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5 説明の有無・説明内容等

(1)説明の有無

 説明を受けた患者は8割、説明を受けなかった患者は1割未満。
 「詳しい説明を受けた」患者は、大病院の入院で多い。

 今回の病気について「詳しい説明を受けた」患者の割合は、外来43.8%、入院49.3%で、「簡単な説明を受けた」患者は、外来37.3%、入院35.3%となっている。
 「詳しい説明を受けた」患者は大病院の入院で57.8%と多くなっている。(図11)

図11 病院の規模別にみた説明の有無<図拡大表示> 平成8年10月


(2)説明を受けた内容(複数回答)

 「病状または病名」は入院で8割、外来で7割。

 「病状または病名」について説明を受けている患者の割合は、外来71.4%、入院78.6%となっている。
 入院患者が「治療の期間」および「治療の費用」について説明を受けている割合は、外来の約2倍となっている。
 「薬の効果及び副作用」についての説明は、外来・入院とも大病院で割合が多くなっている。(表4)

表4 病院の規模別にみた入院・外来患者の説明内容(複数回答) (単位:%) 平成8年10月
 
 
外来 入院
総 数 小病院 中病院 大病院 総 数 小病院 中病院 大病院
総     数
 病状または病名
 治療の方法
 治療(入院)の期間
 治療(入院)の費用
 薬の効果及び副作用
 不    詳
100.0
71.4
56.7
16.5
3.1
21.2
10.2
100.0
67.3
56.3
14.8
3.4
17.6
11.4
100.0
71.6
56.0
16.0
2.7
21.3
10.3
100.0
74.8
58.7
19.3
4.0
24.3
8.9
100.0
78.6
63.1
34.3
7.1
19.6
7.5
100.0
79.6
57.1
29.8
9.5
14.2
7.1
100.0
78.0
61.5
32.2
6.5
18.7
8.0
100.0
79.4
71.1
42.4
7.0
25.1
6.4

(3)説明書の有無

 「説明書をもらった」患者は外来で16.0%、入院で25.0%。

 説明を受けた患者のうち「説明書をもらった」は、外来16.0% 、入院24.8%となっており、大病院の入院で29.6%と割合が多くなっている。(図12)

図12 病院の規模別にみた説明書の有無<図拡大表示> 平成8年10月


(4)説明の理解度

 説明の内容がわかった患者は8割。

 説明を受けた患者のうち、説明の内容が「よくわかった」は、外来40.7%、入院36.4%となっており、「大体わかった」を合わせると、外来、入院ともに8割を超えている。(図13)
図13 病院の規模別にみた説明内容の理解度<図拡大表示> 平成8年10月



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