4 病院の平均在院日数
(1) 病床の種類別及び病床規模別にみた平均在院日数(病院報告)
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平均在院日数は、40.8日で前年に比べ1.7日短くなっており、病床の種類別にみると、精神病床は406.4日、結核病床は109.3日、一般病床は31.5日で 前年に比べそれぞれ17.3日、3.2日、1.3日短くなっている。
一般病床の病床規模別にみると、600〜699床(23.5日)が最も短く、次いで400〜499床(24.2日)、500〜599床(24.6日)となっており、100〜149床(42.2日)、150〜199床(41.2日)、50〜99床(39.3日)などが長くなっている。(表18)
また、一般病床(療養型病床群を除く)の平均在院日数別に施設数をみると、20〜29日が2,146施設(病院数の27%)と、最も多くなっている。(図7)
- (参考)
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統計表15 人口10万対1日平均患者数・病床の種類別にみた病床利用率・6月末の病床数・平均在院日数の年次推移
統計表16 都道府県ー13大都市・中核市(再掲)別にみた病床利用率及び平均在院日数
- 表18 病床の種類別及び病床規模別にみた平均在院日数
各年間
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平均在院日数(日) |
(参考) 平成10年 ('98)
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平成10年 ('98)
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平成9年 ('97)
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対前年増減
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| 総数 |
40.8 |
42.5 |
△1.7 |
一般病床 (療養型病 床群を除く)
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| 精神病床 |
406.4 |
423.7 |
△17.3 |
| 結核病床 |
109.3 |
112.5 |
△3.2 |
| 一般病床 |
31.5 |
32.8 |
△1.3 |
29.3 |
| 1〜 49床 |
27.2 |
27.8 |
△0.6 |
26.6 |
| 50〜 99 |
39.3 |
40.3 |
△1.0 |
35.1 |
| 100〜149 |
42.2 |
43.2 |
△1.0 |
38.2 |
| 150〜199 |
41.2 |
42.3 |
△1.1 |
37.1 |
| 200〜299 |
34.4 |
36.5 |
△2.1 |
31.2 |
| 300〜399 |
26.4 |
27.4 |
△1.0 |
25.0 |
| 400〜499 |
24.2 |
25.4 |
△1.2 |
23.6 |
| 500〜599 |
24.6 |
25.7 |
△1.1 |
24.1 |
| 600〜699 |
23.5 |
24.4 |
△0.9 |
23.4 |
| 700〜799 |
27.9 |
29.9 |
△2.0 |
28.1 |
| 800〜899 |
25.6 |
27.0 |
△1.4 |
24.2 |
| 900床以上 |
28.6 |
30.0 |
△1.4 |
27.7 |
注:総数には伝染病床を含む。
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図7 一般病床(療養型病床群を除く)の平均在院日数別にみた施設数

(2) 都道府県別にみた一般病床の平均在院日数(病院報告)
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都道府県別にみると、長野県(21.4日)が最も短く、次いで山形県(24.8日)、岐阜県(25.6日)などとなっており、高知県(51.0日)、山口県(46.5日)、佐賀県(44.4日)などが長くなっている。(図8)
- (参考)
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統計表16 都道府県−13大都市・中核市(再掲)別にみた病床利用率及び平均在院日数
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図8 都道府県別にみた一般病床の平均在院日数

(3) 病床の種類別にみた平均在院日数の年次推移(病院報告)
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一般病床は昭和62年以降低下し、精神病床は昭和60年以降低下している。(図9)
- (参考)
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統計表15 人口10万対1日平均患者数・病床の種類別にみた病床利用率・6月末の病床数・平均在院日数の年次推移
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図9 病床の種類別にみた平均在院日数の年次推移