労働者のメンタルヘルス対策に関する検討会開催要綱 1 趣旨・目的 近年、労働者のメンタルヘルス対策の重要性が指摘されているところである。職 場生活において強い不安やストレスを感じる労働者が増加し、さらに、業務による 心理的負荷を原因として精神障害を発症し、あるいは自殺したとして労災請求され る事案が増加するなど、メンタルヘルス対策に関するより一層の取組みが重要な課 題となってきている。 また、平成8年1月の中央労働基準審議会建議「労働者の健康確保対策の充実強 化について」においても、「メンタルヘルスに関する理解の促進とメンタルヘルス に関する相談体制の整備を図る必要がある。」と指摘され、第9次の労働災害防止 計画においてストレスマネジメント対策の普及を図ることとしている。 このため、労働者のメンタルヘルス対策をどのように進めていくべきか、どのよ うな対応が必要になるのか等、その方向性について総合的に検討を行うこととする。 2 検討事項 (1)事業場におけるメンタルヘルスケアの基本的な進め方 (2)メンタルヘルスケアについての事業場で実施すべき事項 (3)メンタルヘルスケアについて行政及び関係団体が支援すべき事項 (4)その他 上記のほか、施策の評価方法の検討等、労働者のメンタルヘルスに関する各種の 問題点の検討を行う。 3 構成 (1)検討会は、学識経験者、実務経験者等の参集をもって構成する。 (2)検討会には座長を置く。 4 その他 検討会の庶務は、安全衛生部労働衛生課において行う。