平成9年版厚生白書の概要

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第2章 安全性の確保と生活環境の整備


第1節 エイズ問題への取組みと医薬品等の安全対策
血液製剤によるHIV感染問題への取組みを記述し、エイズ対策の概要とともに、訴訟の提起と和解の成立を踏まえた恒久対策、再発防止対策を記述している。

第2節 医薬品・医療機器の振興対策等
医薬品・医療機器についての研究開発の振興、医薬分業の推進を記述している。

第3節 多様化時代の「食品」の安全
O157の発生など食品をめぐる最近の動向を記述し、「危害分析に基づく重要管理点(HACCP、ハサップ)方式」の導入、添加物規制の見直し、農薬・動物用医薬品の残留基準値の問題、遺伝子組換え食品の安全性、栄養表示基準等を紹介している。

第4節 大量に排出される廃棄物への取組み
産業廃棄物の大量排出、最終処分場のひっ迫、不法投棄の多発といった産業廃棄物をとりまく現状を紹介し、廃棄物処理法の趣旨及び概要を記述している。また、一般廃棄物処理をめぐる状況や本年4月に本格施行となった容器包装リサイクル法を紹介し、併せて近年問題となっているダイオキシンの削減対策や合併処理浄化槽の整備促進についても言及している。

第5節 安全でおいしい水の確保
安全で良質な水の確保として水道原水の水質保全、水道の水質管理を記述するとともに、質の高い水道の確保として水道未普及地域の解消、高度浄水施設の整備促進、直結給水の推進を記述しているほか、地震・渇水に強い水道づくりなどについても言及している。



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