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平成９年３月２５日



エイズサーベイランス委員会の結果報告について



１． 平成９年１月１日から２月末日までの間に、医師から各都道府県知事、指定都市市長、中核市市長に報告されたエイズ患者・ＨＩＶ感染者は患者３７名、感染者６３名の計１００名であった。

患者及び感染者１００名の内訳は、

(1) 　感染原因では、異性間の性的接触５０名、同性間の性的接触１９名、静注薬物濫用１名、母子感染１名、その他１名、不明２８名であった。（表−１）
(2) 　性別では、男性７４名、女性２６名であった。（表−１）
(3) 　 年齢区分別では、２０歳未満１名、２０歳代３３名、３０歳代３０名、４０歳代２０名、５０歳以上１６名であった。（表−２）
(4) 国籍別では、日本人６１名、外国人３９名であった。
(5) 感染地域別では、国内４５名、海外２４名、不明３１名であった。（表−３）


２． 患者及び感染者１００名の報告のうち、５０名が異性間の性的接触によるものであった。このうち、日本人の報告は男性２８名、女性３名の計３１名（表−１）であり、感染地域は国内１９名、海外９名、不明３名であった。 　また、外国人患者及び感染者３９名の性別内訳は男性１６名、女性２３名であった。（表−１）


３． 今回２０名の死亡報告があり、「ＨＩＶ感染者発症予防・治療に関する研究班」からの報告と合わせ累積死亡報告数は８９９名となった。


平成９年１月から２月末日までの献血件数９５３，９１４件のうちＨＩＶ抗体陽性件数は４件であった。
４．



データ取得　全表、データを.xls形式でダウンロードできます。


ＨＩＶ感染者情報


　〔平成９年１月１日〜２月末日〕　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　
１．性別・感染原因別患者・感染者数　　　　　　　　　　　　　　（単位：人）　
　男　　　性　　　　女　　　性　　　　合　　　計　　　　
異性間の性的接触33(5）　17(14）　50(19）　
同性間の性的接触19(3）　0(0）　19(3）　
静注薬物濫用1(1）　0(0）　1(1）　
母子感染1(0）　0(0）　1(0）　
そ の 他0(0）　1(1）　1(1）　
不　 明20(7）　8(8）　28(15）　
合　　　計74(16）　26(23）　100(39）　
注：（　）内は外国人再掲数　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　
２．性別・年齢別患者・感染者数　　　　　　　　　　　　　　（単位：人）　
　男　　　性　　　　女　　　性　　　　合　　　計　　　　
２０歳未満1(0）　0(0）　1(0）　
２０〜２９14(4）　19(17）　33(21）　
３０〜３９24(10）　6(6）　30(16）　
４０〜４９20(2）　0(0）　20(2）　
５０歳以上15(0）　1(0）　16(0）　
不　　　明0(0）　0(0）　0(0）　
合　　　計74(16）　26(23）　100(39）　
注：（　）内は外国人再掲数　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　
３．性別・感染地域別患者・感染者数　　　　　　　　　　　　　　（単位：人）　
　男　　　性　　　　女　　　性　　　　合　　　計　　　　
国　　　内36(3）　9(6）　45(9）　
海　　　外21(8）　3(3）　24(11）　
不　　　明17(5）　14(14）　31(19）　
合　　　計74(16）　26(23）　100(39）　
注：（　）内は外国人再掲数　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　
（参　考）　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　
１−２　患者内訳　　　　　　　　　　　　　　（単位：人）　
　男　　　性　　　　女　　　性　　　　合　　　計　　　　
異性間の性的接触18(3）　4(3）　22(6）　
同性間の性的接触3(0）　0(0）　3(0）　
静注薬物濫用1(1）　0(0）　1(1）　
母子感染0(0）　0(0）　0(0）　
そ の 他0(0）　0(0）　0(0）　
不　 明8(3）　3(3）　11(6）　
合　　　計30(7）　7(6）　37(13）　
注：（　）内は外国人再掲数　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　
２−２　患者内訳　　　　　　　　　　　　　　（単位：人）　
　男　　　性　　　　女　　　性　　　　合　　　計　　　　
２０歳未満0(0）　0(0）　0(0）　
２０〜２９1(0）　5(4）　6(4）　
３０〜３９8(6）　2(2）　10(8）　
４０〜４９11(1）　0(0）　11(1）　
５０歳以上10(0）　0(0）　10(0）　
不　　　明0(0）　0(0）　0(0）　
合　　　計30(7）　7(6）　37(13）　
注：（　）内は外国人再掲数　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　
３−２患者内訳　　　　　　　　　　　　　　（単位：人）　
　男　　　性　　　　女　　　性　　　　合　　　計　　　　
国　　　内10(1）　2(1）　12(2）　
海　　　外11(4）　0(0）　11(4）　
不　　　明9(2）　5(5）　14(7）　
合　　　計30(7）　7(6）　37(13）　
注：（　）内は外国人再掲数　　　　　　　　　　　　　　　　



