- 3.その他の部門系
- (1)次の各部門等における共通の具体的な対応方法である。
- A 薬剤部門
- B 臨床検査部門
- C 放射線部門
- D 研究所部門及び臨床研究部門
- (医療機器を研究機器として読み替えること)
- E 附属養成所
- F 給食・栄養部門(医療機器を調理機器として読み替えること)
- (2)コンピュータシステムの対応方法
- A 対象システムの確認、リスト化
- 各部門の担当者は、稼働しているコンピュータシステムについて確認し、点検総括表(別紙2)のシステム欄に、システム名(医薬品管理システム、臨床検査システム、給食管理システム等)を平成10年12月末日までにリスト化を終了する。
- B 点検総括表から点検表へのシステム名の転記
- 点検総括表(別紙2)のシステム名を点検表(別紙4)のシステム名欄に転記する。
- C 点検表のサブシステム名のリスト化
- 各部門の担当者は、点検表(別紙4)のサブシステム名及び導入機器等名欄に納入業者(又は保守契約業者)の協力のもと、サブシステム名及び導入機器等名をリスト化する。
- D 2000年問題への対応の有無を確認
- 各部門の担当者は、点検表(別紙4)のサブシステム名及び導入機器等名毎について、納入業者等の協力のもと、2000年問題に関連する点検事項を確認し、点検事項欄等を作成する。
- E 点検表を基づき点検総括表の点検事項欄等を作成
- 点検表(別紙4)に記載された2000年問題に関連する点検事項の内容をもとに点検総括表(別紙2)の該当システム欄の点検事項欄等を作成する。
- F 対応していない場合の対応方法の検討、適切な対応方法を実施
- 各部門の担当者は、2000年問題の対応が未了のシステムについて、納入業者等の協力のもと、対応方法(プログラムの修正、システムの更新等)を検討した上で、最も適切な対応方法を実施する。
- G システムの危機管理計画を策定
- トラブルが具体的業務に与える影響とその範囲の特定、対象システムのシステムの停止、誤動作等による修復計画、代替方法を記載した危機管理計画及び平成12年(2000年)1月1日以降に実施するシステムの動作確認計画を策定する。
- H 模擬テストの実施
- ア 模擬テストの実施可能なシステムの模擬テストの実施に当たっては、納入業者等の協力のもと、できるだけ本番に近い環境下(OS(operating system) に組み込まれた日付データを模擬的に2000年として入力する等)で、2000年以降のデータを与え、システムの停止、誤動作の有無を担当職員の立ち会いのうえ確認する。
- イ 模擬テストの実施不可能なシステムについては、動作確認計画を作成する。
- I 模擬テストの正常終了の確認
- 点検総括表(別紙2)及び点検表(別紙4)の該当システムの点検事項欄等を速やかに更新する。
- J 動作確認テストの実施
- 模擬テストの実施不可能なシステムについては、平成12年(2000年)1月1日以降にシステムの使用開始以前に動作確認のテストを実施し、 システムの停止、誤動作の有無を担当職員において、原則として納入業者等の立ち会いのもと確認する。
なお、システムに異常が生じた場合は、危機管理計画書に基づいた対応体制において実施する。
- K コンピュータシステムの基本的な対応方法図は、次のとおりである。