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4.施設管理系
(1)一般・医療設備の対応
A 対象設備(コンピュータ及びマイクロ・コンピュータ搭載されている設備)の確認、リスト化
 担当者は、対象設備を確認し、点検表(別紙6)の機器名欄に、機器名を平成10年12月末日までにリスト化する。
 例えば、数字等がデジタル表示されているもの、ディスプレー上にデータが表示されているものは、マイクロ・コンピュータが搭載されている機器と考えられ、また、操作において日付入力を行うものは当然であるが、操作上日付入力を行わないものであっても内蔵されているマイクロ・コンピュータ内に日付機能を備えている場合もあり、日付入力を行わない設備についてもリスト化の対象とする。
B 2000年問題への対応の有無の確認
 点検表(別紙6)の機器名毎について、施工業者(又は保守契約業者)の協力のもと、2000年問題に関連する点検事項を確認し、点検事項欄等を作成する。
 なお、製造業者において「機能の停止、誤動作等がなく正常に稼働する」旨、施工業者等からの連絡があった場合は、製造業者の工場等での同一機種の模擬テストの実施状況を確認のうえ、模擬テストを実施している機種については、施設においての模擬テスト及び動作確認のテストを不要とする。(点検表(別紙6)の備考欄に、相手の会社名、氏名を記入する)
C 対応していない場合の対応方法の検討、適切な対応方法を実施
 設備機能の停止、誤動作の可能性のある一般・医療設備ついては、対応方法(設備の改修、設備の更新等)を検討した上で、最も適切な対応方法を実施する。
D 設備の危機管理計画を策定
  対象設備の機能の停止、誤動作等による修復計画、代替方法(電力会社による送電停止等、外部の事業体のトラブルに対する対応も含む)を記載した危機管理計画を策定する。
E 模擬テストの実施
 ア 模擬テストの実施可能な設備の模擬テストの実施に当たっては、原則として施工業者等の協力のもと、できるだけ本番に近い環境下(設備のカレンダーを2000年に変更等)で、2000年以降のデータを与え、設備機能の停止、誤動作の有無を担当職員の立ち会いのうえ確認する。
 イ 模擬テストの実施不可能な設備については、動作確認計画を作成する。
F 模擬テストの正常終了の確認
 点検表(別紙6)の該当設備の点検事項欄等を速やかに更新する。
G 模擬テストが実施不可能な対象設備の動作確認テストの実施
 ア 平成11年(1999年)12月31日から平成12年(2000年)1月1日にかけて稼働している設備について、危機管理計画書に基づいた対応体制を実施する。
 イ 平成12年(2000年)1月1日以降に使用する設備については、使用開始以前に動作確認のテストを実施し、設備機能の停止、誤動作の有無を担当職員において、原則として施工業者等の立ち会いのもと確認する。
 なお、設備に異常が生じた場合は、危機管理計画書に基づいた対応体制において実施する。
H 一般・医療設備の基本的な対応方法図は、次のとおりである。

2000年問題への基本的な対応方法

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