１．日本のエイズ患者の届出状況　　　　
　〔平成９年２月末現在〕　（単位：人）　
　男　　性女　　性合　　計
異性間の性的接触290(63)63(31)353(94)
同性間の性的接触 *1232(35)0(0)232(35)
静注薬物濫用10(6)0(0)10(6)
母子感染5(1)3(1)8(2)
凝固因子製剤 *2632(-)9(-)641(-)
そ　の　他14(5)7(1)21(6)
不　　　明179(72)40(28)219(100)
　　合　　　計1362(182)122(61)1484(243)
（　）内は外国人再掲数　　　　
注：*1 男性両性愛者（21人）を含む。　　　　
　　*2 平成８年11月末現在における「発症予防・治療に関する研究班」からの　　　　
　 報告による数字である。なお、「後天性免疫不全症候群の予防に関する　　　　
　　　 法律」施行後（平成元年２月１７日以降）、凝固因子製剤が原因とされ　　　　
　　 ている者は、報告の対象から除外されている。　　　　

２．ＨＩＶ感染者の届出状況　（単位：人）　
　男　　性女　　性合　　計
異性間の性的接触474(111)589(434)1063(545)
同性間の性的接触 *1467(71)0(0)467(71)
静注薬物濫用12(8)0(0)12(8)
母子感染7(1)11(6)18(7)
凝固因子製剤 *21849(-)23(-)1872(-)*3
そ　の　他22(8)20(3)42(11)
不　　　明203(109)351(336)554(445)
　　合　　　計3034(308)994(779)4028(1087)
（　）内は外国人再掲数　　　
注：*1 男性両性愛者（22人）を含む。　　　
　　*2 平成８年11月末現在における「発症予防・治療に関する研究班」からの　　　
　 報告による数字である。なお、「後天性免疫不全症候群の予防に関する　　　
　　 　法律」施行後（平成元年２月１７日以降）、凝固因子製剤が原因とされ　　　
　 　ている者は、報告の対象から除外されている。　　　
　　*3 患者６４１名を含む。　　　

（参考）　　　　　　　　　　　　
・凝固因子製剤による感染を除く患者・感染者等の状況　　　　　　　　　　　　
・性別・年齢区分別・感染地域別患者・感染者数（法施行後）　　　　　　　　　　　　
　男　　　性　　　女　　　性　　　合　　　計　　　
　国内海外不明計国内海外不明計国内海外不明計
２０歳未満181120194836103374937123
（患者再掲）(5)(0)(0)(5)(2)(2)(1)(5)(7)(2)(1)(10)
２０〜２９234133964631212523517243553854471,187
（患者再掲）(36)(48)(29)(113)(10)(9)(25)(44)(46)(57)(54)(157)
３０〜３９235223133591494560154284268193745
（患者再掲）(71)(88)(55)(214)(8)(11)(8)(27)(79)(99)(63)(241)
４０〜４９222128974471214935234142106482
（患者再掲）(87)(59)(61)(207)(2)(7)(4)(13)(89)(66)(65)(220)
５０歳以上13685622832813321648665315
（患者再掲）(63)(48)(41)(152)(12)(1)(3)(16)(75)(49)(44)(168)
不　　明012304150538
（患者再掲）(0)(0)(0)(0)(0)(0)(0)(0)(0)(0)(0)(0)
合　　計8455713911,8072293644601,0531,0749358512,860
（患者再掲）(262)(243)(186)(691)(34)(30)(41)(105)(296)(273)(227)(796)


