平成9年版厚生白書の概要

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第1章 社会保障の構造改革


第1節 少子・高齢化の急速な進展
平成9年1月に発表された「日本の将来推計人口」を紹介し、少子・高齢化の急速な進展を記述している。また、少子化をめぐる議論の展開も紹介している。

第2節 社会保障構造改革の方向
国民の需要の変化や少子・高齢化の進展といった社会保障をめぐる状況の変化の中で、社会保障の構造改革の必要性を記述し、その改革の方向を提示している。

第3節 介護保険制度の創設に向けて
今日、高齢者介護の問題が大きくなってきている中で、介護保険制度の創設に向けた取組みが行われていることを紹介している。また、制度案の概要を詳細に記述するとともに、介護サービス基盤の整備や施設整備業務等の再点検についても言及している。

第4節 医療制度改革を目指して
経済基調の変化や医療費の増大により、大幅な赤字構造となっている医療保険制度について、医療提供体制も含めた総合的かつ段階的な改革を進める必要性を記述している。また、平成9年医療保険制度改正の動向と今後の医療制度改正を紹介し、さらに、第三次医療法改正など医療提供体制の現状や国立病院・療養所の再編成、難病対策についても言及している。

第5節 年金改革への展望
少子・高齢化の進行、経済基調の変化、国の財政状況の悪化といった環境変化の中で公的年金制度を長期的に安定したものとするため、制度全体にわたる見直しが必要であることを記述し、平成11年度次期財政再計算時に向けた取組みを紹介している。また、年金制度をめぐる最近の動向として、基礎年金番号の実施や年金自主運用の検討、さらには厚生年金基金制度等の見直しについても言及している。



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