【参考資料】 参考資料2 「労働者の健康確保対策の充実強化について」(建議)<抜粋> (平成8年1月19日 中央労働基準審議会) 第2 労働者の健康確保対策の充実強化の方向 2 職場における労働者の健康管理のあり方 (1)脳・心臓疾患等に対応した効果的な健康診断のあり方 [対策の方向] ロ 健康診断項目の充実等 (ハ)健康診断の実施に当たっては労働者のプライバシーの保護に十分 配慮する必要があること。 (2)健康診断結果に基づく効果的な健康管理のあり方 [対策の方向] ニ 再検査や精密検査の取扱い 再検査や精密検査の受診は、脳・心臓疾患等の早期発見とその後の健 康管理に資するとの観点からその促進を図ることが望ましいこと。なお、 再検査の実施、結果の活用等に当たっては、当該労働者の意思を尊重す るとともに、労働者のプライバシーの保護等の問題に留意する必要があ ること。 (5)メンタルヘルス対策の充実 [対策の方向] ハ メンタルヘルスの相談に当たっては、労働者のプライバシーの保護に 十分配慮する必要があること。 3 産業保健サービスの提供のあり方 (7)継続的な健康管理システム [対策の方向] 離職・転職の増加も踏まえ、ICカード等を活用した労働者個人個人の継続 的な健康管理システムについて検討する必要があること。この場合において、 労働者のプライバシーの保護や、離職・転職に際し影響を受けることがない よう配慮する必要があること。