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医療保健制度改革に向けて
21世紀の高齢社会においても、良質かつ適切な医療を効率的に確保していくために、
中期的な改革ビジョンの下で、その第一段階として平成9年の改革に取り組むことが必
要と考えられます。
その具体的な内容としては、給付と負担のあり方などについて、様々な選択肢が考
えられることから、医療保険制度の現状と課題に関し国民の皆様に御理解をいただき、
十分御意見を伺った上で、改革を進めていく必要があると考えています。
医療保健制度改革の主な論点
- これからの医療保険制度の役割
- 国民の医療ニーズが多様化している中での公的医療保健の役割
- 保険者・診療・患者各サイドの選択と責任
- 医療保健制度の構造の見直し
- 経済的地位の向上等を踏まえた高齢者の位置付けの見直し(老人保健制度の見
直しを含む)
- 各制度内の課題(被用者保険制度における保健集団のあり方・国民健康保健制
度における保険料の地域格差等)への対応
- 増加する医療費に対する、保険料・公費負担・患者一部負担の組合せによる対
応のあり方
- 患者サイドに着目した方策
- 世代間・世代内の公平に留意した給付率のあり方
- 薬剤給付のあり方
- 保険者から医療機関への支払いに着目した方策
- 今後の診療報酬のあり方
- 薬価及び薬価差についての考え方
- 情報提供の充実
- 今後の進め方
- 国民の選択が基本
- 総合的・段階的な改革ビジョンの作成と、平成9年改革の具体的な改革メニュー
(複数)の提案

(注)図中の数字は左ページの主な論点の番号に対応。
我が国の医療保険制度と医療提供体制
- 医療保障の枠組み
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- 医療提供体制
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- 自由開業制
- 患者の医療機関へのフリーアクセス
- 医療従事者の資格、医療施設の人員・構造基準、病院病床数の規制(医療計画)、
広告規制などの諸規制
- 保健給付の仕組み
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- 特定療養費以外の混合診療(保健診療と自由診療の組合せ)を禁止
- 原則現物給付
- 医療機関への支払方式
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