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宮澤会長   ありがとうございました。
大石委員   僕がでしゃばって、あれですけど、いまの件で僕、2〜3分よろしいです
     か。
宮澤会長   どうぞ。
大石委員   いまの説明は私、非常によく分かるんですが、我々の仲間でいろいろ悪口
     といいますか、口の悪いやつがいうのは、厚生省には人口推計の統計作業だ
     けやって、人口政策が全然ないというようなことをいうやつがおります。こ
     れはやはり私は大変残念なことで。経済学では最適人口というような概念が
     昔からあるわけですが、そういう日本の社会、日本の経済における最適人口
     というのは、例えばいつでもいいんですけれども、西暦2010年なり20
     30年で、いったいどれだけだというような、そういうめどがやはりないと
     、政策の立てようがないじゃないかと、僕は思うんです。
       例えばここで出生率が1.43というのは、これは低すぎるという分析だ
     ろうと思いますが。したがって高めるべきだという政策的なノルマが出てき
     ますけれども、どれぐらいに高めたらいいのかと。まさか、生めよ増やせよ
     で、戦争中でないわけですから、やたらに増やしちゃ、これは話にならない
     わけです。せめて1.何々ぐらいまでには上げないと、日本の将来はないぞ
     というような、これは非常にぼやけた幅のある数字にならざるを得ませんけ
     れども、目標出生率1.何々とかね。そういう政策的作業を僕はぜひやって
     いただきたい。私は国民の1人として希望しておきたいということです。
宮澤会長   ありがとうございました。他に何かこの少子化対策について、ございまし
     ょうか。
       それでは、いずれにいたしましても(4)のところに出てまいりましたよ
     うに、少子化問題に関する基本的なあり方、これはいまお話しいただきまし
     た政策、委細入ってくると思いますが、これにつきまして人口問題審議会に
     おいて、1つのメインテーマとしてこれから議論をしていこうという方向性
     につきましては、ようございましょうか。それでは、そのようにさせていた
     だきたいと思います。
       時間がまいりました。本日はご多用のところ、ありがとうございました。
       何か事務局のほうから連絡事項、ございませんですか。
       どうもありがとうございました。

  問い合わせ先  厚生省大臣官房政策課調査室
     担 当 真鍋(内2250)・大内(内2931)
     電 話 (代)[現在ご利用いただけません]


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