タイトル:職業がん対策専門家会議における物質の発がん性についての検討結果について 発 表:平成12年11月17日(金) 担 当:労働省労働基準局安全衛生部化学物質調査課 電 話 03-3593-1211(内線5511,5515) 03-3502-6756(夜間直通)
1 職業がんについては、社会的に大きな関心が寄せられ、物質ごとのがん原性につ いての研究が国内外で進められている。がん原性が認められている物質の中には、 現段階で労働安全衛生法令による規制の対象となっていないものがあり、これらに ついて労働衛生対策についての専門的な検討を行う必要が認められた。 2 このため労働省では、平成9年、我が国の職業がんの専門家の参集を求め、職業 がん対策専門家会議を開催するとともに、IARC(国際がん研究機関)等の行ってい る発がん性分類において、グループ1「ヒトに対する発がん性あり」に分類されて いる化学物質又は工程の中で、行政対応が一部のみか、またはされてないと考えら れるもののうち、医薬品等特殊なものを除く17項目について検討・整理を行ってき たところであるが、今般、当会議としての検討結果がとりまとめられたので、別添 のとおり公表する。 3 労働省としては、本結果を受けて酸化エチレンについて、適切に対応することと している。 ○IARC・・・International Agency for Research on Cancer (国際がん研究機関)の略。 1965年、WHO(世界保健機関)の付属機関としてがんの国際共同研究 を助言することを目的に発足。 職業がん対策専門家会議名簿 IARC 発ガン性分類