平成９年度主な組織改正の概要

１ 薬事行政組織の再編

（１）薬務局を中心とした内部部局の再編

・ 医療及び医薬品等に係る安全対策全般を所掌する「医薬安全局（仮称）」を設置し、薬務局を廃止

・ 医薬品等の研究開発振興及び生産・流通対策を薬務局から健康政策局へ移管

・ 国立衛生試験所を「国立医薬品食品衛生研究所（仮称）」へと改組し、同研究所に「医薬品医療機器審査センター（仮称）」を設置

・審査担当官の大幅な増員を図り、薬学・医学・統計学等の専門家によるチーム審査方式を導入

２ 感染症対策の強化

国立感染症研究所 感染症情報センターの設置等

・ 国立予防衛生研究所を「国立感染症研究所（仮称）」へと改組し、感染症に関する調査・研究・情報収集提供の拠点となる「感染症情報センター（仮称）」を設置

・ 併せて、エイズ対策及び新興・再興感染症対策等への取組体制を強化するため、保健医療局の組織を再編

３ エイズ治療・研究体制の強化

（１）国立感染症研究所エイズ研究センターの体制整備

・ ワクチン開発、治療研究等推進のための体制の整備

・ 国立国際医療センターに「エイズ治療・研究開発センター（仮称)｣を設置し、エイズの治療・臨床研究・情報提供・研修を実施

・ 地方ブロック拠点病院となる国立病院の医療体制の整備

・ 国立療養所東京病院エイズ緩和ケア病棟の診療体制の整備

４ 審議会の設置

（１）厚生科学審議会の設置

・ 厚生省における科学技術の基本政策等の重要事項を調査審議する「厚生科学審議会（仮称）」を設置

・ 医療保険審議会及び老人保健福祉審議会を統合し､｢医療保険構造改革審議会(仮称)｣を設置。医療保険制度全般にわたる構造改革に関する重要事項等を調査審議