1 一般労働者の賃金 |
|
(1) |
賃金、対前年比 −対前年比は0.5%で引き続き低い伸び−
所定内給与(以下「賃金」という。)は、男女計で300,600円、対前年比は0.5%と引き続き低い伸びとなった。
男女別には、男性336,700円(対前年比0.1%)、女性217,500円(同1.2%)となった(第1表、第1図)。 |
|
(2) |
年齢階級別賃金 −男性は55歳未満で前年を下回る−
男性は55歳未満で前年を下回っており、女性は25〜29歳を除くと小幅ながら増加となっている(第2・3表、第2・3図)。 |
|
(3) |
勤続年数 | | −男性は0.1年、女性は0.3年と前年より増加− |
勤続年数は、男性13.2年と前年より0.1年長く、女性8.5年と前年より0.3年長くなっている(第4表)。 |
|
(4) |
学歴別賃金 | | −賃金のピークは大卒を除き、男女とも50〜54歳− |
賃金のピーク時年齢は、男性は各学歴とも前年同様で、大卒55〜59歳、高専・短大卒、高卒及び中卒は50〜54歳となっている(第5表、第4図)。
女性は、大卒60〜64歳、高専・短大卒、高卒及び中卒は男性と同様50〜54歳となっている(第6表、第5図)。 |
|
(5) |
企業規模別賃金 −男性の小企業の対前年比はマイナス−
男性は大企業389,400円(対前年比0.0%)、中企業327,100円(同0.4%)、小企業300,700円(同−0.1%)と小企業の対前年比はマイナスとなった(第9・11表、第6図)。
女性は大企業243,700円(対前年比1.4%)、中企業218,600円(同1.3%)、小企業200,300円(同1.0%)で、賃金のピークは、大企業は45〜49歳、中・小企業は35〜39歳で大企業に比べピーク時年齢は低くなっている(第10・11表、第7図)。 |
|
(6) |
産業別賃金 | | −男女とも金融・保険業、電気・ガス・熱供給・水道業が高い− |
男女とも金融・保険業(男性458,500円、女性238,500円)、電気・ガス・熱供給・水道業(男性408,300円、女性274,100円)が高くなっている(第12・13表、第8・9図)
|
2 パートタイム労働者の賃金 |
|
(1) |
賃金、対前年比 | | −女性の対前年比は0.1%で引き続き低い伸び− |
1時間当たりの賃金は、男性1,025円(対前年比−1.4%)、女性887円(同0.1%)となった(第24表、第14図)。
なお、労働者構成を年齢階級別にみると、男性は25歳未満で全体の41.6%となり、女性は40歳から50歳代が全体の56.4%となっている(第25表)。 |
|
(2) |
所定内実労働時間、勤続年数 | | −女性の勤続年数は男性より2年長い− |
1日当たりの所定内実労働時間数は、男性5.9時間と前年より0.1時間の増加、女性は前年同様5.5時間となっている(第28表)。
勤続年数は、男性2.9年と前年より0.1年短く、女性4.9年と前年より0.1年長くなっている(第28表)。 |