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高尾みころも霊堂の概要 労働福祉事業団 1 霊堂の由来 高尾みころも霊堂は、産業災害により殉職されたかたがたの尊い御霊をお慰めす るため、労働福祉事業団が、昭和47年6月に労災保険法施行20周年を記念して 建立したものです。開堂以来、毎年秋に各都道府県の遺族代表をはじめ政財界、労 働団体の代表等をお招きし、産業殉職者合祀慰霊式を挙行するほか、多彩な行事を 催し、御霊をお慰めしております。また、慰霊式には霊堂が建立された昭和47年 を初めとして5年ごとに、皇太子、同妃両殿下の御臨席を仰いでおります。 2 建物の構造 ・設 計 伊藤喜三郎建築研究所 ・施 工 大成建設株式会社 ・敷 地 面 積 52,962平方メートル(16,049坪) ・建 物 建築面積 803平方メートル 延面積 3,296平方メートル 構 造 鉄骨鉄筋コンクリート造り 高 さ 45m(相輪頂部まで65m) 11階 拝 殿 10階 展望室 9階 祭祀室 8〜4階 納骨室 3階 テラス 2階 休憩室 1階 玄関、ホール、参拝者受付 (1)拝 殿 中央の拝殿は、この霊堂のシンボルゾーンであって、ここには産業殉職者の かたがたの霊位が奉安され、永遠の灯がともされて、殉職者の御霊を光明の世 界に導いています。 また、拝殿の裏側には、「天地」像、「日光」「月光」の両像が安置されて おり、絵画「静進(あゆみ)」と「曙光」が掲げられております。 天地像は、日本芸術院会員 書間弘先生の作、悠久の宇宙を象徴しておりま す。 日光、月光像は、二紀会審査員 滝川昆堂先生の作、絶えることのない慈悲 を象徴しております。 絵画「静進(あゆみ)」は「曙光」とともに院展会員 月岡栄貴画伯の作品、 「静進(あゆみ)」は現在を、「曙光」は過去を象徴しております。 (2)祭祀室 祭祀室は、御遺族のかたがたが慰霊を行われる場合の利便を考えて設けられ たものです。 仏教のかたがたのために、「釈迦如来」と「阿弥陀如来」の二つの仏壇が設 けられています。 神道のかたがたのために、神殿を設けてあります。 キリスト教の祭壇は、キリスト誕生にちなみ馬小屋がデザインされ、正面に は鉄製の十字架が、壁には鳩が表されています。 (3)納骨室 産業殉職者のご遺骨を無料で収蔵しております。また、一般の勤労者のご遺 骨も有料でお預かりいたしております。 3 合祀殉職者総数 191,787名(平成11年殉職者3,485名を含む) 4 納骨状況(平成12年3月末現在) 5,323体(労災3,144体、一般2,179体) 5 霊堂年間行事 ・春まつり 5月 慰霊式等 主催 (財)産業殉職者霊堂奉賛会 共催 (財)労働福祉共済会 ・夏まつり 8月 慰霊式等 主催 (財)産業殉職者霊堂奉賛会 共催 (財)労働福祉共済会