タイトル:第51回全国労働衛生週間の実施について 本週間 10月1日〜10月 7日 準備期間 9月1日〜 9月30日 発 表:平成12年8月25日(金) 担 当:労働省労働基準局安全衛生部労働衛生課 電 話 03-3593-1211(内線5497) 中央労働災害防止協会 電 話 03-3452-6841
労働衛生に関する意識の高揚と事業場における自主的な労働衛生管理活動の促進を図るため、 平成12年度全国労働衛生週間が10月1日から1週間にわたって展開される。 本週間は、昭和25年から毎年実施されており、今年で第51回を迎える。その間、我が国 における労働衛生水準は着実に向上し、昨年の職業性疾病による被災者は、7,817人と、 10年前の3分の2以下までに減少したが、依然として腰痛、じん肺症、有機溶剤中毒等が後 を絶たない。(図1及び図2参照) 一方、産業構造の変化、高齢化の進展等労働者を取り巻く環境が変化する中で、脳・心疾患 につながる所見を始めとして何らかの所見を有する労働者が4割を超える状況にある。(図3 及び図4参照) また、現下の厳しい経済情勢の中で、仕事や職場生活に関する強い不安、悩み、ストレスを 感じる労働者の割合が年々増加するなど、職場におけるメンタルヘルス対策の一層の推進を図 ることが重要となっている。 このような状況の中で、21世紀を担う人々が安全で健康に働ける職場の実現を図ることが 重要な課題となっている。 このため、労働省としては、深夜業に従事する労働者の健康管理や化学物質による健康障害 を防止するための措置の充実を柱とした労働安全衛生法の改正を昨年5月に行い、本年4月よ り施行するなど、適切な対策を推進することとしている。各職場においても、事業者や産業医、 衛生管理者等の労働衛生管理スタッフが、労働衛生管理活動と労働者の健康づくり及び快適な 職場環境の形成に積極的に取り組むとともに、労働者自身が積極的に職場の健康管理活動に参 加し、自主的に健康の保持増進に取り組めるよう、 ミレニアム つくろう 心とからだの健康 快適職場 をスローガンとして、全国労働衛生週間を展開し、事業場における労働衛生意識の高揚を図る とともに、自主的な労働衛生管理活動の一層の促進を図ることとする。 別添 平成12年度全国労働衛生週間実施要綱