４　傷病分類別にみた状況

(1) 入院における傷病分類別の１件当たり点数は、一般医療では、「新生物」44,434.2点が最も高く、次いで「循環器系の疾患」「神経系の疾患」、老人医療では「神経系の疾患」41,859.9点が最も高く、次いで「新生物」「尿路性器系の疾患」の順となっている。
　１日当たり点数は、一般医療、老人医療とも「眼及び付属器の疾患」3,678.5点、4,043.8点が最も高く、次いで「新生物」「尿路性器系の疾患」の順となっている。（表７、図７）

表７	傷病分類・入院−入院外・一般医療−老人医療別 １件当たり点数，１日当たり点数 （平成８年６月審査分）

傷病分類	入院		入院外
	一般医療	老人医療	一般医療	老人医療
	１　件　当　た　り　点　数
総数	29 716.1	33 994.3	1 288.8	2 053.6
感染症及び寄生虫症	26 122.9	34 693.7	1 186.6	1 898.9
新生物	44 434.2	40 480.5	2 498.7	3 400.5
血液及び造血器の疾患並びに免疫機構の障害	34 795.9	31 485.7	1 754.8	1 936.0
内分泌，栄養及び代謝疾患	26 271.9	31 233.3	1 889.7	2 290.4
精神及び行動の障害	24 725.0	26 855.5	1 424.6	2 133.2
神経系の疾患	35 049.9	41 859.9	1 289.9	2 220.5
眼及び付属器の疾患	34 522.5	30 923.3	714.6	923.4
耳及び乳様突起の疾患	20 894.4	26 146.0	914.5	1 364.6
循環器系の疾患	40 120.4	35 144.3	1 471.6	2 173.8
呼吸器系の疾患	20 530.4	30 754.3	859.4	2 068.7
消化器系の疾患	27 204.3	31 170.5	1 474.0	2 087.2
皮膚及び皮下組織の疾患	28 551.1	30 286.7	688.2	1 108.6
筋骨格系及び結合組織の疾患	29 729.3	29 949.1	1 205.7	2 038.5
尿路性器系の疾患	33 267.3	39 540.5	3 536.7	5 310.0
妊娠，分娩及び産じょく	14 161.4	-	1 185.4	-
損傷，中毒及びその他の外因の影響	26 802.8	32 228.6	1 172.9	1 948.7
その他の傷病	21 281.7	24 277.6	935.6	1 437.9
	１　日　当　た　り　点　数
総数	1 724.3	1 619.3	605.4	662.2
感染症及び寄生虫症	2 146.5	1 634.6	537.9	682.3
新生物	2 881.8	2 302.0	1 261.3	1 393.4
血液及び造血器の疾患並びに免疫機構の障害	2 280.1	1 791.7	971.8	866.3
内分泌，栄養及び代謝疾患	1 787.4	1 508.6	932.4	848.0
精神及び行動の障害	851.7	917.7	679.7	743.5
神経系の疾患	1 402.1	1 595.1	628.8	750.5
眼及び付属器の疾患	3 678.5	4 043.8	500.3	522.4
耳及び乳様突起の疾患	2 251.5	1 622.5	332.7	334.2
循環器系の疾患	2 253.4	1 567.2	689.1	741.5
呼吸器系の疾患	2 151.4	1 709.8	448.8	639.1
消化器系の疾患	2 101.6	1 784.2	670.9	664.3
皮膚及び皮下組織の疾患	1 855.9	1 285.2	396.5	431.6
筋骨格系及び結合組織の疾患	1 696.8	1 349.3	379.7	384.1
尿路性器系の疾患	2 674.3	2 035.3	1 528.1	1 782.2
妊娠，分娩及び産じょく	2 033.8	-	589.2	-
損傷，中毒及びその他の外因の影響	1 810.3	1 608.7	422.1	441.8
その他の傷病	2 416.8	1 974.9	560.5	591.0

注：	「その他の傷病」は、「周産期に発生した病態」「先天奇形，変形及び染色体異常」及び「症状，徴候及び異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの」である。

(2) 入院外における傷病分類別の１件当たり点数は、一般医療、老人医療とも、「尿路性器系の疾患」3,536.7点、5,310.0点が最も高く、次いで「新生物」「内分泌、栄養及び代謝疾患」の順となっている。
　１日当たり点数は、一般医療、老人医療とも「尿路性器系の疾患」1,528.1点、1,782.2点が最も高く、次いで「新生物」「血液及び造血器の疾患並びに免疫機構の障害」の順となっている。（表７、図７）

図７	傷病分類・入院−入院外・一般医療−老人医療別１日当たり点数 （平成８年６月審査分）

注：	「その他の傷病」は、「周産期に発生した病態」「先天奇形，変形及び染色体異常」及び「症状，徴候及び異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの」である。