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１．平成10年度老人保健福祉関係予算(案)の概要


　 [平成９年度予算額] 　 [平成10年度予算額案]

老人保健福祉局計上経費　　　　　　 　2,632,118百万円 → 　2,869,994百万円

新ゴールドプラン関係経費　　　 　803,688百万円 → 　　848,108百万円



I 新・高齢者保健福祉推進十か年戦略(新ゴールドプラン)の着実な推進

介護保険制度の円滑な実施に向け、訪問介護員（ホームヘルパー）の確保、特別養護老人ホームの整備等、新ゴールドプランの着実な推進を図る。

１ 高齢者の介護体制の整備推進

［高齢者介護サービス基盤の整備］
● 在宅サービス [９年度] 　 [10年度] 　 [整備目標] 　
　 1) 訪問介護員 151,908人 → 167,908人 　 （170,000人） 　
　 （ホームヘルパー） （＋１６，０００人） 　
　 2) 短期入所生活介護 44,834人分 → 51,917人分 （60,000人分）
　 （ショートステイ） （＋７，０８３人分） 　
　 3) 日帰り介護(デイサービス） 12,084か所 → 14,156か所 （17,000か所）
　 ・日帰りリハビリテーション(デイケア） （＋２，０７２か所） 　
　 4) 在宅介護支援センター 6,172か所 → 7,964か所 （10,000か所）
　 　 （＋１，７９２か所） 　
　 5) 老人訪問看護ステーション 3,200か所 → 4,100か所 （5,000か所）
　 　 （＋９００か所） 　

● 施設サービス [９年度] 　 [10年度] 　 [整備目標] 　
　 1) 特別養護老人ホーム 262,709人分 → 276,355人分 　 （290,000人分） 　
　 　 （＋１３，６４６人分） 　
　 2) 老人保健施設 220,811人分 → 249,811人分 （280,000人分）
　 　 （＋２９，０００人分） 　
　 3) 介護利用型軽費老人ホーム 51,350人分 → 64,500人分 （100,000人分）
　 （ケアハウス） （＋１３，１５０人分） 　
　 4) 高齢者生活福祉センター 320か所 → 360か所 （400か所）
　 　 （＋４０か所） 　





２ 介護保険制度の円滑な実施に向けた各種取組み

1) 高齢者介護サービス体制整備の支援　　　 ５，２１６百万円

・ 全市区町村（3,255か所）において実施

・ 要介護の判定や介護サービス計画の作成等の試行的実施

・ 介護サービス計画の作成等を行う介護支援専門員等の養成研修の実施

2) 介護保険事業計画等の作成支援　　　 １，１７５百万円

3) 介護保険事務電算処理運用方式の開発　　　 １，９８０百万円

・ 被保険者管理、審査支払等の電算処理運用方式の開発

4) 在宅福祉サービスの事業費補助方式への転換促進（事項要求）
［・日帰り介護（デイサービス）事業・在宅介護支援センター事業・訪問介護（ホームヘルプサービス）事業］

5) 過疎地域等における民間事業者等による在宅保健福祉サービス提供の試行的実施　　　 ７２５百万円

6) 都市部等における民間非営利組織等の積極的な参加による、２４時間対応も含めた訪問介護（ホームヘルプサービス）事業等在宅保健福祉サービス提供の試行的実施　　　２００百万円

7) 高齢者在宅生活支援事業の創設 　　　 ８，７９５百万円

高齢者の保健福祉サービスに関する多様な要望に対応し、地域の実情に即した事業の実施が図られるよう、選択方式による事業を創設

8) 広域的老人保健福祉計画策定試行的事業の実施　　　 ７５百万円

複数の市町村が広域的な観点から、高齢者保健福祉サービスの基盤整備や介護保険事務等を共同で実施するとともに、各種地域関連振興施策を勘案した総合的な老人保健福祉計画の策定を実施（10か所）



II 高齢者保健福祉施策の推進

１ 老人保健対策の推進　　　　　　　　　　検診経費の一部の一般財源化

○ 老人保健事業第３次計画に基づく事業の推進

・ 健康診査等の充実強化（受診率等の引き上げ）

２ 「新寝たきり老人ゼロ作戦」の展開

○ 地域リハビリテーション支援体制の整備 　　　 ７５百万円

・ 47か所

３ 在宅終末期医療の支援

○ 在宅終末期医療に先進的に取り組んでいる地域における調査（３か所）の実施及び地域連携指針の作成等　　　 ２３百万円

４ 在宅・施設福祉サービスの推進

1) 介護実習・普及センターの計画的整備　　　 １，３６５百万円
・ 43か所(９年度) → 51か所(10年度)

2) 痴呆対応型老人共同生活援助事業（痴呆性老人向けグループホーム）の拡充　　　 ３９０百万円
・ 25か所(９年度) → 47か所(10年度)

3) 養護老人ホームの加算措置費の簡素化

５ 高齢者の生きがいと健康づくり施策の推進等

1) 老人クラブ活動に対する支援　　　 ２，８９２百万円
2) 健やかで活力ある地域づくり施策の展開　　　 １０６百万円

老人クラブ等の元気な高齢者が主体となる「生きがい健康づくり、寝たきり老人ゼロ運動及び在宅福祉サービス事業」の総合的な展開

3) 都道府県明るい長寿社会づくり推進機構事業の実施 　　　 １，４２６百万円

4) 全国健康福祉祭（ねんりんピック）に対する支援　　　 ７０百万円

・ 第１１回 愛知・名古屋大会

5) 成年後見制度に関する実態等調査の実施



III 老人保健制度

１ 医療費適正化対策の総合的推進

1) 重複・頻回受診者に対する保健婦活動の強化

2) 診療報酬明細書（レセプト）点検の強化・充実

3) 薬価等の適正化

２ 診療報酬の改定

３ 老人保健拠出金算定方法等の見直し

1) 老人保健拠出金の算定方法の見直し

・ 老人加入率上限 25％ → 30％

2) 退職者の老人保健拠出金の見直し

・ 市町村国保と被用者保険で折半



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