（参考）世界のエイズ患者の状況（１９９６年１１月２９日ＷＨＯ報告）　　　　　　　　　　　　
地　　域患者発生状況　患　者　数人　　　口
アフリカ州
（54カ国）
　
　
553,291人タンザニア
ケニア
ジンバブエ
ウガンダ
82,174人
69,005
57,518
48,312
23,174千人
21,400
10,402
16,672
アメリカ州
（45カ国）
　
749,800アメリカ合衆国
　ブラジル
　メキシコ
565,097
82,852
29,954
248,710
146,155
81,141
アジア州
（43カ国）
　
53,974　タイ
　インド
　日本
44,471
2,940
1,312*1
54,532
844,324
123,611
ヨーロッパ州
（40カ国）
　
179,339　フランス
　スペイン
　イタリア
43,451
41,598
35,949
56,634
37,746
56,557
オセアニア州
（15カ国）
7,596オーストラリア
　
6,718
　
15,602
　
計(197ヵ国)1,544,067　　　
（　）内は、患者報告のあった国数である。　　　　　　　　　　　　
注： *1 日本の患者数は1996年6月末現在　　　　　　　　　　　　



　　　 都道府県別患者・感染者累積報告状況　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　
　
都道府県名
　
患者・感染者
報告件数
（件）
　
構成割合
（％）
ブロック別　
患者・感染者
報告件数（件）
構成割合
（％）
1北海道　28（1）0.9　
　
　
　
北海道・東北
　
75
　
　
　
　
　
　
2.5
2青森県　7（0）0.2
3岩手県　6（0）0.2
4宮城県　13（1）0.4
5秋田県　5（0）0.2
6山形県　5（0）0.2
7福島県　11（1）0.4
8茨城県　316（14）10.5　
　
　
　
関　東
　
2,074
　
　
　
　
　
　
69.2
9栃木県　74（5）2.5
10群馬県　59（0）2.0
11埼玉県　143（4）4.8
12千葉県　253（10）8.4
13東京都　987（33）32.9
14神奈川県　242（12）8.1
15新潟県　27（1）0.9　
　
　
北陸・甲信越
　
236
　
　
　
　
　
7.9
16富山県　7（0）0.2
17石川県　2（0）0.1
18福井県　17（0）0.6
19山梨県　43（2）1.4
20長野県　140（1）4.7
21岐阜県　23（0）0.8　
東　海
　
246
　
　
　
8.2
22静岡県　80（4）2.7
23愛知県　98（2）3.3
24三重県　45（0）1.5
25滋賀県　7（0）0.2　
　
　
近　畿
　
232
　
　
　
　
　
7.7
26京都府　40（0）1.3
27大阪府　126（6）4.2
28兵庫県　32（0）1.1
29奈良県　18（0）0.6
30和歌山県　9（0）0.3
31鳥取県　2（0）0.1　
　
中　国
　
35
　
　
　
　
1.2
32島根県　5（0）0.2
33岡山県　4（0）0.1
34広島県　16（0）0.5
35山口県　8（1）0.3
36徳島県　3（0）0.1　
四　国
　
17
　
　
　
0.6
37香川県　2（0）0.1
38愛媛県　6（0）0.2
39高知県　6（0）0.2
40福岡県　37（0）1.2　
　
　
　
　
九州・沖縄
　
84
　
　
　
　
　
　
　
2.8
41佐賀県　1（0）0.0
42長崎県　10（0）0.3
43熊本県　6（0）0.2
44大分県　3（1）0.1
45宮崎県　1（0）0.0
46鹿児島県　9（1）0.3
47沖縄県　17（0）0.6
合　 計　　2,999（100）100.02,999100.0
注：凝固因子製剤による患者・感染者は除く　　　　　　　　（平成９年２月末現在）　
　（　）内は今回報告件数（平成９年１月〜２月分）である　　　　　　　　　 
　　問い合わせ先　厚生省保健医療局エイズ結核感染症課
　　　　　担　当　今村(内２３７４)、杉江(内２３７５)
          電　話　(代)[現在ご利用いただけません]
　　　　　　　　　(直)０３−３５９５−２２５７


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