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6 寝たきり・痴呆の状況

 寝たきりの状況をみると、「寝たきり者」(ランクBとランクCを合わせた者)は60.1%であり、年齢が高くなるにつれて「寝たきり者」の割合が高くなっている。
 痴呆の状況をみると、「痴呆あり」は80.5%で、「痴呆あり」の割合も年齢が高くなるにつれて高くなっており、ランク別では、「ランクIV」が27.8%で最も高くなっている。
 平成7年に比べ、「寝たきり者」、「痴呆あり」とも増加している。(表14、表15、図10、図11)


表14 年齢階級・寝たきりの状況別にみた入所者の割合(%)

平成10年
 総 数ランクJランクAランクBランクC不詳 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
(再掲)
寝たきり者
総数100.06.233.235.224.80.660.1
 69歳以下100.07.937.630.822.80.953.5
 70〜74100.08.036.633.221.60.754.8
 75〜79100.07.033.534.424.30.858.7
 80〜84100.06.233.735.423.90.759.3
 85〜89100.05.533.635.524.80.560.4
 90歳以上100.04.728.737.828.30.466.1
 (再掲)79歳以下100.07.535.333.323.10.856.4
 (再掲)80歳以上100.05.532.136.225.60.661.8

注:「寝たきり者」とはランクB及びランクCの者である。


表15 年齢階級・痴呆の状況別にみた入所者の割合(%)

平成10年
 総数痴 呆 あ り痴呆なし不  詳
総数ランクIランクIIランクIIIランクIVランクM
総数100.080.58.415.123.527.85.719.00.6
 69歳以下100.066.38.514.316.719.87.032.90.7
 70〜74100.071.98.816.018.922.55.627.70.5
 75〜79100.077.99.014.322.925.95.921.70.4
 80〜84100.081.28.515.124.527.45.718.10.7
 85〜89100.083.97.715.525.030.45.415.50.6
 90歳以上100.086.28.515.225.631.65.413.20.6
 (再掲)79歳以下100.073.68.814.820.423.66.125.90.5
 (再掲)80歳以上100.083.78.215.225.029.85.515.70.6


図10 寝たきりの状況別にみた入所者の割合(%)
zu10


図11 痴呆の状況別にみた入所者の割合(%)
zu11


 また、「寝たきり者」で「痴呆あり」は52.6%となっている。(表16)


表16 寝たきり・痴呆の状況別にみた入所者の割合(%)

平成10年
 寝 た き り の 状 況
総数ランクJランクAランクBランクC不詳 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
(再掲)
寝たきり者
 
 





 
 
総     数100.06.233.235.224.80.660.1
 痴呆あり80.53.623.929.822.80.352.6
  ランクI8.41.24.12.50.60.03.1
  ランクII15.10.98.34.81.10.15.8
  ランクIII23.50.56.611.34.90.116.3
  ランクIV27.80.73.99.913.10.123.1
  ランクM5.70.21.01.33.10.04.4
 痴呆なし19.02.59.25.31.80.17.1
 不    詳0.60.00.00.10.30.20.4

注: 「寝たきり者」とはランクB及びランクCの者である。

寝たきりの状況 −障害老人の日常生活自立度(寝たきり度)判定基準による−
ランクJ…何らかの障害は有するが、日常生活はほぼ自立しており独力で外出する
ランクA…屋内での生活は概ね自立しているが、介助なしには外出しない
ランクB…屋内での生活は何らかの介助を要し、日中もベッドの上での生活が主体であるが座位を保つ
ランクC…1日中ベッドの上で過ごし、排泄、食事、着替えにおいて介助を要する
寝たきり者…ランクBとランクCを合わせた者

痴呆の状況 −痴呆性老人の日常生活自立度判定基準による−
ランクI…何らかの痴呆を有するが、日常生活は家庭内及び社会的にほぼ自立している
ランクII…日常生活に支障を来すような症状・行動や意志疎通の困難さが多少見られても、誰かが注意していれば自立できる
ランクIII…日常生活に支障を来すような症状・行動や意志疎通の困難さが時々見られ、介護を必要とする
ランクIV…日常生活に支障を来すような症状・行動や意志疎通の困難さが頻繁に見られ、常に介護を必要とする
ランクM…著しい精神症状や問題行動あるいは重篤な身体疾患が見られ、専門医療を必
要とする


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