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平 成 12 年 1 月 1 日

医療機器関係情報(2000年1月1日 8時)

1.放射線治療機器の誤作動

(1) 子宮癌等治療用(大学付属病院で使用)

(2) 1月1日1時10分頃、立ち上げテストを行ったところ、放射線量の表示が0となるという誤作動。

(3) 原因については立ち上げプログラムの破損であり、プログラムの入れ替えにより正常に稼動(2000年問題とは無関係)

(4) 当該医療機関以外に2件に販売。(この2件についても情報提供済み。うち1件については正常稼動を確認)

(5) いずれの医療機関においても、年始中は患者に使用しないこととなっており、患者の被害はない。

(6) なお、この機器については、事前の修正作業は完了しており、使用に際しては「注意」(=使用について製造業者等において確認を要するもの)とされていた。

2.骨密度測定装置の日付機能についてのトラブル(詳細情報)

(1) 1月1日午前2時45分頃、立ち上げテスト行ったところ、「1980年1月4日」と表示される障害発生の情報あり。

医療機関名 徳島大学医学部付属病院
医療機器名 骨密度測定装置QDR-2000型
(販売業者:東洋メディック株式会社)

(2) 原因は、2000年1月1日0:00以降に日付入力操作が必要であるが、これを行わなかったもの

(3) 販売台数は、約250台。

(4) 2000年1月1日 と入力すれば正常となり、患者被害の発生の恐れはない。

(5) この装置については、2000年問題に対応するため、事前にヴァージョンアップの修正を行ったものであるが、立ち上げ時の操作方法について十分徹底が図られなかったもの。

(6) 厚生省としては、ホームページに情報を掲載するとともに、都道府県に対し、FAXで情報を提供。また、販売業者に対しては、販売先に操作方法を周知徹底するように指示。

※ 1月1日以降再入力する際には、再入力年月日を入力して下さい(1月4日補遺)


照会先:厚生省コンピュータ西暦2000年問題対策本部

    TEL.03-3595-2159


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