労働副大臣は議長を務めました。

また、総会にあわせ、日本がＩＬＯに対して任意拠出で行っているマルチ・バイ方式の技術協力事業に関し、両者の協力関係をより明確かつ強固なものとするための覚書に渡辺厚生労働副大臣とＩＬＯソマビア事務局長が署名を行いました。

さらに、渡辺厚生労働副大臣は、ＩＬＯ主催による、日本のＩＬＯを通じた国際協力の３５年間のあゆみを紹介するパネル展示「日本とＩＬＯ：開発協力のためのパートナーシップ」（Japan and the ILO: A Partnership for Development）を視察しました。
（大臣官房国際課）