しぶや ともこ



最近、「ヤングケアラー」という言葉を目にする機会が
増えています。
「ヤングケアラー」とは、
本来大人が担うと想定されているような家事や家族の世話などを日常的に行っている子どものことで、
その責任や負担の重さにより、学業や友人関係などに影響が出てしまうことがあります。
ヤングケアラーの方が必要に応じて適切な支援を受けられる社会を実現するためには、
周囲の人たちが当事者の置かれている状況を理解し、その気持ちを尊重しながら支援につなぐことが必要です。
本シンポジウムでは、このような社会を目指すために、まずはヤングケアラーについて皆さんに知っていただけるよう、
元ヤングケアラー、支援者、有識者の声を
お届けします。
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澁谷 智子氏
プロフィール -
武井 壮氏
プロフィール -
宮﨑 成悟氏
プロフィール -
沖村 有希子氏
プロフィール -
黒光 さおり氏
プロフィール -
持田 恭子氏
プロフィール -
羽野 嘉朗氏
プロフィール
都合により登壇者が変更になる可能性がございます。
あらかじめご了承ください。

東京大学教養学部卒業後、ロンドン大学ゴールドスミス校大学院社会学部、東京大学大学院総合文化研究科で学ぶ。学術博士。大学院では「聞こえない親を持つ聞こえる子どもたち」について研究(『コーダの世界――手話の文化と声の文化』医学書院)。日本学術振興会特別研究員、埼玉県立大学・立教大学非常勤講師などを経て、成蹊大学文学部現代社会学科教授。専門は社会学。著書に『ヤングケアラー ――介護を担う子ども・若者の現実』(中公新書)など。
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たけい そう
武井 壮氏
職業、肩書き、「百獣の王」。住所、「地球」、趣味「成長」。
元・陸上十種競技日本チャンピオンにして、格闘技、野球、ゴルフなど、さまざまなスポーツの経験を持ち、あらゆる動物と戦う「シミュレーション」では、2万戦無敗をほこる。現在も、テレビやラジオなどのメディア出演を中心に活躍しつつ、マスターズ陸上の世界大会に出場したり、新たにビリヤードやピアノに挑戦したりするなど、「自分史上最高」をめざして、今なお日々成長を続ける、最強の48歳。現在、公益社団法人日本フェンシング協会会長。
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みやざき せいご
宮﨑 成悟氏
元ヤングケアラー。15歳の頃から難病の母のケアを担い、大学卒業後、国内大手医療機器メーカーに入社。3年で介護離職。その後、株式会社エス・エム・エス等複数社を経て、2019年にYancle株式会社を設立。ヤングケアラーのオンラインコミュニティ、就職・転職支援事業を行う。同事業の形態を変え、一般社団法人ヤングケアラー協会を設立。厚生労働省・文部科学省のヤングケアラープロジェクトのオブザーバーやヤングケアラーの実態に関する調査研究に検討委員として参画。著書『ヤングケアラーわたしの語り』『Nursing Today ヤングケアラーを支える』等。
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おきむら ゆきこ
沖村 有希子氏
元ヤングケアラー。日本ケアラー連盟ヤングケアラープロジェクト登録スピーカー。11歳の時にシングルマザーの母が交通事故により重い障害を負った事で、世帯の労を担うケアラーとなる。24歳で起業し福祉サービス事業所を営む傍ら、(公財)交通遺児育英会の元奨学生・交通遺児のヤングケアラーとして、無事故を呼びかける講演にも参加している。スピーチ歴: 第8回人権シンポジウムinかながわ・日弁連貧困問題全国キャラバン/神奈川県庁ケアラー支援勉強会/大学講師など。
共著:日本看護協会出版会「ヤングケアラーを支える」
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くろみつ さおり
黒光 さおり氏
社会福祉士。公認心理師。元ヤングケアラー。14年間の生活保護ケースワーカーを経て、現在は、尼崎市、宝塚市の小中学校および兵庫県立湊川高等学校でスクールソーシャルワーカーとして勤務。小中学生・高校生のヤングケアラーを含む児童生徒への支援に従事している。尼崎ティーンズ応援ネットワークを立ち上げ、尼崎市内でヤングケアラー当事者会を主催。ヤングケアラー支援のあり方について、現場や当事者の思いを伝えるため、各地で講演活動を行っている。
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はの よしろう
羽野 嘉朗氏
厚生労働省子ども家庭局家庭福祉課虐待防止対策推進室長。 2004年厚生労働省入省。2008年よりワーク・ライフ・バランスの事業立ち上げに携わる。2011年より生活保護制度の見直し、2014年より介護保険制度の見直しを担当。3年間の北京の日本大使館勤務、2021年1月より感染症対策のとりまとめなどを経て、2021年9月より現職。2009年と2013年に2ヶ月ずつ育児休業を取得。小6、小2の娘と4歳の息子の3児の父。
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もちだ きょうこ
持田 恭子氏
一般社団法人ケアラーアクションネットワーク協会代表理事。元ヤングケアラー。9歳から母と障害のある兄の感情面のケアを担う。外資系証券会社で働きながら、96年にケアラー交流会を始めたが、寝たきりになった母の在宅介護と兄の世話で活動を中断。2013年に再開し翌年独立。2019年に一般社団法人を設立。2020年、日本初の中高生ヤングケアラー支援を開始。2021年、ヤングケアラーが主役の短編映画「陽菜のせかい」を監修。厚生労働省子ども・子育て支援推進調査研究事業構成委員。社会福祉法人あゆみの会評議会評議員。ぜんち共済(株)連載コラム執筆。自治体や企業、学校などで講演多数。著書『自分のために生きる』
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全国オンライン開催
事前予約不要
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16:00~16:05
開会挨拶
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16:05~16:25
基調講演「子どもがケアを担うということ」
澁谷 智子氏
ヤングケアラーをまだ知らない人向けに、ヤングケアラーの説明と、ヤングケアラーがどういう状況に置かれているのか、社会がどう向き合い対応していくべきなのかについてお話しいただきます。
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16:30~16:55
元ヤングケアラー
クロストークセッション
「ヤングケアラーのリアル」宮﨑 成悟氏
沖村 有希子氏元ヤングケアラーの宮﨑さん、沖村さんから、ご自身の経験談を交えながらヤングケアラーが置かれている状況について詳しくお話しいただきます。
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16:55~17:10
「特別対談~ヤングケアラーって、
知ってますか?」動画紹介武井 壮氏
元ヤングケアラーの方、スクールソーシャルワーカーの方と、武井壮さんの特別対談を収録した動画を紹介します。
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17:10~17:55
パネルディスカッション「自分たちに何ができるのか」
澁谷 智子氏宮﨑 成悟氏
黒光 さおり氏持田 恭子氏
羽野 嘉朗氏有識者・元ヤングケアラー・支援者、それぞれの立場から、どういった取組が今必要とされているのか、また周囲の人たちがヤングケアラーにどう寄り添い支援をしていけばよいのかを、事例を交えながらディスカッションします。
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17:55~18:00
閉会挨拶
都合によりプログラムが変更になる可能性がございます。
あらかじめご了承ください。